暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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過去の時間

かっての私は死だけを信じて育った。劣悪な環境のスラムに生まれた。唯一、子供の頃から信頼できた真実は殺せば人は死ぬ。だから殺し屋となる道を選んだそれは私の天職だった

 

 

1000人も殺した私はその時に死神と語る通り名になり始めました。だが、そう長くは続かず弟子の裏切りによって、柳沢という天才科学者の所に実験材料として売り飛ばされた

 

 

売り飛ばされた私を見た柳沢は皮肉を込めて説明した

 

『明晰な頭脳に強靭な肉体、戸籍もないから死んでも文句は言われない。今回の実験の素材としてはうってつけだ。だから捕らえた。いいか、モルモット。伝説の暗殺者・・・・【死神】の新たな生活は朝から夜まで人体実験の日々だ』

 

そういわれると共に私はある部屋へ連れていかれた。その部屋はガラス張りになっており、どこからかも出られなくなっていた

 

『どうやって出ますかね・・・ん?』

 

見張りの部屋のドアが開くと女の人が入ってきた

 

『わー意外!優しそうなひとなんですねぇ』

 

『(監視役を押し付けられた類か)でしょう?何もしないから、解放してくれませんか?』

 

『ダメです。もし、解放したら私殺されますから』

 

『(この女はやりようによっては使える・・。ひとつ、気になる事がある。そのシャツ何!?)貴方は誰ですか?』

 

『あっ、はじめまして!雪村あぐりともうします!よろしくお願いします』

 

それが私と彼女の・・・初めての邂逅だった・・・

 

 

彼女との出会いも研究所で当時はなんてすごくダサい服を着ている女性なんだ?と思いましたよ・・・

 

 

 

 

そして、そこからは柳沢の実験をして過ごしていました

 

 

『(脱走なんてその気になればできるが今は時を待とう)今日もいるのですね』

 

『お疲れ様です。これもお仕事ですから・・・少し休んだら、言ってください。バイタルチェックしますから』

 

『あいかわらずダサイシャツ着てますね、雪村さん』

 

『こ、こ、これも駄目!?独房生活の清涼剤になればと思ったのに!』

 

『正直、いらっとします』

 

『好きなブランドなんですけどねぇ。私の生徒にも何故か評判悪いんです』

 

『?生徒・・・ですか?』

 

私は普段はスルーしていたのですがその言葉には何故か反応を示しました。私がそう反応すると彼女は説明をしょうとするが・・・

 

『あぐり!!データチェック取るのに何分かかってる!?』

 

不機嫌な様子で来たのは”柳沢”だった。そんな柳沢は彼女の頭を掴みながら罵倒をしていた

 

『お前の親父がうちの下請けだから、お情けでお前をもらってやるんだ。恩に報いろ!!俺の命令には誠心誠意、全力でしたがえ!』

 

あぐりの頭を掴み、そう言った後、私の方に向く

 

『じゃあな、モルモット。また明日』

 

『・・・・』

 

正直、彼は見てて関わりたい人物ではなかったです。しかし、今ここで脱走しても得がないから従ってるにすぎない

 

 

ーー生命の中で反物質を生成させるーー

 

それが柳沢の研究の核心だった

 

反物質生成に必要な粒子の加速サイクルを生命のサイクルに組み込み、巨大なエネルギーで細胞のエンジンを始動させる仕組みだった

 

実験の中、私が彼に言う時もあった

 

「柳沢、手足が大分しびれますね、寒気が少々」

 

「さんをつけろ!末梢神経障害が出てるのか・・・」

 

ぶつぶつとつぶやく。最も彼に“さん”をつけるなど、私は絶対に嫌でしたから・・・しかし私自身が実験をたくみにコントロールすれば、成功確率はさらに高まる。人知を超えた破壊の力が手に入る。そのために耐えよう

 

 

『うわぁ…今日はチェック項目が多いな。急いで進めないと、また叩かれちゃう』

 

実験が終わり戻るとあぐりは困ったように言う

 

『叩かれると不都合でも?』

 

『まぁ一応。本職は教師ですから、頭悪くなったら困ります』

 

『教師・・・?』

 

話していると、『あぐり!』と不機嫌な声が聞こえた

 

その声に“びくっ”と肩を震わせるあぐり

 

『待たせるな!と何度言えば分かるんだ!』

 

『ご、ごめんなさい!いまやります!』

 

あわあわさせ、慌ててやろうとするあぐりに柳沢は怒りながら・・・・

 

『体力と事務処理だけがとりえだろうが!!モルモットの観察一つできないのか!言って駄目なら身体に教える・・・』

 

柳沢があぐりを叩こうとした瞬間、当時の私のクラップスタナーが放たれると彼は気絶した。その様子にあぐりは驚いて聞いてきた

 

『死神さん・・・何をしたのですか?』

 

『マヒさせただけですよ。これで明日も教師ができますね』

 

私が笑うと彼女も安心したように笑っていた

 

そしてそこに来て3か月もたつ頃には・・・殺し屋と教師は旧知のように打ち解けていた

 

あぐりは問題作りに頭を悩ませていた。すると、私が口をはさむ

 

『二次方程式ならこのくらいひねらないと、歯ごたえがない。進学校の生徒相手なら、なおさらです』

 

『うわぁ・・・本職の教師が殺し屋に授業されてる・・・・。私より教師向いてますよ、死神さん』

 

『まぁ、仕事上大学教授にも化けますからね。ですが、私に教師は向いてない。一人だけ教え子がいたんですが裏切りまして・・・そのせいで私がここにいるんです』

 

私はため息をつきながら彼女に事の顛末を話して、何故こんなにわからないのか?と考えているとそんな話を聞いてあぐりは・・

 

『分かる気がする。多分、その生徒は”見てほしかった”だけなんですよ。あなたに』

 

『ちゃんと見てたんですがね。能力や性格をよく見るのは人心掌握の基礎ですから』

 

その答えに私は戸惑っていました。なぜそうなのか?っと考えようとすると電気ショックが襲ってきました

 

 

『リラックスタイムは終わりだ、モルモット。拘束台にのれ、実験再開だ』

 

柳沢の声が聞こえた。そしてその日も過激な実験で血をはきましたがねぇ・・・

 

自分が生贄であること、死神が人ならざる存在に変わっていくこと、それらを感じながら、彼女は余計な事は聞かず、何も聞かないでいつも通りに笑って言う

 

『今日もお疲れ様でした。少し休んだらバイタルチェックに入ります。後はいつもみたいにお話しましょう?』

 

ただまっすぐこちらを向いて、今日も彼女は平和に笑う”

そんな姿を見て、感じたのは・・

 

『(そう、か・・・“見る”というのはこういうことか)そうしましょう。学校のテスト問題は?』

 

私は知った・・・・誰も姿を見せなかった伝説の殺し屋は見られることが嬉しい事だとその時に初めて知った

 

 

さらに季節が巡り、彼女の教え子たち・・・椚ヶ丘中学3年E組が入れ替わる頃、それは三日月が生まれる、2週間前・・・・

 

 

 

悲劇が近づいてきた・・・

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!
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