ハピネスチャージプリキュア 激獣拳使いの幼馴染み   作:ナツ・ドラグニル

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どうも、ナツ・ドラグニルです!!


長らく投稿を休んでしまい、申し訳ございません!!


暑さと疲労で書く気力が起きませんでした。


取り敢えず、11月までの小説は書けましたので、今月からまた復帰します。


それでは、作品をどうぞ


修行その4 嫌な予感!!五毒拳

五毒拳...特別、邪悪凶暴な臨技を極め、その身の内に『熱』『痛み』『寒さ』『痺れ』『吐き気』の毒を持つという臨獣殿精鋭の5人

 

 

臨獣殿の一角、そこには五毒拳の為に用意された部屋があった。

 

 

その部屋の1つを、メレが覗き込んだ。

 

 

その中には、額にムカデのエンブレムがあるリンリンシーがいた。

 

 

そのリンリンシーは、大量の皿を手に持ってそれを上へと放り投げる。

 

 

臨獣センチピード拳のカデム、光の速さで1秒間に百の突きを繰り出す地獄の手数王。

 

 

カデムは物凄いスピードで突きを放ち、放り投げた皿を全て突きで破壊する。

 

 

するとメレは、次にその向かいにある部屋を覗いた。

 

 

その部屋の中には、額にコブラのエンブレムを付けたリンリンシーがいた。

 

 

ブラコは、1列に並べられた7本の蝋燭を、一太刀の手刀で一刀両断する。

 

 

臨獣スネーク拳のブラコ、変幻自在の動き、冷酷非道な一撃必殺の狙撃手。

 

 

メレは、次の部屋を覗き込む。

 

 

その中には、サソリのエンブレムが刻まれたリンリンシーがいた。

 

 

柔軟性を活かした動きで、蹴りを放ち地面に穴を開ける。

 

 

臨獣スコーピオン拳のソリサ、その微笑みと舞で敵を誘い、翻弄し止めを刺す戦慄の踊り子。

 

 

メレが次の部屋を覗くと、中にはヤモリのエンブレムが付いたリンリンシーがいた。

 

 

そのリンリンシーは、壁や天井を縦横無尽に這いずり回る。

 

 

臨獣ゲッコー拳のモリヤ、想定外の反応と攻撃、対応不能の惑乱者。

 

 

次の部屋には、カエルのエンブレムをつけたリンリンシーがいた。

 

 

そのリンリンシーの手には、6つの鉄球が握られていた。

 

 

その鉄球を投げると、自身に帰ってきたのを全て受け止める。

 

 

臨獣トード拳のマガ、鉛の神経、鉛の身体、鈍重ながら鋼鉄鉄壁の守護者。

 

 

その5人を、メレは理央の元へと連れて行く。

 

 

「邪悪を極めし、5人のリンリンシー『五毒拳』。お前達が出陣する意味、分かってるわね?」

 

 

メレは、そう5人に質問する。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

東京都内にある、アイススケート場。

 

 

そこで、今日も誠司達は修行に励んでいた。

 

 

「これだって、要は根性でしょ?」

 

「センスでテクニックさえ掴めれば、出来るわよ」

 

 

そう意気込むが、2人共柵に捕まっており凄く格好悪かった。

 

 

意を決して柵から離れる2人だったが、少しでもバランスを崩せば倒れそうだった。

 

 

「ほっほっほ、暮らしの中に修行あり。今日の修行はスケートじゃ!!ペンギンの物真似ではないぞ!!」

 

 

するとそこに、まるでプロスケーターのような華麗な滑りを見せるマスター・シャーフーの姿があった。

 

 

『マスター・シャーフー』

 

 

共に挨拶する2人だが、フラフラとして何とか立っていた。

 

 

「お主等、今日の修行メニューはカレイドスパイラルジャンプを飛ぶ事じゃ」

 

「カレイドスパイラルジャンプって、フィギュアスケートの中でも難易度スーパーEの大技じゃないですか!!?」

 

「そんないきなり!?」

 

 

マスター・シャーフーの急な無茶ぶりに、ラン達は叫んだ。

 

 

「諦めは未来を閉ざす、いきどまりの道じゃぞ」

 

 

マスター・シャーフーはそう言うと、トライアングルを鳴らした。

 

 

「して、もうひとり...誠司はどうした?」

 

 

誠司の所在を聞いたその時だった。

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

 

スケート場に、誠司の叫び声が木霊する。

 

 

勢いを付けすぎたのか、止められなくなっている誠司がラン達の横を通り過ぎる。

 

 

「どいてくれ~!!!」

 

 

誠司の進む先に、1人の女性がいた。

 

 

「危ない!!」

 

 

ぶつかると思ったランが、声を上げる。

 

 

ランの掛け声で、その女性が振り返る。

 

 

「どいてくれ~!!」

 

「はっ!!」

 

 

そこでようやく女性は、誠司が止まれずに突っ込んできている事に気づいた。

 

 

女性は胸の前で腕をクロスすると、高速回転し誠司の頭上を飛び越える。

 

 

「あれは⁉」

 

「カレイドスパイラルジャンプ!!?」

 

 

女性が今まさに修行をしていた技、『カレイドスパイラルジャンプ』を見せた事に驚愕の声を上げるランとリン。

 

 

「うわっ!!?」

 

 

驚くラン達を他所に、誠司は壁にぶつかる事によってようやく止まる事が出来た。

 

 

件の女性は、綺麗な着地を見せて華麗な滑りを見せる。

 

 

その動きはまるで、プロのようだった。

 

 

「いて~」

 

 

ぶつけた所を押さえ、悶える誠司に手を差し伸べる女性。

 

 

「八木沼純子さん、じゅんじゅんじゃ。最も美しいジャンプを誇る、華麗なる氷の妖精。フィギュアの女王じゃ」

 

「今はこのスケートクラブで、コーチをやっています」

 

 

誠司を起こしながら、そう説明する。

 

 

「握手してもらえませんかのう、一生のお願いじゃ」

 

 

そう言って、純子さんの両手を取って握手するマスター・シャーフー。

 

 

「ね、猫さん!?肉球...」

 

 

そこに転びそうになりながらも、ランとリンが近づく。

 

 

「まぁ、そこはお気になさらず」

 

「え?えぇ...」

 

 

リンの言葉に困惑しながらも、頷く純子さん。

 

 

「お主等見たか?今のジャンプじゃぞ」

 

「あれをマスターするのね!」

 

「よーし!!取り敢えずやってみるか!!」

 

 

そう言って、誠司は滑り出した。

 

 

「簡単に言ってくれるわよね、単純って言うかなんて言うか」

 

 

その時、リンのゲキチェンジャーにピピピピ!!ピピピピ!!と通信が入った。

 

 

『マスター・シャーフー、ちょっと戻って来てほしいんですが今すぐに』

 

「ん?」

 

 

☆★☆★☆★

 

 

ザァァァァ!!!っと大雨が降る山の中、1人の少年が佇んでいた。

 

 

その少年の足元には、家族であろう人達が倒れている。

 

 

グォォォォッ!!と、靄のようなものが雄叫びを上げる。

 

 

「...央様...理央様」

 

 

メレの呼ぶ声が聞こえ、そこで理央は目を覚ます。

 

 

メレは心配そうな顔で、理央の顔を覗く。

 

 

「ご気分でも悪いんですか?おなか?おつむ?メレに出来る事があれば、何なりとおっしゃってくださいませ」

 

 

そう言って、メレはお茶が入った湯呑を渡す。

 

 

「また夢を見た、激突か、融和か、巡り合いの予感がする」

 

 

理央は持っていた湯呑を握りつぶし、粉々にする。

 

 

「五毒拳!!」

 

『はっ!』

 

 

理央の呼び声に、五毒拳は整列し膝をつく。

 

 

「臨獣殿は拳魔の声を聴き、世界制覇の道を踏み出した。しかし...激獣拳によって失ったリンリンシーは既に2人」

 

 

理央の話を聞いていた五毒拳の1人、マガが立ち上がる。

 

 

「マガなら負けない、どんな攻撃も痛くない」

 

「マガ!!あんた鈍いだけでしょう?あたしのかかと」

 

 

マガに対して、ソリサが踵をぎりぎりで顔に当たる所で止める。

 

 

「思いっきりぶち込んであげようか?」

 

「そりゃあ羨ましい」

 

 

そう言って、モリヤが立ち上がる。

 

 

「ソリサの蹴りは効くって話ですからね、こっちが変わってもらいたいくらいだぁ」

 

「モリヤ!!」

 

 

マガに絡むモリヤの軽い口調が気に障ったのか、カデムが怒鳴りながら立ち上がる。

 

 

「お前のイライラする軽口を封じるには、俺の拳を百発も突き入れれば十分か?千だって万だって構わないが・な!!」

 

「ケッ」

 

 

カデムの言葉に、モリヤは吐き捨てる。

 

 

「カデムもモリヤも口を噤め、理央様の前だぞ」

 

 

一色触発しそうな2人を、ブラコが止める。

 

 

ブラコに言われ、モリヤ達は理央を見ると圧を放っていた。

 

 

4人は慌てて、整列し直す。

 

 

「臨獣拳アクガタに敗北は許されない、雪辱を晴らせ」

 

「印は既につけておきました」

 

 

メレの言葉を聞いた理央は、マントを翻す。

 

 

「激獣拳に報いを与える」

 

 

☆★☆★☆★

 

 

特別開発室に戻ってきたシャーフーは、モニターに映し出された臨獣殿の印がついたビルを見て、眉間に皺を寄せる。

 

 

「臨獣殿の印、何かの宣告つもりでしょうか?」

 

「五毒拳が来る...」

 

「五毒拳......それは...つまり......」

 

 

深刻そうな顔をして、美希は立ち上がる。

 

 

「あの子たちには、まだ荷が重すぎます...」

 

「う~む...」

 

 

☆★☆★☆★

 

 

スケート場で純子さんの指導の元、修行を続ける誠司達。

 

 

「ふっ!!」

 

「はっ!!」

 

 

ランとリンは、まずジャンプを出来るように頑張ていた。

 

 

しかし、リンは着地を失敗してしまって背中から倒れ、ランは何とか着地は出来たものの姿勢を崩してしまい、慌ててバランスを取る。

 

 

「2人共、もっと氷を蹴って攻めていくの」

 

「攻めて?」

 

 

純子の手を借りながら、起き上がるリン。

 

 

「そう、多分出来ないだろうとか、無理に決まってるとか思ってると絶対飛べないから。諦めは行き止まりへの道よ」

 

「それって、マスターも同じこと言ってました!!」

 

 

ランの言葉に、純子は頷いた。

 

 

「諦めは可能性を全て消してしまうの、幾ら無駄に見えても、失敗が続いてしまっても、諦めない限り未来は開かれるはずだから」

 

「諦めない限り...」

 

「未来は開かれている」

 

 

復唱する2人に、純子は再度頷いた。

 

 

そして純子は、尚も修行を続ける誠司に目を向けた。

 

 

「あの元気少年良いわね、がむしゃらで一生懸命で何だか無茶苦茶だけど」

 

 

誠司は強く氷を蹴り、ジャンプした後クルクルと回転するが、着地をミスしてしまい回転しながら氷の上を転倒する。

 

 

「くっそっ!!絶対諦めねぇ!!」

 

 

尚も諦める事無く、起き上がり再度挑戦する。

 

 

「私もああやって、カレイドスパイラルジャンプを飛べるようになったの」

 

 

もう一度氷を蹴って、飛ぼうとしたその時だった。

 

 

誠司の背中に、ぞくっと冷たいものが走った。

 

 

「この感じ、臨獣殿だ」

 

 

ラン達にもその呟きが聞こえ、顔を見合わせ頷き合う。

 

 

「行きましょう!!」

 

「うん!!」

 

 

2人は、純子さんの前に並んだ。

 

 

「八木沼さん、ありがとうございました!!」

 

「私達、頑張ります!!」

 

 

そう言い残し、2人は誠司と一緒にスケート会場から出て行った。

 

 

「頑張って」

 

 

☆★☆★☆★

 

 

人々が逃げ惑う街、多くのビルから爆発が起きており阿鼻叫喚となっていた。

 

 

臨獣殿の印が付いたビルの屋上に、ブラコが立っていた。

 

 

「ふっふっふ、何て心地よさだ」

 

「そこまでだ、臨獣殿!!」

 

 

人々の恐怖し、絶望する様を眺めていたブラコの前に、ゲキレンジャーが立ち並ぶ。

 

 

「お前なんか一撃で倒してやる!!」

 

 

構えるゲキレッドだったが、そこに別の声が響いた。

 

 

「それはどうかしら?」

 

 

左からモリヤとソリサが、右からカデムとマガが現れる。

 

 

「リンリンシーが5人!?」

 

 

今まで1体ずつ現れていたリンリンシーが、一気に5人も現れた事にゲキイエローが驚きの声を上げる。

 

 

「こ~んなひよっこ共が、私達の相手とわね~」

 

「理央様は、五毒拳の力を見くびってるのかな?」

 

 

ソリサとモリヤは、ゲキレッド達を見てバカにする。

 

 

「さっさと仕留めてしまえばいい話だろ!!」

 

 

カデムのその言葉を合図に、五人が並び立つ。

 

 

『獣人邪心変!!』

 

 

五人同時に、獣人邪心変を行った。

 

 

「地獄の手数王!!臨獣センチピート拳のカデム!!」

 

 

カデムの獣人態は胸部にムカデの顔を持ち、四角いズタ袋を被っている。

 

 

「一撃必殺の狙撃手、臨獣スネーク拳のブラコ!!」

 

 

胸部にコブラの顔を持った獣人態で、ブラコは五毒拳のリーダー格でもある。

 

 

「戦慄の踊り子、臨獣スコーピオン拳のソリサ!!」

 

 

頭部がそのままサソリとなっており、全身をその外骨格に覆われた姿を持つ。

 

 

「対応不能の惑乱者、臨獣ゲッコー拳のモリヤ!!」

 

 

胸部にヤモリの顔が付いた忍者を思わせるような姿をしており、茶色と緑のカラーリングが特徴。

 

 

「鋼鉄鉄壁の守護者、臨獣トード拳のマガ!!」

 

 

胴体がヒキガエルの顔を模し、両手に鉤爪を備えている。

 

 

『我ら!!五毒拳!!』

 

「五毒拳!?」

 

 

名乗りを上げた五毒拳に、構えるゲキレンジャー。

 

 

「抹殺」

 

 

ブラコがパチンっと指を鳴らすと、それを合図に五毒拳が動き出した。

 

 

ゲキレンジャー達も、各々武器を手に取り相対する。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

その様子を、監視カメラで見ていた美希は慌てだす。

 

 

「マスター・シャーフー!?」

 

 

縋る美希に、その戦いを見て何かを考えるマスター・シャーフー。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁっ」

 

 

吹き飛ばされたゲキブルーの前に、カデムが着地する。

 

 

「リンギ!!百斬手(ひゃくざんしゅ)!!」

 

 

ゲキイエローの打打弾にも勝るほどの連続の正拳打ちが、ゲキブルーを襲う。

 

 

「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!?」

 

 

手も足も出ず、ゲキブルーはそのまま壁にぶつかった。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

別の場所では、ロングバトンを手にゲキイエローがソリサと戦っていた。

 

 

ロングバトンで攻撃するゲキイエローだったが、その全てがソリサの足で防がれてしまう。

 

 

「リンギ!!朱鞭脚(しゅべんきゃく)!!」

 

 

サソリの尻尾を思わせるソリサの蹴りが、ゲキイエローに炸裂する。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

また別の場所では、ゲキレッドがモリヤと戦っていた。

 

 

ゲキヌンチャクでモリヤを攻撃するゲキレッドだったが、モリヤは跳躍して避ける。

 

 

避けたモリヤは、何と天井に逆さまの状態で着地した。

 

 

「そんなもんで俺に対抗しようなんて、甘い甘い!!」

 

「何だと!!?」

 

 

モリヤの人を小馬鹿にする物言いに、ゲキレッドは苛立ちを見せる。

 

 

「手裏剣ババンバ!!!」

 

 

無数の手裏剣が、四方八方からゲキレッドを攻撃する。

 

 

「うわぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

吹っ飛ばされ、山積みにされた段ボールに突っ込むゲキレッド。

 

 

「くそっ」

 

 

直ぐに体制を立て直すゲキレッドだったが、そこにマガが襲い掛かる。

 

 

「ゲロ!!」

 

 

マガの鉤爪による攻撃を、転がる事で避けるゲキレッド。

 

 

「この!!」

 

 

マガに攻撃するゲキレッドだったが、マガの鋼鉄鉄壁の身体には傷1つ付かなかった。

 

 

「痛ってぇぇぇ!!!」

 

 

マガの硬すぎる身体のせいで、逆にゲキレッドが手を痛めてしまう。

 

 

「ケロ!!」

 

 

マガの体当たりを喰らったゲキレッドは、後ろに吹っ飛んで地面に転がった。

 

 

「ケロケロ!!」

 

 

マガの強力な鉤爪の攻撃によって、ゲキレッドは外へと吹っ飛んだ。

 

 

転がるゲキレッドの近くに、同じように吹っ飛ばされたゲキイエローとゲキブルーも転がった。

 

 

「お前達の獣拳、そんなもんか」

 

 

ブラコは二振りのショーテル型の剣、『妖蛇刀』を構える。

 

 

「これで.....終わりだ」

 

 

起き上がろうとするゲキレッド達だったが、蓄積したダメージが大きすぎて立ち上がれないでいた。

 

 

「くたばれ!!リンギ!!」

 

 

ブラコが跳躍し、リンギを発動する。

 

 

「妖蛇斬!!」

 

『うわぁぁぁぁぁぁっ!!!』

 

 

ブラコの攻撃が当たる瞬間、何かがゲキレッド達を攫ってブラコの攻撃が空ぶった。

 

 

「む!!?」

 

 

☆★☆★☆★

 

 

先程の場所から遠く離れた竹林の中に、誠司達は放り出された。

 

 

「あっ」

 

 

誠司が見たのは、ゆっくりと回転を止めたマスター・シャーフーだった。

 

 

『マスター・シャーフー!!?』

 

 

五毒拳の手から誠司達を守るために、高速回転でここまで移動したようだった。

 

 

「五毒拳か...厄介な事になったのぅ。あやつら、並みの獣拳使いではない」

 

「ふっふっふっふ!!!」

 

 

そこに、女性の笑い声が響いた。

 

 

殺気を感じたマスター・シャーフーは、跳躍する事で相手の一撃を避けた。

 

 

先程までマスター・シャーフーが居た場所に、何かが貫いて竹を破壊する。

 

 

着地したマスター・シャーフーの前で、構える誠司達。

 

 

「メレ!!」

 

 

誠司達の目の前に、メレが姿を現した。

 

 

「激獣拳は終わりよ、そして臨獣拳の世が始まる。ご降臨と共に」

 

 

次の瞬間、その辺り一帯が不穏な気配で包まれる。

 

 

雷鳴が轟き、落ち葉を吹き飛ばすほどの突風が吹く。

 

 

「な...なんだこれ...今までで一番デカい臨気だ...」

 

 

漂う気に当てられ、震えだす誠司。

 

 

幾つもの落雷が、誠司達の周りに落ちる。

 

 

「これは...」

 

 

この気を放つ人物に心当たりがあるのか、警戒するマスター・シャーフー。

 

 

『はぁ!!』

 

 

すると、その場に五毒拳までも現れた。

 

 

「五毒拳!!あいつらが!!」

 

 

リンが気の正体が五毒拳だと推測するが、それを誠司が否定する。

 

 

「違う!!この臨気を放っているのは...」

 

 

そして誠司は、その臨気が放たれている箇所を見つめる。

 

 

次の瞬間、誠司が見つめていた場所が突如爆発し、そこから誰かが現れる。

 

 

その人物は、五毒拳の上空まで跳躍し、自らが椅子の形になった五毒拳に腰を掛けた。

 

 

「理央...」

 

 

誠司達の前に、等々理央が現れた。

 

 

「夢は...お前との戦いを告げていたのか、シャーフー」

 

 

理央の登場に、メレが嬉々として語りだす。

 

 

「五毒拳出陣は、理央様君臨の序章!!いよいよ世界が回り始めるのよ、理央様を中心にして」

 

 

臨獣拳現当主である理央の出陣に、リン達は驚く。

 

 

「彼が...理央...」

 

「なんて臨気...熱風に晒されてるみたい...」

 

「魔道の邪見に魅入られよって、嘆かわしい事じゃ」

 

 

そう言って、誠司達の前に出るマスター・シャーフー。

 

 

「俺をまだ弟子だと思ってるなら、心得違いも甚だしい」

 

「弟子?...って!!マスター・シャーフーの!?」

 

「理央は元々激獣拳の拳士、マスター・シャーフーのかつての弟子よ」

 

「憎むべき、裏切り者よ!!」

 

「えぇ——!!そうなの⁉」

 

 

思いもよらない事実に、誠司は驚愕の声を上げる。

 

 

「シャーフー、お前の首を臨獣拳の世の礎としよう」

 

 

理央はそう言うと、地面に降り立って羽織っていたマントを脱ぎ捨てた。

 

 

誠司達も更に前に出て構えるが、それをマスター・シャーフーが再度前に出て制する。

 

 

「お主等は下がっておれ」

 

「駄目ですマスター!!」

 

「マスターには不倒の誓いがあります!!それを破ればどんな事になるかご存じでしょ!!」

 

 

ランとリンが静止する言葉も無視し、マスター・シャーフーは更に前に出て激気を放出させる。

 

 

「はぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

それに答える様に、理央も臨気を放出させる。

 

 

マスター・シャーフーの激気と、理央の臨気が激しくぶつかりあう。

 

 

「臨獣ライオン拳リンギ、臨気凱装」

 

 

理央の背後にライオンが現れ、そのライオンが分離し理央の身体に纏って鎧へと変化する。

 

 

「猛き事獅子の如く、強き事また獅子の如く、世界を制する者、我が名は黒獅子・理央」

 

 

胸にライオンの装飾がある黒い鎧に、頭にはライオンの鬣を模した黒い毛があった。

 

 

「ライオンだ!!」

 

 

理央がライオン拳使いである事を始めて知った誠司は、本日何度目か分からない驚きの声を上げる。

 

 

「臨獣の拳、受けてみよ!!」

 

 

理央は誠司達に向けて、臨気の砲弾を放つ。

 

 

誠司達が怯む中、マスター・シャーフーだけは前に出た。

 

 

マスター・シャーフーに向かって駆けた理央は、回し蹴りを放つ。

 

 

その蹴りを片手で防いだマスター・シャーフーは、続けて裏拳放つが顔を逸らすだけで避けた。

 

 

激しい攻防を繰り広げる理央達だったが、理央の回し蹴りがマスター・シャーフーに直撃する。

 

 

後ろに吹っ飛ぶマスター・シャーフーだが、竹に着地して反った時の反動を利用し、理央に向かて飛ぶ。

 

 

理央は飛んでくるマスター・シャーフーに拳を振るうが、その拳にマスター・シャーフーは着地する。

 

 

「ほっほっほ」

 

「チッ!!」

 

 

理央は苛立たせながら、マスター・シャーフーに蹴りを放つ。

 

 

2人の戦いを、誠司達は見ているしか出来なかった。

 

 

理央が放った鋭い蹴りを避けるマスター・シャーフーだったが、その蹴りが当たった木が木端微塵に砕け散った。

 

 

「永遠に逃げ続けられると思っているのか?」

 

「うわぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

そして等々、理央の一撃を受けてマスター・シャーフー吹き飛んでしまう。

 

 

「マスター・シャーフー!!」

 

 

思いもよらなかったマスター・シャーフーの敗北に、誠司は驚きの声を上げる。

 

 

吹き飛ばされたマスター・シャーフーは、何とか着地するがダメージが大きすぎたのか胸を押さえ膝をつく。

 

 

「引導を渡してやる」

 

 

マスター・シャーフーの前に着地する理央の後ろに、メレと五毒拳が駆け付ける。

 

 

「それが俺の務め」

 

『マスター・シャーフー!!』

 

 

止めを刺さそうとする所に、誠司達も駆け付ける。

 

 

「臨獣ライオン拳リンギ、剛勇吼波!!」

 

 

リンライオンの形に具現化した臨気が、理央から発射される。

 

 

「させるかぁぁぁぁぁっ!!!」

 

 

やらせまいと、誠司が走り出しゲキレッドへと変身する。

 

 

『誠司!!?』

 

 

ラン達が制止させようとするが、止める事が出来なかった。

 

 

ゲキレッドは、マスター・シャーフーの前に立った。

 

 

「ゲキワザ!!抱抱弾!!」

 

 

ゲキタイガーの形に発射された激気は、理央の攻撃とぶつかった。

 

 

2人の激気と臨気がぶつかり合い、その威力は互角だった。

 

 

「何!?」

 

「何と!?」

 

 

誠司が理央と互角である事に、理央とマスター・シャーフーは驚愕する。

 

 

「やぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

 

激気と臨気がぶつかり合いの結果、霧散するがそれと同時に誠司と理央の変身が解ける。

 

 

「お前と戦うのは俺だ!!」

 

 

誠司の宣言に答えたのは理央ではなく、メレだった。

 

 

「ななな、何を言ってんの!!?どきなさい!!!理央様はあんたみたいな格下とは戦わないわ」

 

 

馬鹿にするメレとは逆に、理央は面白い物を見る様に誠司を見る。

 

 

「そうか...シャーフーではなく、お前が俺の感じた予感だったか」

 

「物凄い寒気を感じてるのに、ワクワクしてる。俺はお前と戦う、お前も俺と戦え!!」

 

「面白い」

 

 

そこで、理央が合図を送るとモリヤが動き出した。

 

 

「いかん!!」

 

 

マスター・シャーフーが直ぐに気づいたが、ダメージのせいで動けなかった。

 

 

「うりゃ!!」

 

「ぐあっ!!?」

 

 

モリヤが誠司の首を掴むと、誠司は何かに刺されたような激痛が首に走る。

 

 

そして誠司は首を押さえ、膝をつく。

 

 

「何だ...」

 

 

苦しむ誠司の首に、赤い腫物に毒々しい何かが蜘蛛の巣状に走った。

 

 

「俺の毒は即効性だよ、動けば動くほど回りが速い」

 

 

モリヤがそう告げるが、誠司は毒のせいで目の前がぼやける。

 

 

『誠司!!?』

 

 

苦しむ誠司に、ランとリンが駆け寄る。

 

 

「俺と戦おうと言うなら、毒試合に勝って見せろ」

 

 

理央がそう言うと、五毒拳が跳躍する。

 

 

「毒試合?」

 

 

誠司の疑問とは他所に、五毒拳の全員が巨大化する。

 

 

「いきなり全員、獣人化、巨大化したわ」

 

 

突如五毒拳たちが獣人化と巨大化した事に、リンが驚く。

 

 

「ぐぅ!!!」

 

 

立ち上がろうとした誠司だったが、毒のせいでまたしても膝をついてしまう。

 

 

『誠司!!』

 

「その毒は、5分もすれば全身に回って命を奪うわ。それまでに......」

 

 

ブラコが何かを地面に突きつけた。

 

 

「あの解毒剤を手に入れれば、お前達の勝ち」

 

 

ブラコが突き付けたのは、臨獣殿のマークが入った旗とそれにくっ付いている巨大な注射器だった。

 

 

「簡単なルールでしょ?」

 

 

メレの言葉を聞き、ラン達は五毒拳を睨んだ。

 

 

「行くわよ!!」

 

「試合に勝てなければ、意味がないからね」

 

「絶対...」

 

 

苦しみながら、注射器を睨みつける誠司。

 

 

「絶対手に入れます!!」

 

 

立ち上がった後、マスター・シャーフーに宣言する誠司。

 

 

「うむ」

 

 

そしてそんな誠司を、見守る事にしたマスター・シャーフー。

 

 

誠司達は横に並び立ち、ゲキチェンジャーを構えた。

 

 

『たぎれ!!ケモノの力!!ビースト・オン!!』

 

 

ゲキスーツが装着され、誠司達はゲキレンジャーへと変身する。

 

 

『ゲキワザ!!獣拳合体!!』

 

 

ゲキタイガー、ゲキチーター、ゲキジャガーを合体させ、ゲキトージャを召喚する。

 

 

『ゲキトージャ!!バーニング・アップ!!』

 

 

ゲキトージャはゲキセツコンを手に持ち、五毒拳と相対する。

 

 

「大変な事になりました、5対1の変則マッチ『毒試合』、はたして時間内に五毒拳を蹴散らし、解毒剤を手に入れる事が出来るのか!?ブーン!!」

 

 

何を思ったのか、バエは理央に近づいて解説する。

 

 

「今回は特別ゲストに、臨獣ライオン拳の理央さんと」

 

 

そして、次はマスター・シャーフーに近づいた。

 

 

「拳聖マスター・シャーフーをお迎えしています。お二方、今日はお願い致します」

 

 

しかし、そんなバエの言葉に、理央とマスター・シャーフーは反応しなかった。

 

 

「ってあれ?無視ですか!?しかし今はゲキトージャです!!」

 

「ああああっちょぉぉぉ!!!」

 

 

我慢できなかったのか、メレがバエに向かって飛び上がってからの手刀を脳天に繰り出す。

 

 

『はぁぁぁぁぁ!!!』

 

 

気合を入れて、走り出すゲキトージャ。

 

 

「さあ始まりました毒試合、まずは臨獣センチピート拳使いのカデムと、臨獣スネーク拳使いのブラコがゲキトージャに襲い掛かります。ゲキセツコンで戦うゲキトージャ」

 

 

カデムとブラコの攻撃を、ゲキセツコンを使って捌くゲキトージャ。

 

 

「センチピード拳!!リンギ!!百斬手!!おらおりゃりゃりゃ!!!」

 

『わあぁぁぁぁぁっ』

 

 

目にも止まらない無数の突きが、ゲキトージャを襲う。

 

 

「カデムの高速の突きを喰らったー!!」

 

 

次に、ブラコが動き出す。

 

 

「スネーク拳!!妖蛇刀!!」

 

 

扱いが難しいと言われている、二振りの刀から繰り出されるブラコの攻撃がゲキトージャを苦しませる。

 

 

「ブラコの二刀流半月刀がゲキトージャを切り裂くー!!」

 

 

怒涛のブラコの攻撃に、ゲキトージャは崖に追いやられてしまう。

 

 

「これはたまらない!!カデムとブラコのダブル攻撃で、ゲキトージャは大ダメージだ!!」

 

 

その時、ゲキトージャから黒い煙が上がった。

 

 

「あぁ!!ゲキトージャの身体から黒い煙が!!これは毒の影響でしょうか?」

 

 

激闘場の中で、毒を受けたゲキレッドだけでなく、ゲキイエローとゲキブルーまでも苦しんでいた。

 

 

「獣拳合体は、私達3人の意識も感覚も共有されるゲキワザ。誠司の毒が回ってきたようね」

 

「誠司!!リン!!根性!!大頑頑拳よ!!」

 

「よっしゃ!!」

 

 

ゲキレッド達は、大頑頑拳を繰り出そうと両手を広げる。

 

 

「そのゲキワザ!!させないよ!!」

 

 

上を見上げると、モリヤが崖に垂直に立っていた。

 

 

「何と!?モリヤが崖の斜面に垂直で立っている!?」

 

 

モリヤの手から数枚の手裏剣が放たれ、ゲキトージャの手が崖に固定されてしまう。

 

 

「あっ!!手裏剣でゲキトージャの手が固定された!!?」

 

 

動けないゲキトージャを、モリヤが襲い掛かる。

 

 

「そこを殴る!!殴る!!蹴った!!モリヤ酷い!!」

 

 

動けないゲキトージャを、今度はソリサが襲う。

 

 

「スコーピオン拳!!朱鞭脚!!」

 

『うわぁぁぁぁぁっ!!』

 

 

ソリサの蹴りが、ゲキトージャに繰り出された。

 

 

「女戦士ソリサ、サソリの毒針のような足技を華麗に決めると、マガにタッチであります」

 

 

ソリサにタッチされたマガは、胞子のような球を幾つも取り出した。

 

 

「怪しい爆弾を...ゲキトージャに投げつけた!!」

 

 

爆発に包まれたゲキトージャは、その拍子に手裏剣が外れたのか地面に倒れる。

 

 

「あぁ、ゲキトージャ溜まらずダウン!!」

 

 

その様子を見ていた理央は、馬鹿にするようにマスター・シャーフーに告げる。

 

 

「期待はずれだったな」

 

「まだ終わってらんぞ、あの3人はお主が持たなかったもの、持とうとしなかったものを持っておる」

 

 

その言葉に、理央は眉間に皺を寄せる。

 

 

「何だと?」

 

 

理央がゲキトージャに視線を戻すと、そこには五毒拳に囲まれた姿があった。

 

 

「さぁ、五毒拳がゲキトージャを取り囲む!!」

 

「諦めない!!」

 

「そうだ!!諦めは行き止まりの道!!私達トライアングルは、決して未来を閉ざしたりなんかしないんだ!!」

 

「臨獣拳なんかに負けねぇ!!」

 

 

純子との修行を思い出し、3人は気合で立ち上がった。

 

 

「立った!!立ち上がりました!!ゲキトージャ!!」

 

「毒試合、お前達の敗北で終了だ!!」

 

 

ブラコが、高々と宣言する。

 

 

『はぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』

 

 

激闘場の中で、ゲキレッド達は気合を入れる。

 

 

『ゲキトージャ!!ゲキワザ!!』

 

 

ゲキトージャが、空高く跳躍する。

 

 

『はぁぁぁぁぁぁぁっ!!』

 

 

空中で、ゲキトージャが回転する。

 

 

その回転する姿は正に、トライアングルの3人が修行していたカレイドスパイラルジャンプだった。

 

 

「させるか、一気に叩き潰せ!!」

 

 

ブラコの指示で、全員が動き出す。

 

 

「ゲキトージャ!!空中スピンした!!」

 

 

ゲキトージャがスピンする様を、理央達は驚愕し、マスター・シャーフーだけは満足そうに見ていた。

 

 

『回転分脚!!!ゲキゲキゲキ!!ゲキゲキゲキ!!』

 

 

ゲキトージャの高速回転蹴りが、五毒拳を吹き飛ばす。

 

 

「カレイドスパイラルジャンプ!!華麗さと力強さの見事な融合です!!五毒拳吹っ飛んだ!!」

 

 

旗の近くに着地したゲキトージャは、そのまま注射器を手に取り腕に刺した。

 

 

「ゲキトージャ!!解毒剤ゲット!!ゲキトージャ!!大完全勝っい!!?」

 

 

悔しかったのか、解説中のバエをメレが捕まえ握りつぶそうとする。

 

 

ゲキレンジャーが勝った事に、理央は悔しそうに睨む。

 

 

獣拳合体が解除され、ゲキトージャが消えた。

 

 

その足元に、変身が解けた誠司達が倒れている。

 

 

「やったっ......」

 

「でも、もう身体が動かない......」

 

「うん......」

 

 

毒のせいで、全員疲労困憊で動けなかった。

 

 

「五毒拳に土をつけて、タダで済むと思うな!!」

 

「卑怯よ!!」

 

 

勝負がついたにも関わらず、まだ戦おうとする五毒拳。

 

 

「勝負ありだ!!下がれ」

 

 

理央のその宣言で、五毒拳はしぶしぶと引いていく。

 

 

「この先あの弟子達が、我が臨獣拳との戦いを勝ち抜けると?」

 

「諦めぬ限り、未来に続く道は開けるもんじゃ」

 

 

そう言って、理央とマスター・シャーフーは睨みあう。

 

 

「ふっ、ではその夢が潰えるまでの束の間、生きながらえるがいい」

 

 

そう言い残すと、理央はその場から姿を消した。

 

 

「命拾いしたわね」

 

 

理央に続いて、メレも姿を消した。

 

 

『マスター・シャーフー!!』

 

 

マスター・シャーフーの元に、誠司達が駆け寄る。

 

 

「ふっふっふっふ」

 

 

満足げに誠司達を見るマスター・シャーフーだったが、突如雷が鳴って辺りが暗くなる。

 

 

誠司達が見つめる先には、空に臨獣殿のマークが現れて霧散する。

 




はい、如何だったでしょうか?


ゲキレンジャーの動画を見ながら小説を書いていたのですが、モリヤとソリサの声をどっかで聞いた事があるな~と思っていました。


調べたら、モリヤは百獣戦隊ガオレンジャーのヤバイバ。


ソリサは超力戦隊オーレンジャーのコチャでした。


まさか他の戦隊の幹部が数話しかでない敵の声を担当しているとは、思いませんでした。




それでは次回、修行その5、もしくはベストマッチな加速能力者でお会いしましょう!!


ゲキレンジャーの原作の話をハピネスチャージの1話より前に、加えようと思っています

  • ゲキレンジャー側での誠司の活躍が見たい!
  • 今のままで、充分
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