クロスアンジュ 人間辞めたい件について   作:ぐれむりん

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アンジェリーゼ皇女殿下の秘密

「新入生代表アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ」

 

「はい!」

 

いよいよミスルギ学園初等部への入学式となった俺は、退屈な入学式で色々な挨拶やらなんやらを聞きながら座っている、6歳児にはキツイとおもうんだけどなぁ~

 

ほら、あそこのガキも飽きて来たのだろう、落ち着きがない

 

けど私語をするような勇者は居ない様で、どうにか退屈な入学式を耐えているのが伺える、俺は精神年齢が高いし問題ない!ちょーだるけどね

 

そう思っていたが、少しすると後ろの席から、俺にちょっかいをかけて来るガキが、足で椅子を蹴って来やがる

 

マナの光を・・障壁

 

後ろを向く事無く障壁でやり過ごす、ったく・・・めんどくせーー

 

 

「コラ!そこ魔法を使って遊ばない!!」

 

うげっ!教師と思われる女性に注意される俺、障壁を解除して頭を下げる、ったく後ろの奴に言えよ!!

 

俺は後ろに居るガキを睨みつけながら顔を覚える・・・・オボエタカラナ!!

 

 

 

 

 

そんな事をしていると、大きな拍手が巻き起こり、何かの区切りが有った事に気が付き、壇上を見上げると、金髪の美少女が頭を下げて壇上から降りて来るのが見える・・・

 

 

将来有望かもね!

 

 

ヴィーゼルは気が付いていなかったが、この少女こそ物語の中心人物であるアンジュことアンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ、その人であった

 

 

 

 

 

 

 

入学式が終わり、各自クラス分け通りに教室に入り、担任の先生から学園について色々と聞かされた後、自己紹介をする事に

 

(やべええ!みんな本当に6歳児なのかよ!なんだよ将来設計までしっかり決まってるかのような発言の数々は!!おまいらおかしーーだろ!、俺なんも考えてねーーぞ!むしろ働きたくないでござる!絶対に働きたくないでござるよ?)

 

順番に新入生のクラスメイトは、名前、趣味、将来について、学園生活でしたい事、頑張りたい事なんかをしっかり発表しているのだ、思わず全員が転生者だと言われた方が納得してしまう内容に大慌てのヴィーゼル

 

そしてヴィーゼルの順番が来てしまい

 

「ヴィーゼル・桜木といいます、ヴィーと気楽に声をかけてください、趣味や将来について、初対面の方々に軽々しく教えたくはないと思うので控えさせてもらいます。以上です」

 

そのまま何も無かったかのように、自分の席へ座り・・・・ダメだった!なんでやねん!!

 

「ヴィーゼル君、これから一緒に生活していく仲間なのよ、ちゃんとやりなさい」

 

んだよーうぜーーーっ!

 

「分かりました、将来はネオニート希望で、趣味は特にありません、頑張りたい事も特にないので、学園生活の中で発見できればいいと考えてます」

 

「ん?ネオニートとは先生も聞いた事無い職業なのですが、どういう職業なのか教えて貰えるかな?」

 

つっこむなや!なんやねん!!軽いジョークやん!!やめて!!もう俺のライフは0よ!!

 

「冗談のつもりで言ったのですが、分かって貰えなかったので、正直に言いますが、実はまだ何も決めてません、これも同様に学園の中で発見して行ければいいと思ってます」

 

 

コレでどうにか切り抜けたが、休み時間にネオニートについて聞かれてしまい

 

「働かずに生活していける人のことだね、働かない人の事をニートって言うんだぞ、分かったかな?」

 

「ぶっ!そうなんだ、確かに分かって貰えなくて、すべちゃったね」

 

「だろぉ?もう初日から赤っ恥だっての!」

 

「入学最初の大切な自己紹介という行事で、冗談を言うなんて信じられません、何を考えていますの?」

 

俺の後ろから女の子の声で、俺達の話に割って入ってくる声が聞こえるので振り返ると、入学式の時に壇上に居た女の子が、プリプリしながら取り巻き連れて話しかけて来た、こいつもすげーな!入学初日で取り巻き引き連れてるって何者なの?

 

「君も随分だと思うがね、入学初日に取り巻き引き連れる事に、何の違和感も感じない時点で、俺と大して変わらないと思うがね?」

 

「何言ってるのよ!アンジュリーゼ様は、皇女なんだから当然じゃない!!アンタ何かと一緒にしないでよね!失礼よ!」

 

っと取り巻きの1人が教えてくれる

 

おーこの将来有望そうなのは皇女殿下だったのか!もしかして知らなかったの俺だけ?

 

「そりゃ~失礼しました皇女殿下、まさか皇女殿下ともあろうお方が、下賤な者達と一緒に机を並べてお勉強するなんて思いもしなかったもので、何分下賤な者ですので礼儀を知らない事をお詫びします」

 

「何か引っかかる言い方ね、ワタクシが学園に居るのが、そんなに不自然なのですか?」

 

「そりゃ~学校では帝王学なんてやらないでしょうからね、何を学ぶのです?」

 

「あんたねーー!!いい加減にしなさいよ、アンジェリーゼ様の自己紹介で仰ってたじゃない!」

 

「わりぃ~聞いてなかった、え~っと・・・誰だっけ?」

 

「アンジェリーゼ様、もう行きましょう、バカが移ります!」

 

そう言って彼女達は、ようやく離れてくれた・・・ヤレヤレ

 

「ヴィー、ヤバイって、いくら何でもアンジェリーゼ様にあの態度は」

 

「え?!さっきの不味かった?どの辺が?マヂ!嘘だろ???」

 

「はぁああ・・親に何か聞かなかったのかい?」

 

「なんも聞いてませんが何か?!」

 

「威張って言うなよ・・・え~っとだな」

 

この後、懇切丁寧に色々聞いたけど、なるほどわからん!

 

 

 

 

 

 

 

翌日から学園生活が始まったのだが・・・・俺は3日で飽きてしまった

 

勉強ったって魔法で覚える事が出来るんだぜ?学園で覚える範囲の内容は、全て既に頭の中にあるのに、どないしろっての

 

しかし他の生徒は違う様で、勉強の内容を魔法で覚えてないみたいなのだ、必死でノートに書きこんで、真剣に授業を聞いて頑張ってるんだ、クラス全員がだぜ?信じられるか?

 

(訳が分からん・・・かといって聞くと絶対に、何か良くない返事が来るに決まってる!、仕方ないネットでも見ながら時間潰そう)

 

この世界にもインターネットみたいなのがある、マナを使う事で出来るコンソールを使う事で似たようなことが出来る、学園で覚える内容もコレを使って全て学習済みなのだ、もう学園卒業していいですか?

 

 

4日後、親に言って体調が良くないと嘘を言って休学、それが癖になって度々学園を休みまくった、完全な自堕落生活となるのに、余り多くの時間を必要としなかった

 

学園へ行くのは、テストがある時と、学園側から連絡があった時くらいとなった

 

 

 

 

 

入学して3年が過ぎた頃、自堕落な生活を送りつつ、今日もテストで仕方なく学園に行き

 

「おいっす!」

 

「ヴィー相変わらずだな、もう少しまじめに来いよ、お前が居ないと暇なんだぞ」

 

「分かっては居るんだけどな、なんせ体が弱いもんでな、ツヨシ帰りに付き合えよ、おもしれーの出来たからさ!」

 

「お!マジで!!いくいく!!」

 

「ヴィー僕も!」「あーーお前らだけ、ずりーよ!」

 

「おまいらが、そう言うと思ってな、今度のは同時に少なくとも1000人はプレイできるゲームだ!」

 

「まじかよ!どんなゲームなんだ?!」

 

「MMORPGユグドラシルグレーヌってんだ!作るのに半年もかかったが、今はテスト段階なんだけど、このまま良ければオープンサーバーでやろうと思ってな!」

 

「聞いてるだけで、今すぐやりたいいいい!!」「うおおおお!!ヴィーお前はやる奴だと思ってたぜ、前に話してやつだろ?」

 

「まぁ~な!」

 

余りにも暇なので、この世界には無いネットワークゲームを作ったのだ、何でないんだろ?、初等部の俺が、個人でやって半年足らずで作れたんだぜ?

 

 

 

この答えは、オープンサーバーにしてスグに分かった、国で規制されてやがったのだ!

 

おのれええええーーーーっ!!

 

オープンサーバーにする前の段階の状況ですら、男子生徒の大半を巻き込んだブームへと発展し、俺と同じ様に学園を休む奴らが出て来たのが不味かったのと

 

オープンサーバーにしたら社会に少しばかりの混乱があった、当然だけど、俺は、こってり、がっつりと各所で怒られる事に

 

 

「まったく!才能の無駄使いにもほどがある!どうして、その才能をなぜもっと社会の為に使おうと思わないんだ!!」

 

父親に書斎でガッツリ怒られる事態となった、当然だけど学園側も俺を退学にはしてくれず、むしろ毎日学園に来るように監視が付けられた・・・・・

 

 

 

それから毎朝の様に学園の教員が迎えに来るので、休む事が出来ず、囚人みたいに連れ去られていく俺

 

「ちぃーっす・・・」

 

「ヴィー元気出せよ、また何かおもしろい事あるって!」

 

「・・・うん、この世界が、とてつもなくツマラナイ世界だと気が付いただけでも収穫があったと思う事にしたよ」

 

「まったくだよなぁ~、せっかく面白い所で終わちゃったもんな、俺なんかレイド中にいきなりサービス終了だぜ?」

 

「お前はまだマシだっての、俺なんかギルド作った1時間後だぞ、結成式やってた最中だったんだぜ」

 

「おまいら悪かったな、何も考えずにオープンサーバーにしたのが不味かったよ」

 

「ヴィーが悪い訳じゃないよ、悪いのは大人達なんだからさ」

 

「大人もやってたんだよね?」

 

「それ以上言うなよ?この教室内に、そのボスが居るんだからな」

 

「「わーってるっての」」

 

 

 

その日の帰り際、めずらしく皇女殿下が話しかけて来る

 

「ねぇ貴方、何が不満ですの?この世界のどこに不満が有るって言うの?」

 

こう切り出してきた、珍しく取り巻きが居ない、どうやら日中の話が聞かれていたようだ

 

「この世界は、管理し尽くされてるんだよ、何もさせて貰えないし何も出来ない、魔法も同じだ何も出来ないし、何もさせて貰えない、この国は、国民を家畜にする為に存在してるみたいで、息がつまりそうだね」

 

「何を言っているの?魔法の御蔭で、人々は何不自由する事も無く生活が出来ているのよ、貴方が周りの迷惑も考えずに、無理やり飛び出そうとしてるだけじゃない」

 

「姫殿下らしい答えですね、それに対して何か言い返すだけの言葉は持ち合わせてません、理解してもらうために言った訳でもないですし、下賤な者の戯言とでも思ってくれればいいですよ」

 

そう言って、MMOの前に作っていたゲームの中で、もっとも評判の良かったゲームデータを皇女殿下に渡す

 

「コレでもやって、少しは気分転換でもしてみては?そうすれば少しは俺の気持ちが分かるかもしれませんよ?」

 

「・・・・これって何よ」

 

「あれ?」

 

俺は、渡したゲームを確認するが、確かに皇女殿下に渡ってるはずなのに、渡ってない?

 

俺は何度も渡してみるが、姫殿下には届いた様子が無い・・・

 

そんな事をしていると、俺達の所へ、1人の女子生徒が飛び込んできて、俺の手を引っ張って

 

「アンジュリーゼ様申し訳ありませんが、至急宮殿へお戻りください」

 

「モモカ?何があったの?」

 

「後で私もアンジュリーゼ様に追いつきますゆえ、迎えの者が待っておりますので、お願いします」

 

モモカというのは皇女殿下の取り巻きの1人、クラスメイトだけど、俺は今まで話した事すらない、その彼女に腕を引っ張られて別の場所へ

 

「荻野目さん、何かあったの?」

 

「い・・いえ、それよりも何なのですか、アンジュリーゼ様と、何を話していたのです?」

 

「別にクラスメイトなんだし、皇女殿下とは話すのもダメなのか?」

 

罰の悪そうな表情の荻野目さんは

 

「そういう事を言っているのではありません、あまり若い男女が2人きりで長い時間一緒居るのは体裁がよろしくありません、しかもアンジュリーゼ様に変な噂にでもなったら、どうされるおつもりなんですか!」

 

「あ~なるほど!把握、それでさ~、さっきゲーム渡したんだけど、何で届かなかったんだろ?何か知ってる?」

 

「アンジュリーゼ様へは、気安くアレコレと送り付けることは出来ませんよ、セキュリティーの事聞いてないんですか?」

 

「ふぅ~ん、そうなんだ・・・」

 

この言葉が嘘だという事に気が付く俺、ブロックされてる場合は、必ずメッセージが出るからだ、しかも送れているのが確認できるのに、ブロックもくそもない、MMOまで作った俺様をなめるなよ?

 

「コレが分かったら、気安く貴方の様な方がアンジュリーゼ様に話しかけないでくださいね」

 

あからさまに皇女殿下が、取り巻きを排除して、俺に話しかけて来たのにもかかわらず、こんな事を言う彼女、何か隠したい事が有るからだ、答えは出かけているが危険すぎるので言わない絶対にあかんやつや

 

「何を隠してるんだ?、今の荻野目さんは嘘を言ってる、けど俺って優しいから問い詰めない、何かあるんだろうけど、この件は忘れてやるよ、じゃ~な」

 

そう言って学園を後にするのだった

 

 

 

が!学園の出口で怖い人達に取り囲まれる・・・・

 

「ヴィーゼル・桜木くんですね、乗って貰えますか?」

 

「誘拐?良くないと思うんですよ、タイホーされますよ?この国の国家権力舐めちゃいけません、人目もありますし辞めておいた方がいいですって」

 

しかし、どうやら国の機関らしく、俺の戯言など聞いてなんかくれない、親とかにも既に連絡済みなんだってさ・・・クスン

 

 

そのまま王宮まで連行されて、荻野目さんと皇后殿下の居る部屋へ案内されると

 

「荻野目さん、さっきぶりですね、え~っと・・荻野目さんの母上様です?」

 

どうやらガチで皇后殿下で、アンジュリーゼ皇女殿下のママンらしく、話を聞く事に

 

「ごめんなさいね、突然呼び出したりして、なぜ呼ばれたか分かりますか?」

 

「アンジュリーゼ様の前で、この世界について愚痴ったから?」

 

「あら?愚痴って何をいいましたの?」

 

「あ・え~~・・っと、すいませんごめんなさい、もう言いません」

 

とりあえず誤ってみるっていうか謝り倒して逃げ切ろう、っていうか逃がしてママン!

 

「モモカさんは、彼が何を愚痴っていたのかご存じですの?」

 

「すいません皇后妃殿下、アンジュリーゼ様がどうしても、この者と2人きりで話したいと言われまして・・・その、分かって居ません」

 

「困りましたわねぇ~、ココだけの話にしますから、お話しして頂けません?」

 

「たぶん王族の方が聞いたら激怒する内容ですので、マジ勘弁してください」

 

「それでしたら、なぜアンジュリーゼには言ったのですか?」

 

「ちょっと色々あった後の機嫌が悪い時の会話を聞かれたのを問い詰められてしまいました、その理由を皇女殿下に述べたのです」

 

「そうですか、教えて下さない?ワタクシすごく気になりますわ」

 

「聞かれてしまった内容は、ツマラナイ世界だと言った件にです、後は察してください」

 

「そう、そういえば貴方は、先日ゲーム開発において厳重注意を受けた子よね?それに関係していますの?」

 

「そうですね、せっかく半年の間、寝る間も惜しんで作った物が、いきなり禁止だのなんだの言われて取り上げられた上に説教三昧でしたので、ついつい物の弾みと言うか、すいませんでした!」

 

「いいわ、ココだけの話と約束しましたもの、誰にも言いませんわ、モモカさんもいいわね?」

 

「はい、皇后殿下様」

 

「他にはないかしら?」

 

どうやらゲームが皇女殿下に届かなかったカラクリの件なんだと悟った、あ~あ、1番思いたくなかった答えが当たりなんだと、皇后殿下のこの質問で察してしまった

 

「はぁ~荻野目さん、俺は忘れると言った、なぜ思い出させる上に、確定にしちゃうかな~皇后殿下の、この問いかけが答えになってしまうって何故思わないの?」

 

「貴方は信用が出来ません、もしもがあってはならないのです、ですから私から皇后殿下様に報告したのです」

 

「じゃ~やっぱ殺されちゃうわけ?」

 

「いいえ、そんな事はしません、貴方を見て判断したいとモモカさんに頼んで連れて来てもらいました、そして聡明な貴方であれば、この後の会話は必要ないと思いますがどうですか?」

 

「そう言って暗殺とかするんっすか?、まぁ~殺されれば、この禁句事項が世界を駆けまわる事になってたから、俺は無駄死にって訳にはならないんでしょうね、伊達にゲームばっか作ってたわけじゃないですから」

 

「ええ~勿論分かっています、その貴方を見込んで、お願いがあるのです」

 

「カモフラージュするのを手伝えって事です?」

 

「ええ、お願いできないかしら?」

 

「対価には、あるものを用意してもらいたいのですが出来ますか?」

 

「何が欲しいのかしら?」

 

「上位のアクセス権利、コレが用意できるなら、相応の対策を用意しますよ」

 

「上位のアクセス権利って何なのかしら?」

 

「ありますよね?、無いなら、この話は全て忘れてください、自分も忘れます」

 

絶対にあるはずだ、でなければおかしい箇所まみれだっての!前々から欲していた代物だ、コレが手に入るなら、やれる事は大幅に増える

 

皇后殿下は、長い沈黙の後

 

「いいでしょう、対策の方はどうされるおつもりなのですか?」

 

「物から使う代物を作れば可能なはず、後は分かりますよね?」

 

コレは前々から考えていたもので、両手を使わないと使えない魔法である障壁や結界の魔法を物を使って使えないか試した事が有る、現状は無理だが魔法改編の出来る可能性を秘めている事から、上位アクセスが可能なら可能性が見える

 

「もう少し分かりやすく教えてくれないかしら?」

 

「理論上は可能なはずなんですよ、自分は以前に障壁と結界の魔法を研究をした事があったんですが、これらの魔法は不自然な事に、両手でないと発動が出来ない、片手では出来ない様に改変されてる所までは分かったんですけど、改変しているキーが見つからなかった、なので上位のアクセス権の中に、それらのキーが出ていれば簡単に改変を解除して、片手とは言わず物からでも発動できるはずなんですよ」

 

皇后殿下の表情が一気に険しくなり、俺を睨みつけ

 

「その事を誰かに話した事は?それは禁忌なのよ、絶対に人に話してはいけない事なの、考えてもダメ、もちろん作ってはいけないわ」

 

「話したのは、ここが初めてですよ、親にだって話してません、やはり禁忌だったんですね、ではお尋ねしますが、どちらが皇后殿下にとって禁忌となりますか?」

 

アンジェリーゼ様の件と、魔法改造のどちらがヤバイのかは、俺も知りたいからだ

 

しかし、この問いには、皇后殿下は考え込んでしまい、長い間に渡って重い空気が部屋を覆った

 

さすがに失礼過ぎる問いだと判断した俺は

 

「もし、改造であるならば手伝いも出来るでしょう、そうでないのならば今日の事は、すっぱり忘れます。ですので答えが出たらまた会いに来ますので、今日の所は帰ってもよろしいでしょうか?」

 

「・・・・そうね、モモカさん」

 

「はい、皇后殿下様」

 

 

 

 

こうして俺は、ようやく解放されるのだった

 

 

 

 

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