暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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謝罪の時間

俺は試験終わってからすぐに、飛雷神の術を使って病院の付近に戻ったのだ。お仕置きされるのを、少しでも避けるために仕方なく、使ったのだからな・・・

 

「いえ、海君。流石にそれはいけないですよ。お仕置き避けるためとはいえ・・・」

 

「もちろんそれは分かってる。しかし、冷華の聞いている範囲でいいから聞くが、試験の順位の発表はいつだ??」

 

「明後日です」

 

・・・・what?

 

「ですから、明後日です」

 

「・・・幻聴ではなかったのか。しかも退院日に・・・。タイミングがいいのか悪いのか・・・」

 

「あははは・・・・」

 

心中お察しますといわんばかりに、冷華が慈愛の目でおれの頭を撫でてくれた。あぁ、何か癒される・・・

 

「しかし、発表はいつだ?朝から?」

 

「えーと、昼に載せるみたいです」

 

「昼に?・・・最後の試験とはいえ、早めに結果わかったのに越したことがないんだがな・・・」

 

「でも、お昼でしたら海君はどうするのですか?退院できてると思えませんが・・・・」

 

「順位に関しては分身で先に向かわそうと思う。その間に退院の手続きを終えたら、飛雷神の術を使ってE組に向かおうと思う」

 

「可能なら一日退院早めてくれたらいいのですが・・・無理なんですかね?」

 

「そこは担当医と今日話そうと思う。一応患者の意見もいてくれるはずだからな」

 

しかし、なんだ?この嫌な予感は・・・・よく分からんが・・・考えるのめんどくさくなった

 

「海君、傷の痛みはどうですか?」

 

「ん?問題はないが・・・落ちた体力を取り戻すのが大変になるな・・・」

 

「あんまり無茶しないでくださいよ・・・。もう、死んでもおかしくない状態の海君は見たくありません」

 

「・・・絶対という約束はできないが・・・、守るために戦うのは約束する」

 

俺がそう言うと、冷華はこれ以上いっても無理だとわかり、納得してくれた。苦労させてすまない・・・

 

 

俺らがそう話してると、ドアの方にノックの音が聞こえたので冷華が動いて迎えてくれた。烏間先生辺りかな?と思うと・・・

 

「っは?」

 

俺は目の前の光景に驚いていた。何故なら・・・バレないように撒いたはずなのに・・・

 

「よう、土見!!」

「こんなところで入院していたなんてね・・・」

「っけ、改めて見るとボロボロな状態じゃねぇか?お前」

 

E組の面子と殺せんせーが病室に来ていた

 

一体何故!?

 

「俺とか片岡、神崎や速水がお前の状態を説明していたのさ。発見した状況の事も話したらお前に話したいとかでこういう流れになった」

 

「どういう流れだ!?」

 

「いやー、試験の時から見て思ったけど・・・無様にボロボロだねー」

 

「そうですねえー」

 

「・・・・ほう?」

 

殺せんせーとカルマの言葉に俺は、二人に向けて殺気だしたら少しだけ冷や汗出ていた。ほほぅ・・・無様か・・・まぁ間違いではないが・・・

 

「そのどや顔やめろ」

 

「ヌルフフ、何だか吹っ切れている顔してますねぇ・・。最後に別れたときよりも、ましになってて安心しました」

 

「ってことは、復讐はやめることに?」

 

殺せんせーの言葉と茅野の質問に俺は少し考えてからその質問に答えた

 

「いや、悪いが奴の・・・ダークネスの復讐はやめるつもりはない。奴はこのまま置いとくと、危険だから殺さないといけない」

 

「えっ・・・。で、でも話し合えば分かりあうこともできるのじゃない??」

 

「そうだよ?話し合えばきっと・・・」

 

「それは無理だ。奴も俺も最早止まるつもりはないし、奴もまた同様のことを考えてるだろう」

 

俺のその返事に、矢田と倉橋が俺に説得してきた

 

確かに話し合えば分かり合うこともあるだろうが・・・奴も俺もそんな甘い考えはない。あるのは殺し合うことのみ

 

「・・・それでも、お母さんに向き合えるの?」

 

「まぁ・・・軽蔑はされるだろうな。冷華には更に嫌われるだろう」

 

「そんなことありません!」

 

「そうか・・・。だがな・・、少なくともこれだけは言える。奴が・・・お前たちに危険な目を合わしたときは・・・・」

 

 

ーーダークネスを含む人間は殺してしまいかねない

 

 

「まあ、そうならないことを願うがな・・・」

 

「先生は君の人生に余り口は挟めませんが、これだけは教えます。・・・君は一人ではありません!君には芙蓉さんを初めとして親友の磯貝くんもいるのですから、もっと仲間を頼ってもいいかと思います」

 

「もちろんそのつもりです・・・」

 

「そうですかそうですか・・・え?」

 

「「「「え?!」」」」

 

俺の返事が意外なのか、みんな固まっていた。意外かもしれんが・・・そこまで声揃うのは失礼だな?おい

 

「まぁ、その前に・・・すまなかった。転校したときの言葉やこれまでの態度を、許してくれると思ってないが・・・謝りたい」

 

「!?つ、土見君が・・・」

 

「あ、あ・・・」

 

「「「「「「謝った!?!」」」」」

 

「お前ら失礼だな・・・。流石に俺の心おれるぞ?」

 

「海君、落ち込まないでください!大丈夫ですか?」

 

うぅ・・・冷華の優しさが嬉しすぎて涙でそうだ・・

 

 

「時に土見君・・・・」

 

「ん?」

 

「試験の順位は明後日発表ですが・・・来れるのですか?」

 

「問題はない。ただし、明日は来れないからそこはわかってください」

 

「ヌルフフ、勿論ですよ・・・。(闇はまだふりきれてないようですが・・・以前のように死にたがるのは無くなりましたね)」

 

ん?なんか暖かい目で周り見られた気がするが・・・気のせいだな。

 

「俺は卒業まで・・・・出来る限りお前らと楽しみたいという気持ちがある・・・。めんどくさがりな俺だが・・これからもよろしく頼みたい」

 

「「「「勿論!!!」」」」

 

 

この日・・・本当の意味で俺もE組に和解した

 

あいつらが俺の体を心配されたときは恥ずかしかったのは、ここだけの話だ・・・

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!!
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