ナイトローグの再評価を目指す話   作:erif tellab

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「前回までのナイトローグ。夏休みの間に起きた世界規模の騒動。ネビュラガスの流出に、ナイトローグの兵器起用。狭い土地で三ヶ所もネビュラガスが発生している日本も大変だが、我らの祖国であるドイツも危機に瀕していた。帰国早々これか。嫁の加勢に行けないのが口惜しいが、私も軍人だ。今は目の前の事に集中しよう」

「隊長!」

「どうした、クラリッサ?」

「前方にスマッシュらしきものを確認しました! 距離は一千!」

「ドイツノカガクリョクハセカイイチー!!」

「何だ……あのドイツ軍人の誇りと魂が具現化したような怪物は……? っ、腹部から機関砲を展開した!? 避難民を守るぞ!! 流れ弾には気を付けろ!!」


前哨

 世界各地でのネビュラガス発生とほぼ同時刻。機を図るかのようにして、篠ノ之博士より装着者及び装甲変異耐性プログラム――とどのつまり、ISのスマッシュ化を防ぐ修正パッチが各国に提供された。これは裏回しに渡したISコアの時とは異なり、普通にマスコミに伝わるものだった。

 しかし、ネビュラガス発生事件はそれを上回る勢いで世間の関心と恐怖をかっさらい、真に意味を理解しているのは政府や国家代表といった一部のみだ。加えて、一緒に渡された実用データも無条件で信じられるものではないと言う者が多く、未だにネビュラガスの除去法が思い付かなければISによるスマッシュ殲滅作戦も躊躇ったままだ。

 毒ガス――化学兵器の廃棄方法は幾つか確立されている。だが、肝心の量がおかしい。水に溶かして分解・無毒化できるものならありがたいが、残念ながらネビュラガスは違った。汚水しか出来ない。

 

 しばらくすれば土壌に還って無毒化する・光によって分解されるという研究結果が出ているものの、そんなのを待っている時間すらない。ましてや、この時期は台風とゲリラ豪雨、夕立が多い。一度雨で流されてしまえば、たちまち海や川が魚介類スマッシュの養殖場となる可能性もあり得る。そもそもネビュラガス自体が未知の塊であり、研究の日にちも浅い。むしろ、半年足らずでそこまでの結果を出せたのが奇跡であった。

 そんな訳で、事件発生から一日が経過しても積極的に攻勢に出ているのはナイトローグだけだった。そんな彼でさえ、星雲の煙の奥からワラワラと湧いてくるスマッシュの逐次撃破に手こずり、せっかくネビュラガスの中でも活動できるというのにガス発生の中心地点には到っていなかった。倒しては安全地帯まで運び、原理不明ながらもベルト脇に自動セットされるエンプティフルボトルでスマッシュ化を解除させるの繰り返しである。こればかりは流石にナイトローグも一度切り上げて、作戦を練り直す必要があった。片っ端からスマッシュ化を解除していくのは愚直すぎる。

 

 そして事件発生から二日目。IS学園では、ネビュラガスとスマッシュの脅威に立ち向かうため、教員部隊の派遣準備以外にも専用機持ちが召集されていた。集められたのはたったの三人だが。

 

「夏季休業中に呼びつけて申し訳ない。だが、件の騒動は貴様たちも耳にしているはずだ。今や世界中がパニックに陥りながらも、懸命にこの危機に抗っている。事態は非常に深刻だ」

 

 ブリーフィングルームにて、モニターを用いながら千冬が場を取り仕切る。それを静かに拝聴するのは教員複数名と、一夏、箒、シャルロットだ。休業中という事もあって、福音事件時よりも対応に当たっている人数が少なかった。

 

「現在、関東・中部・四国の三ヵ所にネビュラガスが大量発生している。自衛隊、警察、消防などが対処に当たっているが、住民の避難を優先していてまだ根本的な解決に至っていない。また、発生初期のどさくさ紛れに遠出してしまったスマッシュたちが少なくない。相手は人型にしては非常に堅牢で、中には対戦車兵器に耐えた個体がいるとの報告も出ている。そこで、学園は逃走したスマッシュの捜索・撃破のために援軍を出す事を決定した」

 

 映像が日本地図に切り替わり、ネビュラガスの発生地点が光点で示される。その他には、スマッシュの画像が幾つか上がっていた。

 

「部隊を三つに分け、連携を取りつつ目標を確実に撃破する。ネビュラガスをばらまくという個体には気を付けろ。なお、ネビュラガス発生地点への接近は原則認めない」

 

 すると、一夏が席からいきなり立ち上がる。その不用意な行動に千冬は注意しようと口を開くが、彼の顔面蒼白ぶりを見て動きが一瞬止まった。

 その間にも、一夏は千冬へ食って掛かる。

 

「ちふ――織斑先生、 何でですか!? 少なくとも専用機があれば、早急な事態解決にも繋がりますよね!? 生身で防衛戦張ってる人たちの方が負担でかいのに!」

 

「先日の福音事件で政府はISのスマッシュ化を危惧している。ネビュラガスが絶対防御を浸透するかどうか定かでない以上、ハイリスクになるような手は取れない。いや、アイツがわざわざ修正パッチを送り付けてきたなら……」

 

 千冬は天災の姿を思い出しつつ、個人的な見当をつけてみる。普段はアレでも曲がりなりに旧知の仲であるため、束にはある種の信頼は持っている。自ら他人へと進んで接触するなど無に等しい彼女がそうしたのだ。つまり、千冬が口にした推測があながち間違いではない可能性が高い。

 修正パッチはコア・ネットワークを介して、押し付けるような形で全てのISに行き渡った。とはいえ束が行ったのはダウンロードのみで、インストールは各自で済ますものとなっている。

 そのため、修正パッチの存在を知っている一夏はそれを材料に反論を試みる。実際のところ、束への先入観のあまり修正パッチが胡散臭すぎてインストールまではしていないのだが、この時ばかりは形振り構っていられなかった。

 

「じゃあ問題ない。束さんの発明なら――」

 

「ダメだ。仮に試そうにも貴重な専用機は使えん。そもそも修正パッチとやらの信頼性が本人以外にわかっていない。政府が尻すぼみしている限り、実際のテストの許可にはまだ時間が掛かるだろう」

 

 しかし自分の意見が一蹴され、隣にいる箒から「落ち着け」と諌められるとおずおずと座り直した。

 千冬はそれを尻目に話を続けようとするのも束の間、今度はシャルロットがビシッと挙手した。千冬から手短かに発言許可をもらい、質問を遠慮なく切り出す。

 

「すみません。弦人は先に出てるんですか? あの、いつもみたいな感じに……」

 

「ああ。日室は今、単機でネビュラガスのドームに挑んでいる」

 

「えっ!? じゃあ、ナイトローグはガスの中でも平気って事ですか……?」

 

「それについては政府もナイトローグの戦闘データに基づいて判断している。以前にネビュラガスの斬撃を受けた事があるそうだが、ガスそのものは装甲で遮断したらしい。白羽の矢が立つのも当然か。しかしナイトローグはあくまで例外だ。依然として接近禁止は変わらん」

 

 シャルロットの疑問に有無を言わせず、千冬は話をどんどん進めていく。まだナイトローグがIS認定されている現時点では要領を得ないものだったが、例外と聞いてシャルロットは渋々引き下がってしまった。彼女もまた、「ナイトローグだから」と自然に納得してしまう一人であった。

 それからブリーフィングが終了し、作戦開始前の空き時間に箒とシャルロットは一夏へと詰め寄った。どこか物憂げな彼の表情に、二人も思わず心配を掛けてしまう。

 

「どうしたのだ、一夏。あんなにも取り乱しておいて」

 

「そうだよ。あの感じ、タッグトーナメント時以来だと思うよ?」

 

 二人に優しく声を掛けられる一夏はすぐには答えなかった。視線も下を向いたまま、彼女たちの姿は目に映していない。

 やがて沈黙の空気が流れ、されども一夏の行動に変化が生まれた。目を強く瞑りながら天井を見上げ、ゆっくりと一息吐く。次いで、暗い顔で箒とシャルロットとの視線を合わせる。

 

「……箒には前言ったっけな? 弾っていう男友達がいるんだ。ちょうど、今回のネビュラガスが出たところの近くに住んでるんだ。ソイツとは、この前遊びに出掛けたばかりで……」

 

 瞬間、箒たちの表情が強張った。それが一体何を意味するのか、想像に難くない。

 ましてや、一夏が弾と遊びに出掛けたのはほんの数日前だ。最近まで元気だった友人が突如として居なくなったりもすれば、そのショックは計り知れないものとなる。動揺と困惑しか生まれないだろう。

 

「その……弾との連絡は どうなのだ?」

 

「……てんで……連絡がつかない」

 

 恐る恐る尋ねる箒に、一夏は力無く言葉を返す。きっと弾やその家族は無事だと前向きに彼が決めるには、もう少し時間が必要だった。

 

 

 ※

 

 

 何度も激しくぶつかり合う剣撃と、飛び交う光弾。赤い影と黒い影は瞬時に擦れ違い、互いに拳を繰り出す。だが、その一撃は容易く受け止められ、少し肉弾戦を交わした後に両者は距離を取る。

 彼らはトランスチームの戦士であった。若干息が上がっているブラッドスタークとは対称的に、ナイトローグは余裕を見せる。

 直後、ナイトローグが翼を展開するや否や、斜め後方へ飛翔しながらトランスチームガンを連射する。それらをかわすブラッドスタークは姿勢をぐっと倒し、蛇の如き這いずりで地上を高速に駆け回る。その片手間に応射も行う。

 やがて旋回機動を取り始めるナイトローグに、現時点でのブラッドスタークに接近する手段はほぼなかった。加えて、高速移動が可能になる代わりに、空からの攻撃に対する被弾面積が上がる這いずりを選んだのが失敗となった。ナイトローグの正確無比な射撃が、ブラッドスタークの腹を穿つ。

 

「うっ!?」

 

 呻き声を上げ、這いずりを中断。高速移動時の勢いを殺せず、そのまま地面に身を投げ出される。

 ブラッドスタークの防御力が他のとよりも並外れているため、変身者のナギにダメージは全くない。しかし、精神的な負担は除く。今まで慣れ親しんできたISとは違った触りに、未だ慣れないでいる。

 

(ダメ! パワーとガードはスゴいけど操作とかが全然親切じゃない!)

 

 ナイトローグが静かに見下ろす中、彼女は心の中で悪態をつく。地に足着けた時の動きやすさなら体型にフィットしているトランスチームシステムが優位だが、その他は完全にISとは特性が異なってしまっている。起き上がり一つでもPICでサクサク済ます訳には行かず、ついついもたついてしまう。

 

『お困りのようだね?』

 

 その時、ナギの視界端に一つの映像が開かれた。映っているのは、足を組んで黒い椅子に座っているレオナルドだ。格好付けの空回り感が嫌でも目立つ。

 

『このブラッドスタークに隠された機能を解放する前に、一つ君に尋ねよう。日本の蛇神信仰は知っているかな? ああ、鯉が滝が登るヤツでも構わない。それらの逸話には、蛇が龍となって空を飛んだりする逸話などがある』

 

 だからどうした。一先ず戦闘に集中したいナギはこの煩わしい映像の消し方を模索しようとし――結局わからなかったので無視を決め込む。

 

『ご存知の通り、ブラッドスタークのモチーフはコブラだ。空を飛ぶ生き物じゃない。しかし、蛇である事に変わりはないだろう?』

 

 しかし、その思わせ振りなセリフを聞いてしまうと、途端に気になり始めて仕方がなくなった。こうしている間にもナイトローグが傍観を止めようとしているのに、集中力が削がれる。

 

『なので付けました! 飛行能力! 飛べない蛇はただの蛇! お前はそれで終わるのか!? 否!! さぁ、今日から君も龍になるんだ、ブラッドスターク! 』

 

 そして、レオナルドの叫びに呼応するかのようにして、ブラッドスタークの背部にある円形部分が作動した。僅かに展開され、中身の露出した外縁部から真紅の粒子が勢い良く放出される。粒子は途切れる事なく溢れ続け、その意味を直感で理解した彼女は全力で地面を蹴った。

 

「――ふっ!!」

 

 ナイトローグ目掛けて真っ直ぐ飛び、空を舞う。背部から噴射される粒子がブラッドスタークの飛行・姿勢制御を担い、既存の航空力学を越えた自由な飛び方を可能にさせていた。

 

 ※

 

 

「――うはっ!?」

 

 奇声を発した後、ナギは思わずVRカメラを外す。額には汗がびっしょりで、頬は先程までの興奮が冷めきらないまま紅潮している。心臓の鼓動も早い。

 誰かに指摘されるまでもなく、身体が熱くなっているのはわかった。十中八九、耳まで真っ赤に染まっているだろう。ナギは適当に自身の状態を確認しながら、近くに置いてあるタオルとドリンクを手に取る。水分補給を挟んだ。

 彼女が今いる場所は、トランスチームシステムその他を任された先端物質学研究所だ。訪問の目的はブラッドスタークの調整。先程外したVRカメラは、ブラッドスタークが蓄積させた戦闘データの振り返り用に使っていた。なお、あの後の戦いの結果は惨敗である。

 悔しさは当然あった。せっかく望んだ力を得たというのに、このままではナイトローグの足を引っ張る事しかできない。また、彼との間にぐっと距離を置かれたまま。自分が成し得たい事は一つも実現できていなかった。口惜しさ全開だ。

 そして何より――

 

「あぁ!! ああぁぁぁっ!?」

 

「うるさい泉! 黙って手ぇ動かせぇ!!」

 

「ハァーっ、苦手! こういう作業は苦手なのに!」

 

「ちくしょーっ! 勝手にどっか消えた伊坂絶対許さねぇ!」

 

「頑張ってパパ! 山城さん!」

 

 トランスチームシステム解明専門のはずの研究室は今、謎の製造ラインをたらふくこさえるという混沌を極めていた。レオナルドが黙々と不思議な現象を起こして百均商品を様々なパーツに変換し、ベルトコンベアに流れてくるそれを元気と山城が途中まで組み立てていく。

 京水はそんな二人を横から応援するだけ。さらには人手不足を補うためにロボットが複数台設置され、室内は物々しさを増大させていた。

 事の発端はつい昨日。世界中にネビュラガスがばらまかれ、安全のためにと家に直帰せず寝泊まりする羽目になった時だ。ブラッドスタークの調整は後回しにされ、研究チームは総出で今回の事件の対処に追われる事となった。ナギのトランスチームガンは中身剥き出しの状態で預けられたままなので、そのまま持ち去る事は叶わない。ちなみに、京水もナギと同じ用件で研究所に訪れていた。

 

「うーん、手伝おうにも……」

 

 かといって、組み立てを手伝うにもスペースがなかった。そもそもの謎の製造ラインが小さすぎなのである。加えて、山城たちの手元が変に発光して作業内容の詳細が不明というのも拍車に掛けていた。作り方が意味不明では、手の出しようがない。

 現在の研究チームは二名ほど不在だ。伊坂は山城が言っていた通り、行方不明。葛城リョウは同窓会で長野に向かっていたところを音信不通に。後者は最悪、特殊変身方式によるビルドドライバー腰巻きでレオナルドと連絡が取り合えるので問題ない。それよりも大事なのは、彼らが作っているものである。

 ベルトコンベアの先に行き着くのは、改良されたエンプティボトルの数々。ボトル一本に様々な技術を詰め込み、結果として一本で約四千体分のスマッシュ化解除ができる大容量を得た。ボトルのフタもうっかり使用者が間違って中のネビュラガスを解放しないよう、きちんとロックしてスマッシュ化解除に特化させている。

 当初はスマッシュの人命救助を絶望視していた政府からの一応な要望であるが、あろう事かレオナルドのおかげで完成・生産に漕ぎ着けた。改良エンプティボトル第一号を作った深夜帯、レオナルドから連絡をもらったナイトローグがそれを受け取りに来たのはここだけの話である。

 

「弦人くん来てたの!? なんで言ってくれなかったんですか博士ぇー!!」

 

「ぐえぇ!! わ、悪かったから放せ! 作業ができない!」

 

 また、その事を後々にナギへ伝えたレオナルドは全力で身体を揺さぶられる事になった。

 

 さて、そんな訳で多くの人々の命を救う希望が現れたが、徹頭徹尾都合の良い話で終わらなかった。生産効率の悪さである。

 今までの通常タイプとは異なり、改良型につぎ込む資源と手間が大幅に増加してしまった。第一号完成以降は製造ラインを用意するものの、やはり急拵え。そもそもボトルからトランスチームガンに至るまでレオナルドありきのハンドメイドであるので、作るパーツが多い割りに完成形が手のひらサイズの改良型は良くても一日十五本ペースなのが実情だった。

 その上――

 

「あっ、ヤベッ!? ベルト来た!! 葛城博士ピンチっぽいからお前ら後は任せた!!」

 

 《コオロギ!》

 

「嘘だろオイィィィ!? 石倉ァァァ!!」

 

 タイミング悪く、リョウから変身要請をもらったレオナルドはコオロギフルボトルを装填。挿したボトルと意識を現地にいる彼女のところまで転送し、残された肉体はイスの上でぐったりとなる。それを見た山城は慟哭した。

 ご覧の通り、改良型エンプティボトル生産の要はレオナルドである。彼がいなければ製造ラインも一気に止まる。世界どころか、日本中のスマッシュ化した人たちを助ける分まで満足に用意できていない。こうなれば幾ら絶叫しようとも、待つしかなかった。

 このプロトタイプビルドの特殊な変身方式は、二人のハザードレベルの低さを補うためを目的としている。レベル3前半しかないボディサイドとソウルサイドが一体化する事によって、一時的に4相当まで上昇させるというものだ。

 

 また、それぞれ偏ったボトルの相性問題を解決する狙いもある。リョウが無機物系統のボトル一筋に対し、レオナルドは有機物系統のボトル。別に単独でも変身可能だが、ロストマッチ時のボトルの力を限界まで引き出したければ一体化するのが望ましかった。ただし、自然にそれが求められるという事は、かなり危険な事態にリョウが直面していると暗に示す。

 

 作業が中断し、山城たちはなし崩しに休憩を取り始める。実のところ、彼らは徹夜していた。励む分には構わないが、それで過労死を招いてしまうなど今の状況では笑えない話だ。

 

「……どうせだから割り切って、この瞬間はありがたく休もう」

 

「そうだな。せっかく娘が来てるんだ。親子の時間を大切にしないと」

 

「休むんだよ、親バカ」

 

 山城のそんな呟きに元気も同意する。直後、京水が父の肩を揉んであげたりと、忙しい空気は一転してのどかになっていった。

 

「あっ、そういえば。山城が連れてきた見学の子は?」

 

「甥っ子の数馬なら昨日ココに泊まらせて……今日は一度も顔見てないな。後で連絡取るかー」

 





Q.今回のオリジナルスマッシュ

A.シュトロハイムスマッシュ

名前はやっつけ。腹部に重機関砲を仕込んでおり、その射程距離は約三〇〇〇メートル。戦車が溶ける程の威力。流れ弾が危ないので要注意。

この後、たまたま通り掛かったバルーンスマッシュのおかげで強化。弾丸、エネルギー弾、ミサイル、ロケット、グレネードなどの射撃武器を百八十度反転させる全身装甲、ミラーシールドを得た。殴って倒す羽目になったラウラたちは、頑丈なコイツ相手にかなり手間取る事となる。
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