人生ではじめて書いた小説です。
できる限り当時のままでいきたいので読みにくいかもしれません。
が!思い入れの深い作品なのでまったり更新していきたいと思います!
よろしくお願いします!!
「今日の試合も凄かったなぁ。」
車の運転をしながら彼はそう話を切り出した。
ヒューッという風の音とガラスに雪がぶつかる音がうるさいため、いつもより大きめの声で話だす。
後ろの席でパンっと小さな手を合わす音が聞こえた。
一人は、薄く紫色が入った髪のおっとりした男の子。
もう一人は、薄く赤みが入った髪でマフラーを巻いている元気な男の子。
二人は全く相性の違う二卵性の双子。
いつも一緒で周りからも仲が良くサッカーが得意な兄弟として有名だった。
「ねえねえ兄ちゃん!オレのハットトリックすごかったでしょ?」
「ああ。かてたのはアツヤのおかげさ。」
「フフッ。」
「中止にならなくて良かったわね。二人とも大活躍だったもの。」
そうだろそうだろ!と得意げなポーズをしているアツヤに僕もくすっと笑い出してしまう。
「あぁ!二人がいれば完璧だな!!」
「かん…ぺき?」
顔をもう一度合わせ思考をめぐらせていく…。
「そうか!!俺たち二人で。」
「もっと…もっと強くなる!」
「アニキ!二人で、世界に行こうぜ!!」
「うん!!」
僕等は、再びパンッと手を重ねた。
これが、生きてるアツヤに触れた最後になったとは、誰が予想してたことだろう…。
ゴゴゴ…
「…?なんの音…ッ!?ウワァッ!!」
…冷たい中に僕は巻き込また。
アツヤと手を握るときに少しシートベルトを緩くしてたのか神様にばれたから罰なのかな?
僕は死んだのかな…?
苦しいよ、痛いよ……。
最初はどくんどくんと熱いと感じていた体が今度はどんどん冷たくなっていくのがわかる。
薄れていく視界…遠いところから赤い光が見えた。
きっと天使が迎えにきたんだって、そのときはそう考えていた。
ピッピッと機械の音が聞こえる。
その音が耳に入ってくるのと同時に重いまぶたをうっすら開けた。
ゆ…め…?
「…ここは?」
なにかふわふわとした感触があり手を上げる。
馴染みある感触に違和感…アツヤのマフラー?
「かわいそうよね。あの子。」
「あぁ。こないだの事故の…。」
深刻そうに話をしている大人の声が聞こえる。
かわいそう…?
その言葉が妙に引っかかってどうしてもそっちに向かわないといけないような気がした。
「事…故?」
「あっ!目が覚めたのね、先生!!」
そのまま大人達はばたばたと廊下を走っていった。
場所といいあの格好といい…ここはおそらく病院だろう
ドアをゆっくりと開け廊下を見る。
知らない人がたくさんお話してる。
ひそひそとかわいそうに…とか小さいのに…とか聞こえる。
そんな声を聞き、徐々に気分が悪くなりぎゅっとマフラーを握り締める手が強くなる。
アツヤは…お母さん、お父さんどこにいるの?
「君」
「は…はい。」
突然大きな影に包まれたかと思うとそこには白衣を着た男の人がいた。
ひんやりとした空気で体がぶるっと震えた。
先生がふぅと一呼吸してから話し出す。
「ぼく、自分の名前はいえる?」
「え?えっと…ふぶき…しろうです。」
「士郎くん、だね。身体は大丈夫かい?」
「少し、痛い…です。でも立つことはできる…」
そっかそっかと言い頭をなでられた。
それでもドクンドクんという心臓は収まらない
「君には、まだ刺激が強いかも知れないけど…先に伝えたほうがいいと思ってね…。」
なにがなんだかわからず頭がぐるぐる廻る。
足が動かない、手も震えて動かない。
「…みんな…は?」
「…」
無言で首を振る先生に心臓の音がよりいっそう大きくなった。
まだ小さかった僕でもはっきりとわかった。
わかりたくなかった。
できることなら夢であってほしかった。
「そんな…お母さん!お父さん!アツヤーーーッ!!」
そこからの記憶は泣いたこと以外全く思い出せなかった。
大好きだった家族にさよならっていわなきゃいけない現実を僕は受け入れることができなかった。
そして数日たった後、親戚がいない僕はある施設にいれられた。
そこにいた子と会わなければ今の僕はここにはいなかっただろう…
雪、今君はどこにいるの?
やっと第一話を書ききることができました!
もう駄文を書き直しすぎて原型消えてる気がするのは内緒