暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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衝突の時間

俺と悠馬はお互いのナイフがぶつかり押し合っていたが・・・やっぱり一撃で仕留めるのは厳しい

 

ならば・・・次にとるべき手段は・・・!!

 

ガジッ!!っと悠馬の左手と俺の右手つかみ合いながら次の手を考えていた。

 

「(手は両方無理なら、これならどうだ!!)はぁ!!」

 

「っく!」

 

俺の足払いに悠馬は体制を崩した。もちろんその隙を逃さない俺はナイフをもってる左手で振り下ろそうとすると、悠馬はすぐに右手に持ってるナイフを使って防いだ

 

「足元が隙だ・・・)貰った!」

 

「甘い!!」

 

「なっ!?」

 

「お前なら・・・・そう来ると思ったからな!」

 

俺はバック転で後ろに飛び、悠馬はその隙に体勢を起こした。ここまでなら普通だが・・・悠馬は頭がいいからどのように攻撃してくる?

 

「なぁ、悠馬?もうひとつ俺らだけのルール決めないか?」

 

「俺らだけのルール?」

 

「そう。この戦いのルールは殺せんせーに説明されたのがひとつだが、もうひとつ付け加えるなら俺らの戦いの時だけは・・・倒れたら負けということでいいか?」

 

「倒れたら負け・・・。わかった、その勝負受けよう」

 

 

そう決めた俺と悠馬は証人として、律と矢田と速水にしてもらおう

 

「倒れたら負けと俺と悠馬は決めたから、それの証人な?」

 

「たのんでいいか?」

 

「・・・わかった。矢田もいい?」

 

「うん。律も『わかりました』と言っているから、これで思いきりぶつかり合ってね?(本当は血を見るのは嫌いだけど・・・)」

 

「ありがとう・・・・」

 

俺は三人に礼を言い終えて、指を2本たてて悠馬に向かって構えていたのだ。対する悠馬も俺の意思がわかったのか俺を真似して構えていた

 

「海斗・・・本気でこいよ?」

 

「当たり前だ・・・・律・・・合図頼む」

 

お互いに片手に指を2本立てて相手を見ていた。始まりの合図を促したのだ。神経を高めろ!緊張を高めろ!極限まで・・・相手から目をそらすな!!

 

「《・・・・はじめ!!》」

 

「「はぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

俺は右足を振り上げると悠馬も蹴りあげていた。読まれていた!?なら!!

 

「(飛んで空いてる軸足の踵で・・・)当てる!!」

 

「っー!?」

 

「よし!」

 

俺はよろけた悠馬にすぐに寄りながら体勢を直される前にナイフで当てようと思うと・・・

 

「(ニッ)今度は・・・俺がチャンスだな!」

 

「何?」

 

「はぁ!!」

 

「(アッパ!?まずーー)ぐぉ!?」

 

いきなりの悠馬の攻撃に耐えれるはずもなく、まともにアッパを顎にくらい、軽い脳震盪を俺は起こした

 

「うぉぉぉぉぉ!!!」

 

「!(その隙を逃さずに、追撃か!流石だな・・・だが・・)そのぐらいで倒れる俺ではない!!っら!!」

 

「おっと!危ないな」

 

「そう言いながらも冷静に交わせているから問題ないだろ!?」

 

「お前も大概、冷静に対応してるじゃないか!?」

 

殴る・・・蹴る・・・隙を見てナイフの攻撃を俺たちはひたすら繰り返していた。お互いに唇が軽く切れたり、打撲ができていた

 

「やっぱり・・・お前とこうして本気で戦うのはいいな!」

 

「海斗相手なら・・・思いきりぶつかっても問題ないから俺もやり易いがな!!」

 

「それは・・・!お互い様・・・だろ!!!」

 

「はは、違いないな!(海斗からのナイフの攻撃が俺の勝つ最大のチャンスだ・・・失敗は許されない!海斗は手強いけど・・・)」

 

悠馬のやつ・・・何かたくらんでるな?だけど・・・勝つのは・・・

 

「「(この俺だ!!)ああぁぁぁぁ!!!!」」

 

 

バキッ!!!

 

お互いの拳が頬に当たり、よろけたのだ。今のはいいパンチだ・・・

 

「くっ、さすがに痛かった・・・」

 

「それはこっちの台詞だ・・・本当に悠馬のは良いパンチで痛かったぞ?」

 

「お互い様って訳か・・・!」

 

俺は唇に血が出ていたので、血を手で拭きとり再び悠馬をにらんだ。悠馬は強い・・・それは誰よりも俺が知ってるからこそ・・

 

「お前のそのまっすぐな拳で意思がこもってるんだ・・・だからこそ・・・避けないで受け止める!!」

 

「ありがとう・・・。俺もお前の拳をしっかりとうけとめる!!」

 

そう言いながらも、俺たちは攻撃の手を緩めずお互いに顔が打撲になろうが・・・骨折なろうが・・・

 

止めなかった・・・・

 

「(お互いに意地っ張りなところがあるからこ・・・・」

 

「(海斗は我慢するところが見られるからこそ・・・)」

 

「「負けるか!!」」

 

ばごっ!!っと良い音がお互いの頬に当たったのだ。当然よろけた俺らは皮肉にも同じ考えであり・・・

 

「っはぁ!!」

 

「はぁぁぁ!!」

 

隠していたナイフでそれぞれの心臓を当てようと動き・・・・

 

「「(負けたくない!!)うぉぉぉぉぉ!!!」」

 

ザクッ・・・そんな音が当たり響き・・・結果は・・・

 

「「・・・・・」」

 

「《・・・・青組・・・磯貝悠馬さん、黄組土見海斗さん・・・共にアウトです。これにより中立派は敗北決定です》」

 

俺と悠馬の決着は・・・相討ちだった・・・・・

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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