あの秋人と勇二の喧嘩の後、俺と冷華の家に寝泊まりに来ると聞いたので急遽、材料を多目に買ったのだ。他の面子も具材を持ってくると言っていたが、さすがにそれは申し訳ないので止めた
帰宅して、俺と冷華は料理をするためのメニューを思案していた
「えーと、俺達とバカゴリラと有紗と桜の6人か。あの二人と言うか、あのバカの方は全然食べてないと思うし、久しぶりにあいつらの大好物でも作るか?」
「となれば、揚げ物系とパスタをつくりますか?」
「そうだな・・・・。パスタというか、作るならカルボナーラがいいかもしれんな?」
「他になにか作ります?」
「まぁ、うーん・・・・、刺身も作るか?ほら、この間遊馬さんが魚釣りすぎたからってくれた奴を」
「人数もいますからちょうど良いと思いますよ」
「よし!あいつらが来るまで時間はどれくらいだ?」
「二時間後に来る予定ですね」
二時間・・・ふむふむ
「冷華は、揚げ物頼んで良いか?俺は刺身とカルボナーラを作るよ」
「でもそれだと海君の負担が強い気がしますが・・・・」
「問題ない。それに・・・」
「それに・・・?」
「冷華を信頼してるからこそ頼んでるんだ」
「っ・・・わかりました!海君の期待に応えるように美味しい揚げ物作ります!!」
俺が冷華を信頼してることを言うと、目を輝かして料理を始めた。まぁ・・・・冷華の事を信頼してるのは本当だしな
「さて、俺も料理しますか!!あのバカには特に栄養しっかり取って貰わないと困るしな」
俺は横目で楽しそうに料理してる冷華を見て、自分も料理をしょうとすると共にあのバカの体も心配した。どうせ、あいつのことだから昼抜いているだろ。なにせあのバカはゲームをやり過ぎて試験の存在を忘れるほどの男だ・・。ぜったいに問題がないと言えない・・・
料理を始めて一時間半経過・・・・・
「「できた!!!!」」
俺と冷華は目の前のできた料理に安堵と喜びの声をあげたいやー、久し振りに本気の料理したぜ・・・・。そう感慨深く考えたら、インターホンがなった
ピンポーーン♪
「ん?もうきたのか?」
「早いですね?私が玄関まで迎えいきます」
「いや、冷華はここで食器等を並べる用意してくれ。俺が迎えにいくよ」
俺がそういうと冷華は納得してくれて、食器を並べてくれている間に俺は玄関へ向かってドアを開けると・・・・予想通りの人物が来ていた
「わりぃ、早すぎたか?」
「予定より早すぎた?」
「来たわよ」
「まだできていないのでしたら手伝いますが・・・?」
勇二と秋人がはやく来ていたのは驚いた・・・というか秋人が・・・
「遅刻すること無く、勇二達と来ただと・・・・!?!」
「いや、何でそんなに驚くのさ!?」
俺の驚きプリに秋人は突っ込みをいれてきた
「いや・・・ほら?お前だから・・・な?」
「「「なるほど(ね)(です)」」」
「みんなも納得しないで!?!」
俺の言葉に秋人以外は納得してくれた。だって・・・・昔をしってるから余計に驚きだ・・・・
「さて、上がるか。邪魔するぞ?」
「あぁ。上がってくれ」
「そこ!無視するな!勇二と海斗!!」
「「えっ?なんで?」」
「君たちの血の色は何色だ!?」
「「赤。それも真っ赤な赤」」
「そういうことを聞いてるのではない!!!」
やれやれと俺と勇二がため息をつくと、見かねた桜と有紗が苦笑いしながら秋人を宥めていた
「まぁまぁ、秋人君・・・上がろう?冷華ちゃんも待っていますから」
「そうよ」
「うぅぅ・・・僕に味方はいないのか!?」
「知るか。ほらいくぞ」
「いつか君たちを打ち倒す・・・・!」
「その時は返り討ちにしてやる」
「同じく」
そう話ながら俺らは冷華の待っている部屋に着くと、先まで落ち込んでいた秋人が目を輝かしていた
「僕の大好物がある!?」
「ほう・・・・また腕をあげたんだな?」
「海斗君や冷華ちゃんの手料理は美味しいですから楽しみです」
「そうね。少なくともこの二人の手料理は一度食べたら止まらなくなるわね」
そういいながら、それぞれ席につき俺らの作った手料理を食べ始めると・・・・
「!?!!!!・・・・・・おいしいぃぃぃぃーーー!この味だよ!!流石、海斗と冷華ちゃん!!」
「うるせぇよ!?まぁ、この二人の作ったのは久しぶりに食べたが・・・美味しいな」
「このエビフライも美味しいです!」
「本当にこの二人の手料理は桁が違うわ」
俺らの手料理にそれぞれが称賛を送ってくれた。ここまで美味しそうに食べてくれたら俺も冷華も作った甲斐があるもんだ・・・
暫くして俺は四人に同じ高校だったよな?と確認の意味もこめて聞くと・・・・
「そういえば、お前らも俺らと同じ高校を専願で受けるんだな?」
「うん」
「まっ、こいつの場合は専願にしてくれたら学費も大きく変わるからな。俺は単純にこいつといたら面白い予感がするから同じ高校選んだ」
「私と桜は元々そこにいきたかったらね」
「うん。有紗ちゃんと前からいくって決めていた高校だから」
なるほどな・・・・
「にしても・・・・もし同じ高校に受かれば、小学生以来か」
「ですね・・・。月日が早いですね」
すると、有紗が真剣な顔で俺のほうに睨みながらあることを話した
「小学生の時のあんたらの仲たがいは正直こちらはいい気分じゃなかったわ。特に海斗に対してはね」
「有紗ちゃん?」
「・・・・」
「勿論、他の選択があったのかは未だに分からないけど・・・・もっと私たちに頼ってほしかったってのはあるわ。海斗、あんたがどういう思いでその選択をしたのかは私たちには図り仕切れないけど・・・もう二度と・・・あんたらが仲違いするのは・・・冷華が海斗に憎しみをもって仲違いするのは見たくないの」
「すまん・・・・」
「まっ、要するに私が言いたいのは・・・同じ高校になったらもっと頼りなさい。特に海斗は私と桜に甘いスイーツを作りなさい」
「あれ?俺とか秋人になにか奢れって的なのいってくれないのか?」
「あー、あんたたちは喧嘩するほど仲良いでしょ?だからそれでいいじゃない?」
「「「喧嘩がこれまでのご褒美とか嫌だ!」」」
「えっ違うの?」
「そうなんですか!?3人とも!?」
「あれだけ喧嘩するぐらい仲良いからてっきり・・・」
「「「なんか泣けるぜ・・・・」」」
俺と勇二達は落ち込みながら一句一句ハモると冷華達は楽しそうに笑っていた
この日の夜は・・・・あの頃と同じ笑顔が溢れていた日だった・・・・
そういえば、もうすぐ受験日とバレンタインの日だな・・・・。他の連中も大丈夫かな・・・そう思いを馳せながら俺は冷華と共に、楽しんでいた
ここまで読んでいただいて有り難うございます!次回もよろしくお願いします