クロスアンジュ 人間辞めたい件について   作:ぐれむりん

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転生した世界は素晴らしかった!

 

日本人としての生を終えて、再び目を覚ませば記憶を持ったまま赤子になってました、あちら様もこちら様も、こんちにわ!

 

そんな感じで、幕を上げた新たな人生のスタート

 

1年ほどはほぼ全て寝ていたから、あっというまに1歳を突破し、断片的に両親の会話を聞きながら、言葉を覚えて、どうにか分かったのは

 

自分の名前がヴィーゼル・桜木っていう、前の日本人の俺からしたら、両親のどっちかが外国人なの?って名前なんだけど、両親共に見た目的に外国人ではないようだ・・・この件は言葉を発生できるようになってから聞いてみよう

 

それと、なんといっても魔法があるのが分かってる、科学技術なのかもしれないが、マナという単語が出て来る事から、おそらく魔法と思われる行動を、両親は頻繁に使う事がある、なので動けるようになったら、自分も是非使いたいものだ

 

国の名前は、御剣皇国?だったかな~、1回だけ話に出てきたが、あまりよく聞き取れなかったが、間違いなく前の世界では一切聞いた事も無い国だった、皇帝が支配してんのかな?

 

1歳の誕生日会を半分寝ながら過ごし、最近やってる事と言えば、テンプレよろしく魔法の特訓だ!!

 

やっぱここら辺は、テンプレよろしく早い内からやるべし!!やるべし!!

 

 

ちなみに始めてから、今日で3日目になったのだが、何の成果もない!

 

 

「ばぁああああーーーーっ!!!!!!」

 

俺は今日も元気に、両親の目を盗んで魔法を使おうと必死で取り組んでいる、KIAIを絞り出す俺!

 

手を前に必死でメラを唱える俺、ええい!ならば!ふぁいあぼるとーーーっ!

 

必死で周りの被害なんか気にもせず必死で魔法を使おうと頑張る俺、うんともすんともいいやがらねえええ!!

 

なにがいけねえ!何が足らんと言うのだ!!

 

 

そんな必死な俺は気が付いていなかった、後ろからこっそりと母親が、俺の声を聴いて部屋を覗いているのを・・・

 

 

 

翌朝何時もの様にママンの乳首にしゃぶりついていると

 

「ヴィーちゃ~ん、昨日は何してたのかな?ママにもお話してほしいなぁ~」

 

ブッフォオゲホゲホ!!

 

まさか見られていたとは気が付かず、ママンの衝撃発言で器官に空気が入り咳きこんでしまう、ママンに背中をさすられてどうにか窒息する事態は避けたが、どうやら独り言を喋ってしまってたらしい俺は・・・死にたくなった

 

ここは普通に話したほうがいいのか悩んだ末に、ママンを指さして

 

「ママー!」

 

をやって誤魔化した!当然の様に大喜びのママンは、俺を抱き上げて大騒ぎしてどうにかやり過ごすのだった

 

翌日には、マナおせーてっと舌足らずな言葉でママンに駆け寄って、使い方を教えて貰う事に、教えてもらって分かったが、どうやらKIAIではなく、キーになる言葉が必要だったようで、キーを教えて貰うと、すんなりと俺にも魔法が使えた

 

(俺の苦労は何だったんだ・・・)

 

産まれて1年足らずで数々の黒歴史を作ってしまった俺、マジで萎えた

 

 

 

 

そんな俺もすくすくと育ち、魔法も両親が扱えるものは全て習得する事が出来る様になると、疑問に思う事が数多く・・・そりゃも~~山の様に溢れ出してきた

 

何処から突っ込めばいいのか訳分からなくなるほどに、山の様にあるから、1つ1つママンに聞いても「分かんないわ」「どうなのかな~ヴィーちゃんが大きくなったら分かるんじゃないかな?」などと言った返答しか得られなかった

 

何が疑問なのかと言うと、まずマナって体内にあるのか、外にある物を使ってるのかが分からない、体内なら鍛えれば大きくなったりしそうなのだが、どれだけ使おうが限界まで使えない事から、多分外部エネルギーなんだろうと予想は出来る

 

じゃ~外部から取り込んで使うのなら出力とか変えられそうなのに、全くできない

 

魔法も火を出す事が出来ないのに、熱を出すことは出来る

 

熱は出せても、対人には全く効果が無く、オートで熱が冷める

 

障壁と結界という、よく似た魔法があるが、使ってる間は、他の魔法を使う事は勿論、両手が使えなくなる、なにゆえ片手では無理なの?他の魔法は片手でも出来るんだぜ?

 

こう言った疑問を積み重ねていった結果、当然だけど気が付いた

 

魔法とは、誰かが作った魔法ぽい技術を使っているだけ、改変も改造も出来ない様にコントロールされている、これ作ったのは平和主義者の頭のおかしいクソババァなんだろうな、前の世界でも居たから良く分かる、こういう奴らが世界を、つまらなくするってね

 

こう思い立って、調べて行くと辻褄が合致する事が、山の様に見つかった時点で、当然だが俺は魔法に飽きた

 

(あほらし~誰だよ魔法とか作ったバカは)

 

今の状況では魔法を改変するキーも何もかもが分からないし、調べ様子もない

 

 

 

 

魔法を諦めた俺は、それから年相応のお子様らしく過ごしていき年月は過ぎていった。

 

何でもある、何だって手に入る世界を謳歌し始めた俺は、それから5年が過ぎてミスルギ学園の小学部への入学が決まるのだった

 

 

 

 

 

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