「お嬢様、御夕飯にございます」
「ええ、ありがとう」
帰ってお風呂から出ると、夕食の支度ができていた。もう少し帰りは遅くなると思っていたのだけれど、その心配は無駄だったようだ。
ダメ執事は制服から執事服に着替えている。
外は相変わらずの豪雨である。早めに切り上げてきたのだろう。
今日の夕飯は肉料理らしい。昨日は魚だったっけ。毎日、コイツは考えて作ってくれているのよね。そういうところはしっかりとしているのよね。
「これって、カツレツだったっけ?」
「はい。お嬢様でも料理名くらいはおわかりになられるんですね」
これは煽っているのか、感心しているのかわからない。喧嘩を売っているというのは間違いないわね。
「失礼ね。私だっていろいろと食事をしてきたんだからこれくらいは分かるわよ」
「これは失礼いたしました。お嬢様のことですから肉は一括して肉と思われているかと思っておりました」
うん。やっぱり失礼よね、こいつ。
「あなた、私をなんだと思っているの?」
「はあ……? お嬢様はお嬢様でしょう? 他にあるのなら教えてもらいたいものですが……」
ダメ執事はコイツは馬鹿なのか? という顔で私を見る。
「あー! もう、うるさいわね!」
こいつが静かにしてくれていたらとてもいい食事の時間なんだろうけど……
このダメ執事が静かにするということなんて、ありえないわね……
「ご馳走様」
夕食を食べ終え、ナイフとフォークを机の上に置く。
「お粗末様です。それでは、ディナーも終わりましたから謎解きでも致しましょうか」
「だめっ! それだけは絶対にダメだからね!」
それをやられると、とっても困る。まだ少しも進んでいない話が打ち止めになっちゃう。
「冗談ですよ。そもそも、謎なんてありませんし、そんな七面倒臭いことはしたくもございません。そんなことも分からないとは、お嬢様の頭は──」
「わー!! だからダメだってば! あんたは毒舌探偵執事じゃないんだから!」
怒られちゃう。最悪この小説がいきなりブロックされちゃう。まだ始まったばかりなのに。まだ。この話も終わっていないのに。
本当にコイツは何を考えているのだろうか……?
あ、何も考えていないのか……
一つだけ言えることといえば──
「あんたが一番謎よね……」
私は小さくため息をついた。
こいつのことを小説に書いたら、いろんな話が書けることだろう。
「それでは、私はこれを片した後、入浴をしてきます故」
そういうと、ダメ執事は部屋を外した。
廊下の方から小さなくしゃみが聞こえたのは気のせいだったのだろうか。
これを書き出したのは謎ディが始まった頃なのですよね(´・ω・`)
まあ、アレです。パクリです(真顔)
話とか設定とか違うしいいよね(白目)