俺と悠馬の決着は相討ちで終わった・・・・。そして、これで俺が負けたことにより事実上、中立派は消滅した。
残すのは殺す派と殺さない派のどちらに転ぶことになるのか・・・・見届けないとな
「けどまぁ・・・・悠馬と本気でぶつかり合えたから・・・俺は満足だな」
「俺もだよ。いてててて・・・」
「まぁ・・・・結果は相討ちだったが、俺の方が格闘は上だったな」
「嫌々、海斗よりも俺の方が格闘は上だよ。ほら傷跡も海斗より、少ないぞ?」
「「・・・・・もう一回本気の勝負するか!?(ガシッ)!」」
「お二人ともやめてください(パシッ)!」
「「イテッ!?」」
俺と悠馬が第2ラウンド入ろうとしていたら、誰かが俺らの頭を叩いたのだ。
いったい誰が・・・?と思って横を見ると・・・俺と悠馬は驚いた声を出した
「れ、冷華!?」
「いつの間に・・・」
「殺せんせ―に無理をいってこちらに来たのです。お二人とも・・・正座してください」
「「あっいや・・・」」
「正座・・・してください」
「はい・・・・」
俺と悠馬は冷華の微笑みがものすごく怖かったので観念して正座した。
うん・・・・やっぱり・・・
「「(冷華は優しい分怒ったら怖い・・・・)」」
俺と悠馬は同じことを思いながら苦笑いしてると、冷華から叱責が飛んできた。
うん、さすがに今回の本気の喧嘩という名のは・・反省した・・・・。因みに矢田達は先に殺せんせ―の方へ向かったのでどんな風に怒られてるのかは知らない
しばらくして俺らは解放されて皆がいる場所に向かって歩いていたが・・・
「てめぇや茅野や三村や神崎みてぇに予想外の強さを見せた奴らがいた。一方で、期待どおりに暴れ回った奴らがいたり、次こそは燃えている奴がいたり、ちゃらんぽらんに見えてくそ真面目な奴がいたり・・・」
俺と悠馬と冷華は殺せんせ―の方へ近づくと寺坂が神妙な顔で話していた
「ただのチビだと思ってた奴が殺しの天才だったり、天才と思ってた奴が実は隠れて努力してたり、どっちが勝っても文句はねぇよ。こんだけ色々人材がいりゃ、どんな難題もクリアできるかもしれねぇ。それに・・・・めんどくせぇと言いながらも不器用にクラスを見守りつつ、未だに悩んでるバカもいるからな」
「・・・お前にバカとは言われたくないわ。その不器用なやつは」
「あっ?・・・お前らなんで殴りあった顔ができているんだ?」
俺と悠馬はお互いに肩を組ながら殺せんせ―の方へ戻るとみんながビックリしていた。そりゃあ・・・普通はナイフで刺すからな・・・
「ヌルフフ。その様子だと、二人ともかなり激しく殴りあったみたいですねぇ?・・・青春らしく・・・先生は羨ましいですよ・・・」
「「「「何落ち込んでるんだよ!?」」」」
「だって・・・先生は青春らしい人生歩んでないのですから!!!あぁ・・・何か自分で言ってて哀しくなりました・・・」
自分で言ってて落ち込むとか・・・・この先生は自爆してるパターン多いからなー。例えば、月一回の脱皮も堂々としていたが、その後の暗殺のこと忘れていたよな・・・
「本当に・・・めんどくさいところで落ち込みますね」
「にゅや!?!先生そんなにめんどくさいですか!?」
「変なところめんどくさいですよ?先生は」
「そ、そうなんですか!?先生はめんどくさくないですよね!?」
「「「「「いや、先生拗ねるとめんどくさいですよ」」」」」
「にゅゃ!?!!!!!泣きますよ!?」
「そんなことよりも「そんなことよりもですか!?!」・・・遂にぶつかり合うぞ?」
俺がそういうと、皆も渚とカルマがぶつかり合う瞬間を見届けようと見ていた。そして、先程まで落ち込んでいた殺せんせーは毅然とした態度をとり・・・ナイフを持って向かい合う二人にエールを送った
「勝利欲・・・征服欲、若者に許された大いなる闘争心!!先生のことなど忘れてしまいなさい!そこにあるのは君たち自身の答えです!」
「「(絶対に・・・)ねじ伏せる!!」」
そして、二人は駆け出していった。先制攻撃はカルマが渚に攻撃するも、渚は攻撃を避けながら、カルマにタックルをかます
しかし・・・
「ぐぅ!!」
渚の力ではカルマを地面に倒すことはできなかった。どうやらパワーの差は明らかだ
「格闘は赤羽が上だ。今の攻撃でも、倒れることなくたっているからパワーは潮田には不利だ」
「あぁ、やっぱりパワーの差は圧倒的だな」
「ナイフを当てれば勝ちですが、カルマ君の格闘技術はそこまでの流れを有利に運べます。一方に渚君にも注目です。ナイフをもう一本携えている」
俺たちが今の流れを見ててそう評価すると、殺せんせーが解説し始めた。もう一本だということは・・・
「あれをするのか?あいつは・・・」
「間違いなければ・・・猫だましの準備だ」
「猫だましですか?」
「あぁ。渚の最大の武器だ・・・しかし、それでは厳しい。相手はあの赤羽だから、警戒はしてるはずだ」
「いつになく土見君は滑舌ですねー。土見君の言う通り、武器も考え方も対極にある殺し屋二人、どう決着に持っていくか、注目です!」
そう話してると、渚はカルマからナイフを奪ったのだ。上手い!っと思ってると、カルマは渚に頭突きを食らわせ、渚のナイフを吹き飛ばす
更に渚のもう一本のナイフを引き抜かせないように攻撃をし続けていた
「させないよ。その隙があったら、殴るから。気絶させてからゆっくりとどめを刺してやるからさ!」
「ぐぁ!(隙がない!!)」
その様子に俺らは・・・・
「カルマ君、わざと渚君の攻撃受けてる」
「渚の攻撃だって、効いているはずだぜ。一年みっちり鍛えられてきたんだから」
原と菅原が言うように伊達に渚も一年間共に鍛えていたから効いていないはずがない・・・
「赤羽は過程を重んずる戦闘暗殺者だ。奴は駆け引き、戦略、倒し方、その過程があるのがあいつだ。それに対する渚は純粋暗殺者だ。ただひたむきに勝利へとつながる一撃を探し続ける・・・」
「そんな潮田さんの一撃、一撃を赤羽さんは堂々と受け止める・・・つまり・・・」
「そうやって勝てば、渚君は敗北を認めざる負えないでしょう」
殺せんせーは言うように、あいつは敗北を認めさせる状況を作り上げている。どうするんだ?渚・・・
お前なら・・・・どう打開させる?
・・・見せてくれよ?渚・・・
ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!