暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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バレンタインの時間 Ⅱ

茅野side

 

うぅ・・・・ただでさえ渚にどう渡そうか悩んでいたのに・・・ばれたくない二人にばれた・・・・

 

そんな少し落ち込んでいる私とカルマ君と中村さんは他の生徒には知られないように今、外の校舎で話をしていた

 

「あいつ、自己評価低いからねぇ。自分が異性に好かれるなんて、思ってもない」

 

「これにしたって、茅野に悪いことしたって恐縮しきりだし、ちゃんと言わなきゃたぶん永遠に伝わらないよ」

 

中村さんの言葉に続くようにカルマ君も頷きながら言ってきたのだが・・・分かってるけど・・分かってるけど・・・

 

「そ、その・・・・芝居の恋だったら何度もやったし、勉強もしたけど、リアルで同級生を好きになるなんて経験ないし…。どんな顔してチョコ渡していいか・・・」

 

「(あぁ、どうやら完璧に恋する乙女のあれだ・・・やれやれ、お節介なりに手伝いますか)ならさ、茅野ちゃんのためにも偵察しようぜ。隠密訓練の実戦さ」

 

「え?」

 

 

どう言うことだろ?と思いながらも一緒に行動することに・・・

 

 

 

CASE.1 杉野・神崎

 

私はE組の校舎の屋根で隠れて見ていたのだが・・・正直少しだけ引いている

 

「よしゃ!!!よし!よし、よし、よーーし!!!」

 

「よかった・・・。喜んでくれて」

 

杉野が喜んでる姿に神崎さんは落ち着いているけど・・・なんか、怖すぎない!?今の杉野は明らかに興奮しすぎてるよ!?

 

「杉野はもらって狂喜してるけど、あげた神崎さんは平然としてるからたぶん、義理だね」

 

「す、杉野・・・怖ぇな」

 

「うん・・・」

 

なんか・・・神崎さんは杉野に対してどう思ってるんだろう・・・?もしかって・・・?いやでも、杉野だし・・・少しだけ杉野がどうなるのか応援したくなったのは秘密・・・

 

 

CASE.2 千葉・速水

 

タンッ!タンッ!と的に向かって発砲した千葉君の弾は全部命中した。その全部命中するのを見届けた速水さんは感嘆な声をあげた

 

「すごっ、粒チョコでも命中率落ちないなんて・・・約束通り、残弾全てあげる」

 

そういって速水さんは懐に入っていた粒チョコのケースを千葉君に向かって投げた

 

「サンキュー」

 

「尊敬してる。これからもよろしくね」

 

「あぁ」

 

そんな様子に私達はというと・・・・

 

「あの二人の射程距離間は独特だねぇ」

 

「まねできないし、本命か義理かも分からないよ」

 

「まぁ、次は別の偵察にいこう」

 

カルマ君がそういうと次の方に移り、私達も後を続けて追いかけた

 

CASE.3 寺坂組

 

「思いのこもった手作りチョコ・・・愛の手紙つきよ。返事待ってるから」

 

「思いじゃなくて、呪いだろ・・・」

 

うん・・・・遠くで見てる私でもそう思うよ・・・。あれ?カルマ君が舌打ちしてるけどどうしたんだろう?

 

「先越されたかー。寺坂の下駄箱に仕込もうと、奥田さんにチョコ作ってもらったのに・・・『上手に市販化できました!』っていって作ってくれたのになー」

 

「チョコをチョコと思わない輩が暗躍してる!!」

 

カルマ君・・・・チョコをなんだと思ってるのさ・・・。そして、奥田さんは一体何をしたんだろう・・・??

 

CASE.4 磯貝・片岡

 

「うぉぉぉぉ!?!いいのか?!こんなにもらって!?」

 

私達は先と同様に遠く眺めながら、磯貝くんの様子を見ていた。ものすごく目が輝いてるのはかなり興奮してるからだろう・・・

 

「妹さん、弟さんらと一緒に食べて、めちゃくちゃ安いスーパーの業務用なんだけどさ、チャリで往復4時間」

 

「えっ・・・?入試前だろ?大丈夫なのか?」

 

「平気。私の本命も受験日まで日はあるもん。公立にする、磯貝君と同じ高校だよ」

 

「そっか。一緒に受かれたらいいな」

 

「うん。けれどよかったの?土見君の受験する学校の選択はあったのでしょ?」

 

えっ!?それ初耳なんだけど!?と思いながらも私達は驚きながらも黙って聞いていた

 

「最初は海斗と冷ちゃんと同じ高校通うのも考えていたけど、悩んだ末やっぱり公立でいく選択するよ」

 

「そう。土見君達は知ってるの?」

 

「あぁ。あいつは『悠馬の人生だからそう決めたならそうしたらいいよ。困ったときは協力する』って言ってたし、高校行ってもあの頃とは違って連絡もとれるしな」

 

そういう磯貝くんの顔を見るとスッキリした顔で話していた。やっぱり、土見君と磯貝君は本当に親友なんだね・・・・凄く信頼しあってるのが分かる

 

「なら最後にもう一組見ていこう?」

 

「「もう一組??」」

 

カルマ君の言葉に私も中村さんも???ってなっていた。他に見る組み合ったかな?

 

 

 

 

 

 

 

CASE.5

 

E組専用のプール付近に私達は着くと・・・・

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

静かに水の流れる音を聴きながら座りながら佇んでいる土見君と冷華ちゃんがいた

 

だけど・・・

 

「なんか雰囲気重たくない?」

 

「うん・・・」

 

「・・・・(何を話してるんだろ?)」

 

私達は気になりながら気配をしっかり消して眺めていると・・・土見君が冷華ちゃんの体を横に倒して膝枕をしたのだ

 

えっ!?!ど、どういうこと??

 

「おい、そこの隠れてる三人静かに出てこい。特に写真を撮ろうとかたくらんでる奴は・・・覚悟しとけ」

 

「「(気づかれていた!?)」」

 

「やっぱりあいつは規格外かな?出るよ?二人とも」

 

私達はカルマ君の言う通りに出て土見君の方に向かうと普段より声小さく喋っていた

 

「ったく・・・こそこそ隠れるなんて何考えてるんだ?」

 

「イヤーごめんごめん。・・って言いたいところだけど」

 

「冷華ちゃんは寝てるの?土見君」

 

土見君の膝枕で幸せそうに寝ている冷華ちゃんを見て、私は土見君に質問すると、滅多に見せない優しげな顔で冷華ちゃんの頭を撫でていた

 

「あぁ。ここ最近は本当に冷華に心配かけてしまって申し訳ない」

 

「「「・・・・・」」」

 

「なんだ?」

 

「いや、海斗が優しげな顔出すのあまりにも珍しくって驚いた・・・」

 

「「うんうん」」

 

 

カルマ君の言葉に私達が頷くと、土見君はため息ついていた

 

「お前ら失礼だな」

 

「いや、転校初日にあんまり関わるなっ的なのをいっていたあんたに言われたくない」

 

「あれは紛れもなくあの時のは本音でいっているからな」

 

「でも、土見君・・・本当に冷華ちゃんと仲直りしてよかったね」

 

「・・・あぁ」

 

私の言葉に土見君はより一層に優しげな顔で冷華ちゃんの頭を撫でると冷華ちゃんは嬉しいのか笑顔で寝言をいっていた

 

「海君・・・・♪」

 

「はいはい。どこにもいかないよ・・・冷ちゃん」

 

「・・・そろそろ失礼するよ。お邪魔みたいだからね」

 

カルマ君が苦笑いしながら動こうとすると、土見君が・・・

 

「念のためにいっとくがバレンタインはもう貰ったからな?」

 

「だろうね」

 

そういい終えると私達は土見君と冷華ちゃんの時間は邪魔しないように早期に去り、残ったのは二人だけ・・・

 

 

 

 

海斗side

 

ふぅ・・・あいつらの気配はもうないな・・・・俺は膝枕で寝ている冷華を優しく頭撫でながら眺めていた

 

「海君・・・大好き・・・♪」

 

「ありがとう・・・。冷華・・・いや、冷ちゃん・・俺は何処も行かないよ?だから今はゆっくりお休み」

 

優しく大切な家族当然の冷華の頭撫でると嬉しそうな寝顔で笑っていた

 

 

冷華のその優しい心と笑顔は・・・必ず守り抜く・・・・




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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