ダンジョン飯IF 連載版   作:蜜柑ブタ

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だんだんと、短編に侵食されていく…。だって次の巻までものすごい時間かかるんだもの……。(予定は、確か12月)

前にアップした、『IFのIF  魔物食を勧められ』の続編?


一巻でバジリスクに背中を切り裂かれた剣士の名前に、エクトビとつけています。

あと、ファリンが迷宮の主となっている前提です。(出番無し)


IFのIF  タルトと動く鎧のスープ

 

 

「人食い植物は、種類によって習性が違う。」

 エクトビのいる初心者冒険者パーティーは、ライオス・ドラゴンキメラから講義を受けていた。

「例えば、あそこにいる、バラセリアは、生物が近づくと獲物に巻き付き絞め殺す。見てごらん、ツルに蜘蛛の糸に似た粘液が出てて、生物が触れると反射的に引き寄せるんだ。で、その隣に咲いてるのが、皮膚下に種を植え付ける寄生型。」

「人食い植物の対処方法は?」

「触手やツルを相手にしてたら日が暮れる。だから狙うなら、根元だ。」

 エクトビ達は、一ヶ月ほど前にライオス・ドラゴンキメラに助けられてから、こうして冒険者としての教育をしてもらうようになった。

「ちょうど、今の時期は、木の実も多い。倒すついでに、木の実を収穫しよう。」

「だ、だいじょうぶかな…。」

「いざとなれば俺が助けるから、存分にやってくれ。」

「は、はい!」

 そして、エクトビ達は、人食い植物に挑み、見事勝利した。

「やった…、やった、初めて勝った!」

「えっ、君達、そこまで弱かったのかい?」

「……すみません。」

「あっ、傷つけるつもりは無かったんだ…。」

「いえ、本当のことですから…。」

 そして、木の実を収穫した。

 ライオス・ドラゴンキメラは、必要な量だけ獲るようにと言った。

「果物は足が早い。干さない限りはあまり多く持たない方がいい。」

 っということだった。

 

 そして、ライオス・ドラゴンキメラは、さらに提案した。

 

「動く鎧を倒してスープにしよう。」

「えっ!? 動く鎧って食べれるんですか!?」

「ああ。実は生き物なんだよ。貝に似たね。」

「へえ…。」

「まあ百聞は一見にしかずだ。動く鎧がいるところに行こう、しめ方も教える。」

 そしてエクトビ達は、ライオス・ドラゴンキメラに先導されて、動く鎧がいるエリアに向かった。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

 ライオス・ドラゴンキメラが狭そうに建物の入り口に入り、エクトビ達もそれに続いた。

 鎧達が広間に並んでいる。

「いた。」

「あれのどれかですか?」

「たぶん全部だ。」

「全部!?」

「動く鎧は基本的に危害を加えられない限りは、襲ってこない大人しい奴だ。ただ、繁殖期になると積極的に襲ってくるから注意してくれ。」

「繁殖期ってあるんですね…。」

「動く鎧は、各部のパーツに隙間があって、そこに軟体生物がいる。それをナイフとかで切れば無力化できる。牡蠣とかの貝柱を切る要領でやればいい。」

「でも、全部を相手にするのは…。」

「今は繁殖期じゃ無いはずだ。だから動くのは一体か二体だろう。警戒を怠らず、向こうの扉まで行く途中で動くはずだ。」

「なんで分かるんです?」

「繁殖期に俺みたいなのが現れたら、動ける奴が全部総出で襲ってくるからだ。」

「あ、なるほど。」

 ということは、繁殖期にここを通ったということだ。

 そして、動く鎧討伐が行われた。

 ライオス・ドラゴンキメラの言うとおり、今は繁殖期じゃ無いため、積極的に攻撃は来なかったが、通り抜ける途中で一体ほど動き出した。

 体当たりなりして倒せと指示され、言われたとおり、横から回り込んだ仲間が体当たりして倒した。

 そして、馬乗りになり、足を引っ張って外して、ナイフで隙間を切る。

 さらに腕、頭と切っていき無力化した。

「まあ一体二体なら、この方法で十分だと思うけど、数が多かったら、走り抜けて逃げた方が無難だな。」

 そして、倒した動く鎧を持って動く鎧のいるエリアから立ち去った。

 

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 

「これは、魔物食を教えてくれた人から教わった料理だ。」

 調理開始。

 まず人食い植物のタルト。

 次に動く鎧のスープ。

「どう?」

「塩味なんですね。甘くない。」

「動く鎧は、なんだかキノコっぽいです。」

「最近読んだ本で、貝の中には、金属を貝殻にするタイプもいるらしいから、動く鎧もその種類かもしれない。」

「それにしても、どうやって貝だって分かったんですか? 動く鎧が生き物だなんて冒険者の間じゃ聞いたこともないですけど。」

「…昔、妹が発見したんだ。俺が動く鎧のことを色々調べてたのを見てて、それでたった一人で対処しなきゃいけなくなったときに、偶然見つけたらしい。」

「へ~。」

「妹さんがいらっしゃるんですか。」

「……君達が冒険者を続けてれば、いつか出会うかもしれないな。」

 ライオス・ドラゴンキメラは、どこか浮かない顔で言った。

 その後、今日の講義は終わりということで、ライオス・ドラゴンキメラと別れた。




可も無く不可も無いものを書いてしまった。

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