暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

139 / 170
バレンタインの時間 Ⅰ

2月14日・・・・

 

この日は女性にとっては聖なる戦いの日だ・・・。ちなみに俺と冷華はその二日前に受験する高校を終えた

 

まぁ、合格発表まで一週間後だが、あれだけやり込んでおけば大丈夫だな

 

そんな2月14日の朝・・・

 

俺と冷華はいつも通りに学校に行くと・・・・後ろから俺らを声かけてきた人物がいた

 

「おはよう。冷華さんに海斗」

 

「おはようございます。渚さんは昨日受験でしたのですよね?お疲れさまでした」

 

「おはよう、渚。それと昨日の受験お疲れ様」

 

「うん。二人ともありがとう」

 

受験を終えた渚はどこか吹っ切れた顔になっていた。まぁ、一段落ついたんだもんな・・・

 

「それと海斗にお礼を言いたくって・・あのときの相談のってくれてありがとう!」

 

「あのときの・・・?あぁ、お前がやりたいことを悩んでいたことの時か?」

 

「うん。さくらちゃんの言葉で目が覚めていたのと海斗に相談したお陰で僕の目指していた夢がなにかはっきりしたよ」

 

「それはよかったですね?海君」

 

「あぁ」

 

さて、何故渚が俺に相談したのか?それは秋人達と勉強した翌日の事だ・・・・。

 

その日の暗殺はまぁ・・・置いといて、その日の夜に珍しく渚が俺と冷華の家に来た

 

『いきなり俺らの家に来たのはビックリしたが・・・こんな夜遅くに来て大丈夫なのか?お母さんとか』

 

『大丈夫だよ。きちんと連絡したらOKを貰ったから来てるのさ』

 

『そうか・・・。冷華も話し参加するか?』

 

『いえ、私は今回は席を外しますので男の子二人で話し合ってください』

 

『そうか・・・すまんな?』

 

『いえいえ、失礼しますね?』

 

そう一礼して、冷華は別の部屋で待機してくれることになった

 

さて・・・

 

『渚、相談したいことはなんだ?』

 

『うん・・・海斗は将来の夢はある?僕はなりたいものが悩んでいていて・・・』

 

『夢?うーん・・・』

 

夢か・・・・俺にとっての夢は・・・

 

『俺にとっての夢は二つあるな・・・』

 

『二つ?』

 

『あぁ・・・一つはまぁ夢と言えるのか微妙だが・・・昔のように何気なく生きれることかな・・・・。ほら、俺の昔を話しただろ?そう思うとな・・・今の幸せをこれからもずっと続けたい』

 

『海斗・・・・』

 

『もう一つは・・・・この町のどこかであることをできたらいいな』

 

『あること?』

 

『あぁ。まっ、これ以上は秘密だ』

 

『ずるいよ・・・』

 

ふて腐れる渚に俺は苦笑いしながら、渚の相談は大体わかった

 

『つまり、将来の夢がわからないということか?』

 

『まぁ、大体は合ってるかな?昼間に僕の夢はわかってきたのだけど・・・』

 

『なるほどな・・・その夢は・・・先生か?』

 

『えっ!?何でわかるの!?』

 

『あってるの?勘で言ったんだが』

 

『え?!』

 

図星か・・・・やれやれ、隠し事をするのは渚にはあまり向いてないタイプだな

 

『まぁ、先生になるのが夢ならそれでいいだろ?何を相談することがある?』

 

『・・・実は、僕は殺せんせーの背中を見てきてそのうちに教師になりたいという夢を持つようになったんだけど・・・』

 

『殺せんせーみたいな先生になれるのか不安ってことか?』

 

『うん・・・』

 

『・・・渚。俺から言えるのは一つだけだ』

 

『?』

 

『“自分を信じろ”』

 

『!?』

 

『いいか?確かに殺せんせーはすごい先生だ。それにあんな先生はなかなかいないと思う。しかし、それがどうした?殺せんせーは殺せんせーだ。渚は渚でいいものがあるのだから渚なりの教師を目指したらいい』

 

『海斗・・・』

 

驚いた顔で俺のほうに見る渚だが、俺は苦笑しながら続きをいった

 

『まぁ偉そうにいったのならすまんな?だが、自分自身が決めたことを曲げるなよ?お前ならいい先生になれると俺は信じてるよ』

 

『海斗・・・ありがとう!!』

 

 

これが俺と渚の会話していたことだ。その後の受験日では吹っ切れたようにやれたみたいだな・・・・

 

そう思い出してるとE組の校舎について、教室に入ろうとすると・・・・なんか目の前でそわそわしてる奴がいた

 

「はぁ・・・何をそわそわしてる?そこの変態男?」

 

「誰が変態男だ!?朝から辛辣な言葉吐くやつは誰だ!?」

 

「俺だ」

 

「土見かよ・・・いいだろ?別に」

 

「あぁ・・わかった。バレンタインを欲しがる男の反応だな?お前?」

 

「な、何よ!?そ、そんなんじゃないんだからね!?」

 

「お前男だろ!?何急に女の子の言葉遣いになる!?」

 

「キモ!?」

 

俺のとなりにいつのまにか片岡が来ていたのだが・・あんまりそういう言葉使うな・・・

 

ところがこの変態男(岡島)は片岡の言葉に・・・

 

「何よ失礼ね!どうせ、あなたなんか安いチョコ爆買いで済ませたんでしょ!」

 

「な、な、なんですってー!」

 

「落ち着け、片岡・・・。お前も失礼なことを言わないの(はぁ・・・何で俺がメンドクセェ事をしてる?)」

 

そんなやり取りの片隅では・・・・ある乙女が机の中には何かを見つめていると

 

「おやおや~?」

 

「それを誰に渡そうというのかね~?」

 

その様子を見逃さなかった小悪魔コンビが・・・その乙女に声をかけた

 

「何言ってんの、二人とも!義理だよ義理!だ、誰に渡すかも決めてないし!」

 

「えー?俺、てっきりこの男に渡すのかと」

 

「ぎゃあぁぁぁ!!」

 

小悪魔の片方・・・・もといカルマがその乙女にある画像を見せると動揺したのだ

 

「許して下さい・・・・許してください・・・」

 

その様子に小悪魔コンビのカルマと中村は・・・

 

「(天才的演技で本心を隠し続け)」

「(殺せんせーにすら、悟らせなかったあの茅野ちゃんが・・・・)」

 

「(あのキス以来、渚への本心をまるで隠せずに縮こまっている)」

 

「(こいつらをくっつければ)」

 

「(二人まとめていじり倒せる)」

 

 

「「(おもちゃの完成だ…!)」」

 

 

未だに動揺しながら同じ言葉を繰り返す茅野をみて、小悪魔コンビは悪い顔になっていたのを誰も知らない・・・・・

 

 

 




ここまで読んでいただいて有り難うございます!次回もよろしくお願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。