15名まで増えた海底基地で生活するノーマノイドの娘達、たったの1年で、これだけの数のガチレズを除く面々が、本来は死亡してる事実
(ドラゴン呼び出し過ぎだっての!!どんだけ欲しいんだよ)
なんでここまで頻繁にドラゴンを狩るかには理由が一応ある、マナの供給元に必要だからだ、それが何なのかまでは分からないが、大型ドラゴンを横取りして色々調べた結果、体内にあった、とある鉱石からマナの波動を出す鉱石を発見、俺はコレを魔石と名付け色々と試してみた結果、只のマナ供給鉱石などではなく、かなり危険な代物だという事が分かった、知らずに調べていたら危うく死にかけたぜ
けどマナノイドたちがノーマルノイドに必死になって狩らせて集めているコレを、一体どの様に運用しているのかが、なかなか掴めない
何度も潜入を試みているが、最後の最後で頓挫するのだ、もちろん皇帝陛下の持ってる情報からも精製方法が出ていない事から、調律者が関わってるのかもしれないが、答えは出ている、ラグナメイルに使ってる部品の中に魔法を司るパーツが有る、これに使う為に製錬してる、ただどうやってやるのかが分からない
答えが有れば、導き出すのは、そう難しい事ではないハズなのに、なかなかに難しい
「ヴィー閣下、よろしいでしょうか?」
「だれが閣下だ、誰が!んで何かあったのか?ディア」
指令室でふんぞり返る俺に、ディアが通信で話しかけて来る、内容は魔石の解析の話みたいだ
「VF687の実験で、大きな変化があったので、ご報告を」
そう、ディアは研究者になったのだ、俺の研究を見てるうちに、彼女も手伝いたいと言うので一緒にやってたら、これがかなり優秀な人材にすくすくと育ち、いまや彼女無しには考えられないほどだ
「分かった直ぐに行く」
通信を切り、研究室へ向かう俺、研究施設でディアから報告データーを貰って、確認すると、限りなく成功に近い事が分かる
「もう少しといった所なんだろうな」
「ええ、もうまもなくラグナ魔石は完成するはずです、それには・・」
「やっぱ足らないよね、けどなぁ~あまり派手に何度も奪うと目を付けられるっしょ?」
「今更じゃありませんか、とっくの昔に目を付けられてるはずですが?」
実はそうだったりする、海底からドラドンの氷漬けを引き抜いていたんだけど、やっぱ同じことをすれば、海底に調査が入り、誰かの手で奪っている事がバレてしまい、俺達だとは思われていないが、海底調査は結構な頻度で行われており、何時まで隠せるか分からない
「あと3体でどうにかならんか?」
「種類にもよりますわね、やはり大きければ大きいほどに、魔石の大きさは異なりますから」
「分かった、なるべく大型を狙う」
数週間かけて5匹を奪い、ラグナ魔石の完全な物を作りだす事に成功した、この研究によってもたらされたのは、ラグナ魔石が他に何に使えるのかなどの用途も判明した
この魔石は永久機関であり、巨大なエネルギーを秘めている代物で、使い方次第では宇宙運用も可能だ、前に考えていた宇宙戦艦の夢が実現しそうである事が分かった
さらに、既存のラグナメイルがラグナ鉱石の恩恵をほんの少ししか受けていない事も分かった、使い方によってはTUEEEE出来るラグナメイルが作れる
もちろん俺の機体は最初から作り直すことにした、今まで使っていた機体は払い下げて彼女達にでも使って貰おう
宇宙運用まで可能なラグナメイルを作り、名称をモビルスーツへと変更、永久機関であるラグナ鉱石を利用した機体で、無人テストを何度も行い問題ない事を確認し、装備する武装も一新した、破壊力があり過ぎて使いどころに困るが、既存の武装も使えるので、まぁ~問題ないはずだ
当然彼女達も知らない本当の本拠地には宇宙戦艦も用意しておく、今までの母艦もある程度の改造を施し、宇宙以外なら問題なく使えるだろう
本拠地での作業を1人でしていると、ディアから通信が入る
「ヴィー撃墜情報よ、第4基地の付近でパラメイルの墜落爆破を確認したわ」
「あれ?今日ってドラゴン出ないハズじゃ?」
「どうやらテスト機でのテスト中の墜落みたいよ、どうする?」
俺は急いで探索機をとばし、アルゼナルへ繋いで色々調べると、見た事も無い機体AW-CBX007ヴィルキスというのが落ちたみたいだ
搭乗者はサリア・・・・HDDの中の名簿には無しか
「分かった救出しよう、同時に出来れば機体も頂くぞ、ラグナ鉱石が欲しいからな」
「分かってるわ、ヴィー今どこにいるの?」
「第4基地で合流しよう、いま第4には誰もいないよな?」
「ええ無人よ」
そして俺は本拠地から海底を移動して現地へ向かう、途中で合流してディアには機体の回収を任せ、俺はサリアを機体から出して救出する
そのまま第4基地へ入り、彼女の手当てをする事に、大きなケガはないし脈も息もある
「よっ!気が付いたか?」
彼女はスグに目を覚まして、周りを確認し
「こ・ここは?」
「俺の仮宿になる、君は墜落してしまった所を俺が拾って来た」
彼女は自分の体を確かめ、傷1つ無い事に驚き、俺を見て
「申し訳ありません、人間の方に助けて頂いたのに、お礼も言わず本当にありがとうございました」
「あーいいのいいの、ちょっとしたら仲間が合流するはずだから、ココで休んでてよ、食事を持って来るから」
「だ・大丈夫です、私はスグにでも」
「大丈夫な訳がないだろ?君は死んでたんだぜ、おとなしく休んでろ」
そう言って部屋を出ていき、鹵獲したパラメイルのある場所でディアに合流した
「知ってる奴か?」
「ええ少しだけど、それよりも、この機体ちょっと古いわね、なのに私も見た事が無いわ」
「何かあると思うか?」
「分からないわ、けどこんな物をどうしてテストしてたのかしら、聞き出せない?」
「やってみる、それよりもコレのデーターを抜き取っておいてくれ、俺も嫌な予感がするんでな」
「分かったわ」
食事を用意して、サリアに機体の事をどうやって切り出すか考えていると、彼女の方から
「ヴィルキスは何処にありますか?!私はアレを使いこなさないといけないんです」
こう切り出してきたのだ、彼女は真剣な眼差しで俺にヴィルキスの事を問い詰めて来たが、ヴィルキスの事は隠し
「すまない、大事な機体だとは思わず、君だけを此処に連れて来てしまった、それよりも、あの機体は何なんだ?」
「あれはジル指令が使ってた機体なの、ジル指令が私に託してくれた機体なんです」
「特別な機体なんだね、どうなったのか調べておくよ、君は自分の体を休める事いいね?」
「・・・はい」
「使いこなすって先ほど言ってたけど、それほどまでに難しい機体なのかい?」
「うん、むかしジル指令が片腕を失う大怪我をした時に言ってたの、私では使いこなせなかったって、だから私が乗れなくなってしまったジル指令の代わりに乗りこなさなきゃいけないのよ」
「なるほどね、機体を発見したついでに、どうして乗りこなせないか調べてもいいかな?、これでも俺はパラメイルの研究者なんだ、お役に立てるかもしれない」
「本当ですか!お願いします、必ずヴィルキスの秘密を解き明かしてください」
「けど今からだから、アルゼナルの方達が回収しちゃってたら無理だよ、流石に関わり合いたくはないから、そこは納得してくれる?」
「はい、分かりました」
「素直でよろしい、じゃ~食事が終わったら、大人しく休んでてくれ、明日には色々分かるはずだ」
そして俺は部屋を出て、ヴィルキスのある倉庫へ行く
「どうだった?」
「どうやら普通の機体ではないみたいだ、乗りこなすのに条件があるのか、ジル指令が乗りこなせなかったらしい、そっちは何かわかったか?」
「面白い事が分かったわよ、前にヴィーが言ってたじゃない、ラグナ鉱石の事、この機体は他のヴィルキスと違って、鉱石の性能を全て使ってる可能性があるわね、けど使うには鍵が居るみたい、ちょっとヴィー乗ってみて確認してくれない?」
マナノイドなら動かせるかもって事か、試しに乗り込み、色々動かして見るが変化はない、マナを使うも特別何か変わる事も無く
「無理だな、起動方法が分からん、回路の方のデーターは吸い出し終わったか?」
彼女に渡して貰ったデーターを見てプログラムを読んで行くと、鍵が必要な事は分かった、そしてそのカギの事も概ね分かったが、これ作った奴イカレてんじゃねーの
キーの1つはラグナ鉱石で作った簡単なプログラムで解除可能で、持ってた鉱石を使ってキーを外すと、機体に変化が現れるとディアは、俺に向かって
「どうやったのよ?、新品みたいに綺麗になっちゃったわよ」
「キーを作って認証を無理やりやった、これで機体のリミッターは外れたはずだ」
彼女と俺とでリミッターが外れたのかを確認するが、ほんの一部が解放された事だけしか分からない、まだ他にもキーが居るみたいだ、むろん分かってるが先ほど頭イカレてると感じたのは、キーが歌だからだ
「リミッター解除した場合のデーターは取れているよな?」
「分からないわよ、一度バラシて見ない事には、バラしてみる?」
「今は辞めておこう、これと同じものを作っておくか」
「やっぱバラすんじゃない」
そりゃ~バラしますが何か?、これだけの機体だ、おそらく秘密を知ってる奴からしたら何が何でも探そうとするだろうから、バレるまでの間ダミーでごまかす作戦だ、その間に調べ尽くしてやる
歌がキーになってる時点で、酔狂な科学者=調律者という事に、たどり着いた俺は、この機体が調律者と関わってると判断したからだ
一方のアルゼナルでは、ジル指令が青筋を立てて怒り狂っていた、数日が過ぎてもサリアはおろか、機体の欠片すら見つからないのだから
「おい、いい加減に見つからないのか」
「奪われたと見たほうがいいだろうねぇ、探すにしても監査官の目を盗んでの回収だ容易ではないよ」
ジルにそう答えたのは、かつての総司令であり、アルゼナルの中で最も最年長の女性であるジャスミン、彼女達は裏の顔がある、その裏の活動にはヴィルキスがどうしても必要なのだ、それが欠片すら残らず消えてしまっては、どうしようもないのだ
「ちっ、奪われたと言うのなら奪い返すまでだ」
「サリアは良いのかい?アンタを慕って頑張ってるんだよ」
「愚問だな、あれは選ばれた人間にしか扱えはしないのさ、所詮私と同じだよ」
「そうかい、奪われた先に心当たりがある、当たってみるよ」
「なら何故そうしない、アレの事がバレて困るのは私達だぞ」
「行先は国家なんかじゃないよ、アンタも覚えてるだろ?彼らの生き残りが助けた件だ、おそらく奴らが最近のドラゴンの強奪にも関わってるはずさ」
「なるほどな、そうであるなら助かると言う物だ」
「そううまくいくか分からないがねぇ」
数日後ジャスミンは、1つの賭けに出たのだ、俺達と連絡を取る為に以前助けたラムニを使い、ヴィルキス墜落現場付近を1人で捜索させたのだ、ミモラにはジャスミンからの手紙を持たせて
当然だけど、すべて把握してるヴィーは、易々と相手に乗る気はない、しかし次にどんな手段に出て来るのか分からない事もあって、無人機で彼女に接触し通信での会話をする事になった
「何の用だ?」
「ほぉ~本当に生き残りが居たとはねぇ、ワシはジャスミンだよ、アンタの名前は?」
「別に教える意味を感じないな、くだらない方法まで使って呼び出すとは趣味が悪いぜアンタ」
「こうして話しをする事が出来たんだいい方法だっただろ?、どうだい一緒にうまい酒でも」
「断る、手短に要件を言え、無いなら失礼する」
「待ちなよ、せっかちだねぇ、単刀直入に言わせてもらうよ、ヴィルキスを返しな」
「対価は?」
「やはりヴィルキスの騎士だったのかい、どうして連絡もせず回収をした、規定違反じゃろうが、アレは私達が管理する、とっとと返しな」
「断る、俺達も慈善事業をやってる訳じゃない、対価も無しに返せとは乱暴すぎやしないかジャスミン指令」
「フン、わたしゃ~とうの昔に指令から退いとるよ、お前達が、どうしても返さないと言うのならば、こちらにも考えがあるよ」
「そっかじゃ~がんばって俺達を探してみるんだな、ジャスミン元指令さんよ、そうだアンタが指令でないのなら、今の指令は誰なんだ?」
「ジルだよ、会いたいのならヴィルキスを持って何時でも来な、対価は、その時にでも払ってやるよ」
「そうか、了解した」
こうして見事にヴィルキスの騎士と勘違いしてくれたジャスミンババァ、これで変な方法で探りを入れられたりして、国とかからの視線を逸らせるはず
ちゃんと誤魔化せたのか確認をすると、ジャスミンババァは実の元へ報告をちゃんちしてくれた、その内向こうから接触して来るとか言ってるけど、対価?なにそれおいしいの?wwwwwwwwwwww
っとまぁ~これで一段落、サリアには色々教えた後、こちら側に引き込み、ジルのバレたくはない過去の記録を教えて見事に落ちた
ジルって結構世界でも有名で、色々な記録が残ってるんだよね、サリアになーんも教えてなかったみたいで、サリアちゃん落ち込んでたぜwww
「サリアには、サリアにしか扱う事の出来ない特別な機体を渡す、ついてこい」
格納庫へ入り、サリアに機体のお披露目をするとサリアは、これからの相棒となる機体に触れると
「これがヴィルキスを超えた機体なんですね」
「ああ、サリアだけに合わせて設計した、この特別製パラメイルは、RX-A001ジャスティスだ、サリアの乗っていたヴィルキスは癖が強いのは知ってるな?アレは才能や血筋を選ぶんじゃない、どれだけ人間性が失われているかによって力を発揮する様になっていた。だからサリアに扱える訳がないんだよ、女性として清く美しいサリアがどんなに努力しても、ジルの様な外道にはなれないだろ?」
サリアにはジルの外道伝説の全てを教えてる、最初は中々信用しなかったが、周りの連中との触れ合いと時間が彼女を変えた
「はい」
「このジャスティスを動かすには純粋な心、ヴィルキスとは逆の性質を持った者にしか力を示さないし認めてくれない、サリアならきっと乗りこなせるはずだ」
そしてテスト飛行をするべくジャスティスを射出し、彼女は飛び立った20分後
「ヴィー!ジャスティスが、認めてくれたみたい、すごいわ」
飛び立ってから少しして、機体に変化が現れ、今まで見た事も無いほどのポテンシャルを発揮するジャスティス、こちら側からの指示通りにサリアはテストを行い、大満足の表情を浮かべて彼女は帰って来た
「よくやった信じていたぜサリア」
「うん!ジャスティスが私を認めてくれたときね、世界が変わって見えたわ」
「そっか、頑張ってサリアの為に設計した甲斐があるよ、ちなみにヴィルキスの部品も結構使ってるから、ジル達にばれたら殺されるかもなww」
「外道に成り下がらないと使えない機体何て必要ないわよ、なんだってそんな機体をジルは使ってたんだろ」
「アレ作ったの多分変質者だぜ、設計にいやらしさがにじみ出てた、世界の敵なんじゃね?どう言う経緯で手に入れたのかは、まぁ~想像に難しくはないかな」
「どう言う事なの?」
「女の色香にものを言わしたって感じじゃないのか、そう考えれば色々数年前の事件にも納得がいくんだよ、何処の世界の戦争に先頭を切って戦ってた奴だけが助かる戦争が有るんだよ、女子供が大量に死んでるのにだぜ、おかしいじゃん」
「・・・・・そうかも、私達やっぱり騙されてたんだね」
「簡単に騙される方が悪いっての、サリアも事実はやっぱ自分の目で確かめてから信用しような、俺の言ってる事だって嘘かも知れないんだぜ」
「嘘言ってるの?」
「当然、全部本当の事を教えたらサリアの為にならないでしょ、だからそれはサリアが自分の目で見て自分で判断をして今後確認するべき事だ、人の言う事を、何でもかんでも真に受けすぎなんだよサリアは、そこも含めてサリアの魅力な所なんだろうけどけどね」
「もう、そうやっていつも私の事をからかうんだから」
「俺は仕事があるからこの辺で、、、そういやジャスティスに認められたご褒美に何か欲しい物でもあるか?」
「ううん、気持ちだけ貰っておくわ」
「そっか、じゃ~な」
サリアはパラメイルの訓練をしつつ、空いてる時は俺の言われた様に、事実を追い求めて勉強し始めた、俺やディアのやってる研究所へ顔を出したり、各食料プラント施設に出向いたりして色々頑張ってる様だ
俺やディア以外には、仕事として各食料プラントの管理や全員の食事を担う調理師、情報部を作り各国要人の監視と情報収集、独自通貨を採用したので経理部の設立運営、物資を管理し物流を管理する部門と言ったように多岐にわたる、しかも彼女達が各自自主的に必要な事を提案しやってくれるので、俺は研究に没頭できるのは助かる
そして人が増えるごとに、しなくちゃいけない事も増え、数年で結構な所帯となった俺達、第1海底基地を彼女達の本拠地とし、人として普通の生活を始めた彼女達、時にぶつかる事もあるけど、なんやかんやうまくやっていけてる
平和を謳歌してた矢先、情報部の緊急報告が俺達の未来に影を落とす
アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギがノーマである事が発覚し、同時に皇后陛下死亡、皇帝陛下処刑、皇太子の皇帝即位、この訳の分からない報告を受けた時より時代は劇的に動き始めるのだった