それでも我輩はネコである。   作:far

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ハンター世界、意外と遊べる……
それはそれとして、GANTZ氏の GANTZ観察日記 を推してみる
原作を良く知らなくても、読める。蔵野くんが入るチームで、蔵野くん加入前から生き残ってきたオリ主のお話。
オリ主の師匠になるおっさんがいいキャラです。


オマケ3 finfinfin

 我輩はネコである。

 そういえば、そういうヴィランネームであったので、これなら堂々と言い張れるのであるな。

 これで少し、落ち着いた。

 前回に引き続き。ヨークシンでの騒乱へと巻き込まれてしまっておって、落ち着くどころではなかったのだ。

 

 そのわりには、余裕があると思うかね?

 ただの、現実逃避である。現実は非情なのだ。

 

現実(リアル)なんてクソゲーだ」

 

 とある神様も、そう言っておったなあ。

 

 まあ、我輩が生きているこの世界が、現実かどうかは怪しいものだが。

 それはそれ。意思と精神と自我を持って、活動しておれば。目の前の出来事は、すべからく現実である。

 少なくとも、当人にとってはな。

 

 そもそものはなし。我輩は二次創作のオリ主であるからして。

 そのあたりの事は、深く考えてはいけないと思うのだ。

 

 さて。

 

 そろそろ、目の前の現実とやらに目を向けようと思う。

 ちょうど、最高潮。宴で言えば、たけなわといったところのようであるし。

 

 

「私は無敵! 私の一撃に敵う者なし! 私の一撃は――――」

 

 普段よりも一回り以上大きくなっておるクラピカが、強力な自己暗示で潜在能力を引き出そうとしておる。

 大きくなっているのは、彼(?)の念能力らしい。

 どうも、理想の自分を具現化して、着込んでおるようだ。

 

 原作では、色々とできる鎖を何種類か具現化しておったのだがなあ。

 どうもクルダ族補正でも働いたのか、脳筋方向に能力が変わってしまったらしい。

 

 あっちの原作補正さん。もうちょっと自重して。あなた働きすぎよ。

 

 なぜか出てきた、オネェ口調で祈りつつ、相手の方を観察する。

 その相手とは、半裸で筋肉の人。ウヴォーさんだ。

 うむ。原作通りであるな。よし、いいぞこっちの原作補正さん。その調子だ。地元なんだから頑張れ。

 

 ウヴォーさんは、特に何も口にはせず。ただ、うれしそうな。凶暴な笑みを浮かべて、拳を握りこんでいる。

 大技が来るとわかっているのに、避けるとか防ぐとか。あるいは出させないとか。そういうつもりはサラサラないようだ。

 どう見ても、迎え撃つ気満々である。

 

「あれで良いのであるか?」

 

 さすがに疑問に思ったので、隣の人に聞いてみた。

 誰かって? 旅団のシャルナークって人である。

 

 うむ。我輩、捕まったのである。

 

 とは言え、別に人質とかそういうのではない。

 服を着て、二足歩行しておる猫という珍しい生物を見つけたら。普通は捕まえようとするのであるな。

 

「誰だってそーする。俺もそーする」

 

 我輩を捕まえにきたのが、オッパイの大きなメガネの娘だったので、大人しく捕獲されたおかげなのであろう。

 連れ歩かれされてはおるが。わりと自由である。

 

 抵抗せずに捕まったのは、相手が強そうだったからだけではない。

 無論、それもあるが。少しまた、例のアレをやってしまった後で、精神的に疲れていたせいでもある。

 アレというのは、アレだ。つまりは。

 

「良かれと思ってぇ!」

 

 コレであるな。

 我輩はいったいぜんたい。いつになったら、この言葉から開放されるのであろうか。

 

 だが違うのである。聞いてくれ。

 我輩には。悪意などカケラも無かったのだ。

 善意しか、無かったのだ。

 ほんの少しの好奇心くらいしか無く。それも、彼女の本当の顔が見たいという、それだけであった。

 

 端的に。あった事を言うならば。

 

 

 センリツを見かけたので試しに除念してみたら、デスメタルに目覚めた。

 

 

 こうなる。

 

 何がどうしてこうなった、と思うであろう? 我輩も思った。

 それもデスメタルと言っても、デトロイトって付くのである。レ○プって一秒に十回言っちゃうノリである。

 

「あの日の思い出など 真赤な血のメロディに染めてやるわーー!」

 

 そう叫んで、フルートを吹き始めた彼女に。我輩は、なんと声をかけたら良かったのであるかなあ。

 

 やはり呪いを解いた礼にと、一曲頼んだのが SAT○UGAI だったのが悪かったのであるかなあ。

 

 黒のなんちゃら*1という楽譜を演奏して。その結果あの姿になってしまった彼女に。クラウザーさんのソウルは耐えられなかったのであろうか。

 でも本人は幸せそうであったし。

 あれはあれで良かった。そう、思っておくのである。よしと言い張る勇気…!

 

 

 閑話休題。

 

 

 で、なんであったっけ。

 ウヴォーさんが脳筋だけどいいの? って聞いたところであったっけ。

 

 なんか。いいらしい。

 

 どうせ旅団は終わりだろうからね。

 シャルナークは、醒めた表情でそう言った。

 

 ゾルディック家の祖父、父、長男の三人がかりで、団長が殺られてしまったそうなのだ。

 さらに何人かは、仇を取ろうとして返り討ちに。

 

 元々、サークルのようなもので。普段はバラバラで、集合がかかった時だけ、やりたい奴が集まって、何かをする団体であったので。

 強制的に集合をかけられる団長が居なくなり。人数も減ってしまったら。

 後に残っているのは、自然消滅という道しか見えないのだそうな。

 

「どうせ終わるなら、せいぜい派手に終わるのもいいだろうさ」

 

 影門刺殺技 裂破(レイピア)ぁ!

 ビッグバン・インパクトォ!

 

 やさぐれたオーラを垂れ流すシャルナークの台詞と同時に、クラピカとウヴォーさんの決着も付いた。

 勝利したのは、クラピカ。

 お互いに、おそらくは一点に集中した念のぶつけ合いだった。

 勝敗を分けたのは、突きと蹴りの違い。武技言語の自己暗示と具現化した身体による強化。そのあたりだと思う。

 だが倒れたウヴォーさんは、満足そうな顔であった。

 

 それを見届けて。残っていた旅団の面々が、別々の方向へと消えていく。

 彼らが旅団として活動する事は、本当にもう無いのかもしれない。

 終わりというものは。時にこのようにあっけなく。だが、くつがえしようも無く。突然に襲ってくるものなのだろう。

 

 ところで。

 

 シャルナークさんや。なぜ我輩を、お持ち帰りしようとしておるのですか?

 さきほど流れ解散になったことですし。我輩も、自由にさせていただきたいのですが。

 

 えっ。我輩を売って、当座の逃走資金にする?

 

 いや、待って。お願いだから待って欲しい。

 この世界で身柄を売られるって、絶対悲惨な事になるじゃないですかやだー!

 

 そうだ。お金! お金になる情報持ってますから! 心当たりあるでありますから!

 シャルさん。シャルさん! 一緒に、グリードアイランドでお金儲け、しませんか?

 

 

 

*1
正確には闇のソナタだが、ネコは細かい事を忘れている




おかしいな。書き始める前は、シャルナークの出番はないはずだったんだが。
では解説~

●現実なんてクソゲーだ
神のみぞ知るセカイより。週刊サンデーに2014まで連載。
現実と書いてリアルと読む。ギャルゲーをこよなく愛する主人公、通称落とし神のセリフ。彼に口説き落とせない攻略キャラはいない。例えバグまみれであろうとも。

他にも、体育だったかの教師の、お前のようなゲームばかりやってるヤツが~ というテンプレな台詞に「ゲームはゲーム。現実は現実だ。ゲームと現実をゴッチャにするな」と言っていたのが記憶に強く残っている。

●デスメタル
DMC(デトロイトメタルシティ)より。
クラウザーさんは偉大である。
言葉では伝えられないと思うので、原作か動画でお願いする。検索検索ぅ!
歌詞が書けないので、楽しさを伝えづらいというのもある。オノレカスラッ○

●裂破
ライダーキックである。(だいたい合ってる)
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