銃撃の中のナイフ使い   作:風峰 虹晴

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銃の種類覚えるのって難しいと思います。
え?自分ですか?全くと言っていいほど覚えてません。


part4 アサシンと呼ばれ始めた

「あー!!くやしー!!」

 

「いやなんで俺の方が先に死んでるんだ?」

 

モンスター狩りを再開して2時間。私はレベル10まで上がりました。そして、私は死に戻りで街まで転送されました。前に倒された巨大蠍に遭遇しました。私もレベルが上がって前より素早くなっており、何よりナイフも手にしているし、レイもいる。なので、挑みました。AKMによる援護射撃、それと、私のナイフとプロキオンSLでの鋏と尻尾を切り落とし、そして、私は最後に思いっきりナイフを顔面に差し込み、何度も刺した。このモンスターの小型版を倒した時のように。そして、倒すことができた。私は喜んだ。しかし、それが仇になりました。プレイヤーの襲撃を受けました。敵は5人。素早さを最大限まで発揮して岩に隠れましたが、レイはそれができず、倒されてしまいました。私は影でステルスを発動。そのまま逃れようと思いましたが、銃を乱射しながら岩を囲んできます。予測線を見て、避けたりはしましたが、少し、頰を擦りました。その時、体力が3割は削れました?心の中で「は?」と呟きました。そして、次に足に命中すると……私の体力はどんどん減少していき……私は死んでしまい、今の状況に至りました。

 

「あ〜……喜ぶときは周りを警戒しなきゃなぁ……。」

 

「俺もすっかり忘れてた……すまん……。」

 

「ううん、私こそごめん。キリもいいし。そろそろ落ちようかな?」

 

「あ、俺も。そろそろ寝ないといけないからな。」

 

「じゃあ、またね〜。」

 

「おうっ!」

 

私はもう慣れた手つきでログアウトする。GGOの世界から切り離され、現実世界に戻ってきた。今日は楽しかった。初めての推奨プレイであるPK……。結構いい感じに経験値も手に入ったし、ステルスも手に入れたし、また強くなれたと思う。

 

「……ふわぁ〜……寝よ……。」

 

私は布団をかぶり、目を閉じる。精神的に疲れたこともあり、私はすぐに眠りにつくことができた…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初プレイから1ヶ月。日常の中にGGOがあることが、本当に当たり前になった。

 

「で、今日はどうする?」

 

「んー……1人でやってみようかな。今日は聖平もやってるの?」

 

「おう。もちろんだぜ。」

 

「じゃあ、なんか用があったらフレンドチャット送るね。」

 

「OK。じゃあな〜。」

 

「うん。」

 

私はいつもの通り聖平と帰り、家の前で別れる。行動がパターン化してきたなぁ……。まあ、パターン化してなくて悪いことなんてないんだけど……。

 

「ただいま〜!」

 

「迅、おかえり。」

 

お母さんがいつもの通り家で家事をしている。私はそのまま部屋に向かう。最近、食事までの時間にGGOでやることと、その後にGGOでやることが、だんだん別れてきた。これがゲーマーってやつかな。……もう、誰かにゲーマーって言われても気にしないようにしようかな……。反論できないし……。私はバッグを置いて、服を着替え、短パンと半袖Tシャツに着替えて、アミュスフィアを被ってベッドに寝転がる。タイマーもよし。やりますか。

 

「リンク・スタート。」

 

私がそう唱えると、体の感覚はGGOに吸い込まれていった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふう……やっと終わった……。」

 

GGOを一旦中止して晩御飯を食べて、歯磨きをし、予習復習を終え、私は椅子にもたれかかっていた。勉強はあんまり好きではないけど、学生だから勉強しなきゃだよね。さて、じゃあやりますかー。アミュスフィアを被ってベッドに横たわる。そして、

 

「リンク・スタート。」

 

その言葉と共に、現実世界から感覚が切り離され、私の意識はGGOの中へ。レベルは14になっています。今回は、いつもの岩がよくあるフィールドではなく、建物……と言っても、今は使われていない廃墟が多いフィールドに行く。私はフィールドに向かう。

 

「なぁ……知ってるか?小さな噂になってる女のプレイヤー、通称《アサシン》のこと。」

 

「あぁ、勿論。いつの間にか後ろから忍び寄られて、姿を見ることもなく全員殺されるんだろ。」

 

「そんなプレイする割には、よく撃ち殺されてるらしいけどな……。」

 

はい。完全に私の噂だと思います。そんなプレイスタイルは私ぐらいだと思います。私そんな通称つけられてたんだ。なんか……嬉しいような?悲しいような?はい。本当によく殺されます。最初の方は本当に。よくステルスを看破されて殺されます。今は、なんとか上手く立ち回ったり、予測線を見て避けたり、あと、自慢できるのは、スナイパーの予測線がないショットに対応できるようになりました。風切り音の方向から、俊敏力に物を言わせて伏せます。そして、なんとか避けれます。リスポーンに慣れるのは嫌だなぁ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて、待ち伏せ待ち伏せ……。」

 

私はモンスター狩りのスコードロンが通るところに近く、死角になっている場所で隠れています。ちなみにスコードロンというのは、簡単にいえばチームです。流石に普通のプレイヤーならここで1人で待ち伏せてもやられてしまうでしょう。しかし、私には自慢のステルスがあります。だから、私にとっては有効な隠密プレイが可能なのです。待ち続けて数分。早速来ました。私はステルスを使用する。私から見ても自分の体は普通に見えますが、多分今周りからは見えてないんでしょう。

 

「うーん、あんまりここら辺湧いてないなぁ……。もっと奥の方行くか。」

 

「そういえば、ここって例の《アサシン》が良く出るんじゃなかったっけ?」

 

「あー、なんかそんな噂を聞いた気がする。まあ、俺達なら楽勝っしょ?」

 

「確かにな!」

 

『アッハッハッハッハ!!』

 

はー……凄く楽しそうに会話してる……。仲、いいんだろうなぁ……。歩く音からして4人かな?ちなみに、ここら辺のモンスターがあまり沸いてない理由は、私が経験値確保も込めて狩り尽くしたからです。ここでの狩りも慣れたので、勿論ノーダメージです。というかダメージ食らったら死ぬんですけどね。そして、私が出て4人の後ろに出れる場所にまで通過したので。私は迅速に背後に回り込み、ナイフを抜き、一番後ろの人の首を切り裂く。首は与ナイフダメージ2倍のおかげで、何か装備していても一撃です。そして、俊敏力はジャンプ力にも影響するので、高くジャンプします。

 

「な、なんだ!?」

 

全員一番後ろの人のことを見ます。その瞬間に一番前にいた人を着地同士に首を切り裂く。そして、私は素早く動き、1人の後ろに回り、首を切る。

 

「くそっ!アサシンの仕業k」

 

最後に言い切る前に首を切り裂く。そして、一つのスコードロンが死んだ。

 

「あ、レベル上がった。」

 

レベル15になりました。レベルアップすると20ポイントゲットです。これでまた素早くなれるので、嬉しいです。

 

「さて、もうここでAGIにポイント振ろうっとぉ!?」ヒュンッ!

 

私は急いで伏せました。あと伏せるのが0.1秒遅れてたらヘッドショットで一撃死でした。めっちゃ怖いです。スナイパーの仕業ですか。私は新しく取得した《視力強化》のスキルを使い、撃たれた方向を拡大して見ました。すると、ある廃墟ビルの上でチラッと銃身が見えたのを確認しました。

 

「キャラじゃないけど……やられたらやり返す!倍返しだ!」

 

私はスナイパーを倒しにステルスプレイを開始しました。




あるスナイパー、次回登場

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