俺はたっぷり泣き、冷華にあやされながら悠馬達に見守られた。くそ・・・今にして思えば恥ずかしいぞ!?おまけに、片岡にまで見られたし・・・
「めんどくせぇ・・・・」
まさか、自分が泣くとは思えず我ながらビックリだな・・・。落ち着いた俺は悠馬達とこれまでの事を聞こうと思い向き合おうとしたら・・・
「土見君・・・血が出てるよ?」
「やべ・・・強く殴りすぎた?」
「看護士さん呼んでおきましょうか?」
「あぁ、どうりで血の感触していたのか・・・。気にするな」
「「「いえ、気にします」」」
もの数分で看護士が来て、俺は看護士に自分が逆ギレしたからこうなったと説明すると「・・・・今度暴れたら頭に注射打つかもね?」と笑顔で言うが、あれは目笑っていなかった・・・・。がちの奴だ・・・
「悠馬、すまんが俺のこれまでの細かいことは教えれないが・・・いいか?」
「構わない」
「俺は冷華達に発見されるまで・・・ある場所でダークネスと戦い・・・あの怪我を負った。それ以前に行方不明になっていた期間、ダークネスと何度も戦っていたが・・・最終的にはこの様だ」
俺は苦笑いしながら自身の怪我を見せると、皆しかめ面だった。まぁ・・・見たくない怪我だろうからな・・・
「まっ、大まかにいえばそう言うことだからな?」
「なるほど・・・なら今度はこっちの一ヶ月間を話さないといけないな」
悠馬達の一ヶ月間を聞き、俺はたくさん驚くことばっかり聞いていた。何より・・・
「冷華が・・・歌のコンテストでNO.1か。凄いな!」
「いえいえ・・・。ですが、海君の口調少しだけ昔に戻ってませんか?」
「何!?ゴホンゴホン・・・。すまん続けてくれ」
「で、結局学園祭はE組が二位で一位は浅野の率いるAクラスってわけさ」
やはり、天才だな・・・。とるべき方法と言い、行動力は間違いない社会でも通用する可能性はあるな・・・。そして、近々に期末試験と言うわけか・・・
「俺試験勉強しないと不味いな・・・。一ヶ月もいなかったのだから」
「その心配はないわ。私と冷華さんが貴方のためにノート書いといたわ。はい」
渡されたノートを見て、俺は感嘆していた。見ている側にも分かりやすく優しい聞き方だ。流石だ・・・
「すまないな・・・」
「いいわよ。貴方も私達E組の仲間なのだから」
「仲間・・・・か」
「海斗?」
「・・・俺はそんな当たり前のことも気付かなかったのか・・・。我ながらめんどくさい男だ」
俺は自分に対して嘲笑っていると、悠馬が笑いながら指差して言った
「そんなことかよ?お前がめんどくさがりなのは俺は昔から知ってるさ!」
「酷いな」
「でも、土見君。試験受けれるの?恐らく退院の許可降りないと思うけど・・・」
「そうなったら、脳に負担は来るが・・・影分身を使う」
「ズルッ!?お前ズルくないか!?」
「悠馬よ・・・ばれなかったらいいのさ」
「ダメですよ!?さすがに!」
「校則にはないけどもね・・・」
まさかダメとは言われると思わなかった・・・。こっそりやろうかな?「やったら、お前の苦手な納豆を部屋におく」・・・やめておこう
「ったく・・・。でも、まぁ・・・海斗も無理するなよる」
「しばらくは無茶はしないと思うがな・・・。悠馬、冷華と二人の時間をくれないか・・・・」
「・・・それは俺らが聞いては不味い話なのか?」
「すまん・・・」
俺が悠馬に謝ると、悠馬は笑いながら許してくれた。こいつ本当に良い奴だ・・・
「海斗」
「・・・なんだ?」
「殴って悪かったな」
なんだ。そんなことか・・・
「気にするな。めんどくさがりな俺を目覚まさせてくれて感謝する」
「そうか・・・」
「だが今度時間あるときに・・・将棋付き合ってくれないか?」
「あぁ!先に帰るな?冷ちゃんと海斗」
「またね?二人とも」
そういって二人は出ていった。・・・あいつらに悪いけど・・・今から冷華に話すのは・・・ある意味大切な話だからな
「冷華・・・今から話すのは本当に大事な話だ・・・。聞く覚悟があれば・・・今話す」
「聞かせてください」
「・・・本当に良いのか?」
俺は確認の意味も込めて二回問いかけると頷いていた。もう・・・答えは変えないつもりだな・・・
「俺のこの一ヶ月間・・・ダークネスを追いかけながら、様々な場所へ追跡できたと思えば奴は逃げていた」
「・・・」
「だが、その旅で有ることを俺は知った・・・」
「有ることですか・・・・?それはーー」
「俺の出生とお母さんの狙われた理由が分かった・・・・」
「えっ」
俺がそういうと冷華は驚いて立ち上がったのだ。無理もない・・・自身の出生はお母さんにも教えてくれなかったからな・・・。そして、お母さんが命狙われた理由も・・・
「今から言うのは真実だ・・・。受け止めてくれるのかは冷華に任すよ」
「わかりました」
「まずお母さんはある施設の研究員だった。それも優秀な・・・」
「だった・・・?つまり、辞めたと言うことですか?」
「そうだ。お母さんがやめる切っ掛けは・・・ある実験だそうだ」
俺がそういうと冷華は気になったのか考えていた。だが、話は終わりではないのだから続きを言わないとな
「その実験は・・・人としていけない実験をしていたのさ・・・」
「人としてしてはいけない・・・実験!?」
「そうだ。お母さんをはじめとする多くの研究者は反対していたが・・・その当時のチームリーダに逆らえず、やっていたそうだ」
「そうですか。つまりお母さんは、好きでしていたわけではないのですね?」
「そうだ。そして、今から言うのもまた真実なんだ・・・。・・・ふぅ」
俺は目をつぶり、これから話す事への覚悟と真実を話す恐怖からなのか深呼吸した。今から話すことの真実は・・・受け入れてくれるのか分からないが・・ここまで来たら話さないとな
「海君?」
「・・・・」
「大丈夫ですか?」
俺は目を瞑っていたのを開けて、言おうとすると外の風も吹いていた。だが、これから話すのは真実なんだと自分にも言い聞かせて言った
「冷華、俺の出生は・・・・俺は普通に生まれた人間ではないのだ。・俺は・・作られた人間なのさ」
「・・・・・え?」
「・・・俺は・・・人ではない化け物だと判明したのだ」
冷華は信じられない顔で俺の方へ見据えた。当然だ・・・。いきなりそんなの言われたら誰でもそういう反応だ
「嘘です!人が人を作る技術なんてありません!」
「・・・残念ながら真実だ。俺のあの力に疑問を持たなかったか?普通の人ではあり得ない力だぞ?」
「・・・・」
「何より、俺は奴と戦った場所でそれを教えられ・・・自分の出生もデータも見せられ・・・真実だと分かった」
「そんな・・・」
「だが、それを良しとしなかったお母さんは辞めて、俺を抱き抱えて冷華とお母さんと三人で暮らすことになった・・・」
「お母様は・・・・まさか裏切りの報復で・・・!?」
「恐らくな・・・。だが、お母さんの受けた愛に偽りはなかった。本当に大切に厳しく育ててくれた。だからこそ、俺は奴だけではなく・・・その当時の主任にも許すつもりはない!お母さんを殺す依頼を出したのも・・・当時の主任だ!」
俺がそういうと、冷華は戸惑っていた。色々と教えられてパニックなのかもしれないが・・・
「まぁ・・・人ではない化け物ってのはまさに俺は当てはまるな・・・。異常な回復力も納得できる」
「海君・・・。大丈夫です」
「え?」
「あなたは本当に優しく、喜怒哀楽もあり、何より、心臓も動いてますでしょ?・・・海君は化け物ではありません」
「!」
まさかそういわれると思ってなかった俺はビックリして、顔に出してしまった
「そうだな・・・・。冷華、一つ頼みがある」
「?なんでしょう?」
「退院したら・・・久しぶりに・・・冷華の料理を食べたい」
「え?」
「ん?」
「・・・・クスクス」
「っぶハハハ・・・!!」
俺がそういうと、冷華は一回キョトンとしたが直ぐに笑って、それにつられて俺も笑った。本当に・・・こうして心から笑える日が来るとはな・・・
俺達は本当の意味で・・・5年という長い年月とともに再び笑い会える日が今日来たのだ・・・・
本当に失っていた守るべきもの・・・ようやく見えたよ・・・お母さん
ここ最近、スランプ感が否めず、このままでは読者の皆様に失礼と思い、誠に勝手ながら休載します。
復帰予定は3ヶ月以内と考えてます。