それでも我輩はネコである。   作:far

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いぶりがっこ氏の ギースにガンプラ を読み直していました。レップウケーン!
格ゲーをやったことがある人になら、きっと何かが伝わるはず。全12話。
そしてガンプラ心形流なら仕方が無い。
ギースを再現して、ガンプラバトルが出来るように苦闘する主人公に、ロマンを見た。
あらすじはノリがひどい事になっているが、本文は落ち着いてるから読んでみて欲しい。


第6話

 我輩は留守番中である。ホグワーツでは、はじめてのお留守番であるな。

 マスターは、魔法省で交渉中。名無しさんの生存を魔法省に認めさせるための、根回しを始めるらしい。

 

 と、いうのもだ。必要の部屋から出てきた、レイブンクローの髪飾り。あれを毒に浸けようとしていたら、見つかって取り上げられてしまったのだな。

 分霊箱の証拠品として、話が分かる人に実物を見せて、説得するらしい。

 

 名無しさんが生きていたり、復活したら怖いので、現実を無視して死んでいることにします。

 魔法省は原作で、そんな謎の対応をしておったからなあ。

 てっきり、裏で名無しさんとつながっているのかと思いきや、全くそんなことは無く。魔法大臣が、名無しさんに殺されていたし。

 彼らはいったい、何がしたかったのであろうか。本当にわからぬ。理解が出来ぬ。謎である。

 

 そこにロマンはないので、さほど興味は無いのであるがな。

 

 同じく、さほど興味は無いが、少々罪悪感を感じないではない出来事もあった。

 ドラコ・マルフォイ。さんざんハリー・ポッターと敵対して、名無しさんの部下の死喰い人になって、校長を殺す手伝いまでやっておきながら。

 最終決戦の数時間前に、父親とともに名無しさんを裏切って離脱。ちゃっかり無罪を勝ち取った、例えて言うなら、汚いベジータ。

 演じた役者さんが、そのストレスで髪の毛がえらいことになっておったのが、衝撃であったなあ。この世界ではどうなるのか、少し見てみたい気がするな。

 

 むろん、罪悪感というのは、髪の毛のことではない。それは我輩のせいではないのだし。

 前回、我輩が組み分け帽子と組んで仕掛けた、あのイタズラ。あの結果、彼がしばらくの間、家無き子になってしまったのだ。

 

 順序としては、こうなる。まず、我輩がマスターに怒られた。アズカバンはさすがに選択として、いけなかったらしい。

 マスターの父親が、そこで獄中死しておるし。そこも、気に触ったのやもしれぬ。

 そこで我輩が素直に謝らず、言い訳してしまったのが第二段階。

 しかしドラコの家は、死喰い人のアジトであるぞ。確か、ホールの地下だかに隠し部屋があったはず。それがバレれば、あながちアズカバンも間違いではない。

 そう我輩に告げられたマスターが、何かを取り締まっておる部署の、面識のある卒業生に連絡をとったのが第三段階。

 

 そして最終段階。入学したと思ったら、父親が逮捕されて呆然としているドラコがこちらになります。

 

 思ったよりはしっかりしているものの、やはりどこか精細を欠く。イヤミにも原作ほどのキレがない。

 むしろイヤミを言われた側のハリーに、心配されておる。

 そのキャラは君に合ってない、と言われた時はマジギレしておったが。

 まあ、あれならおいおい元に戻るであろう。

 

 さて。留守番中には何をしようか。

 しもべ妖精の魔法は、妖精の種類が違うからか、それとも我輩が幽霊だからか。原因はわからぬが、使えなかった。

 黒い人もビックリな、姿くらましの魔法。あれを是非覚えてみたかったのであるが、残念だ。

 杖が無いので、そちらの魔法も練習でき―――いや、できるな。

 

 無いなら、よそから持ってくる。

 こことは別世界の、魔法使いではなく魔術師の言葉だが、細かいことはいい。

 あるではないか。何であれ持ってこれる、用意してくれる、便利な、必要の部屋が。

 

 だがしかしだ。一人で練習するのも味気ない上に、途中で我輩が飽きてしまう恐れがある。

 よし。ついでだ。誰か巻き込もう。

 大勢は面倒なので、誰か一人。都合よく、一人法師なヤツと言えば。

 

 グリフィンドール。ネビル。もう一人の生き残った男の子。君に決めた。

 

 校長室のある塔から出て、出入り口のあるメインの塔の三階へ。散歩中のミセス・ノリスと猫同士のあいさつをかわして、階段を何とかかんとかやりすごして、八階へ。

 どうもここの階段は、空中を歩く我輩が気に食わぬらしい。普通に通ろうとすれば、目的地から遠ざけようと波打って、我輩の無いはずの足を捕まえて運ぼうとするのだ。

 おかげで、まだ飛ぶことは出来ぬが、高いところから飛び降りても大丈夫なようになった。昇りは苦労するが、降りは楽だ。

 食事(?)に必要であるので、すり抜けも覚えた。

 我輩も幽霊として、日々成長しておる。

 さて、あとはグリフィンドールの塔に、どうにかして侵入して。何とかしてネビルを見つけ。どうやってかしゃべらずに、必要の部屋まで連れ出すだけである。

 大丈夫だ。行ける気がする。こういう時は、行けることの方が多かった。

 別にネビルではなくても良いしな。見つからなかったら、誰か適当に、その辺を歩いているヤツを捕まえるのである。

 モブかと思っていたら、ネームドであった天喰先輩の例もあるので、そのあたりは気をつけよう。

 登場人物が多くて、忘れているキャラも多々おるが。きっと大丈夫だ。

 

 うむ、大丈夫だとも。きっと、なるようになる。そういうものである。

 これはけっして、自分に言い聞かせているわけではない。いいね?

 

 

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