それでも我輩はネコである。   作:far

30 / 76
第3話

 我輩はいろいろやろうぜ、と言ったのである。

 やらねばならぬことや、出来ることが色々とありすぎるのだ。

 

 そして手始めに、軽く拉致してみた花京院がここにおるじゃろ?

 

 ポケモ、もといスタンドバトルするのが面倒であったので、DIOの手先がいるとチクって、不意打ちで本体に攻撃したのだ。

 攻撃したとはいえ、傷付けてはおらぬ。うたう(相手を眠らせるわざ)を使って、眠らせて拘束。そのまま手配してもらったハイ○ースに乗せて、連れ去っただけである。

 別にハ○エースでなくとも良かったのであるし、別に我輩も車種の指定まではしなかったのであるが。

 スピードワゴン財団の人たちが用意してくれたのは、これであった。やはり拉致といえば、この車であるらしい。

 

 さて。問題はこれからである。

 

 さらってきた彼、花京院には。DIOの肉の芽が植えつけられているのだ。

 この肉の芽。額から脳に突き刺さるまで根を伸ばしており、抜こうとすれば、脳が傷ついてしまう。

 原作では、機械以上の精密動作が出来る、となぜか知っていた承太郎が、スタープラチナで正確にまっすぐ抜き取ることで解決していた。

 肉の芽は生きているので、触手を伸ばして攻撃したのだが、それを意にも介さず冷静に、一気に抜きとった承太郎はクールであったな。

 

 で、今。そのスタープラチナがいないのであるが。

 

 肉の芽も、埋め込まれたまま日常生活を送っても、戦闘してダメージを受けても案外平気なため、実は普通に抜いても大丈夫という説がある。

 ワンチャンかけて、やってみてもよいのだが。それでもし、花京院がリタイヤしてしまってはもったいない。

 

 というわけで。帰宅中のところをさらってきた花京院には、ひとまず道で倒れて緊急入院した、ということになってもらった。

 睡眠薬で、しばらくグッスリ眠ってもらい。その間に、別の肉の芽を植えられた人物で、実験してみることにしたのだ。

 

 目指すは、杜王町。ジョセフのジジイが、愛人とイチャコラしているらしい町。

 とりあえず、承太郎とアブドゥルと一緒にジジイを殴って、それから虹村家の父親が居るかどうか、探してみようと思う。

 肉の芽を埋め込まれた別の人とは、彼の事だ。そして原作では、彼の肉の芽はDIOが倒されるまでずっと、埋め込まれたままであった。

 そしてDIOが死んだことで、肉の芽が暴走。知性もロクに残っておらず、会話も出来ない人の形もしていない、そんな状態になってしまっていた。

 

 つまり。実験台にしても、心がさほど痛まない。ダメで元々。

 

 そうそう。ついでに、吉良ヨシカゲを拉致して、例の後ろを振り返ってはいけない通りに放置しようと思う。

 第四部なんて、なかったのだ。

 コーイチくんのエコーズとか好きだったが、どうせ見ることが出来るまで、この世界には居ないのだ。

 この町が平和になる。実に、良いことではないか。

 

「悪を行い 世界に対し僅かながらの正義を成そう」

 

 いくつもの可能性を絶ち切り、平和という正義をもたらす。うむ。実にヴィランらしい。是非やろう。

 

 それはそうとして、肉の芽だ。

 あれを何とかする、心当たりはふたつ。

 

 ひとつは、我輩のポケモン技。もうひとつは、ジジイの愛人の子。

 彼がスタンドに目覚めていれば。あの世界一優しいスタンド、クレイジーダイヤモンドが使えれば。何も、問題がない。

 なんせ、生きている限りは治してしまうのだ。強引に肉の芽を抜いて、多少脳が傷付いても、きっと治せる。

 もしくは、肉の芽ごと頭を「ドラァ!」して、破壊と治療を一度にしてしまうのもアリだろう。

 

 我輩の方は、どろぼうである。

 本来は相手の持ち物を、攻撃ついでに盗むポケモン技である。肉の芽に効くかどうかは、やってみねばわからぬ。

 

 どちらも、現地で確かめてみる必要があるだろう。

 

 ところでだ。移動中に、車内で我輩の名前を決めておこうと、アブドゥルにタロットカードで占ってもらったのであるが。

 

 出てきたカードが世界であったのであるが、これはどうしたら良いのであろうか?

 しかも。逆位置どころか、そのカードだけ裏返っておったのだが。

 占いのプロとして、こんなミスはありえないとか、アブドゥルがめっちゃ焦っておるのだが。

 

 いや、星のカードじゃないのかとか、裏ってどう解釈すればいいのだとか、結局それで我輩の名前は、とか。色々と入れるべきツッコミはあるのだが。

 

 さて。どれからツッコめば良いと思う?

 

 




●ハイエー○
もはやこのシリーズでは、誘拐の代名詞である。
ネット上では、動詞なのだが。

●「悪を行い 世界に対し僅かながらの正義を成そう」
魔法先生ネギま!より。UQの前作であるが、正直こちらの方が全盛期だった気がする。
年齢詐称疑惑が上にも下にもいて、幽霊やロボに吸血鬼にハーフの妖怪に未来人、運動部系に文科系、ネットアイドルにマッドサイエンティストと、バラエティ豊かなJCのクラスを、子供の魔法使いが担任する、ギャグとお色気なマンガであった。
それらを全部捨ててバトルものに移行したが。
そうなる前の、最後のあたり。もしくはそうなる最初のあたりの学園祭編で、生徒の一人の超という娘が語ったセリフ。
いそのー。魔法使いには、特にマホラの人にはくっそ迷惑だけど、魔法バラして世界平和に向けて活動始めようぜー。

◎うたう
ノーマルタイプのポケモン技。みがわり貫通で、相手を1~3ターン眠らせる。命中55%。町中で歌声が聞こえてきても、いきなりスタンド攻撃か!?とか疑わないよね。初期は。
ニャースもシリーズによってはこの技を覚えられる。アニメのEDなどで歌っていた影響だろうか。

◎どろぼう
あくタイプのポケモン技。相手の持ち物を奪う。自分が何か持っていたら失敗する。トレーナー戦だと試合後に返すらしいが、野生のポケモンからは取りっぱなし。まさにドロボウ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。