クロスアンジュ 人間辞めたい件について   作:ぐれむりん

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基本方針

 

エルシャの墜落以降に、第一中隊が現場に出る事が無くなった、監視する限りの情報では、相当に若い戦士を配属して特訓三昧みたいだ、一部のメンバーは資金繰りに頭を抱えてる様で、雰囲気はよくない

 

一方で俺達はと言うと、完成したプライベートビーチで、リーゾートしてたりする、最近立て込んでいたから、いい気分転換だ

 

「みんなーバーベキューの準備が出来たってーっ!」

 

ミランダと言うココと一緒に落ちて大変だった子が、俺達を食事が出来たと言いに来てくれる

 

モモカが用意してくれたバーベキューを頬張り、各自が自由に楽しむ、最初はモモカがバーベキュー何てとか言ったが、俺とアンジュで説得した

 

「おいひーですね」「うん、泳いだ後にはやっぱりこれですよ」

 

「お!ミランダそれなんだよ旨ソーじゃん」

 

「えへへ、さっきココと取って来たのを焼いて貰ったんです、一口食べます?」

 

「いいのかよじゃ~お言葉に甘えて」

 

たべてみたらイカ焼きみたいで、メッサ旨い

 

「おー旨っ何処にこんなの居たんだよ、食べたら一緒にもっと取ろうぜ、ココも一緒に行くか?」

 

「はい!」「うん!」

 

食事を終えて、3人でイカ狩りをしいくつか取った後、モモカに後を任せてると、サリアが

 

「なんかフェスタを思い出すわね、けどここでは毎日がフェスタみたいなものなのかな」

 

「どうしたんだよサリア急に、それにフェスタって?」

 

「アルゼナルでは、1年に1日だけノーマに休日がもらえて、こうやって自由にリゾートを楽しめてのよ、時期的にはもうすぐかしら」

 

「たった1日だけかよ、どんだけ働かせるんだよ、いっそアルゼナル乗っ取って好き勝手やってやろうか、可哀そ過ぎんだろうが」

 

「ヴィーなら出来るでしょうね、けどドラゴノイドと戦わなくちゃいけなくなるわ」

 

「もし、アルゼナルが機能を失ったら、マナノイドは何をすると思う?」

 

「自分達で戦うんじゃないのかしら?」

 

確かに各国は秘密裏に軍事拠点を持ち、大量の兵器を隠しているし、軍隊も各国が保有してる、けどマナノイドにとって、ドラゴノイドは致命的な弱点がある、各国がコレを知ってるんだ、だから兵器を保有してるんだけど、今後において彼らが長年に渡ってノーマルノイドのやってた戦果を出し続けられる訳がない、武器はあっても扱う人が足りるとは到底思えない、マナノイドを操るにしたって経験のない奴を縛り続けて使うって?ありえないだろ、一体どうなってんだよ、この世界は

 

それに・・

 

「やべぇ~どうして気が付かなかったんだ・・・」

 

「どうしたのよ?」

 

「ドラゴノイドさ、奴らは俺達と同じ様に高い知能、言語応力もある、毎回毎回仲間を無残に殺されまくって、何も対策しないと思うか?ぜってーねーよ、必ず大掛かりなアルゼナルの殲滅を必ず狙うはず、人型に成れるんだから潜入捜査すれば簡単に弱点は露呈する、この世界の弱点はアルゼナルだ、ココが潰れたら簡単にマナノイドの文明が崩れる、帰ったら過去にアルゼナルを狙った作戦を、ドラゴノイドがやった事が無いか調べる必要があるな」

 

「考えすぎじゃないの?」

 

「本当にそう思うか?」

 

「聞いた事が無いわよ、ドラゴノイドがアルゼナルを狙った大掛かりな攻撃なんて」

 

なんでしないんだ?出来ないからか?それとも他に何か理由があるのか?俺ならどうする?

 

技術不足で来ることが出来ないなら、紛れ込ませて調査、まずこれをするな、少しづつばれない様に各所に紛れ込ませていく、そして弱点と、ゲートを開ける方法を探る、何処に?各国の代表付近だな、なんせマナノイドの弱点はドラゴノイドだ簡単にできるはず・・・そして時間をかけて確実に安全マージンを取ってやるわな、来る事が出来ないなら余り多くを送り込めないはずだ、そうでなければ頻繁にアルゼナルは狙われてるはず

 

「どうしたのよ難しい顔して、そんなに気になるのなら調べてみようよ」

 

「調べるのは各国の要人近辺だな、必ずどっかに、ドラゴノイドが紛れ込んでると考えて行動するべきだ、俺は先に基地へ戻る、皆には先に帰ると言っておいてくれ」

 

 

先に基地へ戻って、各国の国主達に取り付けている探査機のログを改めて確認していると、サリアとタスクが俺の所へ

 

「先に帰るなんてズルいじゃないか、おかげで男は僕一人で、居たたまれなくなったんだからね」

 

「ヴィー私も手伝うわ、ヴィーの言う事、私も気になるし」

 

「思い過ごしなのかもしれないんだぜ?」

 

「僕はそうは思わないよ、ドラゴノイドが知能と言語を持ってると分かった時点で疑うべき事だからね、何かわかったのかい?」

 

「2か所に不審な点がある、1つはミスルギ皇国、もう一つはアルゼナルを管理するローゼンブルム王国だ、他の場所もあるにはあるが、特に急所となるローゼンブルム王国では不審な個所が多い、疑って調べると良く分かるんだ、なぜかこの国からはノーマが殆ど出ていない点、ノーマに対して温情的な点、国の調査機関が取り締まりをしてるが、実体は形だけになってる事から」

 

「なるほど、アルゼナルの戦力を事前に削いでるんだね」

 

「そういう事だ、それを推し進めている女が居る、大臣のナパーム・ロイドルって奴だ、国王の影の側室とも言われている事から、まず間違いないだろうな」

 

「そうなると、輸送中に逃がしてるとかもしてるんじゃないの?」

 

「やってるだろうな、大ぴらには無理にしたって、やってても不思議じゃない、逃がしているのか、殺しているのかは早急に調べる必要がある、殺してるのなら我々が貰い受ける、逃がしているのなら、その後を知りたい」

 

「それを僕にやらせてくれないか?これでも潜入は得意なんだ」

 

「ダメだ手がかりもないのに先走るな、その為に探査機ってのがあるんだ、タスクは逃がしてる場合になるが、逃がしてる場所が分かったら交渉役に頼まないといけないかもしれん」

 

「分かったよ、けど調査機も増やせばバレるんじゃないのかい?」

 

「ああ、だから最小でやってたんだが、まだ何か見落としがある気がするんだよ、そこがミスルギ皇国なんだ、ここに居るドラゴノイドは間違いなくリィザ・ランドッグだ、うまく隠してるが、疑ってログを確認すると良く分かる、やってくれるぜ」

 

「アンジュ達なら何か知ってるんじゃないのかい?」

 

「そうだな、バカンスが終わったら聞いてみる、俺が居た時にはこんな奴居なかったんだぜ、それがたったの数年で近衛長官でしかも、ジュリオ皇帝の側室みたいな真似もやってるらしい、寝室に調査機を入れておくんだったぜ、女を抱いてる時が一番無防備だからな、やりたい放題やってんだろうぜ、ナパームもリィザもさ」

 

「ぼ・僕はもう嫌だからね!」

 

「ヴィー寝室にも取り付けて誰が聞くのよ、私だって嫌だからね」

 

「た・確かに他の男の事情なんか知りたくもないな、拷問だわ」

 

大概王族とか国の重要人物ってのは、かなり特殊な性癖を持ってる場合が多い、彼女達には厳しいな・・・モモカならどうかな?あいつならそう言うの詳しそうだから気にしなさそうだけど、アンジュにバレたら八つ裂きにされるよな・・・・やっぱ俺か

 

「はぁ~・・・俺かよ、わーったよ、萎えて来た、傷ついた俺をサリアに慰めて貰うかな」

 

「なっなんで私なのよ、け・けどどうしても辛いなら助けてあげてもいいけど」

 

「国の主要人物の夜の事情は大概が特殊な場合が多いんだ、多分すんごいマニアックな事やってるはず、サリアには聞かせられんよ」

 

「と・特殊って、なんでヴィーが知ってるのよ」

 

「こういうのは一般常識なのだよ、試しに一緒に聞いてみるか?」

 

「・・・やっぱやめておく」

 

数日後、ミスルギ皇国とローゼンブルム王国への調査機の潜入は成功し、調査機を切り離して柱や壁に同化させ固定した状態で盗聴盗撮を行う事に、距離の問題も中継地点を作り基地まで届く様にした

 

「いよいよね」

 

サリアは結局一緒に俺と盗撮をしてくれる事を承諾し、新たに作った部屋で固唾を飲んで見守る、毎日やってる訳が無いので、今回は調査対象の行動パターンを見る為に設置した位置でいいのかのチェックをする為に生中継してる

 

先に寝室に入ったのはナパームペアだ、結構年配の国王とナパームのプレイが始まった、AVじゃないので見たくない部分も関係なく映し出される

 

そして、何かをナパームがすると、国王の様子がおかしくなり、すぐ後にナパームの背中から尻尾と羽が飛び出す、まるでサキュバスの様な姿のナパーム

 

「こうやって自由に出せるのか、興味深いな」

 

「そ・そんな事よりも・あっあんな事するの?うそ!」

 

サリアは、プレイの方に顔を真っ赤にして見ている、その後も見たくもないジジィのプレイにうんざりしながら見ていると、やはり暗示の様に国王に何か言ってるのが分かる、マイクの位置が悪いみたいで聞き取れない、要課題だな

 

「やっぱ吹き込んでやがるな、国王は完全な傀儡と言ってもいいだろうな」

 

「ええ、聞き取れなかったけど何か言い聞かせてるわよね」

 

その後残念ながらリィザの方には、ジュリオしか現れなかったが、数日後にやっぱジュリオに何か吹き込んでいた事から、こいつも傀儡で確定だ

 

「サリア辛かっただろ?」

 

「ううん、大丈夫よ男の人って、みんなあんな事したいの?」

 

「かもね」

 

「ヴィーも?」

 

「サリアにして貰えるなら嬉しいかな」

 

その後は省略

 

 

 

 

他の国の寝室にも同じように調査したら、何か国かは入り込まれている事が発覚し、声もちゃんと聞き取ってみると、洗脳するような発言が多く、何かを頼むようなことをしていたのはナパームだけだった事から、他は洗脳中といった所だろうな、けど見た感じ完全に落ちてる気がするんだけど、確実に安全マージンを取ってるが正解なんじゃないのかな

 

全員に集まって貰い、ローゼンブルムの事情を説明すると、それぞれがそれぞれの反応を示した

 

「他国のノーマの出身地を偽造したり、要所要所で殺してるなんて・・・殺してるのは赤子ばかり、産まれたばかりなら分からないとばかりに酷いじゃない、ヴィー助けるんだよね?」

 

「ああ、それには、どうしても必要な人材が居る、俺はエルシャを引き抜きたい、お前らが赤子を面倒見たってたかが知れてる、確実に世話できるのはエルシャしかいないと、俺は考えてる」

 

「うん」「確かに」「そうだよね」

 

「それならアルゼナルに赤子を渡せばいいじゃない、人手不足なんでしょ?」

 

「乱暴すぎるわ、確かにアルゼナルへ渡すのがスジだけど、バレればドラゴノイドが、どう動くか不安よ」

 

アンジュとサリアが言い合いになるのを止めると、俺は

 

「一度ジルとエルシャを交えた協議を行う必要があるな、助けるのは簡単だが、最後まで面倒を見てこそだ、皆分かってくれるな?」

 

「その前に、ココの方針を決めるべきじゃないのかい?」

 

タスクの提案はもっともな意見だ、そろそろ俺達の方向性は絞って置く時期なのだろう

 

「俺は急激な変革を避けて、徐々に段階を踏んで世界を変えていく、そしてゆくゆくは、マナノイドをノーマルノイドへ戻す、マナノイドは歪みすぎている、ゆくゆくは何もしなくても滅ぶだろうが、滅ぶ際に少しでも緩和させる為の活動をしたい、これは自分達の時代だけで一気に全員をノーマルノイドなんかにしたら、世界大戦の始まりに繋がり人類滅亡の危機になりうる、その為にノーマルノイドの国を作り、ゆっくりとマナを使わない生活へと移行していければいいと考えてる」

 

「随分悠長すぎないかしら、マナノイド達なんて即座にマナを使えなくするべきよ、世界大戦は自分達がマナに頼り切ってたからじゃない、勝手に奪い合えばいいわ」

 

「矢面に出されるのはノーマルノイドになるんだぞ、それでもそう言えるのか?」

 

「なんでそうなるのよ」

 

「まず死んでも傷まないとこから出すに決まってる、都合よくアルゼナルがあるんだ、10歳にも満たない子供だろうが出撃させられる、ローゼンブルムの先兵としてな、それと各国には秘密裏に世界を壊すほどの兵器が唸る様に隠してある、それらの中には無人で人を殺す兵器も存在してる、そんな兵器で真っ先に殺されるのはノーマルノイドだぜ、そうなったらノーマルノイドが滅亡するって訳だ、最後に戦争が終わったとしても行先は、今と何も変わらない世界が待ってる、それに調律者と言う存在が居る、何しでかすか分かったもんじゃないな、奴の事はヴィルキスを設計したという事で色々調べたが、頭のねじが飛んでるどころじゃない、世界そのものを無くすかもな、そして奴にとって都合のいい世界の誕生って所じゃないのか」

 

「その話は聞いた事がある、ヴィーは調律者が、もし世界大戦にした場合何をすると思う?」

 

「ノーマルノイドの何人かをとっ捕まえて、新たな人類を作って新たな世界へ送るんじゃないのかな、ノーマルノイドは人類の原点だからな、新たな人類を作るなら既に囲んでいるか、危機の際に攫うかだろうよ、ヴィルキスの設計を見た限り、性格は三流マッド科学者の思考だな、人間を実験動物の1つにしか考えず、DNAの書き換えにも抵抗が何もない、だから不完全なマナノイドを広めたんだろう。そして他者を認めず見下した結果、自分の才能が全てであり、自分の自己満足の為に選べる手段は何だってする、それが自分の命だろうが他人だろうがな、狂人ってのが一番しっくりくるな、それと相当に気持ち悪いタイプのナルシストだろうと思う、兵器使用の鍵に歌なんか採用してるんだぜ、歌いながらキザに兵器でも使うんかいって思わず突っ込んだぞ、マジで」

 

「言ってたアレだね、歌が聞こえたら使えって言う」

 

「そうだ、デスソングキャンセラーだ、俺の設計した全ての機体に標準装備されてる、まぁ~使う事が無いのが一番だけどな」

 

「わかった君の方針に僕は賛成するよ」「うん」「私も」「そうね」

 

「ちなみにノーマルノイドの初代国王はタスクなんだけどな、コレは決定事項なので覚悟しておけよ、それと王妃と側室も今のうちから、いっぱい作ってくれ、モモカ忙しい所悪いが、タスクに帝王学を学ばせておいてくれ、王妃の予定はアンジュリーゼ様だから」

 

「分かりました、しっかり教育しておきます」

 

「なっ!なんで僕なんだよ、ヴィーじゃないのかい?」

 

「ちょっと何を勝手な事を言ってるのよ、私がこんな奴の王妃なんかやる訳がないじゃない!」

 

「俺はノーマルノイドになるつもりだけど、結局元ノーマルノイドになるから無理なの、おわかり?」

 

 

 

 

他の面々は、タスクが王になる事に対して、浮かれてるけど当分先だと思うぜ?

 

 

 

 

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