MONSTAR HUNTER METEOR   作:メテオ9729

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プロローグ
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 大地を、大洋を、そして大空を、数多のモンスター達が翔けている世界。

 ケルビやガーグァの様に、戦闘を嫌うモンスターも居るが、ジャギィ等の様に好戦的なモンスターが居るのもまた事実。

 緑生い茂る森に穏やかな川が流れた豊かな自然の渓流があれば、砂に埋もれ、木々は枯れ果てた砂原もある。

 そして砂原とは正反対の土地、水気が多く、土地のほとんどが川に沈んだ水没林。

 マグマが溢れ出ており、異様なほど暑い。否、熱い火山に、雪が吹き荒れる極寒の地、凍土。

 人類は、その強大な自然と共存し、そして立ち向かうために知恵を絞り、腕を振るうものたちを狩人(ハンター)と呼んだ。

 これらの大自然に囲まれ、巷では温泉地としても有名な村、ユクモ村にも狩人(ハンター)呼ばれる者たちは存在する。

 

 

 

 

 *****

 

  ――――グオォォオオォォッッ!!!!

 

 満月の星が輝く夜。

 一匹の狼が高らかに雄叫びを上げた。

 刹那、森に稲妻が走り、数多の雷光虫が特殊な電撃を帯びる。

 月の光と小さな命が生み出す光が、その“狼”の姿を(あらわ)にした。

 強靭な発達を遂げている四肢に、鋼の様な甲殻は鋭く立ち上がる。

 鮮やかな蒼い皮膚を持ち、額には一本の角。

 その狼は闇夜に明かりを灯すかの様に、自身に電撃を纏った。

 バチバチと音を立てて走る稲妻、それを纏ったその姿はまさしく雷狼竜。

 電撃の光と月の光がその狼の表情を曝け出した。

 

 

 「おい! コウキ、ショウ、カエデ! 準備はもう良いか!」

 

 俺はこの言葉で我に返った。

 呼びかけた彼女はクアンタさん。見た目こそ女性だが、その性格は男勝りでサバサバとしている。

 狩人の腕は確かで、ハンターランクは三で俺たちより二つも上である。

 ハンターにもランクがあり、大きく分ければ上位と下位。

 細かく言えば、ハンターランクは六まであり、三までは下位、四からは晴れて上位と認められる。

 特定のクエストを受注する事により、緊急クエストと言う昇格試験の様なクエストを受けることが出来るようになる。

 そのクエストを達成した時、晴れてハンターランクが一つ上がるのだ。

 だが、そんな事は今ハッキリ言ってどうでも良い。部屋に埃が舞っているくらいにどうでも良かった。

 

 俺たちはドスファンゴの討伐クエストを受注してやってきている。その筈だった。

 しかし、目標のモンスター(ドスファンゴ)を狩り終えた後、突然耳に響いたなぞの咆哮、そしてギルドからの報告。

 どうやらエリアに別モンスターが乱入したとの事らしい。

 俺はクアンタさんが居る事で安心しきっており、そして新たなモンスターを狩れば、さらに報酬が貰えると聞き、そのクエストを引き受けた。

 そのモンスターがまさかジンオウガだとは思っていなかった。あのときの浅はかな考えだった自分自身に腹が立つ。

 ジンオウガとは別名雷狼竜、雷を纏いし巨大な狼。最近、この渓流で良く見るようになったモンスターである。

 その性格は凶暴で、視界に入った者へなりふり構わず襲い掛かる。俺の村でもその被害は何件も聞いていた。

 いくらハンターランクが上で、実力が確かなクアンタさんでも、ハッキリ言って俺は不安で仕方がない。

 だが、クアンタさんに呼びかけられた俺は返事をして、背中にかけた武器、ハンマーを構えた。

 ファンゴの素材を使ったブルハンマーだが、本当にこの武器はあのジンオウガに効くのだろうか。

 そんな疑問を感じながらも、唯一のガンナーであるショウはジンオウガから距離をとり、ボウガンを構える。

 気がつけば、カエデも巨大な刀、太刀を握り締めていた。きれいな顔立ちも今はハンターとしての顔つきをしている。

 ちなみに俺はハンターの顔つきなんて分からんが、まぁとにかくそう言う顔つきっぽい。

 俺とカエデはクアンタさんの横に並び、巨大な狼に睨みを利かす。

 ショウが撃った銃弾がジンオウガと俺たちの戦いの火蓋を切った。

 突然の攻撃に怯んだその雷狼竜を見て、

 

「行くぞ!」

 

クアンタさんの掛け声で俺たちはジンオウガ向けて駆け出した。




読んでくださり、ありがとうございます。
作者のメテオです。
モンスターハンターが好きで、小説を書いてみようと思い立ったので書いてみることにしました。
よろしくお願いします。
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