ハピネスチャージプリキュア 激獣拳使いの幼馴染み 作:ナツ・ドラグニル
お待たせしてしまい、申し訳ございません!
1ヵ月ぶりの投稿ですね。
2月は忙しく書く暇がありませんでした。
棚卸しも終わったので、しばらくは忙しくないと思います。
さて、リアルの話はここまで!
作品をどうぞ!
ブルースカイ王国。
「強化しているにも関わらず、なんだあのざまは」
幻影帝国のアジトで、5毒拳がツトコウによって咎められていた。
「申し訳ございません、ツトコウ様」
「まあいい、それで?次はどうする気なんだ?」
「策はあります、他のメンバーにある切り札を渡しております」
「切り札?」
ブラコの言葉に、ツトコウは聞き返す。
「次はマガとソリサの2人にやらせます」
ブラコの言葉で、マガとソリサが前に出る。
「ほう、ならやってみろ」
「はい、おおせのままに」
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夕方の大使館。
「見て、見て、見てですわ。ファイルにカードが溜まってきたですわ!」
カードファイルを開きつつ、リボンは嬉しそうにする。
『おおー!』
リボンの言葉に、全員が声を上げる。
「ファイルがいっぱいになったらお願い事が叶うですわ!何をお願いしちゃいますの?」
リボンはめぐみ達に質問する。
「私は勿論、ブルースカイ王国の復活~!」
故郷を元に戻したいと願う、ひめ。
「私は体の弱い、うちのお母さんが元気モリモリになるように、かな?」
母親の病気を治したいと願う、めぐみ。
「私はみーんながご飯を美味しく食べられるようにお願いしちゃう」
皆の幸せを願う、ゆうこ。
「ゆうこらしいな」
ゆうこの言葉に、誠司は微笑む。
『ははははは』
誠司とゆうこが微笑あい、その後全員が笑いあう。
「えーと...」
「それから~」
めぐみ達は、他にもお願い事を考える。
「でも、叶えられるお願いは1つだけですわ」
そこで、リボンがめぐみ達に指摘する。
『えー!そうなの?』
3人は驚愕する。
「なんだよ、大変な思いをして集めても叶えられるのは1つだけかよ」
「そうだよー!みんなで集めたんだから、みんなの分お願い叶えてよー!けちー」
ケンに同調して、ひめはリボンに文句を言う。
「けちも何も、そういうお約束になってるんですのー」
ひめの言葉に、リボンは反論する。
「そっかー、1つかー。皆で一生懸命集めたカードだもん、皆でよく考えないとね」
めぐみは残念そうに呟く。
「まあ、まだファイルがいっぱいになるまで時間もあるし、それまでしっかり相談しておくですわ」
リボンはそう言いつつ、ファイルを閉じる。
「あっ、そういえば誠司、明日サッカーの試合があるんだろ?」
ゴウが思い出し、誠司に質問する。
「ああ、明日町内のサッカー大会があるんだよ」
「へぇー、そうなんだ!じゃあ、皆で応援に行こうよ!」
誠司の言葉にめぐみは、全員に応援に行こうと提案する。
「良いなそれ、行こうぜ!」
「ああ、俺達のリーダーの活躍を見せて貰おうぜ」
ケンが直ぐにめぐみの提案に乗り、ゴウは茶々を入れる。
「じゃあ明日、朝早くに河川敷に集合な」
『おう!』
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翌日の早朝。
めぐみ達は約束通り、河川敷に集合した。
「よう、悪いなみんな」
誠司が集まったメンバーに挨拶をする。
「大丈夫よ」
「うん、誠司!今日は頑張ってね!」
「ああ...それなんだが...」
めぐみの応援に対して、誠司は歯切れ悪く返事をする。
誠司達は試合会場に移動し、そこで誠司が説明をする。
『二日酔い!?』
誠司の説明に全員が驚愕する。
「昨日メンバー数人で作戦会議を居酒屋さんでやってたらしいんだけど、飲み過ぎちゃったみたいで...」
誠司が視線を向けた先には、頭を抱えたりぐったりしている8名の男性が居た。
『あちゃー』
「そこで頼みがあるんだが、お前達に助っ人に入って欲しいんだ」
「助っ人?良いよ任せて~!」
「ああ、俺達のチームワークを見せてやろうぜ!」
めぐみが直ぐ様了承し、ケンが気合を入れる。
「ありがとー!話は聞いていたよ、君達が助っ人になってくれるんだって?」
その時、1人の男性が近づいてきた。
「おっす!ゴンです!」
「紹介するよ、ぴかりが丘商店街サッカーチーム監督、ゴンさん。皆は親しみと尊敬をこめて隊長と呼んでるんだ」
「んー!」
誠司の紹介に、ゴンはドヤ顔になる。
『隊長!宜しくお願いします!』
全員が声を揃えて、挨拶をする。
「おう!宜しくな!」
「隊長は我が商店街のお団子屋さんの2代目。対する相手チームの監督はお隣、中央商店街のお饅頭屋さんの2代目。奇しくもライバル店2代目同士の争いとなってしまって」
説明する誠司だったが、顔は困り顔になっていた。
「ウチの看板商品、団結団子のパワーを見せ付けてやるぜ!」
「ふん!果たしてウチの満足饅頭に勝てるかな?」
ゴンに対して、中央商店街の2代目が反論し、両者は張り合う。
「お団子対お饅頭かぁ!」
その様子をめぐみは嬉しそうに見ている。
「シュートを決めた人には饅頭20個入りのこの菓子折りをプレゼントするぞー!」
『おおー!』
中央商店街の2代目の宣言により、中央商店街の人達は盛り上がる。
「こっちはシュートを決めたら団子30本だ!」
ゴンの言葉に、無事だった2人のメンバーが気合を入れる。
「お団子30本かー!」
「よっしゃー!燃えてきたぜ!」
ひめとケンも目を輝かせ、めぐみ達も嬉しそうにする。
「絶対に負けられない戦いがそこにはある」
ゴンの背後に炎が燃えているように、誠司達には見えた。
ゴンとお饅頭屋2代目は、火花を散らしながら睨み合う。
「お団子もお饅頭も、どっちも好きなんだけどなぁ」
2人の間でウットリするゆうこだったが、2人に呆れ顔で見られる。
「あれ?」
そこでひめが何かに気付き、周りを見回す。
「欠員者は8人でしょ?1人足りなくない?」
助っ人はめぐみ、ひめ、ゆうこ、そしてラン、リン、ゴウ、ケンの合計7人。
ひめの言う通り、1人足りなかった。
「大丈夫だ、他にも助っ人を呼んでいるからな」
「他にも?それって...」
「遅くなってすみませーん」
めぐみが誠司に質問しようとした時、凄く聞き覚えのある声が聞こえた。
声がした方を全員が振り向くと、いつもの髪型をポニーテールに変えたいおながやってきた。
「あー、氷川さんだ!8人目の助っ人は氷川さんなんだね!」
思いがけない助っ人に、めぐみは嬉しそうにする。
「ええ、誠司君に頼まれたのよ」
いおなはそっけなくも、めぐみに返答する。
「助かったよ。ありがとうな、いおな」
「いいの、誠司君にはいつもお世話になってるし。偶にはお返ししないとね」
誠司に微笑むいおなだったが、めぐみ達を見て表情を曇らせる。
「あの子達も一緒なの?」
「え?何かまずかったか?」
「いえ、大丈夫よ」
聞き返す誠司だったが、いおなは誤魔化す。
「おーい、集合してー」
そこで、監督であるゴンの掛け声が聞こえた。
「キックオフの時間だ!皆!気合入れていくぞ!」
『おう!』
誠司の掛け声に、全員が元気良く答える。
「よーし!張り切って行こうぜ!」
自分達の監督の掛け声に答え、駆け出す選手一同。
もちろん、誠司達もその中にいる。
「ただいまより、ぴかりが丘商店街対中央商店街の試合を開始します」
審判が試合の開始を告げる。
「饅頭と団子のガチンコ勝負だ!」
「団子の団は団結の団!我がチームを甘くみるなぁ!」
饅頭屋2代目の言葉に、ゴンは挑発する。
ピーッ!
そしてついにキックオフ。
まずはめぐみがボールを蹴る。
相手選手が、めぐみにスライディングしてボールを奪おうとする。
スライディングされる寸前、めぐみはゆうこにボールをパスする。
「ああっ!?」
だが、ゆうこは上手く受け取れず、ボールは上に高く上がってしまう。
「ああ!ボールが!」
「任せろ!」
いおなが驚く中、誠司がボールの落下地点に向かって走る。
「はあ!」
誠司はボールに向かって跳躍する。
「ふっ!」
誠司はヘディングでゴールに向かってシュートを決める。
「うわあ!」
いきなりの事で反応出来なかったのか、キーパーはボールを止める事が出来なかった。
『おおー!!』
「ナイスシュート、いいぞぉ!炎のストライカー!まるで、昔の僕のようだ!」
誠司のナイスプレーに、味方だけではなく敵までも感心する。
「よっと」
「凄い誠司!」
「かっこいい!」
着地した誠司に、めぐみ達は駆け寄った。
「サンキュー。だけどまだ始まったばっかりだ、気を抜くなよ」
「うん!よーし、次こそお団子30本、ゲットだぁ!」
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その後も、試合は進んで行き早々にボールをゲットしたひめ。
「いっただき~!」
だが、前から相手選手が迫る。
「ひめちゃ~ん」
「こっちだ!」
選手達の間から、深水兄妹がパスを要求する。
「いけるはず!」
ひめはパスをすることなく、そのままシュートする。
だが勢いが弱く、簡単に取られてしまう。
「うぐ!ごめーん!」
ひめは悔しそうな顔を見せつつも、直ぐに2人に謝る。
「どんまいだな」
「気にしないで、ひめちゃん」
そう言って、2人は持ち場に戻った。
「ありがとう!よし、今度は失敗しないぞ!お団子30本!」
2人にお礼を言うと、ひめは次こそはと意気込みを入れる。
「白雪さん!」
そこへ、いおながひめに近づく。
「また自分だけのプレーに走ろうとしてるでしょ。ちゃんとパスで繋げて!」
いおなは叱って、そのまま去っていった。
試合は続行し、またもボールをめぐみがゲットする。
「めぐみー、こっちこっち」
「ひめ!」
めぐみはパス要求に答え、ひめにパスする。
だが、ひめにパスされたボールをいおなが横取りする。
「ちょっと、それ私のボール。めぐみが私にパスしたんだよ、なんで横取りするの?」
いおなに並走しつつ、怒りをぶつける。
「あなたが敵にマークされてたから、ボールを救っただけ。あなたはチームプレイが分かってない」
「分かってる」
いおなは指摘し、ひめは反論する。
「分かってないわ。私のアドバイスだって素直に聞けないじゃない」
「アドバイスって言うか、氷川さん上から目線なんだもん!」
「上から目線?」
怒ってるひめに対して、いおなが驚く。
「あっ!」
いおなが驚いている間に、ひめがボールを奪う。
「あっ!」
ボールを奪ったひめだが、直ぐにひめも奪われてしまう。
「はあ!」
ボールを奪った選手は、そのままシュートを決める。
「させるか!」
キーパーであるケンが、相手選手のシュートを止める。
「そう簡単には、ゴールは決めさせないぜ!」
『よっしゃー!』
ゴールを守った事で、ぴかりが丘商店街の人達が喜ぶ。
ピピーッ!
そして、1対0のまま前半戦が終わった。
「前半戦おつかれさーん!勝つ為にはチームの団結。それが大切だ」
『はい!』
ゴンの言葉に、チーム一同が声を揃えて答える。
横目からお互い向き合って目が合うひめといおなだったが、すぐにそっぽを向いてしまう。
「今日はウチの自慢の団結団子を持ってきた。みんなで仲良く食べてエネルギー補給だ!」
『おー!』
ゴンの言葉に、一層元気になるメンバー。
「団結団子かー。もっちもちで弾力があって美味しいんだよねぇ」
とろーんとした目で呟くゆうこを、めぐみはにっこりと頷く。
ゴンは団子を取りに行く為、その場を離れる。
「食べた事がないから楽しみだな」
「ああ、早く食べたいぜ!」
楽しみにするゴウとケンだったが。
「ふん、随分楽しそうにしてるじゃないか」
声のする方を見ると、そこには5毒拳の2人。
ソリサとマガの姿があった。
「5毒拳!」
「お前ら、この前あんだけやられたのに何しに来やがった!」
5毒拳の2人に対し、ケンが質問する。
「この間は油断したが、今回はこの前のようにはいかないぞ」
ケンの質問に対し、マガが答える。
「だったら今回も蹴散らしてやるぜ!」
マガの言葉に、ゴウが返す。
「相手するのはいいが、私達だけに構ってていいのかい?」
『うわあぁぁぁぁ』
その時、遠くから悲鳴が聞こえた。
悲鳴が聞こえた方を見ると、そこにはサッカーボールを模したサイアークがいた。
『サイアーク!』
「あっちは確か、隊長が団子を取りに行った方向じゃない!?」
「てことは、あのサイアークは隊長の!」
めぐみ達が驚く中、ランとリンがサイアークの正体に気付く。
「よくも隊長を!みんな行くぞ!」
誠司の掛け声を合図に、全員が変身アイテム、《プリチュンミラー》、《スーパーゲキクロウ》、《ゴングチェンジャーブルー》、《サイブレード》を構える。
「研ぎ澄ませ!ケモノの刃!」
「轟け!ケモノの叫び!」
『ビースト・オン!』
『スーパービースト・オン!』
ケンがゲキチョッパーに、ゴウがゲキブルーバイオレットに、誠司達がスーパーゲキレンジャーへと変身する。
『かわルンルン!』
プリチェンミラーに、プリカードをセットする。
『プリキュア!クルリンミラーチェンジ!』
めぐみ達が、プリキュアへと変身する。
「過激にアンブレイカブル・ボディ!スーパーゲキレッド!」
「過激にオネスト・ハート!スーパーゲキイエロー!」
「過激にファンタスティック・テクニック!スーパーゲキブルー!」
「青紫激気、我流、我が道を貫く!シンアイアンウィル!ゲキブルーバイオレット!」
「才を磨いて!己の未来を切り開く!アメイジング・アビリティ!ゲキチョッパー!」
「燃え立つ激気は、正義の証!」
『獣拳戦隊!ゲキレンジャー!』
「世界に広がる、ビックな愛!キュアラブリー!」
「天空に舞う、蒼き風!キュアプリンセス!」
「大地に実る、命の光!キュアハニー!」
「ハピネス注入!」
『幸せチャージ!』
『ハピネスチャージプリキュア!』
「出たなプリキュア、ゲキレンジャー、サイアーク!強烈なシュートをプリキュアにお見舞いしてやれ」
オレスキーの命令を受け、サイアークはエネルギー弾を生み出してラブリー達に向けて蹴り飛ばす。
レッド達は跳躍してかわすが、ラブリー達は驚いたまま動く事が出来ず、直撃を受けてしまった。
3人は吹き飛ばされ、ゴールネットを突き破り墜落する。
墜落した後も、3人はネットで雁字搦めになって動けないでいた。
その様子を見て、オレスキーは笑っている。
「さすが素晴らしいキック力だ。プリキュアがまさに団子状態になっておるわ」
もがいている3人に、ゲキセイバーを持ったレッドが近づく。
「何やってんだ、お前ら!しっかりしろ!」
「ごめーん」
「ありがとう」
助けられた事にラブリーが謝り、プリンセスが感謝する。
「ふん、ゲキレンジャーはともかく、プリキュア達は大した事ないみたいだな」
今までのやり取りを見て、ソリサはプリキュア達を馬鹿にする。
「さて、もう一発食らわせてやろう」
「サイアーク!」
オレスキーの言葉の後、サイアークは再度エネルギー弾を作り出し、蹴り飛ばす。
レッドがゲキセイバーで対処しようとした、その時。
「ん?」
1つの光が走ったと思った次の瞬間、何かがエネルギー弾と衝突し弾き飛ばす。
「何だ!?」
砂塵が晴れていく中、そこには拳を突き出したフォーチュンが居た。
『キュアフォーチュン!』
突如現れたフォーチュンに、ラブリー達は驚く。
「何!?キュアフォーチュン!?えーい関係ない!攻めて攻めて、攻めまくるのだ!」
サイアークはオレスキーの命令でエネルギー弾を作り出して蹴り飛ばすも、今度は3つに分裂しキュアフォーチュンに迫る。
だがキュアフォーチュンは慌てることなく、2つを腕で弾き返して1つを受け止め蹴り返す。
エネルギー弾はサイアークに直撃し、吹き飛ばす。
「ありがとう、助けてくれて」
レッドが、キュアフォーチュンに感謝する。
「別に構わないわ。それにしても、プリキュアが3人も居てまるで連携がなってないわ」
「連携かー」
フォーチュンに言われ、ラブリーが考える。
「そうだ!だったらキュアフォーチュンも一緒になって4人で連携プレイすればいいじゃん!」
『え!』
ラブリーの提案に、声を揃えて驚くプリンセスとフォーチュン。
「確かに。全員の方がパワーも特盛り。バッチリ団結出来そうね」
「うん、プリンセスもそう思うでしょ?」
「あ...うん」
ハニーが同意し、ラブリーがプリンセスに同意を求める。
「それは駄目よ。私はあなた達と一緒に戦う気はないわ」
フォーチュンの冷たい言葉に、プリンセスは頬を膨らませて不機嫌になる。
「だが、ピンチの時に仲間がいると心強いぞ。この前のファントムの時みたいにな」
「あ...」
レッドに指摘され、フォーチュンは反論出来ずにしょんぼりする。
「悪いけど、私達の事を忘れてもらっては困るわ」
今まで黙って見ていたソリサが、オレスキーを差し置いて前に出る。
「今度は私達が相手してやるよ、リンシーズ!」
ソリサの合図で、数多くのリンシーが現れる。
「ダンスで鍛えた私達のチームワークを見せてやるよ!行け!リンシーズ!」
ソリサの命令を受け、リンシーズは突撃する。
「俺達も行くぞ!」
『おう!』
レッドの掛け声を合図に、全員が迎え撃つ。
「はあ!」
プリンセスがリンシーに攻撃するが、リンシーは腕を交差させることで攻撃を受け止める。
「!」
「きゃあああ!」
すると、他のリンシーにプリンセスが攻撃され吹き飛ばされる。
「何こいつら!」
「他のリンシー達と違って、このリンシー達は連携が取れているのよ」
今まで戦ったリンシー達と違う事に、ラブリー達は驚く。
「気をつけろ!こいつらは連携取れてる分、手強いぞ!」
レッドは、ラブリー達に警告する。
「だったら指揮してる奴を先に倒せばいいじゃん!」
そう言って、プリンセスはソリサに突っ込む。
「待って、プリンセス!ソリサに迂闊に近づいちゃ駄目よ!」
突っ込むプリンセスに、ブルーが注意する。
「警告しても、もう遅い!リンギ・
「きゃあ!」
ソリサは逆立ちし、逆立ちした時の勢いを利用して踵でプリンセスを攻撃する。
「プリンセス!」
「チョッパー!プリンセスを連れて少し離れろ!バイオレットはソリサを、イエローとブルーはリンシーズを頼む!」
『応!』
レッドの指示を受け、チョッパーはプリンセスを助けて、ブルーバイオレットはソリサの相手をする。
チョッパーに助けられたプリンセスは、ラブリー達の場所まで運ばれる。
「ごめんなさい」
「大丈夫だ、気にすんな」
謝るプリンセスだったが、チョッパーは余り気にしていなかった。
「大丈夫?プリンセス」
「怪我はない?」
「うん、大丈夫」
ラブリー達が心配し、プリンセスに近づく。
「なさけないわね、勝手に突っ込んでゲキレッドの足を引っ張るなんて」
フォーチュンが冷たい口調で話しかける。
「いくら何でも、それは言い過ぎなんじゃないのか?」
余りの口調に、チョッパーがフォーチュンに質問する。
「事実を言ったまでよ。やっぱりあなたでは...彼の助けにはならないわ」
そう言って、フォーチュンはレッド達の方を見る。
つられてラブリー達も、レッド達を見る。
そこでは、マガとソリサが追い詰められていた。
「今度こそ倒させて貰うぞ!」
レッドが、全員の前に出る。
「でもどうするんだ?まだサイアークもいるんだぞ」
ブルーバイオレットがゲキレッドに質問する。
「大丈夫だ、全部俺の新技で片付ける」
レッドの言葉に、全員が驚く。
「新技!?そんなのいつ作ってたのよ」
「ちょっと1人で特訓してたからな。よし!行くぜ!」
レッドは、激気を集中させる。
「ゲキワザ!来来獣!ゲキタイガー!」
レッドは、ゲキタイガーを召喚する。
「なんだ!何をするつもりだ!」
突如、ゲキタイガーが現れた事にオレスキーは驚く。
「はあ!」
レッドは、ゲキタイガーの頭の上まで跳躍する。
「ゲキワザ!
グルルルルルッガアァ―――――ッ!!
ゲキタイガーの咆哮と共に、衝撃波と激気の嵐がサイアークとソリサ達を襲う。
『ぐあああああ!!』
「サイアーク!!」
タイガー・ロアを受け、チョイアークとリンシーズは消滅し、サイアークとソリサ達には大ダメージを受ける。
「何ー!?一瞬でサイアークとチョイアークがやられてしまった!」
余りの出来事に、オレスキーは驚愕する。
「やったな、レッド!」
「ああ」
ゲキタイガーを戻したレッドに、イエロー達そして離れていたチョッパーが駆け寄る。
そんな中、ソリサ達が立ち上がろうとしていた。
「くぅ...マガ、こうなったらあれを使うよ」
「ああ!」
ソリサの言葉で、2人は何かを取り出す。
「何だ!?」
レッド達は、2人が取り出した物を警戒する。
『ふん!』
2人は、取り出した物を胸に突き刺した。
『ぐあああああ!!』
何かを突き刺した瞬間、2人は苦しみだし身体にも紫色の痣が幾つも広がる。
『うがああああああ!!』
ソリサとマガは、叫びだしたと同時に巨大化する。
「サイアーク!」
同じタイミングで、サイアークも巨大化する。
「良く分からないが、俺達も行くぞ!」
「応!」
『ゲキワザ!来来獣!』
「ゲキゴリラ!」
「ゲキペンギン!」
「ゲキガゼル!」
「ゲキタイガー、ゲキジャガー、ゲキウルフ!」
「いでよ!サイダイン!」
各々が、ゲキビーストを召喚する。
『獣拳合体!』
「獣拳変形!サイダイオー!」
ゲキゴリラ達が合体してゲキファイヤーに、ゲキウルフ達が合体してゲキトージャウルフに、サイダインが変形しサイダイオーになる。
『ゲキファイヤー!バーニングアップ!』
「ゲキトージャウルフ!バーニングアップ!」
「獣拳巨神サイダイオー!見惨!」
「さあ!巨大戦の時間が始まりました!解説はおなじみ増子美代と!」
「フライ拳使いのバエがお送りします!今回はゲキファイヤー対サイアーク、ゲキトージャウルフ対ソリサ、サイダイオー対マガの戦いが行われております!」
「はあ!」
ゲキトージャウルフがソリサに攻撃するが、特にガードすることなく簡単に喰らう。
「おおっと、ゲキトージャウルフの先制攻撃だ!」
「うがああああ!!」
ソリサが叫ぶと同時に、ゲキトージャウルフに攻撃する。
「ぐうっ!何だ!?まるで暴走してるみたいだ」
「うがあああ!!」
またもソリサが攻撃するが、ゲキトージャウルフが脚で防御する。
「足技が得意なのはお前だけじゃないぜ!はあ!」
ゲキトージャウルフは、左足を軸に後ろ回し蹴りを放つ。
「ソリサの様子が可笑しいのも気になりますが、ここからはゲキトージャウルフの反撃だ!」
「一気に行くぜ!ゲキトージャウルフ!ゲキワザ・大狼斬(だいろうざん)!」
脚でソリサを蹴り上げ、空中にあがったソリサを両拳で殴り飛ばす。
そして止めに、ウルフカッターをゲキウルフが口で挟み、連続で回し蹴りを放つ。
「ぎゃあああああ!!」
ソリサは絶叫を上げた後、石化して砕ける。
「決まったー!ゲキトージャウルフの必殺技が決まり、ソリサが倒れました!」
ソリサが倒された後も、他の所では戦いは続いていた。
「うがああああ!!」
「はあ!」
暴走するマガに対し、サイダイオーが戦っていた。
「なんだこいつ、自我もないし...暴走してるのか?」
バーサーカー状態となってるマガを、チョッパーは推測する。
「うがああああ!!」
「はあ!」
「サイダイオーに襲い掛かるマガ!何度も切りつけるがまったく効いていない!」
美代の解説通り、サイダイオーの攻撃は全然効いていなかった。
「くそっ!だったら何度も切りつければいいだけだ!」
チョッパーの言葉通り、マガに対し砕大剣を縦横無尽に切りつける。
「ぐううううう!!」
さすがに何度も切りつけたお陰か、マガはダメージを受けていた。
「良し、行くぜ!ゲキワザ!大大砕大斬!」
砕大剣を大の字に何度も斬り付ける。
「ぎゃああああ!!」
サイダイオーの必殺技を受け、マガは石化し砕ける。
「おおっと!サイダイオーの必殺技を受け、マガが倒されました!あとはサイアークのみ!」
そして最後、ゲキファイヤーとサイアークの戦いのみ。
「サイアーク!」
サイアークはエネルギー弾を作り、ゲキファイヤーに向って蹴り飛ばす。
『はあ!』
ゲキファイヤーは腕を振り下ろす事で、エネルギー弾を弾く。
「相手が玉なら、こっちも玉で行くぞ!」
『応!』
2人はレッドの意図をすぐに読み取り、次の行動に移る。
『ゲキワザ!来来獣!ゲキエレファント!』
ゲキファイヤーから、ゲキエレファントが召喚される。
「出たー!ゲキエレファントの登場です!鼻と足を使い、器用にボールを扱っております!」
ゲキエレファントは足と鼻でボールをドリブルし、サイアークへと迫る。
そしてそのまま、サイアークに向ってボールを鼻で放り投げる。
「シュート!!ゲキエレファントのシュートが!サイアークに決まりました!」
サイアークに当たり、ボールはゲキエレファントの元に戻り、そのままゲキファイヤーの近くまで戻る。
『獣拳武装!』
3人の掛け声を合図に、ゲキエレファントが分離してゲキファイヤーへと合体する。
『ゲキエレファントファイヤー!バーニングアップ!』
「なんと!ゲキエレファントがゲキトージャではなく、ゲキファイヤーと合体しました!」
美代はゲキファイヤーとゲキエレファントの合体に、驚く。
「サイアーク!」
サイアークはエネルギー弾を作り出し、ゲキエレファントファイヤーに向って蹴り飛ばす。
エネルギー弾は途中で、10個以上に分裂する。
「させるか!」
『はああああ!!』
ゲキエレファントファイヤーは、鎖鉄球を前で回転させ全てのエネルギー弾を弾く。
「一気に決めるぜ!」
『ゲキエレファントファイヤー・ゲキワザ!弾弾ハンマー崩し!』
右腕でハンマー何度も回転させ、勢いよくエレハンマーをサイアークに叩きつける。
「サイアーク!」
ゲキエレファントファイヤーの必殺技を受け、サイアークは消滅する。
「今日もゲキレンジャーが勝利を収めました!」
「さすがは我らがゲキレンジャー!」
『獣拳は正義の拳!正しき者が必ず勝つ!』
『ゲキエレファントファイヤー!』
「ゲキトージャウルフ!」
「サイダイオー!」
『WIN!!』
「くう!チームワークなど俺様にはいらん!頂点は常に俺様1人なのだ!」
悔しそうにそう言い残し、オレスキーはテレポートで逃げていった。
_________________
その後、ゴンも解放されてテント前に選手達が集まる。
「サイアークはプリキュアとゲキレンジャーがやっつけてくれた。俺達も後半戦頑張るぞー!」
「おー!」
ホイッスルを合図に、後半戦が始まる。
試合は1対0のまま、続いていく。
ボールは相手選手がキープしている。
「はあ!」
ゴウがスライディングで、相手選手からボールを奪う。
「よっしゃ!」
奪ったボールを、すかさず誠司がキープする。
ゴールに近づくにつれ、守備も堅くなる。
「いおな!」
誠司はゴールの近くに居た、いおなにパスを回す。
「ナイスパス!」
いおなはそのまま、ゴールに向ってシュートを決める。
「決まったぜ!」
そこで丁度、後半戦終了のホイッスルが鳴る。
「試合終了!」
「よっしゃー勝ったぜ!」
ゴンが喜び、2代目饅頭屋が悔しがる。
『やったー!』
ひめを除いたメンバーで、ハイタッチをする。
その中には、いおなも混じってる。
その後、試合が終了した事でテントを撤収作業が行われていた。
作業の合間に、ゴンが誠司達に近づく。
「そうだ。シュートを決めたから、君達にお団子30本プレゼントしないとなー」
「チームのみんなが心を1つにしたからです。私の手柄ではありません。お団子は是非みんなで」
「俺も同意見です」
誠司達を見る一同、ひめだけはあんぐりとしている。
「チームメンバーを思いやる心。素晴らしい!将来有望だな!」
___________
『だんだん団子が優勝だー♪』
帰り道、ひめを除いたメンバーが歌を歌いながら帰っていた。
だが途中で、ひめが歌っていない事に全員が気付く。
「どうした?ひめ、元気ないじゃないか」
「ちょっと慣れないサッカーで疲れただけだよ」
誠司の質問に、ひめはそう答える。
「私も、お腹すいたー」
ゆうこはお腹を押さえ、肩を落す。
「それにしても、ソリサとマガの変化はなんだったんだろうな」
「ああ、何かを胸に刺した瞬間、いきなり巨大化したからな」
「それに、自我も無く只暴れているだけだったしな」
バーサーカー状態になったマガとソリサについて、誠司、ゴウ、ケンが考察する。
その時だった。
「誠司くーん、ちょっといいかしら?」
誠司達の元に、いおなが走ってきた。
「いおな、おつかれ」
走ってきたいおなに、誠司は労いの言葉を掛ける。
「今日は楽しかった。あたしね、強くなる為に自分を鍛えることばっか考えてた。でも、サッカーをやってみて、空手とはまた違ったチームプレイの醍醐味を味わったわ。信頼できる仲間が居て、安心して背中を任せる。そうすることで技の集中力も高まって攻撃力が倍増する」
そう言いながら、いおなは誠司達の前を歩き出す。
「そんなチームワークがきっとプリキュアハンターに打ち勝つ突破口となるはず」
『え?』
めぐみ達が驚く中、いおなはプリチュンミラーを取り出す。
『うえー!』
「やっぱりお前がフォーチュンだったんだな、いおな」
「そうよ、キュアフォーチュンの正体は、私よ!」
『えー!』
いおなの言葉に、誠司以外が驚く。
「誠司君、いえゲキレッド、私と一緒にチームを組まない?」
誠司に向け、いおなは手を差し出す。
いおなは笑い、いおなの後ろから飛び出たぐらさんも笑顔だった。
いおなの提案に、誠司達はあんぐりとする。
はい!如何だったでしょうか!
今回の新技!タイガー・ロア。
名前はパッと思いついた物ですので、もしかしたら今後変えるかもしれません。
イメージとしては、家庭教師ヒットマンリボーンに出てくる天空ライオンのナッツの咆哮です。
たまたまHULUで見てた為、思いつきました。
そして、サッカーの所ですが試合などを見ない為、他のアニメのサッカーのシーンを思い出し書きました。
何処か可笑しい所があっても、ご容赦ください。
さて、ここで皆さんに報告というか、相談というのが1つあります。
実は現在、ハピネスチャージプリキュアが終わった後の作品を考えています。
プリンセスプリキュアとある作品のクロスオーバーです。
現在、ハピネスチャージとアクセル・ワールドはパソコンで書いていますが、プリンセスプリキュアはスマフォで書いています。
移動時間や休憩時間に書いていますが、終わった後にストックを投稿していこうと考えていたのですが、皆さんはどう思いますでしょうか。
どんな作品かは、感想ではなくメッセージを送って頂ければ返答をさせて頂きます。
見てみたいという方が出た場合、3作目として投稿を考えています。
3作目として投稿する場合、ハピネスチャージとは別の並行世界として投稿し、ハピネスチャージの続編として出す場合、同じ世界として投稿致します。
オールスターズの時に、誠司達も出てくるような状況ですね。
それでは皆様のメッセージをお待ちしております。
これからも応援をお願いいたします。
それでは挨拶の後に、クロスする作品のヒントを出したいと思います。
恐らく知っている人はすぐに分かると思います。
次回、激獣拳を極めし者第20話もしくはアクセル・ビルド第4話でお会いしましょう!
それじゃあ、またな!
『スピリットエボリューション!』
ゲキレンジャーの原作の話をハピネスチャージの1話より前に、加えようと思っています
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ゲキレンジャー側での誠司の活躍が見たい!
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今のままで、充分