俺たちは海外のホームドラマを見た後にイリーナの授業を聞いていた
俺とイリーナは暗殺者とターゲット反対の関係
俺もイリーナもお互いにあまり近づこうとはしない
そしてそれは授業中でも同じことでよほどのことがない限りは当てられない
英語独特のポイントを掴み日本人と相性の悪い発音を的確に掴む
時々俺でも知らなかったことがあるので結構真剣に聞いている授業の一つでもある
しかし顔の色は少しだけグレー色をしている
焦りがあるのかただ戸惑ってばかりだ
……
それは何に焦っているのか俺には分からないが
俺はただ焦っているイリーナを見て
少しだけ不安を覚えていた
「……あの。」
「……羽川くん気にしないでくれ。」
烏間の言葉に俺は内心こう思う
無理だと
いや、明らかに俺が請け負っている授業の一つでもある受け身練習に全く集中できてないし
それもそのはず俺たちの目線の先には
……烏間を狙う二つの影が
いや殺し屋がいた
殺し屋ロヴロとイリーナの姿に俺はため息を吐く
「……なんで追われているんですか?」
すると烏間がため息を言って
「羽川くんは殺し屋ロヴロについては。」
「知ってますよ。俺を狙ってきたことがありましたが殺しに来ずに帰りましたからね。確か今は暗殺者の育成と斡旋でしたよね。」
「……詳しいな。」
「一応ターゲットなんで。」
「まぁ、いい。実は昨日のことなんだが。」
と烏間曰くイリーナを引き上げさせにきたと言うログロと残留したいイリーナがお互いの主張を押し通す為に模擬暗殺をすることになったらしい。
「……烏間も大変なんですね。」
「同情するな。」
このクラス1の苦労人に同情しつつも
「まぁ、確かにロヴロさんの言っていることは確かですね。」
「……」
「色仕掛けの得意な殺し屋っていうのは身の元が分からないから怖いだけですしね。元々イリーナはぶっちゃけナイフも射的もこのクラスだったら上にいますけどでもそれでも並程度。ぶっちゃけ身元がわかれば全然怖くないんだよなぁ。おれぶっちゃけあぁいうのは好きじゃないし。」
すると全員が苦笑しているけど
「でも、クラスに必要なのはどう考えてもイリーナですね。……前の失敗からちゃんと学んでいる見たいですし。」
「どういうことだ?」
「まぁ、これ以上はフェアではないのでやめときます。でも……殺される側はそんなに簡単じゃないですよ。」
俺はそうして前を向く
「んじゃ次は組手なナイフのみ30秒10セット。……先生にはこのくらいでとどめまでいかないとやれないぞ。」
「「「は〜い。」」
「殺す側でも殺される側でも学ぶことが多くある。相手がどう動くのか、それを予測しないと始まらないんだ。自分だったらどう動くのか。よく考えて行動しろ。」
と号令をかける。
「……中々様になっているな。」
すると烏間先生がそう言ってくる
「……まぁ、ある人の教えですしね。」
「……俺はあいつも羽川くんの過去も断片的にしか知らない。……だが、羽川くんの件に関しては俺たちが間違っているのは分かってる。だが。」
「分かってますよ。……分かっているから今はこうしているです。」
俺がちゃんと暗殺者の育成している理由はそこだ。
「……まぁ、あの人への恩返しもあるんですけどね。俺も先生も普通じゃ恩返しできないからな。」
だからこそ俺たちはE組を請け負っている。そうじゃないとつじつまが合わない
「俺たちはターゲットであり、世界の敵なんですから。」