早朝、俺は朝早くに起きていつも通りに・・とはいかず起き上がりが苦しかった
「ゴホッゴホッ・・・・・。くそ・・・・!」
咳が止まらず悪態をついていた。
多分・・・進行してる可能性がある・・・・確証はないがな
「頼む・・・・!もう少しだけ・・・体保ってくれ!」
殺せんせーに相談したらもしかったら治る可能性もあるかもしれないが・・・今は相談したくない。只でさえ、あいつらが今大きな悩みが迎えている中・・・言えるはずがねぇ・・・・
「おはようござます・・・・!?海君!」
「だ・・・大丈夫だ。ほんとうに(血は出ていないから大丈夫だ)」
「そ、そうですか。今日から三学期ですね」
「あぁ・・・・。俺の勘だが今日は一波乱ありそうだな」
「?勘・・・ですか?」
冷華は可愛らしく首をコテンっとしていた。ふぅ・・・痛みも収まったから・・・話せるな
「あぁ・・・勘だ」
俺らは朝御飯を食べ終えて、家を出てE組の校舎を歩きながら冷華は俺の体を聞いてきた。多分・・・隠すことはできないからな
「海君の病・・・進行してるのですか」
「・・・あぁ」
「なら、病院に行って診断してもらった方が・・・!それか殺せんせーに・・・」
「いや、少なくとも・・・それは避けたい。俺の出生とかの事を考えると・・・な。殺せんせーに関しては今は相談しない。今はな・・・」
「(多分海君・・・誰にも相談することなく、自分の助かる方法も探しそうですね・・・)無理だけはしないでください」
俺は冷華の不安そうな顔を見て、申し訳ないと思いつつも今は殺せんせーをどうするのか、あいつらの答えが聞きたい。・・・・まぁ、たとえクラスの敵に回っても俺の答えは変えるつもりはないがな・・・・
E組の教室に入ろうとすると、イリーナ先生があいつらの前で普段とは違い真面目に語りかけていた。入る前から分かるが・・・教室の雰囲気が暗い。
「一番愚かな殺し方は感情や欲望で無計画に殺すこと。これはもう動物以下。そして、次に愚かなのは自分の気持ちを殺しながら、相手を殺すこと。報酬と共に多くのものを失う。あたしのようにね」
俺らが近くにいるのわかってないのか、あいつらは暗い雰囲気を出しながら聞いていた。
「散々悩みなさい、ガキ共。あんたたちの一番大切な気持ちを、殺さない為にも」
そういうとイリーナ先生は教室を出ると・・・俺と冷華が目の前にいるの気づいたら、恥ずかしそうにしていた。まっ、普段の柄ではないと内心思ってるだろう
「・・・あんた達はどう決めているのかしら?特に土見・・・あんたなら分かるはずでしょ?」
「殺すとはどう言うことか・・・ですよね?」
「そっ、あんたが復讐したい相手がいたとしても・・・その命を奪うことに迷いはないのかしら?」
「俺は奴を殺さないと言う選択はない。だが、ここの教室は別です。殺せんせーをどうしたいのかは・・おれ自身の答えは既に出ています」
「そう・・・」
俺の答えを聞いた先生は職員室へ戻ると・・・渚が俺達が来たのも見て・・・決断したように声かけてきた
「二人とも・・・時間あるかな?この後皆と話したいことがあるんだ」
「構いません。海君は?」
「・・・・わかった」
「ありがとう」
そういって、教室の外へ向こうとする渚に俺は声かけた
「潮田」
「?」
「・・・・お前の考えもあると思うが・・・俺も俺の考えがあることを忘れるな」
「・・・うん」
俺と冷華は荷物をおき・・・皆が待っている外へ向かった。あいつが俺らに声かけると言うことは・・・あいつの答えも見つけたのか
そう思いながら外へ出ていくと、それぞれが木を背にして聞いてるものもいれば腕を組んで待ち構えて聞く体制の者もいる中、渚は・・・重々しく口を開いた
「皆にどうしても相談したい事があるんだ・・・」
「どうしたの?」
茅野が不思議そうに渚の相談を聞き返していた
「出来るかどうか分からないけど、殺せんせーの命を助ける方法を探したいんだ」
渚はそう切り出したのだった。どのくらいたったのだろうかしばらく沈黙が走り・・・最初に口を開いたのは・・・
「私は賛成~!殺せんせーともっと楽しみたいもん!」
「だな」
「渚が言わなかったら私がいっていたわ」
倉橋、杉野、片岡が賛成というと、皮切りに何人かも渚の意見に賛同する
しかし・・・・
「こんな空気の中悪いけど・・・私は反対よ」
「・・・・え」
中村が渚の意見反対すると、渚は驚いていた。それを皮切りに今度は渚の意見に反対の意を示す者が発言した
「アサシンとターゲットが私たちの絆。そう先生が言った。この一年で築いてきたその絆、私も本当大切に感じてる。だからこそ、殺さなきゃいけないと思う」
「助けるっていうけどよ、具体的にどうするんだ?」
「俺らだって、考えなかったわけじゃねぇ。けどな、もし方法が見つけられずに時間切れしたらどうなるよ?」
「あのタコがそんな半端な結末で半端な生徒で喜ぶと思うか?」
中村の意見に続くように、村松、吉田、寺坂が続けて言うと渚は動揺しながらも答えようとすると・・・・
「才能ある奴ってさ、何でも自分の思い通りになるって勘違いするよね?・・・・ねぇ、渚君。随分調子にのってない?」
「えっ・・・?」
「E組で一番暗殺力があるの、渚君だよね?その自分が暗殺やめようと言い出すの、才能がないなりに必死に殺そうと頑張ってきた奴らの事も考えない。それって例えるならモテる女がブス達に向かって、たかが男捜しに必死になるの辞めようよ、とか言ってる感じ?」
「そういうつもりないよ・・・暗殺ならカルマ君の方が上じゃない・・・」
「そういう事言うから尚更イラつくんだよ・・・。実は自分が一番力弱い人間の感情理解していないんじゃないの?」
「違うよ!そう言うんじゃなくて・・・もっと正直な気持ち!カルマくんは殺せんせーの事嫌いなの?映画一緒に見に行ったり、いろいろ楽しかったじゃん!」
渚はそう反論するが、カルマはその問いにイラついたような表情をする
「だから!そのタコが頑張って渚君みたいなヘタレを出さないために楽しい教室にしてきたんだろ!殺意が鈍ったら、この教室成り立たないからさ!その努力も分かんねぇのかよ!身体だけじゃなく、頭まで小学生かい」
!言い過ぎだ!赤羽!!と言おうと思うと・・・渚は反抗な目になったのだ。それが気にくわなかったのかカルマは・・・
「えっ、何その目。小動物のメスの分際で人間様に逆らうの?一度でも喧嘩で勝ってから言えば?受けてやるから、来いって」
ほら!ほら!と突き飛ばし続けるカルマ。しかし、渚はカルマがネクタイ持った瞬間、渚はカルマの首に両足をかけた
あれは・・・飛び付き三角絞め?!
そして、渚はいつもよりも大きな声でカルマの言葉に反論していた
「僕だって・・・半端な気持ちで言ってない!!」
「渚君・・・いつの間にあんな技」
「けど・・・格闘でカルマに敵う奴なんて」
不破と木村が言う通り、カルマは格闘は強い。そんな渚の行動にキレた
「こいつ・・・!」
はぁ・・・・
「「!!!?!」」
「お前ら少し頭冷やせ・・・赤羽も潮田も・・・(影真似の術・・・成功)」
「土見・・・!!」
「う、動けない・・・!」
俺はこの二人の喧嘩にあきれながら術で止めたのだ。本当はもっと武力で止めてもよかったが、こいつらは今冷静ではないからな・・・
「お前らの意思はわかった。助けたいものと殺した方がいいもの・・・。だが、しっかりともっと話し合って決めても良いと俺は思う」
「・・・・なんだと?」
「土見君は助けたくないの!?殺せんせーを!?」
「ふぅ・・・現実を見ろ。潮田も赤羽も。その一つの決断で人生を狂わすことなんて簡単だ。だからこそ話し合えといっている。・・・どちらも不満あるなら俺が直接相手するぞ?」
「「っ・・・!」」
俺は殺気を二人に向けながらもっと言おうと思うと・・・・
「喧嘩はそこまでです!!」
俺達三人の間に入り込んでくるものがいた・・・・
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