ハピネスチャージプリキュア 激獣拳使いの幼馴染み   作:ナツ・ドラグニル

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どうもナツ・ドラグニルです。

今回、ハピネスチャージプリキュアの2話を題材にしています

勉強の為に原作見ましたがびっくりしました。
まさかのしばらくしたら逃げるとは(-_-;)

この後の展開に困りましたが
なんとか書いていきたいと思います。

では作品をどうぞ




第3話 ハピネスチャージ結成 めぐみの覚悟

衝撃の光景を目の当たりにし、ラブリーは驚愕する。

 

 

「ゲキレッド?」

 

 

幼馴染である誠司がいきなり現れサイアークに立ち向かっただけでなく、ラブリーの知らない姿に変身したのだ。

 

 

「か、かっこいい―――!!」

 

 

プリンセスは変身した姿に、目を輝かせる。

 

 

「あなた、一体何者ですか!?」

 

 

只の人間だと思っていた誠司が、変身した事に男は警戒する。

 

 

「俺はスーパー戦隊の1人、獣拳戦隊ゲキレンジャーのゲキレッドだ!!」

 

 

「何!?まさか...プリキュアとは別の戦士がいたと言うのですか!?」

 

 

「そういうことだ!」

 

 

ゲキレッドはそう言うと、サイアークに立ち向かった。

 

 

その場に残されたラブリー達は、驚きすぎてただ見ている事しか出来なかった。

 

 

「ねぇラブリー、あの人ってさっきラブリーと一緒にいた人だよね?どういうこと?」

 

 

プリンセスが質問するが、ラブリーにも分からず答える事が出来なかった。

 

 

「誠...司?」

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

「はぁ!おらっ!」

 

 

ゲキレッドはサイアークに右の拳を叩き込み、くの字に曲がったサイアークの顔面に後ろ回し蹴りを繰り出した。

 

 

「どうやら、プリキュア達よりも強いみたいですな」

 

 

ゲキレッドの強さを目の当たりにし、男はそう分析する。

 

 

「当たり前だ!俺はこれでも、幾つもの修羅場を乗り越えて来たからな!」

 

 

「なるほど、ならばめんどくさいのでここは一旦引かせて貰いますぞ」

 

 

男はそう言うと、サイアークと一緒に逃げようとする。

 

 

「俺が逃がすとでも思ってるのか?」

 

 

「その通り、チョイアーク!」

 

 

男がその場で手をあげると、それを合図に建物、カビの裏から黒タイツの集団が現れる。

 

 

「なっ!?」

 

 

突如黒タイツの集団が現れ、ゲキレッドは数に驚愕する。

 

 

その数は、ゲキレッド達がいる河川敷を埋め尽くさんばかりの数だった。

 

 

「めんどくさいから、彼の足止めは頼みますぞ」

 

 

男が命令すると、黒タイツの集団『チョイアーク』がゲキレッドに襲い掛かる。

 

 

「では、さよならですぞ」

 

 

男はサイアークを連れ、テレポートでその場から逃げ出そうとする。

 

 

「ま、待て!」

 

 

追いかけようとするゲキレッドだったが、チョイアークが行く手を阻む。

 

 

「たくっ、先にこいつら片付けろってことか」

 

 

追いかけるのを諦め、ゲキレッドは目の前の敵に専念する。

 

 

「ふっ!はぁっ!一体一体は弱いが、数が多すぎるな」

 

 

ゲキレッド達が戦っていた相手、リンシーズに比べるとたった一撃で倒せてしまうほどチョイアークは弱かった。

 

 

だが、数が多すぎるせいか少し苦戦していた。

 

 

「しょうがねぇ、アレ使うか」

 

 

ゲキレッドは後ろに跳躍し、チョイアーク達から距離を取った。

 

 

「ゲキセイバー!」

 

 

ゲキレッドがゲキチェンジャーから召喚したのは、ゲキレッド専用の武器。

 

 

鮫を模した二本一組の柳葉刀『ゲキセイバー』だった。

 

 

「はぁ!」

 

 

ゲキセイバーを横一線に振り、チョイアークを薙ぎ払う。

 

 

「ゲキセイバー!ゲキワザ!薄薄斬(はくはくざん)!」

 

 

2本のゲキセイバーを振り回し、すれ違いざまに全てのチョイアークを切り捨てた。

 

 

チョイアークを倒した後、ゲキレッドは周りを見渡すが男とサイアークの姿は既に無かった。

 

 

「とりあえず、あいつらに説明してもらうか」

 

 

何か知っているであろうめぐみ達に説明してもらうべく、ゲキレッドは変身を解きめぐみ達の元へ向かう。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

誠司が変身して戦っている中、キュアラブリーに変身しためぐみは驚愕する。

 

 

自分やプリンセスが手も足も出なかったサイアークを圧倒するだけでなく、その後に出現したチョイアークも一瞬で倒してしまうほどの圧倒的強さ。

 

 

自分が知らない誠司のもう一つの姿に、ラブリーは言葉が出なかった。

 

 

誠司は戦いを終え、変身を解きラブリー達に近づく。

 

 

「まさかお前がプリキュアになるとはな...めぐみ」

 

 

「へあ...?」

 

 

正体がばれている事に驚き、ラブリーは変な声を出す。

 

 

「どなたとお間違いでは!?私は正義の味方キュアラブリー!めぐみという者ではないのだ!」

 

 

ラブリーは慌てて胡麻化そうとするが、口調が可笑しい事になっており嘘であることがバレバレだった。

 

 

誠司はめぐみが変身する所を目撃している為、その行為は無意味だった。

 

 

「言っておくが、俺はお前がプリキュアになる所を見ているぞ」

 

 

「嘘ー!」

 

 

自分がやっていた事が無意味だと分かり、ラブリーはその場に膝を着く。

 

 

「正体を知られたのであれば、しょうがないですわ」

 

 

誠司の目の前に、頭部にクローバーがついたピンク色がついている人形のような物が空中に浮遊していた。

 

 

「わたくしはリボンと申します。プリンセスのパートナーですわ」

 

 

常人なら大声を出して驚く所だが、誠司は少ししか驚かなかった。

 

 

「おお、この人形喋るんだな」

 

 

「わたくしを見ても余り驚いてないようですわね、めぐみは凄く驚いていましたのに」

 

 

獣人と化した七拳聖や臨獣殿の拳士達を見てきたせいか、喋る人形程度では誠司は驚かなかった。

 

 

「慣れてるからな、俺は二足歩行の喋る猫や鮫を見た事があるからな」

 

 

「いやいやいや!二足歩行の喋る猫や鮫って、どんな連中よ!」

 

 

誠司の言葉に、プリンセスが突っ込みを入れる。

 

 

「取り敢えず、サイアークについて詳しく教えて欲しいんだが」

 

 

「でしたら大使館に行きましょう、あそこなら安全ですから」

 

 

説明を受けようとする誠司に、リボンが提案する。

 

 

「大使館?」

 

 

☆★☆★☆★

 

 

誠司とめぐみはリボン達の案内の元、大使館と呼ばれる大きな豪邸へと招待された。

 

 

「ここが我がブルースカイ王国の大使館ですわ」

 

 

「へぇ!こんな所に」

 

 

その場所は、地元民である誠司やめぐみ達ですら知らない場所だった。

 

 

大使館の中に入り、誠司が自己紹介をする。

 

 

「改めて俺は相楽誠司、めぐみの幼馴染だ」

 

 

「私は、ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイよ」

 

 

(名前長っ!長すぎて覚えきれねぇよ!)

 

 

余りの名前の長さに、誠司は心の中で叫ぶ。

 

 

「長いからひめでいいよ!」

 

 

「分かった、俺も誠司でいいぜ」

 

 

自己紹介が終わり、誠司は本題に入る。

 

 

「分かりましたわ、ですが少々お待ちください。もう少しで戻ってくると思いますので」

 

 

「戻る?一体誰が...」

 

 

疑問に思うめぐみだったが、突如として近くにあった鏡が光りだした。

 

 

「やぁ」

 

 

光がやむと、そこには1人の男が立っていた。

 

 

「なっ!ビックリした!」

 

 

鏡から人間が出てくるという、ありえない現象を目撃しためぐみは驚いて声を上げる。

 

 

「ただいま帰りましたわ、ブルー様」

 

 

「ただいま、神様」

 

 

『神様?』

 

 

神という言葉に、めぐみだけでなく流石の誠司も反応する。

 

 

「ねぇ、この人が神様なの?」

 

 

めぐみの問いに、ひめとリボンが答える。

 

 

「そうよ!」

 

 

「このお方は地球の全てを守る神、正真正銘の神様であらせられますわ」

 

 

リボンに紹介されたブルーは、めぐみに手を差し出した。

 

 

「僕はブルー。宜しく、愛乃めぐみさんことキュアラブリー」

 

 

めぐみは差し出された手を握り、握手に答える。

 

 

「おお!さすが神様、何でもお見通しだね」

 

 

めぐみは神様に会えた事に、感動する。

 

 

「鏡で見ていたからね」

 

 

ブルーが壁に取り付けられている鏡を触ると、鏡に映像が映し出される。

 

 

その鏡には、色んな世界が映し出される。

 

 

「うわぁ!何この鏡!?」

 

 

「サイアークはこのぴかりが丘だけじゃなく、世界各地で暴れている」

 

 

鏡にはゴミだらけの街、煙に包まれた丘、雪だらけの南国、炎に包まれた砂漠が映っていた。

 

 

「知ってる!ニュースで見た!」

 

 

ブルーの説明にめぐみはそう告げると、ブルーは説明を続ける。

 

 

「ことの始まりは、アクシアと言う箱だ」

 

 

ブルーの説明と共に、誠司達の目の前にある鏡に1つの箱が映し出された。

 

 

「アクシアとは、世界に災いを及ぼす者達が封印されていた」

 

 

箱が開き、5つのシルエットが映し出される。

 

 

「ある時、そのアクシアが開けられてしまったんだ」

 

 

薄い金色のボブショートヘアと赤い瞳が特徴で、頬に涙の模様を持つ女性。

 

 

赤い眼と口が描かれているような姿が映った、1枚の鏡。

 

 

水色の縦ロールヘアが特徴で、リンゴ模様の大きなベレー帽を被った女性。

 

 

黄色の制帽や軍服を着用しており、屈強な体格を持つ男性。

 

 

2本の触覚の生えたシルクハットを被り、緑色のフロックコートを着用している男性。

 

 

「そして解放された者達は、サイアークを世界中に暴れさせている」

 

 

「あのナマケルダってやつが、化け物の親玉?」

 

 

めぐみの質問に、ブルーは首を横に振った。

 

 

「いや...彼は幹部の1人にすぎない、サイアーク達を率いているのは幻影帝国の女王、クイーンミラージュだ」

 

 

ブルーがそう告げると、鏡に先程映ったシルエットの1人。

 

 

頬に涙の模様を持った、女性が映し出される。

 

 

「クイーンミラージュは愛を忌み嫌う、この世界から幸福を消し去ろうとしている」

 

 

説明を終えたブルーは鏡から手を放し、めぐみに向き直る。

 

 

「サイアークの侵攻を止めなければ、世界は愛も幸福もない世界になってしまう」

 

 

今まで話を聞いていためぐみに、ブルーはある頼み事をする。

 

 

「めぐみ、ひめと共にプリキュアとして戦い、サイアークからこの世界を守って欲しい」

 

 

めぐみは決意した顔で、ブルーの頼みを了承する。

 

 

「良いよ!私達にドンと任せて!」

 

 

☆★☆★☆★

 

 

めぐみが決意を伝えたらブルーは満足そうに頷き、誠司に顔を向けた。

 

 

「さて、今度は君の話を聞かせてくれないか?相楽誠司君」

 

 

「良いぜ、俺も知りたい事は聞けたからな」

 

 

それから誠司は、数か月前まで別の世界に飛ばされていた事を説明する。

 

 

その世界も、幻影帝国のような悪者がいる事。

 

 

その悪者達と戦う戦士、『スーパー戦隊』がいる事。

 

 

誠司はスーパー戦隊の1人、獣拳戦隊ゲキレンジャーとして戦い世界を守った事をブルー達に教えた。

 

 

「さっきの戦いを見て強いと思っていたが、まさか既に世界を救った戦士だったとは...」

 

 

地球の神と言えど、流石に別の世界の事は知らなかったようでブルーは驚いていた。

 

 

「そう言う事だ、俺もめぐみ達と一緒に幻影帝国と戦うぜ」

 

 

「ありがとう、こちらこそ宜しく頼むよ」

 

 

ブルーが感謝する中、話を聞いていためぐみとひめはキラキラした目で誠司に近づく。

 

 

「誠司がいれば百人力だね!さっきも凄く強かったし!」

 

 

「確かに!滅茶苦茶格好良かった!」

 

 

興奮する2人を落ち着かせ、誠司は今後の方針を決める。

 

 

「まずは真央を助ける為に、ナマケルダを見つけないとな」

 

 

「そうだね、真央ちゃんを助けないと」

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

 

誠司達は二手に分かれて、捜索を始める。

 

 

めぐみはひめと、誠司はナマケルダを探す為に1人で街に訪れていた。

 

 

余談だが、めぐみ達はナマケルダを探しておらず変身後のポーズを考えていた。

 

 

しばらく捜索していた誠司だったが、めぐみからナマケルダを見つけたと連絡があった。

 

 

向かう途中にめぐみ達と合流し、ぴかりが丘にある一角のビル。

 

 

そのビルの屋上に誠司達が向かうと、そこにはカビの上で寛ぐナマケルダの姿があった。

 

 

「やるべき仕事をさぼって怠ける。これぞ最高の贅沢、不幸はじわじわと広がっていく。この街はいずれカビだらけ、我が楽園の誕生ですな」

 

 

「そうはさせないよ!」

 

 

寛ぐナマケルダに、めぐみが叫ぶ。

 

 

「おや、君達どうしてここに?」

 

 

「勿論、サイアークをやっつける為だよ!でもって、真央ちゃんを助け出す!」

 

 

「そう言う事だ!」

 

 

誠司とめぐみは、ナマケルダに対して強く宣言する。

 

 

「君もかね?」

 

 

ナマケルダは今度はひめに質問するが、ひめは怯えて誠司の後ろに隠れる。

 

 

「わざわざ痛い目にあいに来るなんて、君も懲りないね。いい加減にしないと怒るよ?」

 

 

怯えるひめに、ナマケルダが脅しを掛けてきた。

 

 

「なんでひめが怒られなきゃいけないのさ!悪いことしてるのはそっちでしょ!」

 

 

怯えるひめに対し、めぐみが勇気づけるように話しかける。

 

 

「ほら、ひめも何か言ってやんなよ!」

 

 

誠司の後ろに隠れていたひめだったが、めぐみの言葉を聞いて決意する。

 

 

「サイアークも最悪だけど、カビの中でゴロゴロして喜んでるあなたが一番最悪よ!」

 

 

「おお!言ってやったですわ!」

 

 

臆病で弱々しかったひめが、めぐみのお陰で変われたことにリボンは感動する。

 

 

「誠司、ひめ!行くよ!」

 

 

「おう!」

 

 

「うん!」

 

 

ひめはプリチェンミラーを、誠司はゲキチェンジャーを装着した拳を構えてめぐみに答える。

 

 

 

 

 

「たぎれ!ケモノの力!ビースト・オン!」

 

 

誠司に瞬間的にゲキスーツが装着され、ゲキレッドへと変身する。

 

 

 

 

 

『かわルンルン!』

 

 

めぐみの髪の毛が膝に届く程のマゼンタ色のポニーテールになり、ひめの髪が青色のロングヘア―から膝に届く長さの空色のツインテールに変化する。

 

 

プリチェンミラーから声が発声すると、めぐみ達は3枚のプリキュアの衣装のカードをセットして小さいミラーボールを下からスライドさせる。

 

 

『プリキュア!くるりん・ミラーチェンジ!』

 

 

めぐみとひめがベールに身を包み両手両足にハートが包むと装飾が施され、めぐみには膝まであるロングブーツが、ひめには深い藍色の長い靴下とショートブーツが装着される。

 

 

めぐみは頭の左側にフリル型のハート型の飾りが現れ、ひめには王冠のついた青いリボンが現れる。

 

 

めぐみとひめに、髪の毛と同じ色のイヤリングが装着される。

 

 

2人がハート型のエネルギー体に乗ると、ベールの中へと吸い込まれる。

 

 

ベールを脱ぎ捨てると、2人はプリキュアへと変身する。

 

 

「世界に広がる、ビックな愛!キュアラブリー!」

 

 

「天空に舞う、蒼き風!キュアプリンセス!」

 

 

『ハピネス注入!幸せチャージ!ハピネスチャージプリキュア!』

 

 

「身体に漲る無限の力!アンブレイカブル・ボディ!ゲキレッド!」

 

 

誠司達が名乗り上げる間、ナマケルダは只黙って見ていた。

 

 

「おお、いい!名乗りもポーズも最高!さっすがー!」

 

 

「でしょ?」

 

 

自分達が考えた名乗りに、2人は興奮する。

 

 

「2人共!まずは目の前の敵に集中しろ!」

 

 

誠司は敵を目の前にしているにも関わらず、余所見をする2人に注意する。

 

 

「プリキュアを倒せとのクイーンミラージュのご命令、こちらから探す手間が省けましたぞ。チョイアーク!」

 

 

ナマケルダが手を挙げると、またしてもカビの裏から大勢のチョイアークが現れる。

 

 

「めんどくさいから、君達でプリキュアを片付けたまえ」

 

 

『チョイー!』

 

 

「ラブリー!プリンセス!俺達も行くぞ!」

 

 

『うん!』

 

 

ナマケルダの命令を受けて向かってくるチョイアークを、ゲキレッド達は迎え撃つ。

 

 

「ふん!やぁ!」

 

 

迫ってきている内の2体を、ラブリーは頭突きとパンチで退ける。

 

 

「えい!たぁ!」

 

 

プリンセスが右チョップで1体、左チョップで2体を払い除け、迫ってきていた1体に左回し蹴りを食らわせチョイアーク軍団をなぎ倒す。

 

 

「ふっ、はぁ!」

 

 

ゲキレッドはチョイアークの攻撃を片手でいなしながら1体にパンチを繰り出し、2体目に蹴りを放つ。

 

 

しかし、その数は全然減っておらず3人共直ぐに囲まれてしまった。

 

 

「きりがないわ」

 

 

「ラブプリブレスを使って、自分の考えた技を使うのですわ!」

 

 

プリンセスの言葉に、遠くで見守っていたリボンがアドバイスを送る。

 

 

「やってみる!」

 

 

ラブリーはラブプリブレスを構え、左拳にエネルギーを溜める。

 

 

「ラブリーパーンチ!」

 

 

拳の形に凝縮されたエネルギーが発射され、技が炸裂して全てのチョイアークがビルの外へと飛ばされた。

 

 

「すごい!」

 

 

自分の技の威力に、ラブリーは驚いた。

 

 

「この前とは少し違うようですなぁ」

 

 

見物していたナマケルダだが、ラブリー達の戦い方が前回と違うことに気が付きサイアークに命令する。

 

 

「ならば...サイアーク!」

 

 

ナマケルダの命令を受け、サイアークは手足を収納しUFOのように突撃してくる。

 

 

サイアークの突撃を、ゲキレッド達は上に跳躍して躱す。

 

 

「たぁー!」

 

 

ラブリ―がサイアークにキックを放つが、パンチで殴り飛ばされてしまう。

 

 

「きゃあっ!」

 

 

殴り飛ばした後も、サイアークがラブリーを狙っている事に気づいたゲキレッドが、飛び蹴りで遠くに蹴り飛ばした。

 

 

そんな中、ラブリーはプリンセスに近づき頼み事をする。

 

 

「プリンセス、私があいつを止める。浄化をお願いね」

 

 

「え、でも」

 

 

「お願いね」

 

 

ためらうプリンセスを他所に、ラブリーは返事を聞かずサイアークに向かっていく。

 

 

「たくっ、しょうがねぇ奴だな」

 

 

2人のやり取りを聞いていたゲキレッドは、不安そうにしているプリンセスに近づく。

 

 

「プリンセス、2人で一緒に決めるぞ!」

 

 

「わ、分かった!」

 

 

その時、ラブリーの技を受けたサイアークは幾つものハートのエネルギー体が身体に纏わりつく。

 

 

「サイアーク!」

 

 

苦しそうに唸るサイアークだったが、金縛り状態で動く事が出来なかった。

 

 

「プリンセス、今だよ!」

 

 

ラブリーの合図で、ゲキレッドは激気を身体から放出する。

 

 

「お願い、私に力を頂戴!」

 

 

額の前にラブプリブレスを願うように構え、終わるなりファイティングポーズを取る。

 

 

「勇気の光を聖なる力へ、ラブプリブレス!」

 

 

ラブプリプレスの稼働部分をクルクル回し、光輝いた後にラブプリブレスを叩く。

 

 

「プリキュア!ブルーハッピーシュート!」

 

 

「激獣タイガー拳!ゲキワザ!砲砲弾(ほうほうだん)!」

 

 

ゲキレッドは放出した激気を纏い、炎を纏った虎の形をした激気をサイアークに放つ。

 

 

エネルギー弾と、虎の形をした激気がサイアークを襲う。

 

 

プリンセスがサイアークに背を向け、拳を空に突き出す。

 

 

「勇気よ、天に還れ!」

 

 

ラブプリブレスが輝くと、サイアークは浄化される。

 

 

「サイアーク...」

 

 

サイアークが浄化された事によって、真央が鏡から解放される。

 

 

「やったぁ!」

 

 

「っしゃあ」

 

 

「よし!」

 

 

初めてサイアークを倒せた事に、プリンセスは喜びを見せていた。

 

 

「プリンセス、お見事ですわ!」

 

 

消えるのを察したのか、ナマケルダはカビの上から飛び退いた。

 

 

「ハピネスチャージプリキュア、めんどくさいが面白くなりそうですぞ」

 

 

空中浮遊した後、テレポートで消えた。

 

 

☆★☆★☆★

 

 

「おかーさーん!」

 

 

夕暮れの河川敷。

 

 

真央が母さんに抱き着く。

 

 

その光景を誠司達は、植え込みの陰から覗いていた。

 

 

「大好きなお母さんと、可愛い娘が抱き合ってホンワカラブだね!幸せハピネス!」

 

 

一緒に覗いていためぐみがそう呟くと、リボンが急に叫びだす。

 

 

「これは、情熱的なフラメンコのパワーを感じますわ!」

 

 

リボンは、ひめに鼻を向ける

 

 

「こちょこちょしてくださいな」

 

 

「こちょこちょ」

 

 

ひめは言われた通り、リボンの鼻を擦る。

 

 

「は...は...はっぴっしょん!」

 

 

リボンがくしゃみをするのと同時に、2枚のプリカードが出てきた。

 

 

出てきたのは、『チェリーフラメンコ』と『ローラースケーター』の2枚だった。

 

 

「うわぁ!めぐみ、誠司、見て!私初めてプリカードをゲットしたよ!」

 

 

余程嬉しかったのか、ひめは2枚のプリカードをめぐみと誠司に見せる。

 

 

「うんうん!良かったね!」

 

 

はしゃぐひめを見て、めぐみも嬉しそうにする。

 

 

「友達って凄い!」

 

 

ひめは、プリカードを取り出したファイルの中に収納する。

 

 

「これでまた、大いなる願いに近づきましたわ!」

 

 

「大いなる願い?」

 

 

誠司の問いに、リボンが答える。

 

 

「このファイルがカードでいっぱいになったら、願い事がなんでも叶いますわよ」

 

 

「なんでも!?凄いご褒美付きだね!」

 

 

リボンの説明に、めぐみは眼を輝かせる。

 

 

「でも、これから多くのサイアークを倒さなければなりませんわ!簡単ではありませんですわ」

 

 

「力を合わせれば、不可能はないって!」

 

 

力強く答えるめぐみに対して、誠司は忠告する。

 

 

「余り調子に乗ってると、いつか足元すくわれるぞ」

 

 

「大丈夫!がんがんサイアークを倒して、じゃんじゃんカードを集めよう!」

 

 

めぐみがそう告げると、ひめがめぐみと誠司の手を握る。

 

 

「めぐみ、誠司、ありがとう...一緒に頑張ろうね!」

 

 

頬を赤く染め、ひめは2人に感謝する。

 

 

「うん、宜しく!」

 

 

「あぁ!」

 

 

そう言って、2人はひめの手を握り返した。

 

 

こうして、誠司達の戦いは幕を開けた。

 

 

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

その日の夜。

 

 

自分のベッドに寝っ転がるめぐみは、考え事をしていた。

 

 

今日の戦いで、誠司が行方不明になった理由が分かった。

 

 

一緒にいる事が当たり前になっていたに気付かなかったが、誠司が行方不明になった事でめぐみは自覚した。

 

 

自分が誠司の事を、幼馴染以上として考えている事に。

 

 

警察に捜索願いを出しても見つからず、もしかしたら最悪の場合を覚悟して欲しいと言われた。

 

 

めぐみは悲しくなってしばらく家に引きこもり、食事もままならないほどだった。

 

 

その為に、街で誠司を見つけた時は言葉に表せない程嬉しかった。

 

 

プリキュアの力を手にして、誠司の事を守れると考えためぐみだったが誠司はめぐみ達よりも遥かに強かった。

 

 

めぐみはベッドから起き上がり、隣にある誠司の部屋に視線を向けて強くなりたいと願う。

 

 

何もできず、只生きている事だけを信じて待っていたあの時のようになりたくないからと。

 

 

 

☆★☆★☆★

 

 

「準備は出来たか?」

 

 

1人の男性が、誠司と歳の近い4人の男女に声を掛ける。

 

 

「はい、大丈夫です!」

 

 

自分のトレードマークである黄色の服を纏った女の子が、元気よく答える。

 

 

「『???』許可を頂き、ありがとうございます!」

 

 

「何、お安い御用じゃ」

 

 

青の服を纏った女の子が、男性に感謝する。

 

 

「それにしても誠司の奴、俺達が行ったらビックリするんじゃないか?」

 

 

「確かにな、まさか追いかけてくるなんて考えもしないだろうからな」

 

 

それぞれ、紫と白をトレードマークにする男の子達が誠司について話し合う。

 

 

「お主ら、誠司の事は任せたぞ」

 

 

『はい!』

 

 

4人は返事をすると、目の前に次元の渦が発生する。

 

 

「では、行ってまいります!」

 

 

「うむ、暮らしの中に修行ありじゃ」

 

 

チーン




如何だったでしょうか
考えながら書いていたのですが
思ったより文字数が多くなってしまいました。

最後に出てきた人たちはダレダッタノデショウカ?
話し方あれであってたかな?

今回の反省を元に原作は1話ずつではなく何話か見た後に
書いていこうと思います。

プリキュア寄りになりますので誠司の台詞が少なくなってしまう。

さて次回ですがハピネスチャージの4話ひめの転校を元に作っていきます。

もしかしたらあの人たちが出てくるかもしれません。

では次回でお会いしましょう。

ゲキレンジャーの原作の話をハピネスチャージの1話より前に、加えようと思っています

  • ゲキレンジャー側での誠司の活躍が見たい!
  • 今のままで、充分
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