銃撃の中のナイフ使い   作:風峰 虹晴

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ようやく主人公がナイフプレイ。そして、スキル(独自解釈によるオリジナル)も登場。ちなみに、銃の種類とかは、あんまり理解できてないのでそこらへんもお願いします。


part3 ナイフとPK

私がGGOを始めて1週間。聖平と学校で話す機会も多くなって、ストレスもGGOをプレイすることで今の所は解消できている。

 

キーンコーンカーンコーン

 

「さて、帰ろ。」

 

「迅、一緒に帰ろうぜ。」

 

「うん、いいよ。」

 

私は聖平と一緒に帰路につく。……なんだか、途中視線が気になったりしたけど、もう気にしてたら負けだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、今日の8時な〜。」

 

「はーい。」

 

私は聖平と別れ、家の中に入る。聖平の家は、私の家の隣ではないが、3つ右の家です。なので、昔から遊ぶ機会とか、交流する機会とかは多かったです。

 

「ただいま〜。」

 

「迅、おかえり。」

 

家に帰ると、お母さんが家事をしていた。お父さんは遠いところで働いていて、1年に数回帰ってくる程度です。でも、私がアミュスフィアを使ってることは知ってるらしく、お父さんもOKだったそうです。我が家族ながらノリが軽い……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在の時刻は7時。晩御飯と歯磨きを終え、勉強もしたので、何もやることはない。というわけで。

 

「リンク・スタート。」

 

私の感覚は現実の世界から切り離され、GGOの世界に送り込まれる。ちなみに、今のレベルは8。レベルが上がると、やっぱり次のレベルまで時間が空きますけど、それも楽しいです。

 

「……フィールド行こっと。」

 

レイが来るまで時間があるので、フィールドに行くことにしました。クレジット……現実でいうお金が貯まってきたので、念願の物を買えるかもしれません。ちなみに、GGOには、クレジットを現実の円に変えることができるらしく、10万クレジット……現実で1000円から両替可能らしく、それで生計を立てている人もいるらしいです。そこまで稼げるって、ほんとすごいですよね。逆にお金持ちの人は、リアルマネートレードと言って、簡単に言えば課金です。現実のお金をクレジットに変えて、レアな装備を手に入れるらしいです。まあ、私はどちらもしませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間後

 

「はぁ……はぁ……ま、間に合った?」

 

「ああ、ちょうどだぞ。っていうか、なんで疲れてんだ?GGOじゃ走っても疲れないだろ?」

 

「気疲れってやつかな?」

 

8時になり、レイと合流した。結構ギリギリまで狩っていたので、間に合うか心配でした。俊敏力に物を言わせて走りました。

 

「で、どうする?いつもみたいにモンスター狩り?」

 

「あ、その前に買い物に付き合って。」

 

「OK。」

 

私がレイにそう頼み、2人で武器のショップに向かいました。そして、私がショップで購入したものは……。

 

「わーい!念願のコンバットナイフ!」

 

「お前近距離でしか戦わないのか?」

 

私は念願のコンバットナイフを購入しました。刃渡りは大体20cmぐらい?ナイフの方がハンドガンより使いやすいので、自分としては嬉しいです。隣ではレイが呆れています。確かに、GGOのことについて調べていても、ナイフメインでサブにハンドガン使う人は、見たことないです。

 

「あと、もう一つやりたいことがあるんだけど……。」

 

「ん?はいはい。」

 

私は、レイを連れて次の目的地に向かいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これで完璧だ!」

 

「まあ、髪とおんなじでいいんじゃないか?」

 

私が行ったのは、服とナイフ、ついでにハンドガンの色替えです。髪が黒に赤を足した色だったので、服の色とナイフの柄、そしてハンドガンの銃身とエネルギーパックも、赤黒い色にしました。静脈の血のような色ですが、問題はないでしょう。何しろGGOは明るい色より、暗い色の方が普通な気がします。

 

「試し振り、してみたら?」

 

「あ、忘れてた。じゃあ、フィールドにレッツゴー!」

 

「おー!」

 

そういえば、GGOをし始めてから、GGO内でのテンションが高くなってる気がする。気のせいですかね?多分慣れですね。はい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私とレイはフィールドに出て、モンスターを求めて歩いていた。私は歩きながらナイフを逆手に持って、ブンブン振り回していた。

 

「おい、俺に当てんなよ。」

 

「わかってる。だから距離とってるでしょ。」ブンブン

 

「どんだけナイフ好きなんだよ……。」

 

筋力値的に少し重い気がする?けど気のせいだと思うし使いやすいしかっこいい!女のロマンだね!

 

「お、早速モンスターだ。ほら、ご自慢のナイフの出番だぞ。」

 

「うん!」

 

私の目の前に現れたのは、大きさが全長6mぐらいの大きさの蠍型モンスター。前に殺された蠍の配下?とか子分?みたいなポジションのモンスター。目の前に出てきたのは私はAGIを全開にしてモンスターに走り出す。蠍モンスターは両腕の鋏を叩きつけようとしてくる。私はそれをサイドステップで躱して、ナイフを構えて、鋏と腕の間を俊敏力を最大限まで発揮して、スパスパっと切り裂く。地面に落ちた鋏はパンッと音と共に光の粒子になってしまう。私は両腕の鋏を切られて怯んでいる隙に後ろに回り込み、毒の判定がある尻尾攻撃を封じるために、尻尾の付け根に、両手を使ってブスッとナイフを突き刺す。蠍が悲鳴のような声をだす。そのまま私は尻尾を切り落とす。

 

「ラストッ!」

 

鋏と尻尾を失い、既に体力がない蠍。私は跳躍して蠍の前に立つ。そして、顔にナイフを突き刺す。血は出ない。そのまま蠍はパンッと光の粒子になってしまった。

 

「おぉ……ナイフの扱いに慣れてる……。」

 

「やっぱり、素早いのにナイフは合うってことだね。」

 

「まあ、ナイフ使うのに力が強いだけとかだと合わないな。やっぱり、ナイフプレイはAGIが高い人が使うべきだな。」

 

「だよね〜。」

 

私はナイフを鞘に納める。私はスキップをしながら進む。けど、ちょっとした驚きが。これでもAGI働く。気がついたらレイが走ってきてた。慌てて私は進むのを止める。そして数秒後、レイが私に追いつく。

 

「AGIってスキップにも影響するのか……俺も初めて知った……。」

 

「私も知らなかった……。」

 

「よし、じゃあ狩りますか!」

 

「うん!」

 

と、私達は動き出したその時。微かにだが、前方から足音が聞こえた。

 

『!!』

 

私達は音の聞こえた方から隠れるように岩陰に隠れる。どうやら、レイにも聞こえていたようだ。

 

「初の対人戦、どうする?手伝おうか?」ヒソ

 

「ううん、いいこと思いついた。丁度いい武器あるし。」ヒソ

 

私はそう言って、鞘に収めたコンバットナイフを見せる。すると、レイは全てを察したような顔をして、

 

「なら、頑張れ。」ヒソ

 

「うん。ちゃんとバレないように隠れててよ。」ヒソ

 

そう言って、私は鞘からナイフを抜いて、右手でナイフを逆手で持つ。そして、敵の様子を伺う。足音が、だんだん近づいてくる。

 

「いや〜、かなり大量に狩れたな。」

 

「そうだな。どんどん狩っていこうぜ。」

 

どうやら、男2人のペアのようです。武器はわからないけど、今回の作戦ならそこまで気にするほどではないと思う。私達の姿は見えてないらしく、そのまま岩の前まで到達する。とても緊張している。NPCのモンスターと違い、予想とは違う行動をしてくる可能性もあるから、結構怖い。でも、スリルがあって楽しいです。そして、男2人が岩を通過して去る瞬間……

 

(今っ!!)

 

私は低く跳び、足音を立てない工夫をしました。そして、着地したのは右の片方の男のちょうど真後ろ数cm。そして…………

 

「ばーい……。」ボソッ

 

右の片方の男の首を思いっきり、深く切り裂く。

 

「……え?」

 

切られた男は何があったかわからない状況のまま、HPがどんどん減っていき……光の粒子になりました。

 

「!?な、なんだ!?」

 

もう1人の男は死んだもう1人の方を振り向き、私の姿を視認しようとします。しかし、そこに私の姿はいません。私は高速で動き、もう1人の死角に入り込み、ナイフで首を切り裂く。サクッと音とともに赤い被弾エフェクトが見え、HPがどんどん減っていき……パンッと音と共に光の粒子になってしまった。

 

「…………ふぅ〜……。」

 

私は溜息をつく。息を殺して隠密PKをするのはかなり疲れた。身体的には疲れないけど、やっぱり精神的な疲労は無理です。

 

「おお、凄いな。まるで暗殺者《アサシン》だったぞ。」

 

「そんな物騒な……ん?なんかお知らせ?」

 

私はメニューを開き、お知らせを見る。『取得可能スキル』?私はどんなスキルか見てみる。

 

「ねえねえ、これ何?」

 

「ん?なんだ?」

 

私はそれをレイに可視モードにして見せる。そこには、《暗殺者》というスキルがあった。

 

「なんだこれ?こんなスキル見たことないぞ?」

 

「とりあえず……取得♪」

 

私はそのスキルをタップし『《暗殺者》を入手しますか?』というメッセージとYes/Noボタンが出現し、Yesを押す。すると、ピロンという音が鳴る。

 

「スキル欄、覗いてみたら?」

 

「うん。」

 

私はスキル欄を開き、《暗殺者》というスキルの内容を見てみる。

 

スキル《暗殺者》

ステルス能力

足音消去

AGI 1.3倍

与ナイフダメージ 2倍

被ダメージ 5倍

 

「ねえ、これってどう?」

 

「ん?……んん!?ステルス能力だと!?」

 

レイはそれを見て驚く。え?何?これって普通じゃないの?

 

「お前……ステルス能力なんて超レアだぞ!?この世界でステルスと言ったら光学迷彩で、光学迷彩ってボスモンスターの専用技ぐらいなんだぞ!?」

 

「んん……?」

 

いまいちピンと来ない。とりあえず、強いってことだよね。多分、さっきの立ち回りが原因かな?

 

「とりあえず、セットっと……。」

 

私はスキルをセットしてみた。このスキルは、私にとって都合が良い。ナイフをメインで使っていくつもりだからナイフのダメージが増えるのも嬉しいし、更に速く動けるのも嬉しい。まあ、ダメージ5倍もある意味凄いけど……。

 

「とりあえず、このスキル試したいなぁ……。」

 

「まあ、モンスター狩りやろうぜ?さっき中断したし。」

 

「うん、いいよ。」

 

レイはAKMを、私は、右手に逆手でコンバットナイフを、左手にプロキオンSLを持って。ポップしたモンスターを手当たり次第に狩り始めた。




プレイヤーネーム マックス
レベル 8
Str 0
Agi 340(442)
Vit 0
Dex 0
Iut 0
Lux 0

武器
メイン コンバットナイフ(柄が赤黒)
サブ プロキオンSL(銃身が赤黒)


赤黒コート(フード付き)
赤黒長袖シャツ
赤黒短パン
赤黒ブーツ

スキル
《暗殺者》
ステルス
足音消去
与ナイフダメージ2倍
Agi 1.3倍
被ダメージ5倍

ついにナイフ登場!そしてオリスキル登場!メリットは大きいですがデメリットも大きいです。
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