それでも我輩はネコである。   作:far

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Dacla氏の フォフォイのフォイ を推してみる。
タイトルがギャグに全ブリだが、内容はマジメというギャップ。
ドラコ・マルフォイに転生。元死喰人な父親と、魔法使い万歳な母親。間違いなく愛してくれている、そんな両親を始めとした、選民思想な魔法使い世界の中に、ギャップを感じたり少し干渉したり、溶け込もうとしたり。
何というか、人生を生きているマルフォイくんの物語。


オマケ3 HUNTER × HUNTER編

 我輩は猫である。

 

 はずである。

 

 おそらく。たぶん、きっと。猫である。そう、思われる。

 実は自分でも、言い切れるだけの自信はないが。

 

 それをなぜ、と問うならば。

 

「やぁ、おはようネコくん」

 

 普通の服の上に、青地に黄色の模様の貫頭衣を着た金髪の中年が、我輩に話しかけてきた。

 それに我輩も、普通に返す。

 

「おはようございます」

 

 うむ。

 何を隠そう。我輩、しゃべれてしまうのだ。

 

 いつもの事と言ってしまえば、それまでだが。

 我輩。どうやら普通の猫ではないらしい。

 

 

 

 さて今回。意識を持ったというか。物心が付いたと言おうか。

 はたまた、我輩がこの猫の意識を乗っ取ったのか。それとも意識に合わせて、この体が作られたのか。

 そのあたりの事は、とんとわかりゃあしないのであるが。

 ともあれ。我輩は、気付けば子猫らの中に混ざって、にゃーにゃーと鳴いておった。

 

 そうして気が付いた後。しばし大人しくしておったのであるが。

 これがどうしたわけか。さっぱりと、何も起きはしないのだ。

 

 親猫も現れず。襲ってくる何かも現れず。拾ってやろうとか、いたずらしようとか。そういう人間も現れず。

 ただただ、時間だけが過ぎていった。

 

 兄弟らの大きさを見るに、おそらくは生まれて二ヶ月は経っていまい。

 そのくらいの子猫は確か、二時間ごとに授乳をせねばならなかったはず。

 とすると。こうして、にゃーにゃーと鳴いておるのは、お腹がすいて母猫を呼んでおるのではなかろうか。

 

 だが、しかし。我輩の腹はまったく減ってはおらぬのであるが。

 

 ふむ。まあ、いいか。

 

 しばし考えたのちに。疑問をいったん棚上げすることにして、我輩は立ち上がった。

 腹がすいておらぬのならば、動ける。ならば周りを見て回り、母猫を探してみようと。そう、思ったのだ。

 

 もう一度言おう。

 我輩は、立ち上がった。

 

 二本足で。

 

 それまで一心ににゃーにゃーと鳴いておった兄弟たちが、目をこれ以上ないほど大きく開いて、こちらを見る。

 

 その驚いた表情を見て。我輩も異常に気が付いた。

 後ろ足だけで立ち上がったのは。実のところ、無意識であったのだ。

 

 そこで改めて、自分の身体を確認する。

 

 手。うむ。肉球がある。灰色と黒の毛も生えている。間違いなく猫の手であるな。

 顔。手でさわって確認する。うむ。おそらくはこれも猫である。

 胴体。足。異常なし。生まれてそう経ってはいない、そんなふんわりとした毛並みの。間違いなく猫のものであるな。

 

 だが尻尾には。少しばかりの、異常があった。

 

 なにやら二股に分かれておるのだが。

 

 ゆうらゆうらと揺らしてみたが。確かに我輩の思ったとおりに動くし、感覚もある。

 

 ああ。そう来たか。

 

 そんな感想が、思い浮かぶ。

 どうやら我輩は。猫は猫でも、化け猫であるらしい。

 

 まあ。化け猫も猫である。と、思う。

 少なくとも、猫科の生き物である。はずである。

 おそらく。たぶん、きっと。猫である。そう、思われる。

 実は自分でも、言い切れるだけの自信はないが。

 

 ともあれ。

 

 そうして自分というものを確認して。

 周りの探索をして。隠れ里のような村を見つけ。

 兄弟ともども住み着いて。

 ある日、村人たちが興奮すると、目が紅く染まる事を発見し。

 なんだかんだの手段で、村人たちを鍛えた結果。

 村人たちが、手足から真空を発生させて攻撃手段とする、戦闘民族になってしまい。

 名前をクルダ族と、若干変えたりもしたが。

 

 我輩は、今日も元気である。

 

 




りはびりなう。

なうって今でも使って通じるんだろうか。
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