一夏の性格と経歴を改変。男子高校生っぽい性格と、オリ主っぽい強さ。と書くとなにか普通の主人公のようだ。
学園で女生徒、それも候補生でないクラスメイト複数とのやり取りが楽しい。
ISはただでさえヒロイン多くて、しかも話を進めるのに彼女らを登場させて関係深めるのに会話もして、とやっているとおざなりにされる人たちなので、出番多めなのが新鮮。
我輩は戦うのが好きではない。轟くんを思い出す、あの炎と氷のボスモンスターの彼と同じ意味でのハナシであるな。
「俺は戦うのが好きなんじゃねえ。勝つのが好きなんだよぉー!」
このセリフを言った、彼の所業を思い起こしてみると。
相手を弱体化させるワナを仕掛ける。人質をとる。
激戦のあとで、相手が弱ったところにトドメをさす。それも直接戦ったりはせずに、火山を噴火させて、それに巻き込むという範囲攻撃。
実に、すばらしい。
合理的である。ヴィラン的でもある。まさに、悪役とはかくあるべしと、そう思うものである。
だから我輩が、大尉の弱点を突いても、悪くないのだ。
ここに、コインショップからくすねたヴィクトリア銀貨のレプリカと、コンビニでパクってきた、接着剤があるじゃろ?
はい。執事さん、銀貨コナゴナになるまで切り刻んで。で、接着剤もスパッとやっちゃって。あとは銀粉をぞんぶんにワイヤーにまぶしたら。
それで大尉も縛れるよ。やったね。かつて顔が変形するまで殴られまくった、リベンジだ。
ただ捕まえるまでにするのである。彼には、まだやってもらうことがあるからして。
さて少佐。どうします?
我輩は准尉と同じだ。死なない。止められない。どうにかできそうな大尉も、執事が止める。
同類の准尉をぶつけようにも、彼にも仕事がある。失うわけにはいかない。できれば使いたくない。
さて。どうします?
浮力を失い、じょじょに降下する飛行船の上で、我輩と少佐は語り合った。
少佐にはまだ手札はあっただろうし、我輩にも魔法という切り札と、いつでもこの世界から離脱できるという、精神的な強みがあった。
お互いに、相手の手札の存在は知っていたが、その中身まではわからない。
短いが濃い話し合いの結果。妥協が成立した。
条件付きの降伏。それを我輩は、少佐から勝ち取ったのだ。
少佐は吸血鬼アーカードと戦争がしたい。我輩は、この世界をかき乱して混乱させたい。
「そこに何の違いもありゃあしねえだろうが!」「違うのだ!」
いや、本当に違うのだ。大体あってるかもしれぬが、違うのだ。
米軍を呼び込んで、戦争を一見激化させたように見えるのは認める。
こうしている今も。飛んできた輸送機から、重装備の歩兵たちが次々と降下。即座に拠点を築きあげて、ゾンビどもを駆逐し始めておるが、違うのだ。
自分の都合と趣味で、世界を混沌へと放り込むあたりは同じであると認めよう。
しかし、なんというか、こう。方向性というか、ジャンルというか。音楽性の違いというか。とにかく、何かが違うのだ。
でも、大体あってるんでしょう? と聞かれてしまえば。長い沈黙のあとに、小さく肯定の返事をせざるをえないのであるが。
そんな大同小異な相手への要求は、簡単で単純なものだ。内容をまとめるのに、三行もいらぬ。
計略とか全部捨てて、アーカードに突撃しようぜ。
頭に「いそのー」を付けようか、少し迷ったのである。
本来ならば、間もなく発動するであろう、アーカードの死の河。
今までに飲み込んだイノチを、すべて使い魔扱いかなにかで実体化させて戦わせる、拘束制御術式ゼロ号解放。
その数は、何百万である。
アーカードという吸血鬼は、それだけのイノチがふだんは残機あつかいで、その数だけコンティニューしてくるクソゲーなラスボスである。
この解放中は、その残機が使えない。殺せば、死ぬ。
解放してもしなくても、どっちもどっちであると思う。どちらも等しくムリゲーなクソゲーである。
しかし世には、そんなゲームのクリアにこそ燃えてしまう、そんな修羅ゲーマーたちもいる。
少佐もその一人であるし、他にもいる。今まで出番の無かった、アンデルセン神父だ。
彼を始めとする、ヴァチカンの精鋭の方々が特攻するのを横合いで見守り、倒せればそれはそれでよし。
だが倒せないであろうから、そのあとに。アーカードが飲むであろう、ロンドンで流された大量の血の中に。シュレディンガー准尉という毒を混ぜる。
それが少佐の計略であった。当初は予定に無かった、ヴァチカンの横殴りもアドリブで取り入れたものだ。
だが、それでは彼は帰ってきてしまう。三十年後に、自分の中のイノチをひとつ以外は全て殺して、自分を認識できるようになって帰ってきてしまう。
それではダメだ。そうなってはもう、彼は二度と眠れなくなってしまう。
倒されること無く、存在し続けてしまう。
ここに来たのも、何かの縁だ。できなかったら、それはそれで、まあ、やむを得ぬ。どうしようもなかったのであろう。
しかし、試してみても良いのではなかろうか。
吸血鬼、アーカード。彼を、終わらせられるのか。それを試してみても、良いのではないか。
米軍歩兵と空軍の支援。
アーカードを主に狙うはずなので、うまく扱えば友軍として使えなくも無い、ヴァチカン、イスカリオテ。
執事。大尉。そしてその他少佐指揮下の、最後の大隊。
運命やら偶然やらが、札を混ぜた。そしてこの手に手札は整った。
場はすでに熱くなっている。参加者たちも、観客も、大熱狂だ。
直接全員の顔を見てはいないが、充分であろう。
結末は見えぬ。お互いの手札を開けぬことには、それは神さえわからぬだろう。
ゆえに我輩は、こう宣言しよう。
●「俺は戦うのが好きなんじゃねえ。勝つのが好きなんだよぉー!」
ダイの大冒険より。左右で真っ二つに、炎と氷の身体に属性が違うという、結合部がどうなってるのか当時気になったフレイザードさんの言葉。バクチってのはハズれたら痛い目見るから面白ぇんだろうが。など美学っぽいものはあった。
●「そこに何の違いもありゃあしねえだろうが!」「違うのだ!」
(現在連載中の)キン肉マンより。週刊プレイボーイのWebページで無料で読めるためか、ネット上でネタがよく拾われる。これもその一つ。
3月1日でサービスが終了しているが、はてなセリフジェネレータで自動でネタを作ってくれる違うのだジェネレータもあった模様。
●いそのー
サザエさんより。終戦後より続く、サザエさんの代表的セリフの一つ「いそのー野球しようぜー」というナカジマのセリフ。「ねーさんズルいよ」や「バッカモン!」「ふ~ぐたくぅぅん」などの同類であるが、野球の部分を言い換えて、○○しようぜとすれば応用が利くので、使いやすい。
●運命が~
Fate/Parallel Linesシリーズより。第三次聖杯戦争で、ユグドミレニアがナチと組んで大聖杯パクった世界線で、聖杯戦争を知ってしまったヘルシングの少佐が大聖杯用意して始まる聖杯戦争。マスターらのメンツほぼ固定で、色々な作者が完結まで書いたやる夫スレの作品群のOPをちょっと改変。ええ、ダイマでございます。