ターゲットの暗殺教室 改訂版   作:孤独なバカ

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関係

クラスに静寂と沈黙が流れ俺は息を吐く

……やっぱりこうなるか

元々は俺が作った流れだ

多分俺の過去については全員が知ることになるだろう

「……皆言いたいことはあるとは思う。でも、まずは俺からいいか?」

磯貝先輩の言葉にクラスの先輩は全員頷く

「羽川はシロとなんや関わりがあるのか?技術を盗まれたとか言っていたけど」

「……」

俺は息を吐く

「……生命体による反物質エネルギーの作成。」

俺は少しだけ黙って黒板に化学式を書こうとするが

「……本当離れてくれ。あかりねぇ。」

「……」

さっきからずっと離れてくれないんだけど

てか小さな声で泣き声が聞こえるし

「そういえば茅野のことをあかりって呼んでるけど。」

「あぁ、こいつ女優やってたから偽名使っているんだよ。」

「……えっ?なんでそんなこと知っているの?」

俺はやっぱり聞かれるとは思っていた言葉に少しだけため息を吐き

「……幼馴染で元許嫁なんですよ。」

「「「………えっ?」」」

すると全員の声が重なり

「「「「「え〜〜〜〜!!!!」」」」」

クラスに広がる大絶叫にため息を吐く。てかあぐりさんから聞いてないのか死神すら驚いていた

「本名が知りたいなら本人に聞いてくれると嬉しいんですが。」

「ちょっと待ってそれってどう言うこと?」

矢田先輩が俺の方に向かって向かってくる。多分聞きたいのはあかりねぇの本当の名前でもなく俺のことだろう

「…政略結婚みたいな感じですよ。元々建築学に関しては妹の方ができが良かったので俺は投資先に婿入れするって言う簡単な話ですよ。まぁ、こう言うことはよくあるんですけどね。」

「「「絶対ないよ!!!」」」

「まぁ、そんなとこですかね。話は外れましたけど、まぁ簡単に言うと……反物質は今の触手の卵です。」

「……」

「まぁ反物質エネルギーっていうんですけど……これ以上は俺が話さない方がいいですね。まぁ、俺が触手を最初に見つけた人間だと思ってくれたらいいです。それが俺が狙われている一つ目の原因なんです。」

と簡単に説明していく

「「……」」

「……まぁ、俺からも聞きたいことがあるんですけど……もしかして修学旅行の時倉橋先輩烏間との話聞いてました?」

すると倉橋先輩は句切れが悪そうにしながら

「……うん。」

と首を縦に振った

「……はぁ。やっぱりかぁ」

俺は頭を掻いてしまう。

……本当にやらかしているなぁ。あかりねぇと倉橋先輩を間違えるなんて

「それよりもこうちゃん大丈夫なの?」

「全身が軋むように痛いですね。吐き気も少々。」

俺は少しだけ薬が切れてきていることを感じる

「……殺せんせー。こうちゃんが飲んでいた薬って。」

「……身体強化剤です。」

「身体強化剤?」

「……少ししか聞いていませんがそれでも一粒飲めば身体能力は2倍から3倍に増えるって聞いてます。……ただ、副作用が強すぎて並大抵の人間では一粒でも死ぬ可能性があると。」

「「「……」」」

全員驚きで声もできないんだろう

「……じゃあ今のこうちゃんは。」

「……いつ死んでもおかしくないんですよ。……今まで復讐のために生きていたようなものですから。本気で死ぬ気でいたので。」

俺がそういうとため息を吐く

「……そのはずだったのにな。」

「……」

背中を見ると泣いているあかりねぇの姿を見ると

……なんであの時見えてなかったのかな。

……気づいてたはずだったのに。気づいていたはずだったのに。

本当は一番俺よりもあかりねぇが辛かったはずなのに

……殺意で染まったらダメだったのに

すると

「がはっ!!」

急に吐き気が押し寄せ熱い液体を吐き出してしまう。

「げほ、げほ。」

「羽川?」

「……こうちゃん?」

あかりねぇが俺の方を心配そうに見る

……ごめん。無理だ

咳には血が混じり喉が焼けるように痛い

「……こうちゃん!!」

どんどん出血量が増し、あかりねぇにも血がかかってしまう

「…まずい。すぐに病院に。」

「……大丈夫……です。慣れて……ます……から。それに……病院……だけはダメです。……一番……自然死に……見せやすい場所なので。輸血……だけして……くれないか?先生。……多分それで大丈。」

暗転していく視界の中で俺はなんとか伝えようとしているけど

……ダメだ

最後に見えた涙を流しているあかりねぇの姿が印象に残った

 

目が覚めると古びた木材の天井が見える

「……」

その姿に少しだけため息を吐いてしまう

……また死ななかったか

俺はドーピング剤の力により大体の薬や暗殺は聞かない

銃器で俺を打ってもかすり傷くらいまで皮膚の強化は進んでいる

……本当に化け物だな。

俺はただそんなことを呟いてしまう

さっきから喉が痛いし気分は最悪

それもあかりねえを泣かせてしまうなんて

頭がクラクラしている中で俺は起き上がると

「いっ?」

コツンと頭が何かとぶつかる

「いたぁ。」

「……あかりねぇ?」

俺は起き上がるとその方を見る

ぼやけて何も見えないけど声があかりねぇだった

「……いたぁ。」

「大丈夫か?」

「それはこっちが聞きたいよ。」

俺はあかりねぇに抱きしめられる

「あかりねぇ?」

「……バカ。苦しいことがあれば相談してほしかった。」

「……」

たった一言が突き刺さる。

「仕方ねぇだろ。迷惑かけたくなかったし。……あんなにも殺意があることだって分からなかったんだよ。でも見た瞬間殺意が抑え切れなくなって……」

「知ってるよ。私だってそうだから。」

「でも耐えてただろ。」

「私だって殺意はあったんだよ。でも、こうちゃんが苦しんでいるんだもん。」

「まぁ、助かったよ。あのままじゃ本気で殺してたし。」

ってか

「はぁ、ってか今更だけど悪い。関係性も本名以外ほとんど話してしまった。」

「別にいいよ。そんなこと。……ってか話したくないのはそっちの方でしょ?」

「俺は別にいいんだよ。ただ先生がな。てかお前はどうするんだよ。触手結局いるのか?」

「いらないかな。もう……殺せんせーのことを信じてみようと思う。それにお姉ちゃんがあのとき私に言いたかったことが分かったから。」

……そういや俺死神とあぐりさんの関係を推理したくらいで知らないこと多いな

今度それは聞くとして

「……なんで膝枕なんかしているんだよ。子供じゃないんだし。流石に恥ずかしいんだけど。」

「いいじゃん減るわけじゃないし。」

「いや、恥ずかしいって。」

と座ろうとすると

一瞬くらっと目眩がしてしまう

「……こうちゃん。」

「はいはい。もうどうにでもなれ。」

俺はもう一度膝枕されることになる。

……そういや

「他の先輩たちは?」

「烏間先生に居残り練習だって。イトナくんの暗殺見てたら自分が殺したいって思ったんだって。」

「あぁ。なるほどな。」

まぁ、だけどな

「あかりねぇは行かなくていいのか?」

「こうちゃんがこんな状態でいけるわけないよ。」

「……はぁ。本当心配かけてばっかだな。」

「本当だよ。」

とかすかに声が震えていた

「でも無事でよかった。」

俺はかすかに胸が痛む

俺は死にたかったのに死ねなかった

そのことを一瞬でも考えたことに……心が痛む

でも

「ありがとな。」

とだけ言って少し目を瞑る

そして闇の中に身を委ねた

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