俺は現在、寝転んでる茅野の側に立ちながら腕を組んでいた。一応、触手は抜かれたが・・・・どうなんだ?
「あの・・・カエデちゃんはこれで大丈夫なのですか?」
「俺が見る限りは、恐らく大丈夫なはずだが・・・どうなんですか?殺せんせー」
「えぇ、おそらく。しばらくは絶対安静ですが」
「そうですか・・・良かった」
「だな・・・」
冷華も安心したようにため息ついていた。今回はギリギリの戦いまではいかないがお互いに怪我することなく、これで茅野の生命に脅かすことはもうこれでないだろう
「王子様~?キスで動きを止めるとはやるじゃないか?」
「殺意を一瞬忘れさせるには有効かと思って・・・茅野には後でちゃんと謝るよ」
そういう渚にイリーナ先生は顎をクイッとさせながら先程の評価をしていた
「キス10秒で15ヒット、って所かしら、まだまだね」
「この私が強制無差別ディープキスで鍛えたのよ。40ヒットは狙えたはずね」
「うむ、俺なら25は固いぞ」
「俺もだ」
「もういやだ、この教室。私も20もいくけどさ」
前原と岡島は何を無意味な争いをしてる?そして、その片隅で片岡はさめざめと泣くな。
・・・この教室にいる以上諦めろ
そう思うと、ゴホッと咳した殺せんせーに皆は心配そうに駆け寄ったのだ
「殺せんせー!?」
「大丈夫です。心臓の修復には時間がかかる。先生から聞きたいことはあるでしょうが、もう少しだけ待って下さい・・・」
その瞬間
ーー隙だらけだな・・・
鎌をこちらに振り下ろすのが見えた俺はこいつらは不味いと思い、前へ出て武器を構えて防いだ
ガチン!!!と辺りが大きく響いたのと共に皆は驚いていた
「「「なっ!」」」
「・・・・なぜここにいる?ダークネス!!」
「・・・貴様の力を感知したから駆け寄ってみれば、なかなか面白いことになっていたそうだな」
お互いの武器を構えながら、睨み合っていた
「・・・貴様とここで戦いするのもいいが・・・今ここではつまらん」
「何だと?」
「貴様との本当の決着は・・3月につける。それまで・・・持ちこたえることだな」
「!?」
「去らばだ」
やつは俺に言うだけいって消えると、俺は立ち尽くした。奴は・・・いや、やつなら気づいてても可笑しくない
俺が奴を意識向けていたせいもあり、殺せんせーを狙った攻撃が放たれるの気づくの遅れたが、直ぐに避ける
「瀕死アピールもたいがいにしろ。まだかわす余裕があるじゃないか」
崖の上にたってた男は・・・シロだった。いつの間にここに!?
「使えない娘だ。自分の命と引き換えの襲撃なら、もう少しいい所まで見られるかと思ったがね」
「何だと?シロ・・・貴様今なんて言った?」
「使えない娘だと言ったのさ・・・。人工生命体02号」
!?なぜ知ってる!?他の皆は一体何の事か分からないのか戸惑っていたが冷華は心配そうにみていた
「君のは後で・・・だが、たいした怪物だよ。一体一年で何人の暗殺者を退けてきただろうか。だが、ここには二人ほど残っている。他に化け物一人いるがね」
シロは自分がかぶっていた、ものをはずし、顔が姿を現した
「最後は俺だ。全てを奪ったお前に対し、命を持って償わせよう」
「覆面を被り、声を変えた天才科学者。やはり君か、柳沢」
・・・・柳沢だと・・・!?
「シロの正体は・・・柳沢なのか!!?」
「ふん・・・うるさい人工生命体02号だな。いや、失敗作」
「!?(この人はなんで海君の事を知ってるのですか!?)まさか・・・」
「やはり貴様は・・・あれを関わっていた主任だな!?」
「くっくく。そこまで知ってるなら話は早い・・・。そう、あのプロジュクトに関わっていた者だ」
奴がその場にいるの認知していた俺はその瞬間に印をさっさと結ぼうとした・・・
「なら話は早い・・・ここで殺す!!!」
「土見?」
「おい!?」
「無理をしない方がいいと思うぞ?失敗作・・・貴様の体はもはやボロボロだろ?」
「うるさい!っ!?ゴホッゴホッ!」
「えっ・・・海君・・・?」
くっ・・・このタイミングで!!吐血するの皆にみられてしまった・・・!
「やはり所詮失敗作か・・・俺の予想では貴様は・・・そう遠くないうちに死ぬな。おとなしく息絶えるが良い」
「「「「「!?」」」」」
「黙れ・・・ぐっ!」
くそ・・・!殺さないといけないやつが目の前にいるのに・・・!!
「行こう、2代目・・・3月には呪われた命に完璧な死を」
「必ず・・・貴様を殺す!柳沢ぁぁぁ!!」
「失敗作がよく吠えるな・・・」
奴はそれだけ言うと、その場所を去った。そして・・・知られてしまった・・・冷華にも話してない体の事を・・・
皆がなんとも言えない雰囲気の時・・・茅野は目を覚ました
「・・・私」
「茅野さん、良かった」
皆が安心してるところ、茅野は語り始める。まるで反省してる子供のように
「最初は純粋な殺意だった・・・。けど、殺せんせーと過ごすうちに殺意が確信を持てなくなっていった。殺せんせーには、私が知らない別の事情があるんじゃないか?殺す前に確かめるべきじゃないかって」
「・・・・茅野」
「けど、この頃には触手に宿った殺意が膨れ上がって、思いとどまることを許さなかった。馬鹿だよね?皆が純粋に暗殺を楽しんでいたのに私だけ一年間、ただの復讐に費やしちゃった」
切なげに言う茅野に俺は何も言えなかったが・・・渚が動いた
「茅野にこの髪型を教えてもらってからさ、僕は自分の長い髪を気にしなくて済むようになった・・・。茅野もいってたけど、殺せんせーって名前、皆が気に入って一年間使ってきた。目的が何だったかどうでもいい、茅野はこのクラスを一緒に作り上げてきた仲間なんだ」
「渚・・・」
「どんなに苦しんでたとしても、全部演技だったなんて言わせないよ、皆と笑った日々が。殺せんせーは皆揃ったら全部話すって約束した。先生だって善人じゃない。良い事ばかりしないのはみんな知ってる。でも、聞こうよ、皆で一緒に」
その言葉に茅野は・・・・
「うん・・・ありがとう。演技もう、やめていいんだ・・」
その様子を見た俺は茅野は完全にこれから長い人生に歩めることに安心したら・・・皆が俺と殺せんせーの方を見た
「海斗・・・お前俺たちに隠してるだろ?冷ちゃんも知らない真実も・・・話してくれないか」
「・・・・分かった。だが、俺の真実は後で良いのでは?」
「いえ・・・先に土見君の事を話して欲しいです。でなれば・・・こちらも話したくっても話せません」
そんな長く話す要素はないがな・・・
「はぁ・・・・めんどくせぇから細かい話は言うつもりもなかったし・・・言いたくなかったんだがな・・・」
「海君・・・」
「・・・俺は普通の出生ではない。本当の意味での化け物だ」
「「「「「・・・・え」」」」」
「・・・話すさ。俺がお前たちにもうひとつ黙っていたことと・・・今俺の起きている異変をな・・・」
俺は目をつぶり思い出したのだ・・・・
遡るのはあの行方不明・・・ダークネスを殺すためにいなかった一ヶ月だ・・・
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします