アンジュリーゼ様の入部から2か月が過ぎて、全員分のエアバイクがカスタマイズの目途が立った頃
「ねぇ~本当に冬休み無理なの?」
水原部長が、シュミレータの中で一緒にプレイしながら聞いて来る、来月から始まる冬休みの予定についてだ、エアリアは所詮暇つぶしと、お姉さま達が目的、本当の趣味は別にあるのだ、数ヵ月ぶりに戻って色々やりたい事が有るので無理なんですゴメンナサイ
「ごめん、行かないと不味いんだよ」
「もっと気持ちいい事してあげてもいいんだよ、それでもダメ?」
部長は、俺の敏感な部分を優しく刺激しながら甘えた声で言って来る、シュミレーターの中は完全密室、外から見れるのはプレイしてる画面だけなのだ、声も完全シャットアウトなのをいい事に、こういう事がまま有る、、、、たまらんとです!
「そ・それは、すっごく興味があるんですけど、冬休みだけは勘弁してください」
「本当にエッチなんだから、そういう所も好きよ」
そう言って、部長は振り返ってキスをして来る、けど別に部長と付き合ってるわけではない、年上の御姉様が、年下の男の子に悪戯している感覚らしい
「うっ・・不味いですって部長」
「これだけしてあげてもダメなんて、頑固なんだからぁ~♥、でもいいわ許してあげる、その分しっかり冬休みまで付き合ってよね」
「そ・それはもう!誠心誠意真心こめてしっかりと!」
「ふふふ・・・よろしい」
水原部長は、そのままプレイに集中して加速する、彼女達は全員がニュータイプのユニフォームなので、俺の目背は釘付けになる、食い込みがたまりません!
そのままシュミレーターのテストを終えて、外に出てミーティングをまじめにしていると
「反省会終わったら、次は私がヴィー君を借りるわよ部長」
「ええ、もう少し待っててくれるかしら」
こんな感じで、毎日が楽しいとです!
ちなみに同級生とは滅多に入りません、僕はお姉様専用ですから!
しかし、お姉さまばかり相手にしていると、色々と問題があるので、同級生達とかも時折だけでど入るんだが、数日前アンジュとシュミレーターを一緒にした時は
「今日はアンジュと俺とになるな」
「貴方と一緒なんて嫌ですわ、モモカお願い」
「はい、アンジュリーゼ様」
「モモカちゃんの今日のパートナーは、水原部長ですね、それじゃ~中に入って、・・・ん?もしかしてオムツ忘れたのか?」
アンジュは顔を真っ赤にして、激怒する
「ななな・・なんでまた言うのですか!!あれ以来一度も漏らしていません!」
「じゃ~さっさと準備しろ、今日はアンジュが後ろで運転だ、俺はその後ろから指導をする」
モモカは、この間に部長に引きづられて行ってしまった、なので頼れる人がいないアンジュは渋々シュミレーターの中へ
「今までのデータを見る限り、Lv2での成績も問題ないようだから、今日は3でやってみるか」
「いいえ、Lv4でやるわ」
「じゃ~4っと・・・」
Lv4に設定してプレイ開始する、思い切りが良く、テンポもリズムも問題ない、しかし追いつめられるたり、パニックになると、ごり押しで切り抜ける様とする場面がある、そこを突かれてしまい一気に崩れゲームオーバーってのが良くある
「自棄になるな、しっかり落ち着いてやれ」
「分かってますわ、集中してますの声をかけないでください」
そしてそのまま沈黙が続くと、言われた事が出来ずクラッシュして撃沈
「そうなるわな、一か八かなんか早々成功しないっての、それと相手の呼吸をちゃんと読むんだ、そうしないとモモカ以外のプレイヤーとは組めなくなるぞ、アイツはそれが抜きんでて優れているから、今までやり過ごせてきたんだ、当分の間は、他のメンバーと組ませる、そこで相手に合わせるという事を覚えてこい、それとさっきも言ったが一か八かを辞めろいいな?」
「・・・分かりましたわ」
「今のままでは持ってるポテンシャルを生かせない、落ち込む気持ちもわかるが、アンジュのセンスは俺も認めている、だがこのままではスタメン落ちになるぞ」
「はい・・・」
がっつり落ち込むアンジュちゃん、お姉様達とは違いすぎるって?ったりめーじゃん!文句があるなら、俺を気持ち良くしてみろってんだ!
冬休みになり、予定通りパラメイルのある秘密基地へと来た俺、既に何回かの滞在をしているが、基本的にパラメイルのシュミレータの中に入って居るんだけど、これには事情がある、最初だけは体にパラメイルがなじむまでプレイしまくってたが、次回以降はカモフラージュの為に中に入ってる
シュミレータの下側に秘密の通路を作って、地下に秘密工場を作ったのだ、かなり厳重なセキュリティになっており、今回もバレてないのかをチェックして中に入る、今回も監視役の人を始め誰にもバレておらず、無事やり過ごしたみたいだ、俺はさっそく奥へ入って行く、もちろんシュミレーターは無人稼働中である
俺は戦う気なんかさらさらないけど、やっぱ何時でも戦えるようにしておかないとね、漢ならばいざって時にっ!てね、・・・すいません完全に趣味でやってます、ごめんなさい!
武器開発をメインに、新型のパラメイル、ファンネルも作ってみた!そして今回は母艦を作ろうと思ってるんだ、設計図は既に出来上がっており、地下からさらに奥へ続く道を作って、海の下に母艦用の基地を建設し、そこで戦艦を作ろうって思ってる、この基地だっていつまでも使うつもりもないし、パラメイルなどを運ぶのにだって必要だし、色々あると便利だよね!戦艦ってさ・・・・すいません完全に趣味でやってます
本当は宇宙戦艦を作りたかったけど、マナの領域が上空のある一定までしか届かないのは学園生活での実験で分かってる、なのでマナ無しで宇宙へ行く方法が色々と難しすぎるので今回は潜水可能な飛行型の戦艦を作ろうと思ってる、たぶん今回だけでは完成しないだろうけど、やれるところまでやるつもりだ!
魔法を使えば重機なんか使わなくても、どんどん建設が出来てしまう、俺以外にもこういう事してる奴いるのかもね、漢ならロマンを求めてこういうことするっしょ?
そう考えて、隣の誰かの秘密基地にぶち当たらないように、サーチしながら掘り進めて行く・・・・俺の貰った土地付近には同士は居ないようだ!
予定通りに海まで掘り進め、大きなフロアを作ると、設計図通りに戦艦用のドッグ兼海底基地を作る
いあ~図面で分かっていたけど、いざ形になっていくと感慨深いものがあるもんです!
最終日までに母艦にまでは手が出せなかったが、メイン秘密海底基地だけは概ね完成した!
カモフラージュの為に、3度ほど貰ったパラメイルを動かして、冬休みは終わりを告げたのだが・・・
(今度来る時はパラメイル作り始めておいた方がいいな・・・)
実は何度か食事中に、かなり遠回しに新型パラメイルを作らないのかと言う様な話が出てたので、皇帝陛下あたりから探る様に言われたんだろうと判断し、次回までに設計図が完成する予定で、今回は最終調整してると言っておいた
まさか既に新型が地下に鎮座してるなんて言えない俺は、地下のとは違うタイプのパラメイルを設計する事にした。
地下のパラメイルはファンネルも積んでるし、ビーム兵器やミサイルだって積んでる、色々ヤバい代物満載なのだ、見られたら絶対に変な勘違いをされるに決まってる
冬休みも終わって学園に戻り、見せていいバージョンのパラメイルの設計を授業中にやる事にした
(意外と難しいな・・・自重しない方が趣味の限りを尽くして作るから楽しんでやれたけど、ロマンの無いパラメイルを作るのがこうも難しいとは)
そう、めちゃくちゃ難航したのだ、あーでもない、こーでもないと、何日たっても設計図が出来ず、イライラが募って来る
1ヶ月後
(いろいろ検討してみたが、やっぱ兵器関係はやめよう、世界平和的に問題ある、っとなると機体のポテンシャル、安全性重視で、防御力UPをメインに作って、機動力と取り回しを多少上げる程度でいいな、変形部分を手足だけにしてマクロスみたいに、足のあるジェット機みたいにするか、変形を無くすかになるよな・・・いや、変に変えない方がいいのか?)
その後、結局1か月たっても変形部分と機体デザインの部分で頭を抱える事になった、カモフラージュ用の新型パラメイル
ちなみにエアリアのスタメンは、先日決定したのだが、アンジュリア様はスタメンから外すことになった、ちなみに荻野目ちゃんはスタメン入りしたけどね
そして2ヶ月後、結局既存の変形システムを採用し、設計図が完成!
長かった・・・今回だけはめちゃめちゃ苦労させられた設計だった
春のエアリア選手権が始まる前日の部活中、部長に個室に呼ばれてミーティングをしていると
「本当にアンジュリア様をスタメンから外してよかったの?」
「しゃーないっしょ、結局課題をクリアできなかったんだし」
冬休み明けの練習試合の結果発表後に、直前までスタメンは変更の可能性があると匂わせておいたので、最後の最後になってアンジュを使うと思ってたらしい部長は、まさか本気で使わないとは思わず、話を切り出したのだ
「それは分かるんだけど、両陛下とか来るんでしょ?」
「家族総出で来るだろうね、そんなのは他のメンバーもなんだぜ、公式に特別扱いしなくていいと通知も来てんだから問題ないだろ」
「やっぱ不味いって、メンバーの中には卒業後に、皇室関係の仕事に就く子も居るんだよ、体裁上よくないって、両陛下は良くても皇室で働いてる関係者の方からしたら面白くないと思うよ」
「控えの選手として登録だけはしてあるんだし、途中出場でもダメかな?」
「私は不味いと思うなぁ~」
その後も話し合いは続き、結論として、本人にやる気があるのか確認次第で、2試合目以降からのスタメン出場という事で決定した
俺と部長はアンジュを別室へ呼び出して話をする事に
「1回戦突破後、2試合目でアンジュを使おうと思ってる、ペアには部長を使う、アンジュは、それでも出場したいか?」
アンジュは、目を輝かせて
「もちろんですわ!、精一杯頑張りますので水原部長よろしくおねがしますわ」
「ええ、こちらこそよろしくねアンジュリーゼさん」
「2試合目に、スタメン落ちするのはモモカになる、モモカがエアバイクを操縦する場合においてのポテンシャルは、チーム内では誰よりも優秀だが、あえて外す理由はアンジュが皇女だからだ、アンジュにはきつい事を言うが、アンジュはモモカに総合力という点において劣ってる、俺はアンジュを起用するのを最後まで反対した、優勝する為に戦うんだからな当然だ、しかしそこを捻じ曲げてスタメンに入るんだ負けは許されん、それを覚悟して試合に臨んでもらいたい、勝っても負けても悔いの無い様にじゃない負ければ敗因はアンジュリーゼにある。こう言われても反論の余地はないよな?だから何が何でも優勝しろいいな?」
奥歯を噛みしめて、悔しそうに頷くアンジュ、多分言われなくてもスタメン発表の時に、自分の名前が無い時点で分かっていたが、あえて誰もアンジュの目の前で言わなかった、俺に改めて面と向かって言われた事で悔しさと惨めさで、涙が出るのを堪えようとするが、下を向き涙がこぼれる
アンジュが退出した後、部長に言いすぎじゃないの?っと言われ
「このチームは、チームプレイに特化したチームで、抜きんでたプレイヤーを利用して回していくスタイルのチームじゃない、アンジュが完全に殻を破ればチームスタイルは変わるだろう、けど現状は到底無理だし、そんな練習もしていない」
「それを教えてあげればよかったじゃない、なんで言わなかったの?」
「挫折も必要だろ?」
「挫折ばっかじゃ潰れちゃんじゃない?皇女様」
「だったら、それはそれで俺が楽できるから問題ない、しかし部長には、アンジュに厳しくしろとオーダー出したつもりなんだけどな、ぜんぜん険悪な雰囲気が無いのは何でなのかな?」
「したわよ」
「アレでか?、とてもそうは思わなかったんだけどな」
「意外と根性あるのよ皇女様って、私だって驚いたんだから、時折出してくる闘気と言うか気合っていうの?すんごくって私でもやられちゃう事あるのよ」
「へぇ~あの皇女様がねぇ・・・」
エアリアの世界選手権が開催され、予定通りワンサイドゲームで1回戦を突破し、2回戦へコマを進めた
2回戦目が始まり、予定通りアンジュがスタメン入りしての試合が行われた
「今回より、アンジュと部長のペアがアタックのポジションに入るが、前の試合通りにやれば問題なく勝てるはずだ、無理にボールを奪わずにプレッシャーを与えてパスミスを誘い、パスカットを狙え、まだまだ優勝までは先が長い大怪我したら次に差し支える、いいな?」
「「「はい」」」
そして視界開始と共に相手チームのボールからスタート、俺に言われた様にブレスなどを使いプレッシャーを与えてパスミスを誘う
エアバイクの性能ありきの作戦だが、うまくミスを誘ってパスカットし、そのままゴール
その後も危ない場面もあったが、前半はリードのまま終わったが、相手チームは後半になると強引に突破してくる作戦に切り替えてきたため、作戦を変更してアンジュペアをMFに変更して、ある程度強引に奪いにいかせてやると、アンジュは得意な事もあってあっさりボールを奪う事に成功し、相手の作戦を潰した、その後は一方的にゴールを決めて2回戦進出となった
その後は、何の問題も無く順調に勝ち進んで行き、いよいよ決勝戦となった
「決勝戦のスタメンにはモモカを使う」
「ちょっと待ってよ!なんでよ、ここまで問題なく勝ててたのに」
「おーい最後まで聞けよ、モモカとアンジュのペアを使うと言ったのだ、知っての通り決勝戦はマーメリアの元首一行も来るのだ、圧倒的勝利、誰にでも分かりやすく華やかに勝つ必要があるの、ウチのチームは傍目には地味だからな、そこでアンジュとモモカの出番という訳だ、アンジュへボールを集めて強引にでも何でもいいからゴールする、分かりやすくて派手で華やかだろ?」
「それで勝てるの?」
「さ~どうだろうね、けど仕方ないじゃん、大会運営から通知が来たんだもん」
「運営側が、そんな事を言って来るなんて信じられません、私が・・「はーいアンジュそこまでにしろ」
俺はアンジュが続きを言うのを食い止めると
「大会はマーメリアでやってんだから、しょうがないって事で、おいアンジュ相手の土俵で完璧に勝つぞ」ニヤリ
「ええ、そうね、皆も悔しいだろうけど、それでも私達は完璧に勝って優勝します。おねがいします皆さんの力を貸してください」
「「「はい!!」」」
アンジュの言葉に上級生下級生の心が一つとなり、決勝戦はアンジュペアが中心となる作戦での打ち合わせをし、最後にアンジュとモモカを残して3人で打ち合わせをする事に
「アンジュ、なるべくマイクパフォーマンスは派手にやれ、挑発してもいいし、何かを賭けたっていい」
「必要ありませんわ、プレイでのパフォーマンスで魅せますわ」
「おーおー言う様になったじゃんか、言うからには自信があるんだろうな?」
「ええ勿論ですわよ、私とモモカのペアであれば問題ありません」
「・・・分かった」
決勝戦が始まり、相手はマーメリアの学園生徒だ、かなりの強豪で格闘戦を得意としているので接近されると一気に崩されてしまう
試合開始と同時にボールを持ったアンジュに向かって3機が特攻を仕掛けて来るのを、モモカのテクニックで次々躱して、アンジュの手さばきとボディバランスで相手を翻弄し、そのままゴールを決める
相手のボールを取るのは至難の業で、いきなり落車をしてしまい、メンバーチェンジを余儀なくされてしまう、かなりきわどいプレイで反則すれすれだ
これに対してアンジュが抗議しようとしたのを、俺が食い止めるが、次のプレイで立て直す事の出来ないアンジュはボールを奪われ点を取られる、そのままアンジュは気持ちを立て直す事が出来ず、前半は3対7とリードされることに
バチーン
アンジュに平手打ちをして目を覚まさせると
「いい加減にしろ、ここはミスルギ皇国じゃない、お前のくだらない正義のせいで周りに迷惑が掛かってるの分からんのか!」
「・・・・・」
「やめてください、いくら何でもやり過ぎですアンジュリーゼ様に手を挙げるなんて」
モモカにそう言われたが、後半もこいつを使うなら、このくらいで済むなら安いもんだ、後で皇族にでも会ってやるっての
「・・・メンバーチェンジだ、全員が入れ替えて出場していない選手を全員出す、後は思い出作りでもやるんだな」
そう言って俺はベンチに座りなおす
バチーーン
今度は俺がアンジュに引っ張たたかれる
「ふざけないで!まだ負けてないわよ、あんな反則ばっかのチームに負けるなんて許せる訳がないじゃない!!」
言葉を荒げて俺に闘志むき出しで怒鳴りつけるアンジュ、目はギラギラしており闘志がみなぎってる
「分かった、作戦は前半同様にアンジュにボールを集めろ、相手チームにも俺達の作戦はバレてる、当然狙われるし何度だって反則すれすれの事をして来るはずだ、耐えられるのか?」
「当然よ、それでも相手の土俵で完璧に勝つわ!」
「それでいい、必ず勝ってこい」
そして後半戦が始まると、アンジュはボールを持って一気に真っすぐゴールへ突っ走り、そのまま2機が襲って来る下側へ避けると一気に急加速して抜き去るとゴールを決める、俺が以前にやった技だ
(へぇ~アレをやるとはね、やるじゃん)
そして次が驚いた、これも俺がアンジュの前でやった事が有ったが、誰も真似できなかったゼロマックスでの急加速急停止によるフェイント、モモカも同様にゼロマックスのフェイントで、相手は衝突を恐れブレーキを入れた所で、アンジュがカットする
(モモカ・・・いつのまに)
そして試合は、一方的な展開を見せる事となったのだ、目を覚ましたアンジュは、モモカとうまく連携をし、チームメイトを手足の様に使い、何時も以上のプレイをし始めたのだ、パスを織り込みながら抜ける時は一気に抜いて行き、そのままゴール、ラフプレイにも負けず、時には打ち合いをして打ち勝ち、逆に相手を吹き飛ばす、アンジュちゃん何かに目覚めちゃった?
そんな印象を受けるかのような高度なプレイの数々、観客も魅了されいつの間にか自国の応援してる中にもアンジュを応援する人が増え、会場はアンジュ達がゴールを決める度に歓声が大きくなっていき、点数が逆転すると会場は大盛り上がりとなった
そしてアンジュ達は、27対12で見事に優勝したのだった