恭夜「隆太は毎朝大変だな。あかりの弁当を作るために早起きしなきゃいけないなんて」
隆太「あかりのためなら朝飯前だよ」
ルナ「朝飯だけに?」
ゲルマ「ややこしや~」
サリー「隆太は学校に行きたくないのか?学校に行かせるぐらないなら私たちでどうにか出来るが」
隆太「兄さんたちに迷惑かけたくないので僕は今のままで十分ですよ」
恭夜「俺もサリーも学校に行ったことないし、あかりがどんな学校生活を送ってるかとかも聞いたことないよな」
ゲルマ「あまり話したがらないようだ」
サリー「そもそも私たちが聞いても理解できないしな」
ルナ「うん」
ゲルマ「試しにやってみるか?妄想学園生活を――それじゃあ、あっしは担任をやるからマスターはヤンキーね」
恭夜「ヤ、ヤンキー!?」
ルナ「じゃあ、私とサリーはマドンナやる」
サリー「学園のマドンナか。まあいいだろう」
隆太「僕は――」
ゲルマ「席がないから人体模型ね」
隆太「人間ですらない……」
~登校~
ルナ「あらサリーさん、今日も良いお天気ですね」
サリー「あ……あーそうですわね。洗濯日和でございますわね」
隆太(井戸端会議みたい)
ゲルマ「おーい恭夜!遅刻するぞ!」
恭夜「……お、おう!ワリィワリィ!久しぶりに歯を磨いてたら遅れちまったぜぇ!」
隆太(毎日磨くもんじゃないの?)
~出席確認~
ゲルマ「皆の衆、おはよう!早速、出欠とるぞ!――ルナ・ホワイトクロス」
ルナ「ウフフ。ゲルマ先生、ネクタイが少し緩んでますよ」
ゲルマ「さすがはルナ。気が利く優等生だ――次!サリー・ラングニック」
サリー「オ、オホホ。ゲルマ先生、寝癖がついてますわよ」
ゲルマ「アハハ!サリー、お前に言われたくないよ」
サリー「誰が武士だ!」
隆太(そのやり取りはいらないような……)
恭夜「これじゃあ接待じゃん」
ゲルマ「次は
恭夜「イニシャルじゃねぇか!空気読めねぇのはお前の方だろ!」
隆太(学校ってこんなに騒がしいのでしょうか?)
~一時間目・生徒指導~
ゲルマ「一時間目は生徒指導だ。お前らが学校の秩序と風紀を乱してないかチェックするからな」
隆太(授業しないんだ……)
ゲルマ「最初はルナ。お前がここ最近犯した罪を教えろ」
ルナ「ウフフ。恥ずかしい話なのですが、図書館で本を読んでいたところ眠気に耐えられず眠ってしまい慌てて起きてみるとヨダレが本についてしまったのです。イヤン!恥ずかしい!」
ゲルマ「その本は先生が買い取るから次は気をつけるんだぞぉ」
恭夜「買い取るんじゃねぇよ!気持ち悪ぃな!」
ゲルマ「次、サリー」
サリー「オホホ。私は刀を振り回しておりましたらガラスを割ってしまいましたの。先生に怒られるのが怖くて逃げてしまいましたわ」
ゲルマ「アハハ!サリーは足軽だな!」
サリー「誰が足軽だ!」
隆太(サリーさんも狙ってますよね)
ゲルマ「あー次は、恭夜」
恭夜「あ、あん?俺様はコンビニの前でたむろってる不良にケンカ売って返り血を浴びせてやったぜぇ!」
隆太(やられてるじゃん……)
ゲルマ「ホントお前らはどうしようもない馬鹿ばっかだなぁ。フハハハ!」
隆太(駄目人間ばかりじゃん……)
~二時間目・避難訓練~
ゲルマ「避難訓練に必要な『おかしも』。当然お前らも知ってるよな?」
隆太(一時間も避難訓練する必要あるのかな?)
ゲルマ「まず『お』は『お父さん』だぞ。じゃあルナ、『か』を答えてみろ」
ルナ「返して!私のお母さん返してよ!」
恭夜「何があったんだ?」
ゲルマ「よし。次『し』をサリー答えろ」
サリー「知らないわけないわ!私見たもの!お母さんが燃えていたんだから!」
隆太(えぇ……)
恭夜「サスペンスかよ」
ゲルマ「最後、恭夜頼むぞ」
恭夜「燃えてるよ!お父さん、お母さんが燃えてるよ!」
隆太(だからなんなの?)
ゲルマ「逃げ遅れたお母さんを教訓に、みんなもお父さんみたいに冷静な判断で行動するように」
隆太(お母さん無駄死に)
~三時間目・課外授業~
ゲルマ「課外授業やるから椅子と机を校庭に並べろ」
恭夜「課外授業ってそういう意味じゃねぇだろ!これじゃあ青空教室だろうがぁ!」
ルナ「ウフフ。外は絶好の授業日和ですね」
隆太(もう三時間目……)
サリー「オホホ。子供たちが駆け回る姿が目に浮かびますわ」
隆太(だから井戸端会議じゃん)
ゲルマ「植物は光合成するんだ。お前らだって光合成したいだろ?」
恭夜「高校生したいです」
ゲルマ「なら外から刺激を受けて大人の階段を駆け上がってこいや!」
隆太(いや、下りなきゃ外に出られないじゃん……)
―続く―