俺と冷華は遊馬さん達の家で遊んだ翌日に・・・俺の携帯に電話がかかってきた。こんな朝早くに電話?しかも、時間は8時・・・いたずら電話なら許さない
「もしもし、土見だが?」
「《あっ、海斗か?今、時間は大丈夫か?》」
「問題はない。こんな朝に電話とは・・・なんか悩みごとか?悠馬よ」
「《・・・・あぁ。少しだけ話す時間がほしいんだが・・・今日大丈夫か?》」
「わかった。場所はどうする?なんだったら俺らの家でも良いぞ?」
「《ならお願いする。二時間後にそちらにいくよ》」
俺は悠馬の言葉に了解というと電話は切れた。さて・・・悠馬が電話かけてくると言うことは・・・大体のことは察した
俺は下に降りて、冷華に悠馬が来ることを伝えにいったのだ。恐らく、悠馬の話したいことは、きっと殺せんせーのことだ
「冷華・・・悪いが二時間後に悠馬が来るから、いいか?」
「はい♪悠ちゃんの事ですから・・・ケーキを買っときますね♪?ご家族さん分のを購入しときます。ついでにこの間の貰ったものを渡します?」
「そうするか。俺たちの記憶が間違えてなかったら、甘いものは嫌いではなかったはずだから向こうの家族も喜ぶだろう」
俺と冷華は見合わせて笑っていた。恐らく、あれを出されたら悠馬の家族は嬉しそうに食べるだろう
二時間後・・・・
ピンポーンとインターホンがなり、俺が出ると私服姿の悠馬がいたのだ。なんか・・・あいつの私服を見るのも珍しいな・・・
「よう、きたか・・・悠馬」
「おう、きたぞ・・・海斗」
俺たち二人にとってはこれが普通の挨拶なのだから、そんなに多く語らなくっても分かる。俺は悠馬を玄関から上げて、とりあえずリビングの方にまず連れていった
「ここの家に入るのは何年ぶりだ?悠馬」
「数えてないからなー。ものすごく久しぶりだけどな。あっ、冷ちゃんお邪魔するな?」
「はい♪いらっしゃい」
「和室でしゃべる方がいいか、此処で喋る方がいいかどっちが良い?」
「うーん・・・ここでいいよ。和室はまた別の機会に」
悠馬の意見を聞いて、俺と悠馬と冷華はリビングの方で話をすることにしたのだ。紅茶を置いて、俺らは向き合う体制になった
「さて、悠馬が俺たちに相談と言うか、話したいのは殺せんせーの事だな?」
「あぁ。・・・なぁ、海斗と冷ちゃんは・・・殺せんせーを殺すべきだとおもう?それとも・・・助ける方法を探してみる??」
「「・・・・・」」
「殺せんせーは沢山の事を教えてくれた。そして、俺達E組を・・・人としても成長させてくれた人だ。そんなあの先生に・・・あの過去を聞いてから・・・殺したくないという気持ちが強くなったんだ」
「だが、殺せんせーを殺さないと、3月まで地球が爆発する可能性もあるだろ?」
悠馬の気持ちもわかる・・・
殺せんせーを殺したくない気持ちもわかるし、あの過去を聞いた面子は今も苦悩はしているだろうな
「わかってるよ。それでも・・・俺は・・・。それに・・こんなに悩むと思わなかった。もし、中途半端な判断をしたら・・俺は自分を許せそうにない!!」
「悠ちゃん・・・」
「(こいつはお人好しな部分もあるからこそ・・・悩みも持ち抱えやすい。きっとこいつは・・・他のクラスに相談はしにくかったんだろう)・・・それで良いんだ。悠馬」
「えっ・・・?」
俺は顔を俯いていた悠馬に優しく語りかけた。俺は本当にまともな答えは教えれないが・・・俺の思ったことは言える
「それでいいんだ」
「なんで・・・?」
「海君?」
「人は悩み・・・苦しみ・・・考え抜いて抜いて・・・その答えがたどり着くまでが大変だ。しかし、その答えにきっと・・・きっと自ずと答えが見えてくるはずだ」
「・・・それは海君が経験しているからですか?それとも・・・何かに悩んでいるから魔だ答えがたどり着いていないのですか?」
「・・・・答えは今も探してる」
冷華は俺の方に向き、真っ直ぐと問いかけてきた。答えか・・俺自身は未だに自身の事への答えは出てこないのもあるが・・
だけど・・・
「だけどな、いつだって最後は自分にしか答えてくれないと俺は思う。決めるのも自分だからな」
「・・・決めるのも自分・・・。ありがとう!海斗!冷ちゃん!」
「何だかスッキリした顔になりましたね?」
「二人にやっぱり、相談して正解だ!ありがと!」
「お礼を言われるほどの事をしてない」
「殺せんせーのお話も終わりましたから・・・昔話をしませんか?勿論、悠ちゃんの時間が大丈夫でしたらです」
「おっ、たまには良いな!」
「気分転換には良い話だな」
俺も悠馬も冷華の意見に賛成して、昔話を懐かしく思い馳せながらたくさん話し込んだ
尚、悠馬の帰り際に家族分の美味しい物をたくさん渡したら、その日の磯貝家はいつも以上にテンション高かったとか・・?
そして・・・・
年が明けて迎える最後の2ヶ月・・・・
三学期が始まろうとしていた・・・・・
一生忘れることのない残りの時間へと・・・・時間は止まることを知らず今も進んでいた・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回もよろしくお願いします!