ハピネスチャージプリキュア 激獣拳使いの幼馴染み   作:ナツ・ドラグニル

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どうも!ナツドラグニルです!

なんとお気に入りが60件突破しました!

ここまで投稿できたのも、皆様の応援があってこそです。

本当にありがとうございます。

活動報告に上げた通り、今回理央強化会を2話にかけて投稿いたします。

では作品をどうぞ!


オールスターズ大集合!プレシャスを見つけ出せ!
ボウケンジャーとの再会!黒獅子王・理央降臨!!


-ぴかり山-

 

そこで修行する者が1人居た。

 

理央「はあ!」

 

そこには、10個以上の丸太を縄で吊るして振り子のようにし、迫ってくる丸太に攻撃をする理央がいた。

 

理央「はー!はあっ!」

 

理央は迫ってきた丸太に、強烈な一撃を浴びせる。

 

バコーン!!

 

理央「はっ!はっ!はあっ!」

 

次々と丸太を粉砕し、最後の一本は右回し蹴りで粉砕する。

 

理央「はあ...はあ...はあ...、まだだ..こんなんじゃ全然足りない...あいつを救う為には...」

 

理央は強化したメレに負けた事により、憤りを感じていた。

 

強くなる為に、オーバーワークになるまで修行を行っていた。

 

理央「待っていろメレ」

 

この時、理央は誰かが自分を呼んでいるような気がして、辺りを見回したが気のせいだと思い修行を再開した。

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-幻影帝国のアジト-

 

ミラージュ「それで?いつになったらこの世界は不幸に包まれるのかしら?」

 

ミラージュの前にナマケルダ、ホッシーワ、オレスキー、メレ、そしてファントムがひざ間づいている。

 

ファントム「申し訳ございません。思いのほか、ゲキレンジャーに苦戦してしまいまして」

 

ミラージュ「へー、ファントムでも苦戦するとなるともう少し考えないといけないわね」

 

ファントムの報告にミラージュは対策を考える。

 

ディープミラー「それなら良い物があります」

 

ファントム「何?」

 

ディープミラー「この世界の何処かに、別の世界から渡ってきた刀があります」

 

ミラージュ「刀ですって?」

 

ディープミラー「はい、その刀を手にした者には莫大な力を与えると言われています」

 

オレスキー「そんな刀があるのか...」

 

メレ「クイーンミラージュ様!その刀の回収にはこのメレに行かせてください!」

 

今まで黙っていたメレが突然立ち上がり名乗り上げる。だがその様子は誰が見ても明らか様に様子が可笑しかった。

 

ミラージュ「ええ、良いわよ」

 

ホッシーワ「何よあんた、強化して貰ったのにまだ足りないって言うの?」

 

メレ「黙れ!」

 

ホッシーワ「きゃあ!!」

 

いつもみたいにメレに突っかかろうとしたホッシーワだったが、メレに吹き飛ばされてしまった。

 

メレ「ふふふふふ...」

 

ナマケルダ「なんか様子が可笑しいですぞ」

 

オレスキー「ああ、この前の強化してからな...」

 

メレの様子が可笑しい事にナマケルダとオレスキーが指摘する。

 

ミラージュ「その刀があるのは確かなのね」

 

ディープミラー「はい、そしてその刀の名は...」

 

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―サージェスミュージアム―

 

 

暁「獅子黒刀?」

 

ミスターボイス「ああ、それがそのプレシャスの名前だ」

 

ここは、轟轟戦隊ボウケンジャーのアジト、サージェスミュージアムのサロン。

 

ボウケンレッドの明石 暁がプレシャスの名前を復唱する。

 

ミスターボイス「その刀は手にした者に莫大な力を与えるが、力が強すぎるあまり、手にしようとした者はその場で命を落としてるんだ」

 

真墨「そんな危険なプレシャスが存在するのか」

 

さくら「急いで回収に向かいましょう!」

 

ボウケンブラックの伊能 真墨がプレシャスの情報に驚き、ボウケンピンクの西堀 さくらが立ち上がり、急いで向かおうとするのをミスターボイスが止める。

 

ミスターボイス「待ってくれ!そう簡単な話じゃないんだ!」

 

蒼太「簡単じゃない...と言いますと?」

 

慌てて止めるミスターボイスに、ボウケンブルーの最上 蒼太が質問する。

 

ミスターボイス「実は...そのプレシャスの反応があったのは、こことは別の世界なんだ」

 

『別の世界!?』

 

映士「なんで別の世界にプレシャスの反応があんだよ」

 

ミスターボイスの言葉に、ボウケンシルバーの高丘 映士が意見する。

 

ミスターボイス「経緯は分からないが、元々こっちにあったのがその世界に飛ばされたみたいなんだ」

 

菜月「えー!じゃあ、どうやって回収するの!?」

 

真墨「菜月の言う通りだ。行く方法が分からなければ、回収することすら出来ないぞ」

 

ミスターボイスの言葉を聞き、ボウケンイエローの間宮 菜月が叫び、真墨も同調する。

 

ミスターボイス「そこは今、牧野君に調べて貰っている」

 

暁「牧野先生が?」

 

蒼太「調べるってどうやって?」

 

牧野「すみません。お待たせしました」

 

蒼太が疑問に思っている所に、牧野がサロンに入ってきた。

 

牧野「プレシャスが飛ばされた世界について、幾つか分かった事があります」

 

暁「別の世界なのにもう情報を手に入れたんですか?さすが牧野先生ですね」

 

牧野が情報を手に入れた事に暁は賞賛する。

 

牧野「いえ、今回は美希さんのお陰で調べる事が出来ました」

 

さくら「美希さん?たしか誠司君達をサポートしていた方ですよね?」

 

映士「ああ、ゲキレンジャーの!」

 

牧野の言葉を聞いて、以前会った事のあるゲキレンジャーを思い出す。

 

真墨「でも、なんで美希さんがその世界の事知ってたんだ?」

 

牧野「なんでも、その世界はゲキレッドの相楽誠司君の生まれた世界なんです」

 

暁「え?ということは、誠司は別の世界の人間だったって事ですか?」

 

牧野「どうやらそのようです」

 

映士「マジかよ...」

 

驚きの新事実にメンバーは、驚愕する。

 

牧野「しかもその世界にはスーパー戦隊とは別の戦士達がいるそうです」

 

さくら「別の戦士?」

 

牧野「プリキュアという戦士で、歳は誠司君と同い年の女の子ばかりだそうです」

 

蒼太「同い年って...たしか誠司君はまだ中学生でしたよね」

 

菜月「そんな子達が、私達みたいに戦ってるんだ!すごーい!」

 

牧野からプリキュアについて説明を受け、蒼太と菜月は自分達より年下の女の子が戦っている事に驚く。

 

牧野「それで、ゲキレンジャー全員がその世界に渡り、一緒に戦っているみたいなんです」

 

暁「という事は、その世界に行く方法があるって事ですか?」

 

牧野「はい、七拳聖様の力を借りれば、可能との事です」

 

真墨「よし!それなら直ぐにその世界に渡り、誠司達にも協力して貰おう。そして、危険なプレシャスを回収、もしくは破壊する!」

 

『了解!』

 

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―大使館―

 

めぐみ達プリキュア組と、誠司達ゲキレンジャー組が大使館で準備をする為、朝早くから行っていた。

 

今日は、夢の世界の騒動で会った歴代のプリキュア達が遊びにくるので、パーティーを行う事にした。

 

ケン「それにしても、俺達は会った事ないが結構人数いるのか?」

 

誠司「確か、めぐみ達を除くと、30人以上は居たと思うぞ」

 

剛「そんなにいるのか?」

 

リン「しかも殆どが、私達と同い年の子達よ」

 

ケン「それさ、俺達いてもいいのか?」

 

剛「確かにな、誠司と理央は会った事あるから良いけど、俺達は初対面だぞ」

 

誠司「大丈夫だろ、そんな事気にしないだろうし」

 

剛達が人数を確認すると、さすがに多いからか怪訝に思っていたが、誠司が指摘する。

 

めぐみ「あ~!早く来ないかな~!楽しみすぎる!」

 

ひめ「めぐみ~、気持ちは分かるけど少し落ち着きなよ」

 

忙しないめぐみをひめが落ち着かせようとする

 

ゆうこ「私も楽しみだな。前回、私は会ってないもの」

 

誠司「まあ、ゆうこが合流する前の話だからな」

 

誠司はゆうことある程度話すと、理央に話し掛ける。

 

誠司「あまり1人で思い悩むなよ...俺達もいるんだからな」

 

理央「ああ、そうだな...」

 

誠司の言葉に、理央は生返事する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、誠司達は準備を終えて、他のプリキュア達の到着を待っていた。

 

めぐみ「約束の時間まであと少しだね!」

 

誠司「分かったから少し落ち着け」

 

我慢できないのかずっとそわそわしているめぐみを、誠司が落ち着かせる。

 

ピンポーン!

 

その時、大使館のチャイムが鳴る。

 

めぐみ「来た!!」

 

チャイムに反応し、めぐみは立ち上がる。

 

リボン「私が行って来ますわ」

 

そう言ってリボンが玄関に向かう。

 

しばらくすると、ドキドキ組を先頭にぞろぞろと部屋に入ってきた。

 

マナ「めぐみちゃん!久しぶり!」

 

めぐみ「うん!ひさしぶり!マナちゃん!」

 

さっそくめぐみとマナが手を取り合って喜んでいた。

 

六花「もう、マナ少しは落ち着きなさいよ」

 

誠司「めぐみ、お前もだ」

 

六花と誠司が、テンションが高かったお互いの幼馴染を止める。

 

マナ「ごめん、六花」

 

めぐみ「つい、嬉しくなっちゃって...」

 

止めた事により、テンションが元に戻る。

 

ありす「ふふふ、マナちゃんずっと楽しみにしてましたものね」

 

真琴「ええ、分かり易いぐらいに」

 

ゆうこ「そうなんだ、こっちと同じね」

 

その時、我慢できなくなったのか他のプリキュア達も話しかけて来た。

 

みゆき「もう!ずるいよ!マナちゃんばっかり!楽しみにしてたのは私達も一緒なんだから!」

 

響「そうだよ!」

 

マナ「ごめーん!みんな」

 

その後、騒ぐメンバーを落ち着かせて今は妖精達も加えた、ゲキレンジャーに対しての質問コーナーが開かれていた。

 

その間、ラケルとランスはあいちゃんに耳をしゃぶられていた。

 

つぼみ「え!?じゃあ誠司君以外のメンバーは、こことは別の世界の人なんですか!?」

 

ラン「ええ、そうよ」

 

ハミィ「別の世界の戦士なんて凄いニャ!」

 

誠司達の回答を聞き、ラン達が別の世界の人間だと聞いた知らなかったメンバーは騒然としていた。

 

タルト「でも、なんで別の世界の戦士がここにいるんや?」

 

誠司「それは俺がラン達の世界に飛ばされたからだ」

 

なぎさ「飛ばされた?」

 

タルトの質問に誠司が答えると、なぎさが聞き返した来た。

 

誠司「そうだ、俺は中1の始めの頃、ラン達の世界に飛ばされたんだ。そこでゲキレンジャーとして戦い、宿敵を倒して帰ってきたんだよ」

 

咲「おおー!なんか凄そう!」

 

リン「それで元の世界に戻った誠司を、私達が追いかけてきたって事」

 

のぞみ「追いかけて来たって...ランちゃん達の世界は大丈夫なの?」

 

リンの言葉にのぞみが指摘する。

 

剛「心配要らない。今は俺達の後輩が守ってるからな」

 

ラブ「後輩?スーパー戦隊にも私達みたいに先輩、後輩があるの?」

 

ケン「ああ、いるぜ」

 

誠司「ちなみに俺達は31番目のスーパー戦隊だ」

 

あかね「31番目!?」

 

なお「スーパー戦隊ってそんなにいるの!?」

 

誠司「ああ、俺達を含めて179人もいるからな」

 

奏「179人!?」

 

アコ「想像できないわね」

 

スーパー戦隊の人数に全員驚愕する。

 

やよい「ねえ!ゲキレンジャーには強化形態とかないの!?」

 

やよいが興奮気味に、誠司に対して質問する。

 

誠司「ああ、俺はスーパーゲキレッド、ランはスーパーゲキイエロー、リンにはスーパーゲキブルーていうのがあるぜ」

 

興奮気味のやよいに誠司は圧倒されながらも、質問に答えた。

 

やよい「どんな力なの!?」

 

誠司「激獣拳の基本は『激気(げき)』と呼ばれる気を使うんだが、この激気の上に『過激気(かげき)』という究極の気が存在するんだ。それは『激気を超えた激気』と呼ばれる至高の境地で、誰も習得できなかった幻の力なんだ」

 

マナ「え!?じゃあ3人はそんな凄い力を習得したって事!?」

 

シャルル「凄いシャル!」

 

キャンディ「かっこいいクル!」

 

誠司の説明を受け、殆どの者が驚愕する。

 

やよい「強化する事で何か変わったりするの!?」

 

誠司「前に見せたゲキタイガー達とは違う、ゲキビーストを召喚する事が出来るんだ」

 

やよい「他にも召喚できるの!?どんな動物なの!?」

 

やよいは説明を聞く度にテンションが上がっており、誠司に詰め寄って行く。

 

誠司「俺がゲキゴリラ、ランがゲキペンギンでリンがゲキガゼル。その3体を合体する事で、ゲキファイヤーが出来るんだ」

 

やよい「凄い!凄い!凄い!スーパー戦隊ってかっこいいんですね!!」

 

誠司「ああ...、気持ちは嬉しいが少し落ち着け」

 

誠司は説明しながらも、キラキラした目で詰め寄ってくるやよいから距離を置く為、後ずさりしていたが壁に追い詰められてしまった。

 

なお「ちょっ!落ち着きなよやよい!」

 

あかね「あんたテンション可笑しな事になってるで!いつもの人見知りな性格は何処にいったんや!」

 

さすがにやよいが暴走していたので、咄嗟になおとあかねが止めに入る。

 

その後、なんとかやよいの暴走を止めて、全員一息ついていた。

 

れいか「すみません誠司さん。やよいちゃんスーパーヒーローが好きだから、テンション上がっちゃったみたいでして...」

 

誠司「大丈夫だ。少し驚いただけだから」

 

みゆき「ははは...、やよいちゃんパーティーが決まった時からテンション高かったけどね..」

 

みゆきは苦笑しながら呟く。

 

やよいの暴走があった為、質問タイムは終了し用意したお菓子などを食べて、誠司達がゆっくりしていたその時。

 

ピンポーン!

 

突然来訪客を知らせるチャイムが鳴った。

 

ケン「ん?まだ来てない奴がいたのか?」

 

マナ「いえ、もう全員来てる筈だけど...」

 

ひめ「じゃあ、誰?」

 

突然の来訪者にプリキュアメンバーは困惑する。

 

ブルー「誰か分からないから僕が行くよ。リボンが出るわけには行かないからね」

 

リボン「お願いしますわ、神様」

 

ブルーは玄関に向かい、来訪者を確認しに行った。

 

めぐみ「誰が来たんだろ?」

 

誠司「分からないが...、場所を事前に知っていなければ、ここに来ることは出来ないだろ」

 

剛「ああ、少し用心していた方がいいな」

 

しばらく待っているとブルーが部屋に戻ってきた。

 

ブルー「誠司君、どうやら君のお客様みたいだ」

 

誠司「俺?」

 

ケン「何で誠司がここにいる事知ってんだよ」

 

誠司は自分に客が来た事に驚き、ケンはブルーに対して質問する。

 

ブルー「一度、誠司君の家に向かったら、妹さんからここに居ることを聞いて尋ねてきたらしい」

 

ラン「なるほど、それで相手は誰だったの?」

 

ブルー「明石暁って名乗ったけど、誠司君の知り合いかい?」

 

5人「なっ!?」

 

ブルーの口から告げられた名前を聞き、誠司達は驚きの声を上げる。

 

誠司「ブルー、もしかしてその人以外に5人ぐらい居なかったか?」

 

ブルー「ああ、男の人が3人、女の人が2人いたよ」

 

ケン「なんで、あいつらがここにいんだよ」

 

ブルーの回答にケンがさらに驚く。

 

ゆり「なにをそんなに驚いているの?」

 

剛「驚くのも当たり前だ。その人たちはこの世界の人間じゃないからな」

 

『え!?』

 

剛の回答にプリキュア全員が驚く。

 

いつき「ここの世界の人間じゃないって、もしかしてその人たちも剛さん達の世界の人ですか?」

 

リン「ええ、その人たちは私達の1つ前の先輩、轟轟戦隊ボウケンジャーの人たちよ」

 

えりか「え!?轟轟戦隊って事は、誠司君達とは別のスーパー戦隊ってこと!?」

 

暁「そういうことだ」

 

えりかの質問に答えたのは、いつの間にか部屋に入っていた暁だった。

 

暁「久しぶりだな誠司」

 

誠司「暁さん!お久しぶりです!」

 

誠司は暁に近づき握手をする。

 

暁「すまないな、いきなり入って」

 

ブルー「いや、問題ないから気にしないでくれ」

 

暁はいきなり入った事をブルーに謝罪するが、気にしていないようだった。

 

ラン「それにしても、なぜ暁さんがこっちの世界に?」

 

暁「それはこれから説明する」

 

暁はそう言って説明する為に、他のメンバーを部屋に入れた。

 

余談だが、2代スーパー戦隊が揃った事で、やよいがまた暴走するが、それは別の話。

 

 

 

 

 

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暁「さて、まずは自己紹介をしよう。俺は明石暁、轟轟戦隊ボウケンジャーのチーフ、ボウケンレッドだ」

 

さくら「ですから’元’チーフですよ、暁さん」

 

暁「そうだったな、すまないさくら」

 

暁とさくらのやり取りを見て、ケンと映士が後ろの方で小声で話していた。

 

ケン「なあ、おたくの所のレッド達はなんか進展あったのか?」

 

映士「特に進展はないな、さくら姐さんは帰ってきてからは苗字で呼んでたが、しばらくしたら普通に名前で呼んでたぜ」

 

ケン「なるほどな」

 

映士「そっちはどうなんだよ」

 

ケン「こっちはラン達だけじゃなくプリキュアの3人も誠司の事が好きで、他にも脈ありが1人居る」

 

映士「マジかよ...、そっちは面白い事になってんだな」

 

ケン「ああ」

 

ニヤニヤしながら話していたケン達だったが、映士は右肩を掴まれ、ケンは両肩を掴まれた。

 

錆付いたロボットのようにギギギっと後ろを向くと、映士の肩にさくらの手が、ケンの肩にランとリンの手が掴まれていた。

 

3人の目は冷たく凄く恐ろしかった、2人はだらだらと冷や汗を流していた。

 

その後、映士はさくらに、ケンはランとリンにボコボコにされ、後ろに転がされていた。

 

真墨「えー、あの馬鹿達は放っておいて自己紹介を続けるぞ。俺が現チーフ、ボウケンブラックの伊能 真墨だ」

 

蒼太「僕はボウケンブルーの最上 蒼太だ。宜しく」

 

菜月「私はボウケンイエローの間宮 菜月!宜しくね!」

 

さくら「私はボウケンピンクの西堀 さくらと言います。宜しくお願いします」

 

真墨「ちなみにそこで転がってるのはボウケンシルバーの高丘 映士だ」

 

さくら「別に覚えなくても大丈夫ですよ」

 

真墨の言葉の後、さくらは笑いながら答えていたが、目は笑っていなかった。

 

先程の一部始終を見ていた者は苦笑していたり、気の弱い者は後ろに隠れていたりした。

 

ちなみに妖精達は一箇所に集まり、震えて抱き合っていた。

 

シプレ「あの人達凄く怖いですぅ...」

 

ポプリ「恐ろしかったでしゅ...」

 

妖精達の幼い者達は殆どが涙目になっており、3人は自分が恐れられている事に気がついていなかった。

 

真墨「それで俺達が来た理由だが、この世界にあるプレシャスの回収する為なんだ」

 

祈里「プレシャス?」

 

暁「プレシャスとは俺達の世界に存在する、危険な力を秘めた宝の事だ」

 

蒼太「中には地球その物を破壊できる程の力を持っている物もあるんだ」

 

さくら「私達はそのプレシャスを見つけ出し、保護、又は破壊を目的とした組織なんです」

 

祈里の質問に暁達が答える。

 

せつな「でも、なんでそちらの世界の物がこの世界に?」

 

真墨「それは俺達も分からないんだ。何かのきっかけでこっちの世界に渡ったみたいなんだが...」

 

せつなの問いに真墨が答える。

 

誠司「それで、そのプレシャスは何処にあるんですか?」

 

暁「あそこだ」

 

暁が指差し、その先にはぴかり山が見えていた。

 

めぐみ「え!?ぴかり山!?」

 

ゆうこ「こんな近くにそんな危険な物が...」

 

この時、理央は今朝の事を思い出し、自分を呼んでいたのはそのプレシャスじゃないかと考える。

 

暁「それで誠司達にも協力して貰いたいんだ」

 

暁は誠司達に協力を申し出る。

 

誠司「分かりました協力します」

 

ラン「そうね、そんな危険な物があるなら黙って見てる訳にも行かないし」

 

剛「ああ、皆で力を合わせれば何とかなるだろう」

 

真墨「すまない、助かる」

 

暁の申し出に誠司は了承し、他の者達も賛同する。

 

めぐみ「だったら私達も協力するよ!ねっ!皆!」

 

マナ「そうだね!皆で力を合わせよう!」

 

『うん!』

 

めぐみとマナの言葉にプリキュア全員が頷く。

 

誠司「よし!準備が出来次第、出発だ!」

 

『おー!』

 

誠司の掛け声に、全員が声を上げる。

 

 

 

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誠司達はプレシャスの反応を確認しながら、ぴかり山を登っていた。

 

誠司「そろそろ休憩した方がよさそうだな」

 

めぐみ「なんで?いくらなんでも早くない?」

 

ひめ「まだ、そんなに登ってないよ」

 

誠司の提案にめぐみとひめは腑に落ちない様子だった。

 

剛「何が起こるか分からないからだろ」

 

暁「確かにそれは一理あるが、さすがに早すぎるんじゃないか?」

 

誠司「それもありますが...あいつらがもう限界みたいなので」

 

そう言って誠司が指差す方を見ると、体育系の者は少し離れた所に疲れている様子で登っていたが、文化系の者は随分離れた所で足取りがゾンビみたいにゆっくりと登っていた。

 

剛「休憩するか...」

 

ケン「そうだな」

 

事情を把握し、誠司達は休憩する事にした。

 

さくら「すみません、自分達のペースで登っていたので、他の皆さんの事を考えていませんでした」

 

マナ「いえ、大丈夫です」

 

立花「少しきつかったけどね」

 

えりか「少しって、凄くきつかったんですけど!」

 

立花の言葉にえりかが突っ込みを入れる。

 

つぼみ「めぐみちゃん達は凄く体力があるんですね...誠司さん達に着いていけるなんて...」

 

めぐみ「まあ、誠司達の修行に参加してるしね」

 

ゆうこ「そうね」

 

ひめ「あの死にかけた修行に比べたらどうって事ないわ。いやでも体力つくし」

 

めぐみ達は説明しながら遠くを見つめていた。

 

いつき「死にかける修行ってどんな修行...」

 

ゆり「想像したくないわね」

 

つぼみの質問にめぐみ達はさりげない様子で答えていた。

 

ほのか「あの...、後どれぐらい登るんですか」

 

誠司「反応はまだ先みたいだからな、まだ登るぞ」

 

舞「嘘...」

 

やよい「死んじゃう...」

 

みゆき「疲れた...」

 

休憩していた誠司達だったが、理央が何かに気付き、立ち上がる。

 

誠司「?どうした?理央」

 

誠司は理央の様子に気がつき質問するが、理央には聞こえていなかった。

 

剛「どうした?」

 

ケン「なにかあったのか?」

 

他の者も理央の様子がおかしい事に気がつき、話しかけるが理央は反応しない。

 

怪訝に思っていると、理央が急に走り出した。

 

誠司「理央!?」

 

暁「おい!何処に行くんだ!」

 

誠司と暁の声で、休憩していたプリキュア達も状況がおかしい事に気がつく。

 

誠司「追いかけるぞ!」

 

誠司達はすぐさま理央の後を追った。

 

えりか「えー!嘘!今度は走るの!?」

 

奏「冗談でしょ...」

 

マナ「取りあえず、私達も追いかけよう!」

 

体力がない者達は絶望する。

 

立花「今思ったんだけど、私達プリキュアに変身すれば良かったんじゃないの?」

 

『あ...』

 

立花の言葉を聞き、殆どの者が呆然とするが、誠司達との距離が離れていくのを見て慌てて変身し、追いかける。

 

 

 

 

誠司「待て理央!」

 

誠司は理央を止めようと声を掛けるが、一向に止まろうとしなかった。

 

さくら「暁さん!彼の走っていく先に、プレシャスの反応があります!」

 

暁「何?もしかして、プレシャスに呼ばれているのか?」

 

剛「プレシャスに?」

 

リン「どうゆう事ですか?」

 

暁の考察にリンが質問する。

 

暁「今回のプレシャス、獅子黒刀は手にした者に莫大な力を与えると言われている。もしかしたら獅子黒刀が理央を呼んでいるのかもしれない」

 

ケン「莫大な力を与えるって事は、それを手に入れたら理央の力が増すって事か」

 

剛「そいつは凄いな」

 

暁「確かに手にした者は強化されるが、今まで手にしようとした者は力が強すぎる為に、命を落としているんだ」

 

『なっ!』

 

誠司「じゃあ、このまま理央が手にしたら!」

 

真墨「力に耐え切れず、死ぬだろう」

 

めぐみ「そんな!」

 

ひめ「早く止めないと!」

 

誠司「急ぐぞ!」

 

誠司達は理央を追いかけていると、洞窟の入り口に辿り着いた。

 

さくら「この中からプレシャスの反応があります!」

 

暁「やはりプレシャスに呼ばれていたのか」

 

蒼太「早く追いつかないと!」

 

メレ「待ちな!」

 

理央に追いつこうとしたその時、誠司達の前にメレとファントムが現れた。

 

誠司「メレ!」

 

めぐみ「ファントム!」

 

ケン「なんであいつらがこんな所に...」

 

メレの後ろから何体ものリンリンシーが現れるが、殆どの者が荒々しいように見えた。

 

剛「リンリンシーまで居やがるのか」

 

ラン「だけどなんか様子がおかしいわ!」

 

メレ「こいつらは私同様強化されているから、気をつけた方がいいよ。お前らあいつらの相手をしてやんな!私はこの先にある刀を取りにいくからね」

 

暁「っ!何で奴が獅子黒刀の事を!?」

 

ゆうこ「もしかして、幻影帝国も刀を狙ってここに!?」

 

メレが理央の後を追いかけ、誠司達も追いかけようとしたがファントムとリンリンシー達が行く手を阻む。

 

ファントム「お前達の相手は俺がしてやる」

 

ファントムを前に、全員立ち尽くしていたが、めぐみ達が前に出る。

 

めぐみ「誠司!ここは私達が相手するからメレを追いかけて!」

 

誠司「な、何言ってんだ!相手は俺とラブリーの2人係で倒した相手なんだぞ!」

 

めぐみが誠司達に前に進むよう促すが、誠司は止めに入る。

 

めぐみ「大丈夫!なんとかなるって!」

 

ひめ「うん!修行の成果を見せてやるわ!」

 

ゆうこ「それに今日はハート達もいるしね!」

 

めぐみはいつもの調子で答え、ひめは消極的な性格とは裏腹に今日は自信満々な様子だった。

 

めぐみ「ひめ!ゆうゆう!行くよ!」

 

ひめ・ゆうこ「うん!」

 

『かわルンルン!』

 

『プリキュア!くるりんミラーチェンジ!』

 

3人はプリキュアに変身する。

 

ラブリー「世界に広がるビックな愛!キュアラブリー!」

 

プリンセス「天空に舞う!蒼き風!キュアプリンセス!」

 

ハニー「大地に実る!命の光!キュアハニー!」

 

ラブリー「ハピネス注入!」

 

プリンセス・ハニー「幸せチャージ!」

 

3人「ハピネスチャージプリキュア!」

 

3人が名乗り上げると、ファントムがリンリンシーに指示を出し、ラブリー達に襲い掛かる。

 

ラブリー達が迎え撃ち、戦う。

 

誠司「しょうがない、ここは任せたぞ!ラブリー!プリンセス!ハニー!」

 

誠司達はラブリー達を残し、理央達の後を追う。

 

誠司達が理央達を追いかける姿を、ファントムは黙って見ているだけだった。

 

ハニー「誠司君達を追いかけなくていいの?」

 

ファントムに対し、攻撃しながらもハニーが質問する。

 

ファントム「本当だったらゲキレッドにリベンジしたい所だが、俺1人じゃ勝てないからな。だからあいつらより弱いお前達から倒させて貰う」

 

プリンセス「くそー!確かに誠司達に比べたら弱いかもしれないけど!私達だって負けてないわよ!」

 

ひめがファントムに対し突っかかっていると、ラブリー達の後方から攻撃が飛んでくる。

 

ドカーン!

 

ファントム「くっ!なんだ!」

 

攻撃が飛んできた方からハート達が合流する。

 

ハート「ラブリー!大丈夫!」

 

ラブリー「ありがとう!ハート!」

 

ダイヤモンド「それより何よあいつら、ハートの攻撃を食らったのに全然効いてない」

 

ロゼッタ「それに誠司さん達の姿も見えませんわ!」

 

ダイヤモンドが先程の攻撃を受けたにも関わらず、無傷のリンリンシーに驚愕し、ロゼッタは誠司達が居ない事を指摘する。

 

プリンセス「気をつけて!あいつらはゲキレンジャー達が戦っていた敵で、凄く強化されてるの!」

 

ラブリー「それと、あいつらに指示を送ってるのは、プリキュアハンターって言って、誠司達がいないと倒せないぐらい強いの!」

 

ソード「あいつそんなに強いの...」

 

エース「それに、強化されているとおっしゃいましたが、どれほど強化されているのですか?」

 

ハニー「分からないけど、同じ様に強化されたメレは、誠司君と理央さんの2人係でも倒せなかった程、強かったわ」

 

ハート「え!?だって、誠司君と理央さんって、私達全員が束になっても倒せないぐらい強いんでしょ!」

 

ピース「えー!そんな2人が倒せないなんて、私達に勝ち目ないじゃん!」

 

ハッピー「そもそも、誠司君達は何処に行ったの!?」

 

ハニーの言葉にハートは驚愕し、ピースは自分達の置かれている立場に慌て、ハッピーは誠司達が居ない事を質問する。

 

ラブリー「誠司達は理央さんを追いかけてもらったの!こいつらは私達が相手するからって」

 

サニー「いやいやいや!送っちゃだめやん!なんで行かせたんや!」

 

ハニー「理央さんがプレシャスに呼ばれてるみたいなんだけど、それを手にしたら命を落とすかもしれないの」

 

ビューティ「急に走り出したのは、そういう事だったんですね」

 

マーチ「そっちもそっちで大変な事になってるなんて」

 

ラブリー「みんな!悪いけど、あいつらを倒すのに協力して!」

 

『OK!』

 

 

 

 

 

 

____________________________________

 

 

 

 

 

理央は、自分を呼んでいる存在に向かって走っていた。

 

休憩していた時、突如頭に自分を呼ぶ声が響いた。

 

理央はその声に向かって走り続け、洞窟の中をしばらく走っていると広い場所に出た。

 

そこは異様な力に満ちており、中央には1本の刀が刺さっていた。

 

理央は刀から力が放たれている事に気がつき、刀に近づく。

 

理央「お前が、俺を呼んでいたのか...」

 

理央が呟くと、刀が返事をするかのように、ドクン!と脈打ち力がさらに放出される。

 

理央が刀に触れようとした瞬間、後ろからの攻撃に気がつき、ガードする。

 

メレ「悪いがその刀は渡さないよ!」

 

理央「くっ!」

 

2人は対峙した後、メレは距離を離し、理央も向かい合う状態になる。

 

理央「メレ...」

 

メレ「邪魔するんじゃないよ!私はクイーンミラージュ様の為に、その刀を手に入れないといけないんだからね」

 

理央は前回戦ったときよりも、メレの様子がおかしい事に気がついた。

 

理央「よせメレ!その力を使えば!お前がお前でなくなるぞ!」

 

メレ「黙れ!お前には関係ない事だ!」

 

メレは叫んだ後、前回見せた強化形態になり、理央に向かって突っ込む。

 

理央「臨気凱装!」

 

理央は瞬時に鎧を纏い、メレの攻撃を防ぐ。

 

理央「ぐっ!」

 

メレの攻撃が前回に比べ、さらに重くなっていた。

 

メレ「はぁ!」

 

メレは理央のお腹に右回し蹴りを放つ。

 

理央「ぐはっ!」

 

理央は先程の攻撃に耐えていた為、まともに食らってしまい壁に激突した。

 

理央「くそ...」

 

メレ「ううううううっ!」

 

理央は膝を突き、メレはゆっくりとした足取りで理央に近づく。

 

その様子はおかしく、自我がないように思えた。

 

理央「はっ!」

 

理央はメレの油断を誘う為、メレに一気に近づく。

 

メレが迎え撃とうとした時、理央は地面を蹴ることにより、跳躍してメレの後ろを取って攻撃をする。

 

理央「なっ!」

 

理央の攻撃は後ろに回された腕によって、防がれていた。

 

メレ「はっ!」

 

メレは理央に蹴りを放ち、刀の近くまで吹き飛ばす。

 

この時、理央は自分が情けないと思っていた。

 

メレに手も足も出ない自分に、メレを助ける事が出来ない自分に。

 

自分の不甲斐なさに悔しんでいた理央の頭に声が響いた。

 

『汝、力を求めるか?』

 

理央は自分の頭の中に響く声に対し、欲しいと願う。

 

『何の為に力を求めるか?』

 

理央は頭の中に響く声を聞き、何の為に力が欲しいか願う。

 

メレを助ける為、そして自分に訳隔てなく接してくれる、ぴかりが丘の住人を守る為に力が欲しいと強く願う。

 

『覚悟があるなら、刀を手に取れ!そすれば汝に力を与えよう!』

 

言葉を聞き、理央は覚悟を決める。

 

理央「この俺にメレを!そしてこの町の皆を守る為の力をよこしやがれ!」

 

そう言って理央は刀を手にした。

 

理央が刀を手にした瞬間、理央に凄まじい力が流れ込む。

 

理央「ぐああああ!!」

 

理央は流れ込んでくる力に意識を失いかけるが、気合で意識を保っていた。

 

理央「はああああっ!!」

 

そして次の瞬間!理央を中心として凄まじい衝撃波が発生する。

 

メレ「ぐああああ!」

 

衝撃波に耐え切れず、メレは吹き飛ばされてしまう。

 

 

 

 

理央を追いかけていた誠司達も異変に気付く。

 

誠司「なんだ!」

 

剛「地震か?」

 

暁「違う!全員衝撃に備えろ!」

 

暁が叫んでしばらくすると、誠司達を凄まじい衝撃波が襲う。

 

ケン「うおおおお!!」

 

ラン「何!?」

 

誠司達は飛ばされないように耐えていた。

 

しばらくすると衝撃波は止み、誠司達は体勢を整えていた。

 

誠司「みんな、大丈夫か?」

 

リン「ええ」

 

剛「なんとかな」

 

誠司は皆の安否を確認する。

 

蒼太「いったい今のはなんだったんでしょう」

 

暁「もしかしたら、どちらかがプレシャスを手に取ったのかもしれない」

 

ケン「おいおい、それは不味いんじゃないか?」

 

誠司「取りあえず、急ぐぞ!」

 

そう言って誠司達は先を急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

理央とメレが居た広場は、衝撃波によって発生した煙によって、何も見えない状況になっていた。

 

メレ「ううううっ」

 

メレは唸りながらも、理央が居た場所を睨む。

 

しばらくすると煙が晴れ、中から理央が出てくる。

 

理央の纏っていた鎧が少し変わっており、肩にライオンの彫刻、腰にライオンの皮を模した鎧が追加されており、理央の手には獅子黒刀が握られていた。

 

メレは本能的に危ないと感じたのか、理央に襲い掛かる。

 

メレ「うがああああっ!」

 

メレは理央に攻撃を仕掛けるが、理央は片手で受け止めていた。

 

理央「はぁ!」

 

理央は獅子黒刀を下から振り上げる。

 

メレ「ぐあっ!!」

 

攻撃を受け、メレは仰け反る。

 

理央「はああああああ!!」

 

理央は刀身に外が黒、中が黄色のエネルギーを纏わせる。

 

理央「獅子連斬(ししれんざ)!!」

 

理央が刀を振り上げると、刀から獅子の形をした斬撃が放たれる。

 

メレ「ぐあああああっ」

 

斬撃を食らい、メレは吹き飛ばされる。

 

理央「これで...終わりだ!」

 

理央は刀身にエネルギーをさらに纏わせ、巨大な刀身になる。

 

理央「うおおおおおお!!獅子断斬(ししだんざん)!!」

 

理央は巨大な刀身を振り下ろし、メレを一刀両断する。

 

メレ「があああああっ!!」

 

パリーン!!

 

鏡が割れたような音がした後、メレの体から黒い瘴気が出てくる。

 

最後の攻撃はメレ自体を攻撃したのではなく、メレにかけられていた呪縛を破壊する為に放った物だった。

 

メレの体が深緑から元の緑色に戻り、人間体に変わる。

 

理央は鎧を解除し、崩れ落ちるメレを咄嗟に抱きしめた。

 

理央「まったく、世話の掛かる奴だ」

 

悪態をつく理央だったが、メレを優しい目で見ていた。

 

誠司「理央!」

 

するとそこに誠司達が広場に入ってきた。

 

理央「遅かったな誠司」

 

誠司「良かった、無事だったんだな」

 

理央「ああ、こいつのお陰でな」

 

そう言って理央は獅子黒刀を見せる。

 

さくら「それは獅子黒刀!?」

 

ラン「え!?」

 

リン「それが!?」

 

全員理央が見せた刀に驚愕する。

 

暁「まさか!獅子黒刀の力を自分の物にしたのか!?」

 

理央「そうだ」

 

真墨「凄まじいな」

 

暁達は理央が獅子黒刀を制御した事に驚く。

 

剛「てかメレはどうしたんだよ」

 

理央「安心しろ。この刀の力を使って、メレにかけられていた呪縛を破壊した」

 

ケン「てことは、もうメレは操られていないってことか?」

 

理央「ああ、そうだ」

 

ラン「良かった...」

 

ここにいる全員がメレの状態に安堵する。

 

メレ「う、うう」

 

理央「メレ!」

 

話しているとメレが意識を取り戻した。

 

メレ「ここは...いったい...」

 

理央「意識が戻ったようだな」

 

メレ「理央様!?えっ!?私はいったい!?」

 

メレは自分が理央に抱きしめられて居る事に気がつき、慌てる。

 

リン「メレ...本当に良かった」

 

メレ「なっ!ゲキレンジャーに、なんでボウケンジャーの連中まで!?」

 

誠司「お前は操られていたんだ。何も覚えてないのか?」

 

メレ「私が...操られて...」

 

メレは自分の状態が理解できず、混乱していた。

 

ケン「お前が操られているのを、理央が助けたんだ」

 

メレ「理央様が...申し訳ございません、私が不甲斐ないばかりに」

 

理央「気にするな」

 

メレ「ですが、私のせいで理央様に迷惑をかけてしまいました」

 

メレは理央に迷惑をかけていた事を嘆いていた。

 

理央「だったらこれからの生涯、ずっと俺の傍にいろ」

 

しばらくその場は静寂に包まれた。

 

『えーーーーー!!』

 

その後、暁と誠司以外が驚きの声を上げる。

 

メレ「り、理央様!それって。つ、つまり!」

 

理央「分かったか」

 

メレ「は、はい!」

 

メレは理央の言葉の意味を理解すると、顔を赤くし詰まりながらも返事をする。

 

誠司「お前ら、何をそんなに驚いてんだ?」

 

暁「何かあったのか?」

 

状況が把握できないのか、誠司と暁は頭に疑問符を浮かべていた。

 

真墨「明石、お前冗談だろ...」

 

剛「いくらなんでも鈍すぎるだろ...」

 

映士「さすがの俺でも分かったぞ、今のは」

 

誠司達の様子に男子メンバーは呆れていた。

 

ラン「えー!嘘!メレおめでとう!」

 

さくら「おめでとうございます!」

 

菜月「おめでとう!」

 

女性メンバーはメレに祝福を送っていた。

 

ケン「この状況でお前らだけだぞ、気付いてないの」

 

暁「どういう事だ?」

 

誠司「何かおめでたい事でもあったのか?」

 

ケン「はあ...もういいや」

 

ケンは誠司達の返答に呆れた。

 

誠司「それより、めぐみ達を助けに行かないと」

 

ラン「ああ!そうだった!」

 

さくら「こちらも大切な事ですが、早く助けに行きましょう!」

 

その場にいた全員が頷き、めぐみ達の元へ向かう。

 




はい!如何だったでしょうか!

やっと!メレ救済出来ました!

ここまでが長かった。

ミスターボイスの口調ですが、記憶で書いていますので少し違う所はあるかもしれません。

また、理央の強化形態のアイデアを提供して頂いたg-3x様

本当にありがとうございます!

元々、黒獅子王・理央と獅子黒刀は別々のアイデアだったのですが、

私が獅子黒刀をプレシャスにしてボウケンジャーと一緒に探しにいったら良いと思い、

g-3x様に要望をしたのですが、無事了承して頂いたので助かりました。

全て私が考えた話なのですが、どうせそこまで長くならないだろうと書いていたら

まだ、巨大ロボ戦の序盤にも関わらず、2万文字越えしてしまいました。

思いのほかアイデアが出てきた為、2話に分けて投稿致します。

続きは近いうちにまた投稿致しますので、お楽しみ下さい。

それでは次回お会いしましょう!

またな!

ゲキレンジャーの原作の話をハピネスチャージの1話より前に、加えようと思っています

  • ゲキレンジャー側での誠司の活躍が見たい!
  • 今のままで、充分
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