それでも我輩はネコである。   作:far

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次でハリポタ編ラストです。

授業の一環として、生徒たちを使って、プラスチックやペットボトルを分解の呪文で土に変えていくバイトをロンドン市から引き受けて、インスタント食品を購入する予算をひねり出すスネイプ教授というネタもありましたが入れる場所が無かったw


第9話

 我輩は思い出したのである。そういえば賢者の石とかいうイベントもあったな、と。

 マスターに確認してみたところ、間違いなくホグワーツに在るそうだ。

 ではなぜ、イベントが始まっていないのであろうか。そう考えて、気付いた。

 

 あれ? ハリー・ポッターが、やらかしていないぞ?

 

 バカな。ハリー・ポッターと言えば。入学したての、あまり魔法を覚えておらぬ上に、実戦経験もないというのに。

 僕がやらねば。という強い使命感を持って、校長を始めとする教師たちにも、親友の兄などのツテのある先輩にも一切頼らず、突っ走る。そんなロックな男ではなかったのか?

 その上で、敵を利する動きをして被害を出した後に、最後はおいしいところを持っていく。そんなトリックスターでもあったのではないのか?

 

 賢者の石のハナシでも、悪人にはけっして取り出せない仕掛けをしてあった賢者の石を、わざわざ仕掛けから取り出して、奪われそうになっていた。

 石が狙われているから、自分が手に入れよう。自分が持っていれば安心だ。そう判断した根拠は何だったのであろうか。

 

 名無しさんの幽霊っぽいものを撃退したので、結果オーライで全て許されていたが。

 校長として、教育者として。マスターはあの時、あれやこれやを叱って、正しい行動を教えるべきだったと思う。

 そうすれば、その後のハリー・ポッターの行動も、少しはロックではなくなっていたかも知れない。

 

 そのロックさが名無しさんと戦うために必要であった。そう言われてしまえば、そうかもしれぬが。

 ヤンチャをしたら、叱られる。そういうことは、子供には大切なことだと思うのである。

 

 閑話休題。

 

 そのロックなハリーが、やらかしをしておらぬのだ。

 動画を普通に流し、それを魔法の道具で録画して魔法界に持ち込むという、映画泥棒めいた手法を発明したりはしているが、それはそれ。

 

 一年生にしてクィディッチのチームには入ったが、それもグリフィンドールの寮監のマクゴナガル先生が、これ以上スリザリン寮に負けっぱなしなのにガマンができなかっただけだ。

 

「これで勝つる!」

 

 ハリーという逸材を見つけて、有頂天になってしまったのであろう。その勢いのままに、マスターから特例を勝ち取ってしまった。

 この場合、やらかしたのはマクゴナガル先生であって、ハリーではない。

 原作では、ドラコ・マルフォイがネビルに嫌がらせをした。その結果として、ハリーの見事なホウキさばきが披露され、それを目撃したマクゴナガル先生がやらかす。そういう流れであった。

 このドラコのやらかしを、さっ引いただけである。父親が逮捕されて、落ち込んでいた彼に、イタズラを仕掛ける元気は無かったのだ。

 

 したがって、その後のドラコの腹いせ。ハリーを真夜中に呼び出して、自分は行かない。というしょうもない陰謀も行われていない。

 そうすると、あの大きな犬のフラッフィーにも会っておらず、足を引きずるスネイプ教授も見ていない。

 

 イベントのトリガーが引かれておらず、しかもそのあとにやって来たのが、カップ麺戦争と、マンガ。トドメにジャパニメーションの数々だ。

 その波には、教師陣すらも飲まれてしまっている。マスターなんぞ、校長であるのに率先して飲まれに行っている。

 

 ただ、たまに寂しそうな顔をするのだ。なんでも昔、似たような流行があったらしいが、当時の魔法省の圧力でつぶされたことがあったそうな。

 当時の教師らは、常識人であったため、流行と遊びは駆逐された。

 

He liked mini-four-wheel…(あいつはミニ四駆にハマっておったのう…)

 

 そうポツリとつぶやいていたが。そのあいつが名無しさんでないことを祈る。

 まさか彼がホグワーツで事件を起こしたのは、それが原因だったという、イヤな可能性が出てきてしまうので。

 

 現在では、つぶされるどころか、逆に魔法省にまで流行の波が押し寄せていく勢いである。

 学生たちは、上から下まで。賢者の石? 今はそれどころではない! という熱狂に駆られている。

 

 

 この間のハロウィンパーティでも、出てきたトロルが、あっと言う間に狩られていた。

 怖がるよりも、今が高めた力を発揮する時。とばかりに、パーティ会場に顔を出したトロルめがけて、モビ○スーツが集団で襲い掛かる。

 

 いくつかの機体は、飛んでいた。マスターが鉄の城を飛べるように改造したのを、いち早く取り入れた、トップビルダーたちの機体だ。

 クィディッチの空飛ぶボール、スニッチを改造して詰め込んだり、飛行用のホウキを最小限度に縮小して埋め込んでいるらしい。

 

 それらを含めた様々なモビ○スーツが足を止め、その間に唱えられた長い呪文で威力を高めた魔法が次々と炸裂。

 これ、もうトロル死んでるだろう、という段になっても。まだ呪文を唱え終わっていなかった生徒たちが、せっかくだからと最後まで唱えて魔法を解き放つ。

 あれはオーバーキルというものであろう。

 

 なお、傷ついた学校はしもべ妖精が、一晩かからずに直してくれました。

 我輩の中で、彼らへの評価の上昇が止まらないのだが。ハウスエルフという、原作での種族名も許せそうだ。

 いや、やはり許せぬな。エルフとはもっと、こう。肌が透き通るくらいにキレイな、森の妖精でなければならないのだ。

 着ている服は、森の民なのに露出度が大目。胸は小さく、ほっそりとスレンダー。そうでなければ、いけないのだ。

 

「バケモノを倒すのは、いつだって人間だ。人間でなければ、いけないのだ!」

 

 あの人間でいられなかった、哀しき化け物の叫びにも匹敵するほどに。我輩はそう固く信仰する。

 

 そうだ。ここはファンタジーの世界であったな。そんなエルフも、探せばきっとどこかに―――

 

That's nowhere.(おらぬよ) So you shouldn't go to look for it(だから探しになど行かないように)

 

 マスター。ごく自然に、我輩の思考を読むのはどうかと思う。

 しかし、そうか。いないのか。いないのならば、仕方が無い。

 ないなら、よそから持ってこねば。これは、召喚呪文を研究しろという流れであるな?

 

Stop. That's h○ghAce(やめたまえ。それは誘拐だ)

 

 そうか、一方的な召喚は誘拐であったな。自重するとしよう。

 ところで。今、誘拐のこと、ハ○エースって言わなかった?

 

 

 




●「これで勝つる!」
ネットゲームFF11の実況板に書き込んでいた、個人の書き込みが元ネタ。
通称ブロントさん。Burontという実在したキャラのプレイヤーという推測でそう呼ばれていた。ただし本人は中の人であることを否定。
その独特すぎる言語センスはネタとして非常に秀逸であり、今もネットの上でブロント語として生き残っている。
「俺の怒りが有頂天」「ストレスでマッハ」「破壊力ばつ牛ン」「マジで親のダイヤの結婚指輪のネックレスを指にはめてぶん殴るぞ」「光と闇が両方そなわり最強に見える」「さらにダメージは加速した」などなど。

●「バケモノを倒すのは、いつだって人間だ。人間でなければ、いけないのだ!」
ヘルシングより。元人間の、色々嫌な事があって、人間をやめてしまった。人間のままいることができずに、バケモノになって、終わりを待望する主人公のセリフ。
そうなってこそ正しい、という信念があるが、素直に負けてくれない。
何千万という無限にも思えるコンティニューと、その残機を一度に表に出しての人海戦術を取ってくる、そんなラスボスにして主人公、アーカード。
吸血鬼の彼が、他のバケモノ相手に無双する話である。なお元エロマンガである。

●ハイエー○
あくまでも、ネット上でのネタとしての話であるが。
T○Y◎TAハ○エース=誘拐であることは確定的に明らか。
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