トリックスター   作:青桐 悠太

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 蜜柑が部屋に戻ってきてしばらくすると、教室に委員長が戻ってきた。

 

 あれ? 蜜柑が因縁つけられる場面がなくなったけどどの部分が因果して無くなったのだろうか。

 

「委員長ー」

 

「みんな」

 

「戻ってこれたの!? 」

 

「大丈夫!? 」

 

「アリス戻ったの!? 」

 

 皆、委員長のこと心配してるんだな。

 

「検査のとき何か言ってなかったか? 」

 

 おそらく委員長が聞いた内容も変わってるはずだ。

 

「よく聞こえなかったけど盗みのアリスを使われたことは間違いないって。あと、もしかしたらZがかかわってるかもしれないとか」

 

 委員長の話を聞くと同時に外に駆け出す棗を蜜柑が追いかけた。

 

「なかなか変わらないね」

 

「そうだな。とりあえず先回りしとくか」

 

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 つくと丁度伯母さんが蜜柑に近寄ってるところだった。

 

「いたぞ! 」

 

 Zの男は蜜柑の後ろにいる人物にむけた。

 

 蜜柑が狙われたと勘違いした蛍は当然蜜柑を庇うために動こうとしたが、俺が羽交い絞めにしたため動けず、銃弾は狙った場所に命中した。

 

 蛍は驚いて俺を見詰める。

 

 うたれた奴がとっさに撃った銃弾が俺のこめかみをかすった後、Zの男の手に当たり、男がおとした拳銃が暴発して銃弾が俺の弁慶の泣き所を貫通した。

 

「・・・っ」

 

 原作では蛍はすぐに気絶してたが俺は痛みで気絶できない。

 

 それでも薄れいく視界の中で最後に見たのは志貴が俺を抱えてワープするところだった。

 

 向う脛押さえながら蹲るって我ながら間抜けな恰好だな。

 

 拳銃で撃たれるというシリアスな場面のはずがコミカルな場面になってしまった

 

 

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