レイオニクスに転生し、ゴジラとともにメビウスの世界で戦うけど何か? 作:疾風海軍陸戦隊
ガイズに事情徴収として連行された俺と襟華だったが、突如俺と襟華を救出すべく星子たちが異次元を通って。、ガイズ基地に殴り込みに来たのだった
「和人様や襟華を返せ!!さもないと痛い目みるぞ!!」
「おら、まずどいつが相手だぁ?相手になってやるぞ?」
「二人を返してください!さもないとこのフライパンで殴りますよ!フライパンって結構いたいんですよ!!」
と、三人がそう言うと
「な、なんだね君たちは!?」
「おめえら、やっぱり宇宙人か!」
「ほう~やるか人間。こちとらいつ喧嘩おっぱじめても構わないんだぞ?」
トリヤマが驚いて言い、リュウたちがトライガーショットを構える。それを見た龍子たちは殺気を出して身構えるが俺は手で制し、
「待て、こっちからは発砲するな」
「しかし和人さま!こいつらは和人さまや襟華たちを誘拐したんですよ!?」
「誘拐じゃないよ星子。ただの事情聴取だ。まあ、いきなり連れてこられたのはびっくりしたがな」
と、そう言い俺はミライたちを見て、
「すまないけど銃はしまってくれるかな?ミライさんやリュウさんは知っていると思うがこいつらは俺の知り合いなんだ。それにさっきも言った通り俺が何者なのか説明しますので」
と、真剣な気持ちを言うと、その俺の真剣な目を見たサコミズ隊長は
「わかった。君の話を聞こう。みんな銃をしまってくれ」
「しかしですよサコミズ隊長!?こいつらは・・・・」
「トリヤマ補佐官。まずは話し合うことが大切です。互いに武器を構えていたら話が進みませんしね」
とにこやかな表情でトリヤマ補佐官をなだめるサコミズさんに俺も
「龍子たちも落ち着けって、それに今ここで争ってもなんも得にならないしな。龍子もそれでいいか?」
「ちぃ!仕方ないわね」
と、興がそれたのかつまらなそうな顔をしゴジラは頭をボリボリと掻き不機嫌そうにそう言う。そして怪獣のリーダー格の龍子が言うと星子も由良も武器や拳を下げて大人しくなる。するとミライが
「では結城さん。あなた達は一体何者なのですか?」
と、改めてそう訊くと俺は
「離せば少し長くなるんだがな・・・・」
と、そう言い俺は話すのであった。
「・・・・・・異世界から来た?」
「ああ、信じられないかもしれないけどそうだ。俺のいた世界はこことは違う世界で、怪獣とか宇宙人とかウルトラマンはテレビや映画などの空想の産物で物語の中での世界なんだよ」
「なるほど・・・・そう言うことか」
「隊長。何がそう言うことなんですか?」
「ああ、実は前に警察にいる知り合いに結城君のことを調べてもらったんだが、どうも君の戸籍はあいまいなというか何者かに後から強制的に付け加えたような感じがあったんだ。もし彼が異世界から来たということが本当なら納得がいく」
「ではサコミズ隊長は彼の言うことを信じるのかね?」
「はい。トリヤマ補佐官。彼の目を見ても嘘をついているような目ではありませんからね」
恐らくそれはあの神様だな・・・・・そう言えば俺たちが転生する前に「戸籍については私がいろいろとやりくりするから」とか言っていたけど、結局バレてんじゃん・・・・
「・・・・・さて、結城君。君についてはわかったが、ここからが本題だ。君は、銀座の時バキシムを操っていたみたいだけど、どうやって操っていたのか教えてくれないか?」
「あれは操ってなんかいない。互いに信頼し合い協力していただけだ」
「どういうことですか?」
テッペイの言葉に俺は懐からネオバトルナイザーを取り出し、机に置く
「これは・・・・・・」
「ネオバトルナイザーというアイテムだ。簡単に言えばポ〇モンのモン〇ターボー〇みたいなものだよ」
「へ~まるでセブンのカプセル怪獣のような物か・・・・」
「あ、あのそれ、どこで手に入れたんですか?」
ジョージが納得した顔をしテッペイが興味津々な顔で見てそう訊くと
「これは手に入れたというよりか・・・・ある人に貰った」
「ある人って誰?」
「う~ん・・・・・何というか偉い人?かな」
「なぜ、疑問形なんだ?」
マリナの質問に俺はあの神様のことを思い浮かべてそう答えるとマル補佐官が首をかしげてそう訊くと、コノミさんが
「ねえ、さっき、結城君は異世界者って言ってたよね?」
「え?ああ」
「じゃあ、その後ろにいる子たちも結城君と同じ世界の子たちなの?」
と、そう訊くと俺は首を振り
「いいや、彼女たちは俺とは違う世界出身の子もいればこの世界出身の子もいるよ
「つまりどういうことですか?」
ミサキさんの言葉に俺は
「そう言えば彼女のことを話していませんでしたね。龍子名乗ってもらってもいいか?」
「なぜだ?」
「いや、さっき星子のあれで人間じゃないってばれてるし、ここらで名乗らないとまずいかな~っと思ってさ。それにたとえ相手が敵であろうがなかろうが名乗らないのは失礼だしな」
「・・・・はぁ~まったくお前は本当にお人好しだな。わかったよ。俺も礼儀知らずじゃないし・・・・・名乗るのは人間としての名か?それとも本名の方か和人」
「どっちでも構わないよ」
「わかった。じゃあ、名乗ろう。おい星子、由良」
「うん、わかったよ。ゴジちゃん」
「わかりました挨拶は大切ですよね」
とそう言い龍子が立ち上がるのと同時に星子たちも立ち上がりそして
「私の名はゴジラ。先日現れた黒い怪獣とはこの俺だ。人間としての名は芹沢龍子って名乗っている」
「は~い。私の名前は北星子。本名はバキシムで~す!!銀座でサラマンドラを戦ってたのは私だよ~♪」
「わたくしは友里襟華・・・・・本名はエレキングです」
「わ、私は油良真澄・・・・・・・本名はオイルドリンカーです・・・・・」
「「「え!?」」」
龍子たちの言葉にみんなは固まってしまう。サコミズなんか手に持っていたコーヒーをうっかり落としてしまう
「え・・・・え・・・と・・・どういうこと?この三人があのエレキングやバキシム?」
「どう見ても人間じゃん」
「でも、言われてみればさっき空間を開けたあの技はバキシムのでしたよね?」
「結城君。これはどういうことですか?」
美咲さんがそう訊くと俺は
「俺のバトルナイザーには仲間にした怪獣や宇宙人を擬人化して登場させることができるんですよ」
「えっ!?怪獣を擬人化!?」
「すごいじゃないですかそれ!?」
俺がそう言うとテッペイやコノミが興奮してそう言う。するとミライが
「結城さん。あなたのことはわかりましたけど、あなたたちはこれからどうするつもりなんですか?」
「どうするもこうするも普通に暮らすに決まっているじゃないか。俺たちは地球侵略とか、そう言うのはないし」
「でも、この前の時も銀座の時も怪獣を出したじゃないか」
「ああ、あれはアーストロンとテレスドンがエレキングの作ったシチューを台無しにしたことでゴジラが説教しに行ったんだよ。銀座も件も逃げ遅れた子供を助けるため。俺としては向こうから手を出さない限り、モンスロードをする気はないよ」
「俺は別にどちらでも構わないが、強いて言えば向こうが喧嘩売らなければ、俺も買って暴れる必要はないからな」
「私もそうっすよ」
「私は争いごとが嫌いでして・・・・」
「私もです。無用な戦いはできればしたくないですから」
俺たちが敵意がないことを示して言うとトリヤマは
「なるほど、君たちが侵略者ではないことはわかった。そこでなんだが結城君。君に提案がある」
「提案?何でしょうか?」
「提案というのは他でもない。君たちを我がCREW GUYSジャパンで保護したいのだが」
「保護?」
「うむ。君たちが侵略者でない。しかしだ。怪獣を操ることのできる人間がもし住宅地に住んでいることが一般の市民に知られたら、君たちは近所から変な目で見られてしまう。下手をすれば石を投げつけられるかもしれない。そこで君たちはここに住んでもらいたい。もちろん衣食住は保障する。どうかね?」
とそう言うが、俺は首を横に振り
「お断りします」
「な、どうしてだよ?」
「どうしてってリュウさん。よく考えてみてください。一般市民がGUYSに保護されたということがもしマスコミや一般市民が知れば、きっと保護されたのは宇宙人だ。なんて言われ、それこそ俺たちは街中を歩けにくくなりますよ?こう言うのはいつも道理に普段通りでいいんじゃないですか?」
俺がそう言う。確かにトリヤマさんの言うことは魅力的であり俺たちを悪いように利用とかはしないと思うが、絶対にとは言い切れない。それにさっきも言った通り、一般市民がGUYSに保護されたなんて世間が聞けば、きっとその市民には何かあると疑うはずだ。・・・・・時にあの文字通り蛭みたいなマスゴミの蛭川が知ればきっと、徹底的に調べるはず。そしてもし正体がバレれれば俺はともかく龍子や星子たちのことを悪く言うに違いない。
そんな危険を冒すよりもいつも通りに生活すれば、危険性が下がるし、それ以前に
「それに俺たちを保護したとしても俺はともかく、龍子たちを利用するとか人体実験場とかに送るとかそういう考えはないんですよね?」
そう、俺が心配しているのは龍子たちのことだ。怪獣が人の姿になって生活をしていることをGUYSのお偉いさんが知れば必ず彼女たちを拘束し、彼女たちを。人体実験だとか良からぬことで調べるであろう。もしそうなれば龍子たちの安全は保障されないし、それに家族である彼女たちに何か良からぬことをしようとすれば俺は彼女たちを守るため鬼なり修羅なりとなるだろう。俺がそう言うとサコミズは首を横に振り
「そんなことは絶対にさせない。彼女たちは君にとって大切な家族なんだろ?」
「ええ、たとえ怪獣でも、俺にとってはかけがえのない大切な家族ですサコミズさん」
「そうか・・・・で、君は本当にこちらに来る気はないのかな?」
「う~ん・・・魅力的な話ではあるんですが、今の生活も気に入っているので、それにいきなりそう言われても困るので少し考えさせていただきます。それとそろそろ帰っても構いませんか?これからオイルドリンカー…言え油良の歓迎パーティーをするんで」
「そうか・・・・今日はすまなっかね」
「いいえ、それじゃあ、みんな家に帰ろうか・・・・・・て、あれ?星子どうしたんだ?」
俺がそう言うと星子がなんか気まずそうな顔をしているのに気が付きどうかしたのか訊くと
「あ、あの・・・・和人さま。次、実に言いにくいんですが・・・・その」
目をそらして汗を流す言う星子に
「お金持っていませんか?」
「え?どういうこと?」
いきなりの言葉に俺は目を丸くすると。星子は何かの紙を出して俺に渡す。その紙には請求書と書かれていた
「星子・・・・・これは何の請求書だ?」
「それはその。和人さま。私の能力は異次元を通れることは知っていますよね?」
「ああ、それがどうかしたの・・・・・・・て、まさか」
「はい・・・・・・これは異次元を通た時の請求書です」
「え!?あれ金取られるの!?」
「は、はい・・・・異次元ゲートって無料なのもあるんですが、今回は事態が事態だったので有料の異次元ゲートを使ったんです」
「有料って・・・・あれか一般道路と有料高速道路みたいなものか?」
「は、はい人間の世界で例えるならそうです・・・・・すみません」
「いいっていいって。気にするなよ星子。俺や襟華を助けるためだったんだろ?どれ?」
と、俺はその請求書に目を通す。その瞬間、俺の体は凍りついた。
「ぜ、ゼロが6個!?一回使っただけで!?」
「は・・・ハイ。本当にすみません」
俺が焦って困る中、星子が申し訳なさそうに謝る。この金額、俺の貯金で払えるかどうか難しい。すると、サコミズが
「和人君。だったらそのお金私たちが払おう」
「え!?何を言っとるのかねサコミズ隊長!?」
「トリヤマ補佐官。もとはといえば私たちが彼を無理やりここに連れてきたのが原因だしね。ここは我々が支払うのが当然じゃないんじゃないかな?」
「でも、そんなこと訊いて総監が納得するかね?」
「その件なら私が総監に話しておきます」
ミサキさんがニコッと笑顔でそういうと、龍子は
「礼は言わないわよ。それにこれで貸しを作ったなんて思わないで」
「ああ、これは貸しではないよ」
「ならいい・・・・」
とそう言い、俺たちは帰る準備をしようとした瞬間。急に地響きが起き始める
「な、なんだ!?」
みんなが驚く中、基地内に警報が鳴り響き、パソコンで状況を確認したコノミが
「基地の外で怪獣が出現しました!!」
と、そう言うのと同時に画面から二体の怪獣が現れる。その怪獣とは・・・・・
「あれは・・・・ゴルザにシルバゴン!?」
GUYSの基地に現れた怪獣はメビウスたちの世界に存在しない。ウルトラマンティガなどの平成ウルトラマンシリーズに出てくる怪獣の超古代怪獣ゴルザと剛力怪獣のシルバゴンであった
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