クロスアンジュ 人間辞めたい件について   作:ぐれむりん

11 / 17
タスク

アンジュと共に、皆が本拠地としている、第一基地へと到着し、さっそくモモカを解放してアンジュに会わせやる

 

「アンジュリーゼ様----っ!」

 

大喜びでアンジュへと駆け寄るモモカ、アンジュも事前に話を聞いていたので、あまり無下にはせず、いくつかモモカと言葉を交わした

 

「モモカよかったな、これもぜーーーーんぶ俺の御蔭、感謝しろよ!」

 

「分かってます、桜木君アンジュリーゼ様を助けて頂いて本当にありがとうございました」

 

「お・おう!分かればいいんだ、分かれば!当分は、ここでの暮らしになる、後は適当にやってくれ、モモカが助けてくれるのなら、調理部へ行け、もう少し料理のレパートリーが欲しくなって来たからな」

 

「もちろんです、アンジュリーゼ様の、お食事のついでに皆さまの分の用意しますわ」

 

「ぶれねーーな、モモカは、けど食事の件は頼んだぜ」

 

「畏まりました」

 

 

 

数日もすると、アンジュの部屋が、アンジュリーゼ様の部屋になってたので

 

「ど・どこから持って来たんじゃーーーモモカ説明しやがれ!!」

 

「どうしたのですか?」

 

何か変な事でもあったの?とばかりに聞いて来たので、この高級そうな家具の数々と衣装、その他もろもろをどーーやって手に入れたか聞いたら

 

「私が作りましたが?」

 

っと当たり前のように言いやがる、こ・コイツだけは!!

 

「あ・・・っそ、すげーんだな、モモカって、俺確か此処の総責任者だったよな?」

 

俺は、隣に居たデイアに聞いた、彼女もあまりにも豪華な部屋に、口をパクパクしてる

 

「おい、俺の部屋も頼むわモモカ、家賃代わりにやっといてくれ」

 

「嫌です、私にはまだまだアンジュリーゼ様に相応しい生活を送って頂くためにやる事が沢山あるんです」

 

モモカに即答で拒否され、俺は額に血管を浮き上がらせながら

 

「・・・・・アンジュを呼び出せ」

 

 

 

 

アンジュを呼び出し、皇女アンジュリーゼ様を、再びやり始めるのかと聞くと

 

「やる訳ないじゃない、ある程度は割り切ってれば気にならないわよ」

 

「まぁ~皇女アンジュリーゼ様再びとかってなったら叩き出すからな、それとモモカをたまにでいいから貸してくれ、アイツはアンジュの言う事しか聞きやがらねぇ!」

 

「分かったわよ、それよりも気分転換に外に出たいんだけどいい?」

 

コイツは・・・言ってる傍から次から次へと、なんでこうも自由人なんだろ、まぁ~確認をして来るだけマシか?

 

「ざっけんな!俺達は世界中から目を付けられてるの、だから海底に居るおわかり?」

 

「いいじゃない、そんなビクビクしなくたって、ココの格納庫見たけど、アルゼナルよりも凄いじゃない」

 

「あんな世界最弱の戦闘施設と一緒にすんな、アルゼナルがすごいのは、実戦経験の多い戦士が多い事であって、兵器の質ではない」

 

「ここだって戦士の質は凄いわよ、ヴィーは心配し過ぎよ」

 

この楽観主義者めええーーーっ!と心に思いながらも、悪くない話だと気が付く

 

「けど、アンジュの言う事も、一理あるな、いっその事プライベートビーチでも作るか」

 

「さすが、話が分かるじゃん、じゃー作りに行きましょ」

 

「何処に作るかも決めてねーのに、簡単に言うな」

 

アンジュと俺達は指令室へ向かい、プライベートビーチを何処に作るかを検討する為に、地図を眺めて考える事に

 

「ココなんかいいじゃない、大きさも十分だし川と滝もあるわよ」

 

「え~その島は砂浜が少なくない?」

 

「砂浜なんか作ればいいのよ」

 

「こっちなんかどうです?遠浅の砂浜で安全ですよ、アンジュリーゼ様」

 

俺を無視して、女性達はあーでもない、こーでもないと話し合いを始めた、しかも話を聞きつけて全員が集合しやがった、どんだけ飢えてるんだか、俺は水着姿を眺める事が出来れば何処だっていい、アンジュも数年見ない間にバインバインだし、ぐへへへ

 

数時間後、1つの島をプライベートビーチにすると決めて、全員で島へ向かって作業する事になった

 

俺が危険な物は無いかとか、人が隠れていないか色々調べてからだと言うのに、勝手に飛び出していきやがった女性達、既に水着に着替えており、遊ぶ気満々である

 

「ぐっ・・・この男の性が恨めしい、、、止める事が出来ぬとは」

 

「何言ってるのよ、ヴィーも行きましょ」

 

サリアに手を引かれて母艦から飛び出すと、他の子にも囲まれて一緒に遊ぶことに・・・そうだよね調べるのなんか後でいいよね

 

ひとしきり遊んだ後に、サーチの魔法で島を探索し始める、モモカは魔法で砂浜を大きくするのをアンジュに言われてやっている

 

そしてサーチに引っかかる人の気配を発見、その付近には住んでると思われる住居らしき場所もサーチに引っかかると、全員に母艦へ戻る様に指示を出す

 

「いいから戻れ!!」

 

アンジュが最後まで色々反抗して来たが、相手がなんなのか分からないのに、有無言わせるかっての

 

俺も一旦母艦へ戻り、全員に話をする事に

 

「全部を調べる前の段階だが1人島の中に居る、他にもいる可能性が高い帰るぞ」

 

「「「ええーーーっ!」」」

 

「えーーじゃない、住んでると思われる形跡もあったんだ、サリア戻ってくれ」

 

「うん、分かったわ」

 

再び基地へ戻ると、他の候補の場所に作ろうと言い出して、女性達はあーでもない、こーでもないと言い始めた

 

「それにしても何処の人達が住んでたんでしょうね?」

 

「やっぱ気になるよな、国家関係とは思えんから、考えられるのは、前にジャスミンが言ってたヴィルキスの騎士じゃないのかな、サリア何か知ってる事無いか?」

 

「ええ、聞いた事があるわ、ヴィルキスの騎士は古代から隠れ住んでる人達で、男女全員がノーマルノイドだって話ね、前の戦いで全滅したって聞いたわ」

 

「けどジャスミンは生き残りが居ても不思議ではないと言う感じで、俺の事をヴィルキスの騎士と勘違いしてた、居てもおかしくないだろ」

 

「調べてみるの?」

 

「だな、探索機を出そう、一応把握しておいて損はないはずだ」

 

 

 

探索機で島を全て探索したが、居るのは男性1名みたいだ、地下にも特に何かある訳でもない、パラメイルみたいなのを隠し持ってる事から、やはりヴィルキスの騎士の可能性が高い

 

「どうしたものかね、まさか俺と同じ様に、ボッチ生活を満喫してるのが他にもいたとは」

 

「やっぱり1人なの?」

 

「監視し始めて1日目だから分からんが、今の所1人かな、他にもいるような感じじゃないんだよ、一度会ってみるか」

 

「じゃ~準備するね」

 

「まぁーまて、母艦で行けば警戒されるから、ヴィルキスで行くか、相手がヴィルキスの騎士なら見覚えあるだろうから警戒も少ないはず」

 

「アンジュに行かせるの?あの子はコミュニケーション能力低いわよ、交渉できるとは思えないわ」

 

「俺が乗って1人で行って来る、そうすれば生き別れた同志と勘違いしてくれるかもしれん」

 

「了解、私達は付近で待機して警戒するから安心して」

 

「さすがサリア、言わなくても分かってくれるとは」

 

「当然よ」

 

「よし、明日早朝に出発する、そういや次のプライベートビーチ候補どうなったんだっけ?」

 

「あ~それなら、明日から作りに行くそうよ」

 

「ばか!なんだって明日なんだよ、ふざけんなやめさせろ」

 

「不味いと思うわよ、みんな楽しみにしてたから、接触するのをずらした方が賢明じゃない?」

 

「だんだん、俺の事を存外な扱いになって来てるよな?やっぱアンジュのせいだよな?」

 

「そお?気にしすぎじゃないの?」

 

おのれええええーーー!ここは俺が命からがら作ってるハーレムの為の楽園だぞ!!

 

 

 

結局2日後に、接触をする作戦をする事になった

 

「本当に壊したりしたら承知しないわよ」

 

アンジュは、愛機であるヴィルキスを貸し出すのを最後まで渋ったが、代わりにアンジュが島に居る男と接触して情報を得てこいと言うと、素直に貸してくれた、相変わらずアンジュはアンジュらしくて涙が出て来る

 

「分かったっての、アンジュじゃあるまいし交渉はうまくやるさ」

 

俺はヴィルキスを乗って予定の島へと着陸すると、サーチの魔法で居場所を特定

 

(気が付いたようだな、あの木の影か)

 

ヴィルキスから降りて、気が付いてないふりをしながら、相手の出方を伺うが何もして来ない、長い時間だけが過ぎる

 

仕方が無いので、森の方へ歩いて行くとようやく、相手から話しかけて来た

 

「君はヴィルキスの騎士の生き残りなのかい?」

 

俺はゆっくり声のする方を向いて、相手を確認する同世代位の男が、少し離れた場所で立っている

 

「俺は違うとだけ言っておく、アンタはヴィルキスの騎士なのか?」

 

「僕はそうだった・・・かな」

 

「なるほど互い事情があるようだな、俺はヴィーと言う会えて嬉しいよ」

 

「僕はタスク、どうしてこの島に、それにあの機体はヴィルキスなのかい?」

 

「ああそうだ、俺がこの島に来たのはヴィルキスの騎士について知りたかったからだ」

 

「僕もあまり知ってる訳じゃないよ、それでもいいなら」

 

そういって彼の住処へ案内され、飲み物を渡され詳しく話をする事に、彼の言うには、10年ほど前にあった大規模な戦闘で両親を始めとする多くの仲間が死に、タスク自身はヴィルキスの騎士を辞めたのだそうだ

 

「・・・嫌な事を思い出させて悪かったな、そんな事があったとは」

 

「ううん、気にしてないよ、それに久しぶりに人と話せて楽しかったんだ、ずっと1人のだったからね」

 

「俺も数年前までは1人で人目を避けて暮らしていた、今は少々仲間も増えて楽しくやってる、タスクも仙人じゃあるまいし1人暮らしをやめて一緒に来ないか?」

 

「面白そうだね、けど僕は戦う理由を見いだせないから何の役にも立てないよ」

 

「俺はそうは思わないぜ、たった1人でこれだけの生活をした知識と経験は敬服するに値する、あーそれとな、タスクは勘違いしてるみたいだが、俺達は戦う為に集まってる訳じゃない、自分の身を守りながら助けられそうなら助けるくらいの活動しかしてない、来てみて合わなければ好きに出て行ってくれて構わない、ただ出ていく時は声をかけて欲しいけどな」

 

「じゃ~暫くお世話になろうかな」

 

「おーー来てくれるか、やっと男一人だけの生活から解放されるぜ!」

 

「ちょ!君以外は女性なのかい?」

 

「そうだぞ、あ~俺の嫁も彼女も居ないから気にすんなって、なんなら気に入ったのが居たら好きに手を出してくれて構わないから」

 

「そ・そういう事を言ってるんじゃなくって、あーーどう言ったらいいのかなぁ」

 

「細かいこと気にすんなって、仲良くやろうぜタスク」

 

「うん、それもそうだね」

 

こうしてタスクが仲間になり、翌朝迎えに来て貰い第一基地へと向かった、到着して簡単な自己紹介をした後、指令室でタスクとデイア、アンジュ、ナオミ、サリア、モモカを入れた話し合いをする事に

 

「あの島にパラメイルみたいなのを見たけど、思い入れとかが無いなら、ここのを1機持ってけ、他のメンバーが使ってるのは駄目だけどな、サリア後で格納庫へ案内してやってくれないか?」

 

「ちょ、いきなりパラメイルをくれるってどう言う事なんだよ」

 

「だって移動とか、襲われた時とか居るじゃん、たまに墜落してくるパラメイルとか有るから助けに行くし」

 

「そんな食事を上げるみたいな感覚でパラメイルを渡すって・・・」

 

「なんだよ、オリジナルがいいのか?それなら後で打ち合わせすっから、完成にはしばらくかかるが待ってろ作ってやる」

 

「そこまでしなくていいから、分かったよ、あるやつでいいから」

 

「そっか、部屋はさっき案内したし、後なんか説明する事あったっけ?」

 

「タスクさんは、ココで何を担当するんです?」

 

「さぁ~タスクなにやりたい?」

 

「ヴィーアンタねぇ~いくら何でもめちゃくちゃじゃない、ちょっとしっかりしてよね」

 

「うっせーな、アンジュにだけは言われたくない、タスクは俺のダチになったんだから、細かい事は良いんだよ、やりたい事が見つかるまで好きにしてたらいい、何かやってみようと思ったら相談してくれれば協力する、これでいいだろ?」

 

「アンタらしいわね、タスクさんも、変なのに目を付けられたみたいで大変だろうけど歓迎するわ、よろしくね」

 

 

 

 

 

タスクの部屋で、色々家具とかの打ち合わせを、2人でやっていると

 

「ねぇ~彼女達は、元はアルゼナルの子達だよね?」

 

「正解、死にかけてるのを助けてたらこうなった、まぁ~ホント良く落ちて来るんだわ、おかげで増える一方って訳だ」

 

「アルゼナルへ返してあげないのかい?」

 

「帰りたいと言った奴は返してるよ、けど戻りたい奴ばかりじゃない、俺は別の道を示してやれるだけの方法と場所を持ってたからな」

 

「1人で居たのに、なんで助ける事にしたんだい?」

 

「助けられるだけの力があった、そして彼女達は、みんな超美人なんだ勿体ないと思ってな、それとコレが一番の理由だ、あわよくば彼女になってくれるかもって思ったからだな」

 

「なるほどね、それじゃ~僕も次助けに行く時があったら、僕も付いて行っていいかな?、一応パラメイルの操縦は出来るからさ」

 

「分かった、けど一応シュミレーターは、やって貰うけど構わないよな?タスクの実力を知っておきたい、けどさわやかな顔して、おぬしも好きよのぉ~」

 

「そういうんじゃないよ、どうやって助けているのかが気になったからさ、それよりもシュミレーターまであるのかい?」

 

「おう!後でやりに行くか?」

 

「是非!」

 

 

シュミレータをタスクにやらせてみると、相乗以上の腕の持ち主で、かなりのベテランみたいだ、戦いはは好きじゃないとか言いながら、結構射撃の腕もすごい

 

「おつかれタスク、結構やるじゃねーか」

 

「始めてやったけど、本物みたいで楽しいね、これって何時使ってもいいのかい?」

 

「あー暇つぶしにでも、気晴らしにでも使ってくれていいぜ」

 

 

そして、夕飯を食った後にタスクを呼びつけて

 

「長い間一人生活で大変だっただろう、これの監視をしながら楽しんでくれ」

 

アルゼナルの夜の性活生中継だ、今日も何か所かでお盛んな様だ、ぬおおおーーっ!そんなぶっといのを2人でだとーーーっ!HDDのお気に入りBOXへ

 

「ちょ!これって何なの?」

 

「あ~アルゼナルの中を監視してるんだけど、さすがに女性には見せられん、俺の楽しみの1つだ」

 

「うわあああ、女の子同士でこんな事してるの?」

 

タスクは食い入るように、画面に見入ってる、俺は気の利く友達なので、退散しよう

 

「じゃ~カギ閉めてから頑張れよ、おやすみ~」

 

タスクは女性の神秘を目の当たりにして、夜が更けるまで・・・以下略

 

 

翌朝になりタスクに小声で話しかける

 

「おいっすタスク、どうだった?」

 

「ちょっと、凄すぎて言葉もないよ、あれって本当の出来事なんだよね?」

 

「昨晩見せたのは生中継だっての、保存してあるのは、俺の宝物だから簡単には見せないぜ?」

 

「べ・別にいいよ、彼女達に本当にバレてないのかい?」

 

「疑われてる感じはある、だからこそ協力が必要だとは思わんかね?」

 

「そ・そうでありますな、流石は大佐です」

 

こんな感じでタスクも監視と言う名の覗きの仲間になるのだった、そんな話をしているとゲートが開いたとの連絡が来たので、タスクと指令室へ向かう

 

「状況は?」

 

「第2付近よ、アルゼナルも既に第1中隊が先ほど出たみたいね」

 

「第1中隊の数は少なくなってたよな?増員したのか?」

 

「してないみたいよ、6機で出ていったわ」

 

「前の大惨事から初だよな?」

 

「そうよ、ヴィーどうするの?」

 

「とりあえず第2基地から探索機の7機をとりあえず射出させる、タスクとアンジュ出るぞ」

 

「分かったわ」「了解」

 

母艦へ乗り込み、即座に海底を突き進んで行く、戦闘開始まではもう少し先になりそうだ

 

「どう思うアンジュ」

 

「どう思うって?」

 

「同じ部隊に数日前まで一緒に居たんだろ、6人で何とかなりそうかって聞いてんの」

 

「分かる訳ないじゃない、私はあいつらに狙われていたのよ」

 

「ったく、使えねーな、それは空気を読まず皇女様やってたからだろうに、まぁ~いいや」

 

「君はあの子達と一緒の部隊に居たのかい?」

 

「ええそれが何よ?」

 

「ううん別に、やっぱり君も墜落してしまったのかなぁ~って」

 

「私は違うわよ、ヴィーに引き取って貰ったのよ」

 

「俺とアンジュは同級生だったんだ、そのよしみでアルゼナルと取引して身請けしたんだ」

 

「そうなんだ、皇女様って言うのは?」

 

「そのまんまだよ、ミスルギ帝国の元第一皇女様」

 

「本当なのかい?」「ええそうよ」

 

そんな他愛もない話をしながら、向かっていると、戦闘が開始される

 

「いい動きだな、この調子で頑張ってくれれば、気持ち良く帰れるんだけどなぁ」

 

「それって私への当てつけな訳?」

 

「一々突っかかってくんな、ちなみに、もちろんアンジュへの当てつけだよ」

 

アンジュの回し蹴りが飛んでくるが、問題なく回避、まだまだよのぉ~

 

「元皇女様が、凶暴な件について、タスクどう思うよ?」

 

「いいんじゃないのかな?」

 

タスクはアンジュに見とれて上の空でこんな事を言う、ニヤリ

 

「ぬ!おまwwww引き取ってくれんのか?www」

 

「え?あれ?ボク今何て言った?」

 

「おk!俺は全面的にタスクを応援する、是非引き取ってやってくれ、タスクだけが頼りだ」

 

「なにバカな事吹き込んでるのよーーーっ!」

 

アンジュが俺を殴ろうとした時、1機が撃墜されてしまう

 

「やっぱダメだったか、落ちたのは誰だ?」

 

俺はディアに確認すると、エルシャという子だそうだ、HDDで直ぐに名前検索し、ガチレズシリーズではないファイルの中に発見、めちゃめちゃお世話になってる子だ

 

「タスクは初めてだからココで大人しくしててくれ、アンジュは母艦を操縦して第2基地へ向かえ、到着したら医務室のスタンバイを」

 

「分かったわ」

 

エルシャの機体は完全に撃墜されており、彼女自身も大きな損傷を受けている、海中に沈めながら即座に治癒魔法を開始

 

その頃、タスクは落ちた子の様子が、どう見たって生きてる様には見えない事が衝撃過ぎて訳が分からなかった、にも拘らず移動を中止せず、近くの基地で治療の準備をすると言うアンジュの言ってる事が理解できなかったが、ヴィーが海中で治癒を行っている所を目の当たりにして、初めてヴィーがノーマではない事に気が付く

 

「彼はノーマではないのかい?」

 

「違うわよ、ノーマになりたいから、必死になって研究してるらしいけどね」

 

「どうして?」

 

「直接聞いたらいいじゃない、私も聞いたけど言ってる事の半分くらいは分からなかったんだから」

 

「そっか、あの彼女助かるのかい?」

 

「ヴィーが助けるはずよ、まず間違いなくね」

 

そしてヴィーよりも先に基地へ到着した2人は、アンジュの指示で医務室の準備にとりかかる

 

「こっちよ、構造は何時も居る所と大差ないって聞いてるから」

 

そのままヴィーが到着し、駆け足で医務室へ運び込む

 

「結構損傷が大きい、時間が掛かるから、飲み物と食事を頼む、それと部屋をもっと暖めろ!」

 

俺の激で2人が手分けして動き始める、なにげにアンジュも現場は初めてだ、怪我を負った彼女の傷の深さに、2人は命の瀬戸際と言う事を感じたのだろう、必死に動き回る

 

俺は彼女を必死で治癒していく、今回も助けたのが早く手足も失ってはおらず無事なので、接合していく、これで何とかなるはずだ

 

治癒は20時間近くかかって行い、時折飲み物や食事を食べさせて貰いながら治癒を続け、安全域まで治癒する事が出来た

 

「よし、安全域確保した、2人共おつかれ休んでいいぞ」

 

「よかったぁ~・・・」「うん、本当に良かった、気が抜けたら、一気に力が・・・」

 

2人は安心したのか、そのまま崩れるように眠りに付いた

 

 

 

 

2人が再び目を覚まし、後の事を2人に任せると、俺は部屋で休み、再び戻ってくると

 

「おっす、目覚ましたか?」

 

「おかえりヴィー、さっき気が付いたみたいだよ、アンジュさんが、今話をしてるみたい」

 

「そっか、なら問題ないな」

 

タスクに飲み物を渡され飲みながら、アンジュの話が終わるのを待つと、タスクが

 

「君が10年前に居てくれたらと本気で思ったよ・・・ごめん変な事を言って」

 

「10年前は、俺6歳だな学園に入学してアンジュにいきなり絡まれたっけか、助かるかどうかは運しだいだ、助けられなかった事も少なくないよ」

 

「・・・ごめん、無神経な事を言ったね」

 

「気を使いすぎだ、俺のダチなんだ気楽にやって行こうぜ」

 

「うん、そうだね」

 

 

俺が起きて来てタスクと話してるのが聞こえたのだろう、俺はアンジュに呼ばれて、エルシャという女性の元へ

 

「目を覚ましてよかったよ、痛むところはあるか?」

 

「助けて頂いて本当にありがとうございました、体の方は大丈夫です」

 

「アンジュ、タスクに言って食事の用意をしてやってくれ」

 

「分かったわ」

 

「絶対にアンジュが作るなよ、ココだけは絶対だ守れいいな」

 

こいつ絶対に不器用だからな、蝶よ花よと育てられたアンジュが作れる訳がないのに

 

「私だって作れるわよ」

 

平気でコイツはこういう事を言いやがる、やっぱ言わなかったら変に手を出して大惨事になる所だ

 

「冗談じゃない、せっかく治療したのに殺す気かっての、分かったらさっさといけ」

 

アンジュはプリプリしながら、タスクと一緒に部屋を出ていく

 

「仲がよろしいんですね」

 

「そう見えるなら、もう少し治療をした方がいいな、アイツは、ちょっと昔から知ってる奴なだけだ」

 

「そうなんですかぁ~?あんなアンジュちゃん始めて見たからてっきり」

 

「エルシャの事は、少し聞いたから知ってるが、何か質問があれば聞いてやるけど、何か聞きたい事あるか?」

 

「う~~ん、私はアルゼナルへ返して貰えるのですか?」

 

「返して貰えません、俺と結婚して子供を作らないといけないので」

 

「ええーーっ!そうなんですかぁー?」

 

「うんうん!!」

 

さっきから、エルシャの爆乳のせいで、俺の口から変な事を言いだしてしまう、本物が目の前にある・・・じゅるり

 

「うん、分かりました、いいですよぉ~ヴィーさんよろしくお願いします、けどその前にお願いがあるんです」

 

え?軽い冗談なのにおkなの?マヂ?マジでか?ひゃっはーーっ!

 

「アルゼナルに残してきた子供達の為に、いろいろ最後にしてあげたいのです」

 

「それは生活面で?それとも命が危険になったらエルシャの様に助けてやって欲しい、どっちなの?」

 

「私にはヴィーさんの様に、命を助けてあげられないんだけど、生活面になるのかな?」

 

「そういやエルシャは、子供達に色々世話をしてるんだって言ってたな、いいよお土産沢山用意するから、一緒にアルゼナルへ行って子供達に持ってってやるか」

 

「え?それはヴィーさんに悪いから気にしないで」

 

「やっぱアルゼナルへ戻るのか?」

 

「ごめんなさい」

 

「気にするな、俺から子供達へ渡すプレゼントは、持って行ってやってくれ、それとパラメイルを渡すから好きにしてくれていい、エルシャのはバラバラだからな、俺からの気持ちだ、遠慮はしないでくれると助かる」

 

「命まで助けて貰ったのに、なんだか申し訳ないです」

 

いえいえホントお世話になってるので、この程度ならどんどん持って行ってください、そして今後もお世話になると思いますから

 

 

 

数日後、エルシャと共にアルゼナルへ行き、パラメイルと子供達へのプレゼントを抱えて、子供達へ直接渡した後

 

「じゃ~次は落ちるなよエルシャ、今度会う時は改めて口説かせてくれ」

 

「ええ、色々ありがとう、また会いましょ」

 

エルシャと握手を交わし、別れを告げるとエルシャからキスのプレゼントを貰い、母艦へと戻る途中

 

「どういうつもりだい、パラメイルまで無償で渡すとは」

 

「俺は美人に弱いんだ、残念だったな婆さん」

 

「相変わらず減らず口を言いおって、エルシャを助けてくれた事には感謝するよ」

 

「1つ聞かせろ、6機で何故向かわせた」

 

「人手不足さ、あんた達が引き抜くから人が足らないんだよ」

 

「よく言うぜ、使い捨てみたいに使ってるくせに、あんたの後任は頭が悪いと見える」

 

「本人の前で言ってやりな」

 

「おーーーい!ジルあったまわるいんじゃねーーーのーーーー!?」

 

大声で言ってやった、これで文句あるまい!

 

「お・お前!!」

 

「ちゃんと言ったぜ、じゃ~またな」

 

 

 

エルシャとの別れを惜しみながら、母艦に乗り込み俺は帰って行くのだった

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。