Girls and Panzer ParallelーーAnzio Storiesーー   作:黒野ハジメ

1 / 4
やっちまた~

プロローグの投稿忘れてました。
申し訳ございませんm(_ _)m


プロローグって必要?あ、そうでもない?

「大洗女子学園、か・・・」

 

 執務室のような一室。本棚には戦車道関係の本がずらりと並び、机には本がきれいに積まれている。その机の奥の椅子、薄緑のツインテールをした少女がぽつりとつぶやいた。

 

「今年から戦車道が復活するみたいです」

 

 机を挟んで対面、金色の長髪をした少女がつぶやきに答えた。

 

「この時期にね~。何かありそうな感じはするけど、ひなはどう思う?」

 

 その問いに、金色の髪の少女もといひなは答える。

 

「情報がないので現状では何とも・・・」

 

 お互いに唸るように答えを導きだそうとするが、答えはでない。そのまま時間だけが過ぎていき、やがて薄緑のツインテールをした少女・・・安斎千代美ことアンチョビが口を開く。

 

「考えても仕方がないな。とりあえず大会で当たる可能性もあるわけだし、注意だけはしておくか」

 

「そうですね。友人が大洗にいるので、何か情報が入りましたらドゥーチェにも教えますね」

 

「そうだな、頼む」

 

「はい、それでは私はこれで」

 

「分かった、帰りは気を付けるんだぞ」

 

「了解です」

 

 会話を済ませ、ひなは部屋を出る。それと同時に、アンチョビは手元の資料に目を移す。その資料には ”西住みほ 大洗女子学園に転校” の文字が書かれていた。

 

「やれやれ。今年の大会も一波乱ありそうだ」

 

 そう一言吐いて、資料を机の中にしまい、部屋を出る。施錠し、閉まっているか確認してから歩き出す。外はもう暗く、日も降りている。アンチョビは一人歩きながら、これからのことを考えながら小さく笑みを浮かべている。ふと立ち止まり、普段よりもきれいな丸を描く月を見上げる。

 

「ようやくここまできた。今年優勝するのは我々、アンツィオ高校だ」

 

(そうだ、2年も我慢した)

(1年の時は一人で頑張った)

(2年にはひなとペパロニが来てくれた)

(この2年で戦力は充実した)

(財力も確保できた)

(3年になって、ついに大会に出れるだけのメンバーが増えた)

(私の戦術を理解し、車長としても優秀なひな)

(ノリと勢いでアンツィオの体現ともいえるペパロニ)

(そして、今年入ってきてくれた皆がいる)

(ここからだ!)

(ここからアンツィオの戦車道が始まるんだ!!)

(待っていろ黒森峰)

(待っていろ西住!!)

 

 

 月明かりがアンチョビを照らしだす。さながら幻想的に見えるそれは、一瞬雲が月を隠すことで陰りが生まれる。そうしてまた雲が流れ、月明かりが再度照らし出す。そこに見えるアンチョビの顔には、鋭くとがったような笑みが浮かんでいた。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。