暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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改良の時間

俺はいつも通りの朝早くに登校したのだが・・・目を疑う光景を見たのだ。なぜって?それはな・・・・

 

『おはようございます♪土見さん♪』

 

「おいおい・・・・一晩で何があった?」

 

俺はあまりの想定外の事で処理が追い付かず、考えるのもめんどくさくなった・・・

 

すると、渚たちの声が聞こえたのだ。この声は・・・・潮田と杉野か?そいつらが入ると、自立固定は・・・・

 

「おはようございます。皆さん」

 

ニコリと笑って、登場したのだ

 

「「えぇ!!」」

 

まぁ・・・当然の反応だな。俺も入ったとき固まったのだからな・・・

 

『いい天気ですね』

 

「親近感を出す為の全身表示液晶と身体、制服のモデリングソフト、すべて自作で66万6千円」

 

高っ!!何でそんな高いの買ったんだよ・・・・?

 

『こんな爽やかな一日を皆さんと過ごせるなんて、嬉しいです』

 

「豊かな表情と明るい会話術。それらを操る膨大なソフトと追加メモリ。同じく110万3千円」

 

「(転校生が…おかしな方向へと進化してきた・・・・)」

 

潮田のやつ・・・・動揺してやがるが当然だな・・。気持ちも分かるし、はぁめんどくせぇ・・・

 

「先生の財布の残高、5円!」

 

・・・・この人お金どうやって下ろしてるんだ?

 

「たった一晩でえらくキュートになっちゃって…」

 

今の発言は・・・岡島だったよな?そうそう、何で名前を覚えてるかだって?そんなもん、めんどくさいけど覚えとかないと何かあったとき困るだろ?・・・今のは聞かなかったことにしてくれ・・・

 

「何騙されてるんだよ、お前ら。全部タコが作ったプログラムだろうが。愛想良くても、機械は機械。どうせ、空気読まずに射撃すんだろ。あのポンコツ」

 

「おっしゃる気持ちよく分かります寺坂さん・・・・。昨日までの私はそうでした・・・ポンコツと言われても仕方ありません・・・」

 

あっ・・・あいつ泣いてしまったぞ?この流れって・・・

 

「あーあ、泣かせた」

「寺坂君が2次元の女の子泣かせちゃった」

 

片岡と原が文句を言っていた。やっぱりな・・・

 

「なんか、誤解される言い方やめろ!」

 

「素敵じゃないか。2次元、Dをひとつ失うところから女は始まる」

 

「竹林!それおまえの初セリフだぞ!いいのか!?」

 

俺が思ってるよりも個性的なやついるんだな・・・・

 

「でも、みなさんご安心を。殺せんせーに諭されて、私は協調の大切さを学びました。私のことが好きになっていただけるよう、皆さんの合意が得られるまで、私、単独での暗殺は控えることにしました!」

 

お手並み拝見だな・・・

 

授業が始まり、殺せんせーは質問を眠りこけていた菅谷に当てた

 

「さて、網膜の細胞で細長い方がカンタイ細胞、あと太い方は?菅谷君!教科書を伏せて答えてください」

 

慌てる菅谷だが…後ろにいた自律固定が答えを見せた

 

「えっと・・・・やっば、ん?えっと、錐体細胞」

 

答えると、殺せんせーは怒る

 

「こらー!自律思考固定砲台さん、ズルを教えるんじゃありません!」

 

その言葉に不思議そうにする自立固定

 

「でも先生、皆さんにどんどんサービスするようにとプログラムを・・・」

 

「カンニングは、サービスじゃありません!」

 

その後昼休みになり、自立固定はみんなの人気者になっていたが・・・1つ気になることがあったのだ

 

「あとさーこの子の呼び方、決めない? 自律思考固定砲台っていくらなんでも…なにか一文字とってよばない?」

 

「自律…そうだ!律は?」

 

「えー可愛いよ?」

 

その言葉に「律…」と言葉を発する

 

「お前はそれでいい?」

 

「律・・・はい!」

 

前原の問いに律は嬉しそうに笑っていたのだ。そんな光景にクラスみんなは微笑んでいた

 

そんなやり取りとは別で俺は屋根で寝転がっていた。名前を与えてもらったのか・・・

 

「良かったな・・・律」

 

俺は誰もいないのを確認してそう呼んだのだ・・・あいつはこのクラスのやつらと仲良くやってもらわないとな・・・

 

「俺だけで良いんだ・・・・・俺だけは仲間としても友達としても見てくれなくって良い」

 

俺は・・・・一人の方がいいから・・・

 

しかし、懸念することがひとつあるな・・・

 

それは・・・

 

「律の開発組が何かしら行動したら手は流石に出せないな・・・あいつの意思はあるのかそれはあいつ自身しかわからないな・・・」

 

そんな事を考えながら俺はいつも通り一人の時間を楽しみにながら授業を参加していたのだ

 

 

そして夜になり・・・

 

「こんばんは、マスター。おかげさまでとても楽しい学園生活を送らせていただいております」

 

ニコリと言葉を返す律に・・・

 

「ありえん!」

「勝手に改造された上にどうみても暗殺とは関係ない要素まで入っている」

「今すぐ、オーバーホールだ。暗殺に不必要なものは全て取り去る」

開発組は激怒していたのだ・・・

 

それも不愉快そうに

 

「こいつのルーツはイージス艦の戦闘AI、人間より速く戦況を分析し、人間より速い総合的判断であらゆる武器を使いこなす。こいつがその威力を実証すれば、世界の戦争は一気に変貌する。賞金100億などついでにすぎん。この教室は最高の実験場、怪物殺しの結果をだせば、もたらす利益は数兆円だ。親であるマスターの命令は絶対だぞ。お前は暗殺のことだけ考えれれば、それでいい」

 

律が返事する前に電源を切られたのだ・・・・

 

 

 

そして、翌朝・・・・

 

俺は朝早く行くと、律の体積がいつも通りに戻っていたのだ。それを見て俺は舌打ちしてしまった

 

「(っち、やはりアクション起こしやがったか・・・自称マスターのやつらは・・・・)」

 

そんな俺がそう思っていると、烏間先生が説明してくれた

 

「生徒に危害を加えないという契約だが、今度は改良行為も危害とみなすと言ってきた。君らもだ、彼女も縛って壊れでもしたら、賠償を請求するそうだ。持ち主の意向だ、従うしかない」

 

「持ち主と言うのはこれまた、やっかいで・・・。親よりも生徒の気持ちを優先させたいんですがね・・・」

 

そして、授業が始まる。あのめんどくさい行動がまた始まるのかよ・・・

 

すると、律は起動し始めた

 

「(・・・来る!)」

 

直感するが・・・そこには花だらけの律がいた。・・・何だと?

 

「花を作る約束をしていました。殺せんせーは私のボディに計985点の改良を施しました。そのほとんどはマスターが暗殺に不要と判断し、削除、撤去、初期化してしまいました。しかし、学習したE組の状況から私個人は協調能力が暗殺に不可欠な要素と判断し、消される前に関連ソフトをメモリの隅に隠しました」

 

ほう、マスターに反抗したのか・・・やるな。律のやつ

 

「すばらしい!つまり、律さんあなたは・・・・!」

 

「はい!私の意思でマスターに反抗しました!殺せんせー、こういった行動を反抗期というのですよね。律はいけない子でしょうか?」

 

「とんでもない、中学3年生らしくておおいに結構です!」

 

・・・俺を除くこれで27人の暗殺が加えた新たな教室が始まるのか・・・

 

どうなるんだろうな・・・・ ?




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします
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