それでも我輩はネコである。   作:far

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マジです。ちゃんと終わってます。信じて。


オマケ3 終(マジ)

 我輩は猫であった。過去形である。名前はマタムネであった。

 どこで生まれたかはとんと見当がつかぬが、HUNTER×HUNTERの世界でクルタ族の居留地の近くであったのは確かである。

 我輩はそこで初めて、クルタ族はクルダ族になれるのだと知った。

 

 あれは予想外であったなあ。

 

 念能力というもののせいである。とは思うが。

 あとで考えるに、あれは一族で共有する念能力という、特殊な形になっていたのではあるまいか。

 

 そしてこの間。その完成形とも言うべきものが出来てしまった。

 神移(カムイ)*1と、神音(カノン)*2である。さすがに神殺(カオス)*3は無理であったよ。

 

 空牙(クーガ)*4もできたが。

 ただ残念ながら。たとえ五指全部から放っても、だ。

 

 指よりも、拳で放ったほうが強いよね。

 

 そんな悲しい事実が判明してしまってなあ……

 制約でもかけて、技として確立したならば、はなしは別やもしれぬが。

 別にそこまでする理由も見当たらぬので。残念ながら、空牙(クーガ)はお蔵入りである。

 

 ところで神移(カムイ)だが。我輩はこれ、別の呼び名を知っておる。

 

 (ソル)、というのだ。

 

 うむ。アレである。

 麦わらの海賊が主人公の漫画の、アレである。

 地面を蹴って。体が動き始める前に、更に数回地面を蹴る。そんな無茶な理屈の高速移動であるな。

 

 クラピカに、何か奥義のようなものはないのかと聞かれ。

 目にも止まらぬどころか、目に映りもせぬ高速移動、神移(カムイ)

 足からの超振動で、全てを粉砕する、神音(カノン)

 この二つの、別の原作での口伝絶命技を教えた結果、そうなったのである。

 

 神音(カノン)の方は、なぜかすぐに出来てしまったのであるが、神移(カムイ)の方では苦戦しておって。

 それで我輩が、ついつい口出しした結果、そうなった。

 まあ、成功したのであるから、よしとしよう。

 

 なぜ協力したのかと言えばだ。

 原作を崩壊させるため、であるかなあ。

 

 いや。別に原作補正さんをいじめるためとか、試すためとか、鍛えるためではないぞ。本当に。

 そろそろこの世界から、オサラバするためだ。

 

 我輩は抑止力である。

 

 正確には、抑止の側の駒である。

 物事を原作通りに進めて。もしくは、逆に破綻させて。人類存続を確定させるために、英霊の座から放り込まれる英霊のような何かである。

 

 うむ。英霊ではないのだな、これが。

 座へと登録された方法が、聖杯くんと一緒に迷い込んだから、という理由であったからなあ。

 しかも死すべき運命にあった誰かを生かした、という英雄の条件を満たしておって。

 おまけに。瞑想の個性で、別世界へと魂か何かだけを飛ばしておった最中という。

 とどめに。登録されたのは、その時の魂的なものの情報のみで。本体はそのまま帰っていったというね。

 もうね。自分でも、なんというか、よくわからぬ存在なのである。

 

 これもうわかんねぇな。

 

 しかしながらだ。よくわからぬ存在であろうとも、存在しているのだけは確かであり。

 喜んだり、楽しんだり、遊んだり。話したり、企んだり、仕掛けたりするわけである。

 

 人類存続のために何かをしろ。というお仕事のついでではあるけれどもな。

 

 ただ詳細な情報は、なぜだか渡されないことの方が多い。

 ひょっとすればだが。我輩の持つ、原作知識がそれに当たるのやも知れぬ。

 だが達成目標くらいは、教えて欲しいものである。今回も、そこは伏せられておったし。

 

 ただ、ヒントくらいはあった。

 

 クラピカである。

 

 今回の出現位置の近くに、クルタ族の集落があったという事はだ。

 まずそこで、何かしなければならぬ事がある、ということだ。

 と、なるとだ。原作がらみでまず思いつくのが、クラピカであろう。連載再開後は、確か彼が主役っぽい立ち居地にあったことであるし。

 我輩が、彼を強化してみる事にしたのは、そういう理由もあった。のであるが。

 

 どうしてああなった。

 

 本当に。どこから出てきたクルダ族。

 クラピカが誰なのか、よくわからなかったし。ひとりだけ選んで鍛えるのが、不自然かつ面倒であったので、一族の有志を丸ごと鍛えた。

 それだけだったのだが。本当に、それだけであったのだがなあ。

 

 クラピカのヒロインと言えなくもない位置に居た、センリツ。彼女の呪いも解いて、チビでデブで出っ歯でハゲという容姿から、美女に戻したりもしたのだがなあ。

 その副作用*5で、センリツがデスメタルにハマったり。クラピカ自身が去勢したり。むしろヒソカの彼女っぽくなったりで。

 

 どうして、ああなったのであろうなあ……

 

 まあ、なんだ。

 強化とともに、変異も進んで。クラピカ関係のあれこれは、たぶんこれで終了した。そう考えても良いだろう。

 奥義も教えたことであるし。これ以上は、少々思いつかぬ。

 

 だがそれでも終わらぬという事は、だ。

 まだ我輩は、この世界で何かをしなければならないという事。

 

 ふうむ。

 

 とりあえず、だ。

 ネテロ会長が、アリの王を相手に戦って死ぬつもりだと、パリストンを含めた十二支んにタレこんでみるのである。

 まさか死ぬつもりで、毒を振りまく爆弾を心臓に埋め込んでいるとまでは思うまい。

 それを知った上で、それぞれがどう動くかは解らぬが。まあ、何かしらは起こるであろう。

 

 それとゾルディック家のあれこれも、手を出してみようか。

 まずはゴンさん経由で、キルアと話してみる事から始めよう。

 

 グリードアイランドのソフトは、バッテラ氏が懸賞金を取り下げたのもあって、いくつか放出されたし値崩れしたが。それでも、まだ手に入れてはおらぬようだ。

 世間からしばらく身を隠して、グリードアイランドの中に引きこもるシャルさんに、同行させてもらうよう頼んでみよう。

 なあに、ダメならダメで、バッテラ氏に直接頼めばよい事である。持つべきものは、金持ちとのコネであるなあ。

 

 ゾルディック家をどうこうしても、まだ終わらなかったら。

 その時は、もう。暗黒大陸に手を出すのをやめさせるために、ネテロ会長の息子だったかをアレするしかないであるかなあ。

 

 そう、思っておったのだが。

 

 首尾良く、ナニカに「イルミがもう少し、誰にでも優しくなりますように」とお願いする事が出来たのはいいが。

 その代償に。

 

 残りの寿命全部ちょうだい。

 

 そう、お願いされてしまったわけで。

 

 ああ、これが今回の終わり方であるか。

 

 そう、すとんと納得できてしまったわけで。

 

「いいよ」

 

 それだけを答えて。その言葉が消えるのと同じように、我輩の姿は、世界から消えた。

 すでに身体の方は、ヨークシンで死んでおったのだ。体はすでに、念獣であった。ゆえに、何もその場には残らない。

 しかしこの世界には、何がしかのモノを残せた。そういう、自負はある。

 だから、まあ。思い残すところはあるけれども、だ。

 

 おさらばである。

 

 

 

*1
超高速移動

*2
超振動。無空破(足)

*3
超振動する真空という謎存在を複数発生させる技

*4
片手の全ての指先から、空に届くほどの真空の槍を放つ

*5
という事にしておこう




●ナニカ
キルアの妹(?)のアルカに取り憑いているのか同化しているのか、よくわからない何か。
おねだり3つ聞くと、願いを何でも叶えてくれる。マジで何でも。ただしおねだりは内臓ちょうだい、など無茶振りレベルが高く、願いが大きければおねだりも大きくなるぞ。なおおねだりを4回連続で断ると、願う人の大事な人から順に死亡していく。

●これもうわかんねぇな
真夏の夜の淫夢より。
無駄にネタ力が高く、世界に通用するレベルになってしまったホモビデオより。
そのネタ力ゆえ、ネタのみがネット上で転がっている。

TDN、アッー、クルルァ、おいゴルァ、あくしろよ(早くしろよ)、オナシャスセンセンシャル!、なんか足んねぇよなぁ?、おい力抜けよ、じゃあ俺ギャラもらって帰るから、まずウチさぁ…屋上あんだけどさぁ…焼いてかない?、あ~いいっすね~、アイスティーしかなかったんだけどいいかな、サッー

などなど。


このネタ解説が最期なのもアレなんで、もう一回ネコにはそのうちどっかに飛んでもらおう……
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