暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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茅野の時間 Ⅱ

俺は巧みに茅野の触手を交わしながら、時間をなるべく稼いでいた。渚が考える時間を・・・

 

「なぜ邪魔するの・・・あなたにはメリットがないはず!」

 

「確かに誰かのためにこんなめんどくせぇ事をするのは俺ではないかもな・・・。お前の復讐したい気持ちも俺はよく分かる・・・けれどな!」

 

「くっ!?」

 

「俺とは違い、殺せんせーと多く関わってる筈のお前が分かるはずだ!!殺せんせーが本当にお前の姉を・・・雪村先生が殺したのかどうか!」

 

俺と違い、茅野はきっと目の前で殺される瞬間は見てないはずだ。でなければ、ここまでの殺意は続かない!

 

「あなたに何が分かるの!?貴方はそのダークネスを復讐するのをやめたと言うの!?」

 

「俺は未だに復讐をやめたつもりはない!ダークネスを殺すことだけはやめない!!だがな、俺とは違い・・・少なくとも・・演技とか言うお前に腹立つんだよ!なら、その苦しみはなんだ!?その辛そうな顔はなんだ!?本当にお前は殺せんせーを殺したいのか!?」

 

「っ!うるさい!!!!!」

 

「(やはり動揺してる。こいつは殺せんせーを殺したくないんだな)」

 

「死になさい!!」

 

あんまり忍術は使いたくないが・・・そうもいってられない!

 

「恨むなよ?俺もお前に刺されても恨まん・・・【土遁・土壁】!」

 

「土の壁!?邪魔よ!!」

 

「ッチ!一時的に防いでも意味がない!」

 

あっさり砕かれても、対して落ち込む要素はない!元々、渚に考える時間を作るためだからだ!

 

「さっさとこの暴走を止めるためにも・・・!俺が時間を稼ぐ!」

 

俺は迫り来る炎の触手に対して、武器を構えず避けていた。時々土遁で時間を稼いだりしてる

 

早くしろ!渚!

 

 

渚side

 

僕は土見君が与えてくれた時間稼ぎに頭をフル回転させながら方法を思案していたが・・・

 

「(ねこだまし・・駄目だ。あれだけ意識の波長が乱れたら、一発きりの猫だましはベストな瞬間で当てられない。ナイフ・・・狙撃・・・、茅野を傷つけるものばかりだ・・・)」

 

教えてくれた数々でどうやって止めれるのか考えたのだ。僕にしかできないこと・・・考えるんだ!

 

「(何かないのか?この教室で身につけた技術、すぐれた殺し屋になるために何でも学んできたじゃないか!・・・ある。教わった殺し技)土見君!!」

 

「何だ?」

 

土見君は分身してるから、彼は本体ではないはずだから土見君(B)だね・・・ってそんなことを考えてはいけない!

 

「茅野を止める方法が思い付いた・・・協力して欲しい・・・」

 

「・・・耳を貸すから教えてくれ」

 

僕は自分の思い付いた作戦を彼に伝えると、彼は目をつぶり思案していた

 

「・・・ならばひとつ手を加えよう。そこは俺に任せてくれ」

 

「うん!」

 

「渚よ。肩借りるぞ?」

 

土見君(B)が僕の肩を触れたのだ。待ってて茅野!必ず・・・助ける!

 

 

 

 

土見side

 

!渚がこちらに来る気配が感じる!ならば・・・

 

「俺も全力に尽くすのみ!殺せんせー!」

 

「わかってます!」

 

俺はクナイを後ろにあえて茅野にばれないようにセットして、奴を誘導させた

 

「死ねぇ!!土見海斗!!殺せんせー!!」

 

「くそ!!(そろそろこちらに来ます!第一段階は終わり!)」

 

「くっ!相変わらず鋭いですねぇ!」

 

その瞬間、茅野は殺せんせーが空いた隙を逃さずに突いたのだ・・・罠とは知らずに・・・

 

「殺った!・・・!?」

 

「ぐつ!逃がしません!」

 

その一瞬のすきをついて、殺せんせーは茅野を触手で拘束する

 

「(君のお姉さんに誓ったんです。君たちからこの手を離さないと)そう決めたのだから・・・!!」

 

「くっ(なんとか抜け出さないと!・・・!?動かない!?)」

 

「逃がすかよ・・・!【影真似の術】・・・成功!殺せんせー大丈夫ですか!?」

 

「何とか・・・!」

 

「私は嵌められた!?くっ!!」

 

何て抵抗力だ!?気を抜けば此方が危険だ・・・!何としても・・・止める!その瞬間、渚が現れたのだ。いいタイミングに来た!!何をする!?

 

「己・・・!!」

 

「茅野・・・ん!」

 

「!?」

 

「はっ!?!」

 

渚が放ったのはイリーナ先生仕込みのキスだった!?あまりにも動揺しすぎて、影真似が・・消えた

 

「(言わせないよ・・茅野、全部演技だったなんて・・。ここでの思い出、皆で楽しく過ごした事、復讐しか頭になかったなんて・・・僕が言わせない)」

 

「んんー////?!・・・プハッ//(キュー)」

 

「まさかの有効!?」

 

お、俺の時間稼ぎに意味はあったのか・・・!?しかも、あの渚が・・・それをしたのだぞ!?

 

「殺せんせー・・・これでどうかな?」

 

「満点です!今なら抜ける!」

 

・・・俺がいた意味はあるのか・・・?ぐっ!

 

「(体に悲鳴があげてきてる・・・)まだ・・・耐えてくれ・・・!」

 

「土見君?」

 

分身が消えた俺は落ち着いて呼吸すると、渚が怪訝な顔で俺の方に見てきた

 

「どうしたの?」

 

「・・・体に疲労たまって疲れただけだ・・・気にするな」

 

「そ、そう?」

 

とりあえずは・・・復讐に落ちながらも何とか茅野の最悪の結末の想定は外れたみたいだな・・・

 

安心した・・・・

 

こうして・・・渚の活躍により・・・復讐の闇に飲み込まれた茅野は・・・無事に命は助かった・・・

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします
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