ターゲットの暗殺教室 改訂版   作:孤独なバカ

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弱さ

俺は学校に入りタブレット端末を見ながら学校へ向かう

……まさかここまでとはな

俺は鷹岡の資料を見た時が目を疑った

まぁ防衛省のデータを盗み取ってきたわけなんだが

上半身があざだらけになった奴や

火傷跡が大きい女性の姿

それを集団で捉えているとはなるとはな

一応理事長にも連絡は入れておいたから最悪の想定にはならないんだろうけど

「……」

真剣にタブレットを見ながら対策を考える

とは言って無理に刺激すると余計に危険な目に合うことになるし

俺にとっても未だに恐怖は残っている

俺は昔ではあまり取り上げていられなかったがDV被害にあっていた

今でも痣や火傷痕が残るくらいに

さすがにあの時は痛みや激痛で泣き叫び苦しんだこと

親の顔色を伺いながら生きてきた思い出がある

父親の言うことは絶対であることを子供の時から叩きつけられていた

そんな想いはさせたくないしな

鷹岡の機嫌を伺いながらの中学生活なんて嫌に決まっている

と言っても俺にできることなんて限られているしなぁ

そんなことを考えながら歩いていると

「こうちゃん。おはよ〜。」

「うわぁ。」

と肩を叩かれるというベタなことに驚いてしまいタブレット端末を落としてしまう。

俺は後ろをむくとそこには倉橋先輩がいた

「お、おはようございます。倉橋先輩。」

「おはよ〜。珍しいね〜こうちゃんがタブレットを持っているなんて。」

「まぁ、少し調べ物がありまして。」

「へぇ〜羽川が調べものって珍しいな。もしかしてエロいこと?」

「あっまず。」

すると気になったのか岡島先輩がタブレットを見てしまう

「……な、何だよこれ。」

「えっ何々。」

と倉橋先輩もそのタブレットの中を見てしまうと顔色が一変する。

「こうちゃん。これ、どういうこと?」

少しだけ舌打ちをしてしまう。

やはりというべきかそこには鷹岡の資料が大量に展開されていた

オートロック機能を面倒がらずにつけるべきと思ってしまう

「昨日、防衛省のPCからあいつの鍛えた部隊のデータばかりを集めて抜きとってきたんだよ。嫌な予感が見事に的中して訓練では潰れるようなトレーニングで虐待的。……あいつに潰された奴も多くはない。しかも外面は家族のように扱うせいで外面はいいらしい。それに潰れなく育った訓練生は一流で大体は将来有効株として扱われているせいか、黙認されているというって感じだな。」

あいにく烏間だけに今朝見せるつもりだったんだが。

「……しくったな。本当に。」

俺はため息を吐く

調べるまでは順調だったのに答えが出ずに迷っていたのが災いした

そして優しく魅力的な物にこそ毒はあるってことも

「前に倉橋先輩にはいいましたよね?綺麗なバラほど棘があるもんだ。優しい人ほど裏があるとかよくいうだろ?表に見せたいのは自分の中理想像で基本は腹黒いって。その典型的な例ですよ。」

まぁ、あの優しさからはまずは疑われないだろうけど

でも

「ターゲットにとって優しさは凶器ですから。」

人を疑え、誰も信じるな。

どうせ裏切る

それが俺にとっての普通だったはずだ。

利用し、ずっと利用し続ける予定だった

だったんだがいつの間にか罪悪感が生まれ、

いつの間にか自分から行動するようになっていた

だから、今回も同じようにするだけだ

裏切られるくらいならぼっちでいる

頼ることは許されないし頼ってもいいのかもわからない

だから一

「……ねぇ。こうちゃん。私たちにできることってないかな?」

「「……は?」」

俺はともかく岡島先輩までもが声に出してしまう

いや、倉橋先輩何言っているんだ。

「いやいや。何言っているんですか。危険なことなんですよ!!」

「こうちゃんは人の事頼らなさすぎ。私たちのことそんなに信用できないの!!」

そう言われると顔を歪めてしまう

俺は信用するということは未だに慣れない

慣れないというより最初から利用するという考えしか浮かんでいない

……大抵俺はそうしてきた

利用価値があるから使い、そして潰したり壊したりしてきた

だから未だに怖いのだ

頼るってことは

本当に俺は臆病だと思う

たった一つ言い出すだけなのに

もう巻き込んでいるはずなのに

助けを求めるのが、

信用することが

未だにできない

好きなのに

ずっと居たいはずなのに

誰かが傷つけることを嫌う

安全なところはないはずなのに

誰かに頼ることが怖いのだ

自分が傷つけばいいだけだから

一人になれば、誰にも好かれなければ

逃げている。

未だに俺はこの教室から距離を保っている

暖かい場所でまるで本当に求めていた家族みたいなところだから

「こうちゃん?」

「えっ。はい。なんで。」

という前に俺は目から水滴が流れているのに気づく

「あれ?何で。」

俺は目をこすると涙は止まりそうになく少しだけ気づいてしまう

やばいこれ以上はまずい

「すいません。そのタブレット烏間先生に渡しといてください。」

俺はすぐさま外を出る。このままいたら甘えることになる

今はまだダメだ。

そう自分に言い聞かせながら

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