読んでも読まなくても問題ないので暇のある方は是非。
この世界での1番の衝撃はやはり魔法が使えたこと。最初こそ宿屋の人に迷惑をかけていたが、家を建てた今は自由に実験できる。
「とりあえずこんなものか」
まず分かったのは念動力のような能力はないということ。魔力を通して物体への干渉は出来なかった。
次に現状使える魔法が、火、水、風、土、の四種類だけという事。最初に分かった「物体への干渉はできない」という事と土の魔法は矛盾してるのではないかと思ったがアナスタシアさんに聞いてみると
「土の帯びてる魔力に干渉している」
との有り難いご高説をいただいた。100%自然のものであればある程度の干渉は出来るらしい。
最後にわかったのは、得手不得手がある事。義姉さんは火が得意で風が苦手、アナスタシアさんは水が得意で土がダメ。、俺?俺は得意なのなかったよ?(涙目)
その代わり(?)に不得手がなかった。いいんだか悪いんだか・・・
「未だ分からないのは通信関連だな」
そう通信関連に関しては欠片もわからなかった。アナスタシアさんも分からなかったようで
「おそらく新種の魔法かと」
通信技術もここ数年のうちに出来たものらしくよく分かっていないらしい。
「魔法関連はこんなもんか」
種族についても調べて見たがこれに関してもよくわからなかった。分からなかった、と言うより多すぎて把握出来なかった。純粋な人もいれば人と異種族のハーフ・クォーター。種族の境界線があまりに有耶無耶だったのでまず分類が出来なかったのだった。
ツテで有名な学者に聞いてみたが
「その話はもう諦めた。新種が増えすぎてて論文をまとめた頃にはその論文が古くなっている」
とのこと。
つまるところこの世界のことはほぼ分からずじまいだったのである。
「おーい!ケイくーん!」
下で義姉さんが呼ぶ声がする。多分お店のヘルプだろう。
「今行くー!」
そう返事してノートをしまい、下へ降りた。
この世界は分からないことだらけだがここに来てしまった以上ここでの生活を送らねばならないのだ、時間はある一つづつ調べていこう。
「いやー、買いすぎちゃってー」
真面目に考えていたらまた義姉さんの発作が出たらしい。大量の苺らしき果実が箱に入って玄関に置いてあった。
「またか・・・」
「どうしたんです・・・うわ」
アナスタシアさんも店の手伝いかと思ったらしく制服で降りてきたら目の前にこれだもんな。そりゃ引くよな。
「新商品作ろう?」
買いすぎたことに反省しているらしく珍しくしょげている。
「とりあえず食べてみよう」
結果としては生食用ではなく加工前提で作られた果実のようで生は死ぬほど不味かった。加工してなんとかなるレベルのものだったが期間限定商品として売り出してみると意外にも売れてなんとか謎の果実は無くなった。
今考えればこの時の売上がアレに使われるとか義姉さんなら有り得たのになんでその可能性を考えなかったのか不思議だ。
いつもより短いですがこんな感じで。
更新頻度ですが週一すら厳しい状況でして、6月中旬まで不定期更新になります。なるべく週一を心掛けて更新します。申し訳ございません。