暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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過去の時間 Ⅲ

私は閉じ込められた場所から脱出してあらゆるものを破壊していた。あまりの破壊力に私は嬉しく仕方がなかったのだ

 

『(この圧倒的な力だ・・・。素晴らしい・・!!)ありがとう、柳沢。お陰で無敵の力を手に入れたよ・・・。私の先導があったとはいえね』

 

その圧倒的な力に柳沢は怒り心頭だった。まさか、脱走されると思わなかったのか悔しそうに歯軋りしていた

 

『(この俺が嵌められたと言うのか!?モルモットごときに・・・・!!)くそっ!警備兵を集結させて奴を迎え撃て!図に乗るな、モルモット・・・。我々はただ実験に終始していたと思うな!!』

 

そんな柳沢たちが率いているの見えた私は次々と警備を倒したのだ。そんな彼は私を目の前にして余裕そうに笑いながら説明した

 

『貴様はここで終わる。情けない死になるだろうな!』

 

『ほう?どのようにして・・・!』

 

私が一歩歩くと、センサーが反応したのか触手が私の体を突き刺したのだ

 

『(触手地雷。反物質生物の副産物だ。センサーをつけて制御すれば、亜音速で襲う武器となり、人間に移植すれば、強靭的戦闘力が手に入る)殺ったか・・・なっ!?』

 

『残念ながらこの程度では死にませんね!』

 

『っ!?!!!!』

 

私が暴れまわると柳沢の目に触手地雷が突き刺さったのだ。まぁ、正直彼がどうなろうがどうでもよかったのは事実だ

 

 

 

どのくらいたったのか・・・どのくらい暴れたかのか・・・はっきりわからないが私は崩壊した月を眺めながらこう思っていた

 

『どのみち、一年後には死ぬ身だ。ここで死んでも構わない。地球に共に死ぬのも悪くない・・』

 

『ダメ!』

 

『!・・・あぐり?』

 

空を飛ぼうと思った私は私をもっとも知ってる彼女が制止の声が聞こえた

 

『離してくれませんか?』

 

『離しません!(そっちに行ってしまったら・・・あなたはもう・・もう戻れない!)』

 

すべて見えていた…。すべてが見えていた気になっていた。しかし、私を見ていた彼女の存在が、私には見えていなかった

 

ヒュンッ!!

 

『・・・あっ・・・』

 

その瞬間、反応した触手地雷があぐりの身体につらぬいた

 

『・・・・!?あぐり!!』

 

私は地面に倒れそうになっいるあぐりを慌てて抱き寄せたのだ。

 

『何故!?止めに来たのです!?』

 

『声くらいじゃあなたは止めきれない気がして・・』

 

あぐりはそうゆっくりというと、私は激しく後悔したのだ

 

たった0.1秒早く気付いていれば、守れた・・

 

触手を医療に使う訓練をしていれば、救えた・・・どうして・・気づく時間はたっぷりあったのに・・・!!

 

 

『(殺す力も壊す力をどうして誰かの為に使わなかった!!どうして・・・どうして!・・・私が殺したも同然だ・・・』

 

『そんなわけないじゃないですか・・・。私がそうしたかっただけ、それにあなたならたとえ殺されても・・・いい。それくらい大切に思えるから・・・。きっとあなたもそんな相手に巡り合えますよ・・・』

 

『君なら殺されても悔いはない。だが、君以外にそんな相手がいると・・・?』

 

『ゲホゲホっ・・・。もし、残された一・・・貴方の時間をくれるなら・・あの子達を教えてあげて。あなたと同じ、あの子達も闇の中をさまよっている。真っ直ぐに見てあげれば・・・きっと』

 

もう意識が保つのも限界だったのか、喋るのが限界だったのか喋る力なくなっていた・・・

 

『貴方の素敵な触手・・・きっとあなたは・・・素敵な教師に・・・なれ・・・ま・・す』

 

私の頬に触れ、力を抜けたように意識を失った。・・このときにもう彼女の人生は・・・もう終えてしまった・・・私はあぐりをゆっくりと地面に降ろすと、そっとあぐりの髪にさわって、プレゼントを開けた

 

『・・・ださい』

 

 

ようやく気付いた、彼女の欠点は魅力でもあったんだ・・残された時間を教師である事に使おう。あなたが見続けてきた生徒たちを私の目で見続けようどんな時でもこの触手を離さない・・・

 

亡骸の彼女に私は確かな約束を果たそうと決め・・・研究所を脱出した

 

 

 

そして現在・・・・私は君たちの教師として・・・彼女の約束を守るためにも・・・こうして目の前に立ったのです

 

 

 

 

 

 

土見side

 

・・・・殺せんせーが先生になるきっかけ・・・あまりにも悲しく切ない・・・

 

「先生の話は以上です。先生の教師としての師は雪村あぐり先生です。目の前の人をちゃんと見て、対等な人間として尊敬し、一部分の弱さで判断しない。彼女からそういう教師の基礎を学びました」

 

「うっうっ・・・お姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・」

 

「カエデちゃん・・・(ギュッ・・・)」

 

「茅野・・・」

 

殺せんせーの過去と姉の壮絶な死に茅野はただひたすら泣いていた。そんな茅野に冷華は優しく抱き締め、渚は心配そうに茅野を見ていた

 

「先生は自らの知識と経験を足して、皆さんと向きあう準備をしました。自分の能力の限りをつくし、君たちに最高の成長をプレゼントする。その為にはどんなやり方がベストなのか?考えて、考えて、たどり着いたのは先生の残された命を使った”暗殺教室”です」

 

俺は目をつぶり、殺せんせーの覚悟と信念・・・そして何よりも茅野のお姉さんの遺志をついだきっかけを聞き・・・受け継がれる意思・・・・か

 

「殺せんせー・・・貴方は・・・だからこいつらにも話したくないのは分かった・・・」

 

「・・・・」

 

「はぁ・・・今のこいつらは考える時間が必要だろう。茅野の状態の事もあるから・・・もうここで解散していいのでは?」

 

「そうですね・・・土見君だけは残りなさい。それ以外は・・・」

 

・・・恐らく俺の体だろうな。聞かれるということは・・・。ってか、冷華も聞かすべきなのか・・・悩むがまずは聞く方がいいな

 

「わかりました。冷華・・君も残るのなら構わないがどうする?」

 

「えっ?・・・残ります。(海君の体の事も気になりますし・・・)」

 

「では、茅野さんは烏間先生に任せてもよろしいですか・・・?どうしても彼と話したいこともありますから」

 

「・・・分かった。君達は其々の家に帰るように。茅野さんは俺達が責任もって病院につれていく」

 

烏間先生の一声に其々は沈痛になりながら、家へ帰っていったのだ。恐らくあいつらは今大きな壁にぶつかったと思う・・・・

 

 

皆が帰っていったの確認すると、俺と冷華は殺せんせーに向き合っていた。殺せんせーは神妙そうに俺の方へ見たのだ

 

「・・・土見君・・・君は大きな嘘をいってますね」

 

「えっ・・・」

 

「・・・なぜそう思うのですか?俺は『連戦での疲れだ』と言いましたが?」

 

「そこが一番の嘘です。君は所々胸元を押さえて苦痛な顔をして戦ったていた。何よりも、連戦での疲労で血を吐くことはあり得ません。君は・・・・病を犯されてるのですね??」

 

ばれてないと思ったが・・・・流石に殺せんせーの目では誤魔化せないか

 

「・・・・はい」

 

「そんな・・・・」

 

「・・・・やはりですか・・・。君が隠す訳は・・・恐らく、連戦から来る吐血ではない事から考えると・・・結核ですか?それとも・・人工生命ならではの病ですか?」

 

「・・・さぁ?俺はわからないです。まぁ、俺の体に関してはほっておいて・・・あいつらはきっと大きな壁にぶち当たってますよ・・・」

 

「大きな壁ですか・・・」

 

冷華も思い当たる縁があるのか、考えていた。俺の体は・・・恐らく進行はしている可能性もある事を考えたら・・普通の病気には当てはまらないと思う・・・

 

だけど・・・

 

「俺は既にどうしたいかは決めている。あとはあいつらの答え次第だ・・・」

 

「そうですね・・・。それに海君は暫く休んだ方がいいです」

 

 

「そうですね・・・。土見君」

 

俺は冷華とともに帰ろうとすると殺せんせーに呼び止められたのだ。俺の体に関してまだ聞きたいことが?

 

「なんですか?」

 

「・・・君はもっと生きれると先生は思いますよ。人を頼りなさい・・・君が助かる方法は必ずあります」

 

 

え・・・?

 

 

何で?と聞こうと思ったら、殺せんせーはマッハで飛び去った・・・

 

俺の体に関しては・・・もう助からない可能性もあることはばれているのか・・・?そう疑念持ちながらも、冷華と家へ帰ったのだ・・・

 

 

 

ーー今思えば・・・殺せんせーは俺のこの先の予想がついたのか警告を出してきたのだ。寒い冬・・・今・・・其々何を思う・・・?

 




ここまで読んでいただきありがとございます!これからもよろしくお願いします!
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