暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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涙の時間

海斗side

 

・・・一日整理して俺は色々なことを思い出したのだが、俺は・・・何で助かったのか・・・その思いだけは消えないでずっと頭によぎっていた

 

「ざまぁねぇな・・・・。死に損ないの俺が今もここに寝ているとは・・・」

 

はじめはこっそりと抜けようと思ったが・・・

 

『寝なさい!』

 

年上の女性看護士に見つかり、怒られて部屋に連れていかれた・・・。しかも行動があまりにも速すぎて、逃げ切る間もなかった・・・

 

「はぁ・・・本当に・・・・めんどくせぇ・・・・」

 

窓越しに流れる雲を見つめながら俺はため息ついて呟いた。本当に・・・めんどくせぇ

 

奴の言葉が・・・頭から離れられねぇ・・・。冷華・・・怒ってるだろうな・・・。考えるのめんどくさくなり、俺は昼寝をした

 

 

 

 

冷華side

 

私は今、E組の授業が終わり、帰る用意をしていました。あんな、怒ってる海君初めてみました・・・。そして、あの目の奥は・・・

 

「まるでかつての私のようですね・・・。いえ、それよりも深いのかもしれません」

 

「何が深いんだ?」

 

「ひゃう!?」

 

私は今の声を聞き、慌てて振り向くと悠ちゃんがいて、その隣には片岡さんが一緒に歩いてました。帰るにしては珍しい組み合わせですね・・・

 

「実はーー」

 

私は昨日の事を説明して話して、何が起きたのかも話していた。初めは気になっていた二人でしたが徐々に顔が強ばり、話が終わるときには顔をしかめていた

 

「成る程・・・。俺らが思ってよりも海斗の心身ボロボロって訳か・・・」

 

「しかも、精神的な余裕が失ってる・・・。少しの間の彼を知ってる身からは信じられないわ・・・」

 

「それで今からお見舞いいくのですが、昨日の事を考えていたわけです」

 

「成る程な・・・・。冷ちゃんはさ、今日もあいつと話したいのか?」

 

「今日もお見舞いいくと約束しましたので・・・行きます」

 

私がはっきり言うと、悠ちゃんは手に顎を当てて考える素振りをしていて、暫くしてから纏まったのか顔あげて意見を言ってくれました

 

「今の海斗状態を聞けば、危険だが俺は会っていいと思う」

 

「・・・」

 

「ても、万が一の事もあるから俺と片岡はドアの前で待機しとくよ。危なくなったら直ぐに言ってな?」

 

「分かりました」

 

悠ちゃんの提案に私は了承して、三人で一緒に歩いて海君のいる病院に向かいました。そういえば、、この三人で歩くのも珍しいですね・・・

 

 

病院に入り、私達は面談の手続きをし終えて海君の病室へと歩いていましたら、悠ちゃんがさっきの話で何を思ったのか心配そうに言っていました

 

「しかし、海斗の奴・・・一体何があったんだ?少なくとも、俺が知る限り冷ちゃんに対して怒鳴るのは初めてだと思う」

 

「えっそうなの!?」

 

「はい。恐らく、今回が初めて怒られた筈と思います」

 

そう、昔から海君は私に怒ることはなかったと思います。一体・・・

 

「俺と片岡はドアの前で待つな?」

 

「分かりました」

 

そう話してると海君の病室前に着きました。私は一回ノックしましたが返事がなかったので、とりあえず入ることに決めました

 

「失礼します」

 

そう小さい声で言い、部屋に入りました。病室に入ると。海君は安らかに眠っていました。何年ぶりに海君の寝ている姿を見たのでしょうか・・・?少なくともここ最近は見ていませんでしたね・・・

 

 

「海君・・・・」

 

「・・・・」

 

呼び掛けても反応しないほど深く寝ていました。しかし、こう改めて傷跡を見ると・・・・痛々しいです。片目に包帯が巻かれていて、両腕は昨日か今日にまあ付け替えたのか新鮮に巻かれていました

 

「うっ・・・・あっ・・・」

 

「海君?」

 

「っ・・・?」

 

海君は私の呼び掛けにゆっくりと目を覚ましました。最初はボーとしていましたが、徐々に状況を把握したのか慌てて起き上がりました

 

「ぐっ・・・うっ」

 

「起き上がってはいけません。まだ傷が完治していませんよ?」

 

「っ・・・冷華・・・」

 

彼は私がいるのを見て、驚いていました。それもそうでしょう・・・。あれだけきつく言い、尚且つ来ないと思っていたら目の前にいるのですから

 

 

 

 

 

土見side

 

俺は今目の前にいる冷華を見て戸惑っている・・・。何故、ここに?昨日あれだけきついことをいったのに・・・

 

「・・・俺は昨日あんなことを言ったんだぞ?それでもまだお見舞いくるのか?」

 

「はい。来ました」

 

俺の問いに冷華は目を逸らすことなく見据えて言った。・・・こんな真っ直ぐと見据えるようになっていたのか・・・

 

「・・・何故来たんだ?」

 

「私が海君の方へと来たいからです」

 

「・・・話すことはないと言ったはずだが?」

 

「海君に無くても私にはあります」

 

俺に・・・・?

 

「海君・・・まずはすいませんでした」

 

「・・・は?」

 

「海君は・・・長年私のために嘘をついたのですよね?」

 

「!?・・・嘘をついた覚えはないな」

 

「嘘ですね。昔から海君は嘘をつくときに間をあけるときがありました。なにより、滅多に嘘をつきませんでしたから気づいていないかもしれませんが、昔のまんまの癖でてますよ?」

 

くっ!?まさか昔の癖がここで出てしまうとは・・・

 

「・・・冷華、分かってるはずだ。俺は母親を殺したのだぞ?」

 

「違います。海君は助けようとしていたが、助けれず亡くなったのです。海君のせいではありません」

 

「だが・・・助けられなかったのは事実だ!思い出すだけで腹立つ・・・・!助けれた命だぞ?!俺にもっと力があればお母さんは死ななかった!それ以前に・・・!」

 

悔しさが出て、俺は手を握りつぶさんばかりに強くしていると血が溢れていた。冷華は驚いていたが、一度溢れた気持ちは最早止められない

 

「五年前に奴・・・ダークネスによってお母さんを殺されたんだぞ!?目の前で!」

 

『ジャリ・・・俺の名はダークネスだ。だが、貴様も母親もこれで死亡だろうな・・・。あの世で母親と仲良くしとくことだな』

 

「あの日から俺はすべてを失い!奴を殺すためだけに生きてきた!!なのに・・・!俺は奴を完全に殺せなかった・・・・!!屈辱以外何もありゃしねぇ!!」

 

「・・・・」

 

おい待てよ・・・

 

それ以上はいってはいけない・・・

 

「わかるか?生かされる屈辱を!?殺したい相手に情けをかけられたんだぞ!?」

 

落ち着け・・・これ以上話しても無意味なのに

 

「奴を殺すためだけに俺は生きてきた!!」

 

「海君・・・」

 

「はぁはぁ・・・俺は正直、奴と戦って死ねば本望だ。なぜなら、それが冷華や・・・母さんに対する償いだからだら!」

 

俺は言いきりながら、息切れを起こしてると

 

「海君・・・先に謝ります」

 

「む?」

 

その瞬間、冷華は無言で俺に駆け寄り手を大きく・・・

 

      バチン!!

 

 

俺の頬に痛みが走った・・・。おれは整理つくまで少し掛かって顔あげて冷華を見ると・・・

 

「!?」

 

「・・・・(ポタポタ)」

 

涙を流しながら俺の方へ見ながら泣いて睨んでいた。あぁ・・・俺は殴られたのか・・・

 

 

冷華side

 

私は今、海君を睨みながら怒っていました。最初は彼の怒りを静まるまで黙って聞くつもりでしたが・・・

 

 

『はぁはぁ・・・俺は正直、奴と戦って死ねば本望だ。なぜなら、それが冷華や・・・母さんに対する償いだからだら!』

 

その言葉を聞いた瞬間、私はカッとなり海君へ駆け寄り一言断りながら殴りました。気がつけば・・・私は涙が止まりませんでした

 

「私の事を棚上げて言いますが・・・それはあとで殴ってくださっても構いません」

 

「・・・何?」

 

「ふざけないでください!!!」

 

「!!」

 

「確かに私が海君を苦しめていたのも事実です!ですが、貴方がいない一ヶ月近く、私は気づいたのです」

 

海君は私の方を目を逸らすことなく、見ていた。海君の目の奥に微かに光が揺れていた

 

「貴方には生きてほしいと私は気づきました」

 

「っ!・・・何を言ってる・・・」

 

微かに震えている海君を見て、私は感じました。海君はまだ光は失ってないと心の闇に包まれてるだけではないと気づきました

 

「海君・・・貴方は一人ではないです。私が貴方を支えますから・・」

 

「違う!俺は一人で・・・一人で生きていく!今もこれからも!俺には・・・守るものはもうないのだから・・・」

 

それは違うと言おうとすると・・・

 

バァン!!!!

 

「「!?」」

 

ドアを空いた音が聞こえて、振り向くと・・・激怒した悠ちゃんが海君の方に睨んでいました

 

「悠馬・・・!?」

 

「悠ちゃん?」

 

ズカズカ!

 

悠ちゃんは答えることなく、怒りながら悠ちゃんは海君の方へ向かい・・・

 

「歯を食いばれ・・・・!!」

 

「えっ?」

 

「・・・!ぐぁ・・・・!!」

 

ガチャン!!!と甲高い音と共に海君は殴り飛ばされました。悠ちゃん・・・何を?

 

「ふざけるなよ・・・・!海斗!!!!!」

 

「何だと・・・・!?」

 

「っちょ!磯貝くん!?」

 

「片岡さん・・・止めないでおきましょう」

 

「えっ?」

 

今の二人は・・・止めては行けません。そう私は感じました。海君は悠ちゃんの胸ぐらをつかみ怒ってました

 

「俺のどこがふざけていると言うのだ・・・・!?悠馬!!」

 

「あぁ、何度も言うよ・・・・。ふざけるな!お前!何が死にたいだ!?おい!?守るものないと言うのか!?」

 

「お前に何が分かるというんだよ!?母親を目の前に失い・・・その苦しみは死にたくって仕方なくなるだろ!?」

 

「・・・海君、悠ちゃん」

 

二人の怒りは更にヒートアップをしたのか胸ぐらを掴みながら、更に怒鳴っていた

 

「お前に失ったものは本当にそれなのか!?」

 

「何だと!?」

 

「海斗・・・お前には今ににを残ってる!?お前の失ったのは本当にそれなのか!?守るものは本当にないのか!?」

 

「っ・・・・」

 

「親友の俺がいるだろ!?冷華もいるだろ!?俺たちE組がいるだろ!?お前は本当に一人か!?」

 

「俺は・・・・俺は・・・!」

 

その言葉を聞き、海君は悠ちゃんの胸ぐらを離して震える声で何度もなにか言い換えそうと必死になっていた

 

「なぁ海斗・・・」

 

「・・・」

 

「お前は一人で今まで頑張ってきたのは俺らは知ってるさ・・・。もう一人で抱え込むなよ?・・・俺たちがいるからな?」

 

「俺は・・・・うぅ・・・おべえは・・・」

 

悠ちゃんの言葉に海君は手で顔を覆うようにこられようとするが・・・私は彼を抱きしめ一言は言いたかったので彼に言いました

 

「もう抱え込まなくていいですよ?・・・帰ってきてください・・海君」

 

「ぐぅ・・・ぅあ・・・うぁぁ・・・・!」

 

私の一言で海君は長年たまっていた涙が溢れてきたのか大声で泣いてました・・・・

 

私はあやすように海君に抱き締めながら・・・・

 

 

ーーーお帰りなさい・・・海君

 

 

心の中でそういいながら抱きしめていました。海君は小さな子供のように・・・ただただ、泣いてました・・・。悠ちゃんもメグちゃんも・・・優しく海君を見つめていました




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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