暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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理事長の時間 1

俺達は今外に出ていて、理事長の言葉に全員が戸惑っていた。今、理事長の言った言葉は俺の聞き間違えではなければ退去しろといった?

 

「今朝の理事会で決定しました。この旧校舎は今日をもって、取り壊します。君たちには来年開校する系列学校の新校舎に移ってもらい、卒業まで校舎の性能試験に協力してもらいます」

 

「・・・なに?」

 

「監視システムや脱出防止システム、刑務所を参考により洗練された環境で勉強が出来る。新しいE組・・・私の教育理論の完成系です」

 

「今更移れって・・・」

 

「嫌だよ!この校舎で卒業してぇ!」

 

渚と杉野が言うと殺せんせーが理事長の前に現れる

 

「どこまでも己を貫くつもりですねぇ」

 

現れると、あぁと思い出したかのようにある一枚の紙を殺せんせーに見せた

 

「あぁ、勘違いなさらずに。もう私の教育にあなたは用済みだ・・・ここであなたを殺します」

 

「「「「!?!」」」」

 

「殺せんせーを・・・解雇だと!?」

 

「早合点なさらぬよう、これは標的を操る道具に過ぎない。あくまで私は殺せんせー、あなたを暗殺しにきたんです。・・・・私の教育に不要となったのでね」

 

今一瞬、理事長の目が・・・冷たく走っていた。だけどあの目の濁り具合は・・・いや、憎しみを俺は知ってる・・・

 

「すいません。少しだけ作業を止めてくれませんか?中でやり残したことがあるので」

 

理事長は、作業員に中断の指示を出して校舎の中にはいったのだ。いったいどんな暗殺を・・・

 

「海君・・・。殺せんせーは大丈夫だと思いますか?」

 

「理事長が、何を考えてこの行動とったのかは分からないが・・・あの人も教育のレベルが高いように、暗殺の方法も何か考えているはずだ・・・。殺せんせーがやられるとは思えないが・・・」

 

「さて殺せんせー、もしクビが嫌ならば、もしもこの教室を守りたければ、私とギャンブルをしてもらいます」

 

 

校舎の中に入り殺せんせーと理事長は対峙して、理事長は殺せんせーに説明していた

 

「5教科の問題集と5つの手りゅう弾を用意しました。うち4つは対先生用手りゅう弾、残りひとつは対人用、本物の手りゅう弾です。どれも見た目や匂いに見分けがつかず、ピンを抜いてレバーが起きた瞬間、爆発させるよう作らせました」

 

「「「「なっ!?」」」」

 

「つまり、殺せんせーが5つの内、4つ答えないといけないと言うわけか。何せ、対殺せんせー用のを4つあるのだからな」

 

「そして残りの一つは、理事長先生が答えるということですか?」

 

俺と冷華が、今の理事長の話から自分達の予想を言うと微笑みながら説明した

 

「二人とも正解です。このギャンブルで私を殺すか、ギブアップさせられれば、あなたとE組がここに残ることを認めましょう」

 

そして、理事長は寺坂に「殺せんせーが勝てる確率を解きなさい」と聞くと、寺坂は式をいいながら答えた

 

「対先生爆弾が爆発しても、あんたはもちろん死にはしねぇ。あんたを殺すには五冊目まで本物の爆弾を残しておかなきゃいけねぇから、5分の4×4分の3×3分の2×2分の1=5分の1。20%だ」

 

「正解。君たちに教えておこう。社会に出たらこんな理不尽の連続だよ。強者と弱者の上では特にね。だから私は、君たちに強者になれと教えてきた。さぁ、チャレンジしますか?これは貴方の教職に対する本気度を見る試験でもある」

 

「私なら迷いなくやりますと言いますがね」と殺せんせーにあおっていた。完璧に動揺してしまってる・・・

 

殺せんせーが問題集の前に立つと、理事長は説明していた

 

「問題集を開けた瞬間、解いて閉じれば爆発しない。あなたのスピードなら簡単かもしれませんね」

 

「も、も、もちろんです!」

 

「では、最初の問題は数学です・・・いけますね?」

 

理事長は殺せんせーに揺さぶりをかけると殺せんせーは「もちろんです!」と数学の問題集を、開けるが・・・開いた瞬間、「平面図形計算!?」と慌てる殺せんせー

 

うー、唸っていると、レバーが爆発した

 

「まずは1ヒット。後3回耐えられれば、貴方の勝ちです。さっ、回復する前にさっさと次を解いてください」

 

「ニュウ・・・」

 

「か、海君!?殺せんせーが・・・」

 

「落ち着け。殺せんせーならきっと大丈夫さ」

 

「・・・何故そう言いきれます?」

 

何故か・・・俺は冷華の問いに迷いなくはっきりと答えた

 

「殺せんせーのことを信頼してるからこそだ」

 

「海君・・・分かりました!海君がそういうなら、私も信じます!」

 

 

そう話してる間に理事長は殺せんせーに「回復する前に答えてください」と促していた。次は社会か・・・

 

どうすると思うと・・・

 

「は~い、問題集を開いて解いて、閉じました。この問題集シリーズ、ほぼ、どの問題があるのか覚えていています」

 

「・・・は?」

 

「・・・失礼ですが、確認させていただきます」

 

理事長は恐る恐ると起動しないように答え合わせすると、本を閉じた

 

どうやら殺せんせーの書いたのは正解したようだ・・・

 

「私が持ってきた問題集なのにたまたま覚えていたとは・・・」

 

「まさか。日本中すべての問題集を覚えましたよ。問題が解けるまで、爆弾の前から動けない。そんなルール、情熱のある教師ならばクリアできます。あなたなら私を分かってくれると思っていましたが、教え子の敗北で心を乱したようですね」

 

そして、最初とは嘘のようにどんどんと答えを書いていた。まず、殺せんせーは頭いいレベルを越えてやがる・・・

 

そして、それをスラスラと書けるのをみて俺は・・・こう思った

 

やっぱり、殺せんせーは凄いと素直に思う。この人の背中はデカイ・・・

 

 

「安易な暗殺で自分自身の首を絞めた。残り一冊、貴方の番です。・・・どうですか?目の前に自分の死がある気分は?死の直前に垣間見える走馬灯・・・その完璧な脳裏に何が映っているのでしょうか?」

 

ん?殺せんせーはいったい何を・・・と思いながらも理事長はなにかを考えていた・・・

 

いったい何を思ってるんだ?

 

 

理事長の過去にいったい何があったんだ・・・?




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いいたします!
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