暗殺教室 少年の求めていたもの   作:絆と愛に飢えるシリアス

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バレンタインの時間 Ⅲ

茅野side

 

私達は土見君達と少し話した後、E組の校舎に向かいながら話をしていた

 

「ね?目的も渡し方も人それぞれ」

 

「茅野ちゃんなりに伝えたい一言添えりゃ、十分じゃね?」

 

「ありがとう、二人とも」

 

今日、私の悩みごとに相談乗ってくれた二人にお礼を言うと中村さんがある方向に問題がありますと言わんばかりの顔でその方向を眺めていた

 

「ただ、問題は・・あのゴシップたこに観察されんのが腹立つよねぇ」

 

「その辺はまかせて。茅野ちゃん、例のあれ持ってきてくれた?」

 

「えっ?う、うん」

 

私はカルマ君に頼まれていたものを渡すと、カルマ君は私に笑顔で言った

 

「それ使えば殺せんせーの動きを封じれるはずたから、茅野ちゃんは思う存分、チョコをあいつに渡しておいで」

 

「うん」

 

私はカルマ君達にお礼をいって教室の前に立つが・・・・先から心臓の音が止まらないよぉ!!緊張が止まりそうにないし・・・うぅ、何て言おう・・・!!

 

よし!茅野カエデ!もとい、雪村あかり!!今こそ天才子役として言われていた私よ!頑張ってわたそう!!

 

そう決心して教室のドアを開けようとすると・・・・

 

「俺宛のチョコはどこだ!?ないわけがねぇ!誰かが山にでも隠したな!?見とけ渚!このままゼロ個では終わらんぞ!」

 

「あっ!」

 

「うぉおぉぉぉ!!俺のチョコは何処だ!!!!!!」

 

 

そう叫びながら岡島君は全速力で駆け出していった。涙を流しながら走っていたのは気のせいだと思いたい・・・・

 

出ていった岡島君の方向を眺めていた渚に私は意を決して呼び掛けた

 

「な、渚!!」

 

「・・・?茅野??」

 

「(やばい・・・・ばくばくして考えらんない!・・・どんな顔をして、どんな言葉で渡せばいいの)な、渚はさ、進路もう決めたの?」

 

「うーん、なりたいものは見えてきたけど・・・今のところなれる自信はあまりなくて」

 

私はその言葉であることに気づいた

 

「(たぶん、先生だ。超生物や殺し屋としてじゃなく、先生としての殺せんせーに憧れの視線を向けてきたから)」

 

「あっ、木の上にいるの、殺せんせーだ。一心不乱に何かを見てる・・」

 

その瞬間、すっと殺せんせーに向かって銃口を向けた

 

「!」

 

「・・・射程外かー。そう、簡単に狙わせくれないな」

 

「そうか・・・。まっすぐ向いている渚の顔を私は好きになったんだ。家族も復讐も失った私が空っぽにならずに済んだのは渚が私を殺してくれたから。私に向けた殺し屋のまっすぐな殺意が心の穴を温かく満たしてくれたから・・)」

 

なら、どんな言葉、どういう顔で渡したらいいかもう決めた!

 

「渚!ありがとう!一年間、いつも隣にいてくれて・・・はい!」

 

渚にチョコを渡すと渚はビックリしていた

 

「僕に?」

 

「そう!はいはい、任務完了お疲れ様!」

 

「お礼を言うのはこっちの方じゃ・・・??」

 

「(渚はまっすぐ前を向いている。隣の私がわき見をさせちゃいけないと思う。彼への感謝に何をしてあげたいから・・)うぅん、これからもよろしくね?渚!」

 

 

ちらりと外に隠れているカルマ君と中村さんの方に目を見やると二人は苦笑いしながらもばれないように隠れてくれていた

 

私は・・自慢の演技の刃で、最高の笑顔で応援するよ。だから今はこの思いはまだ隠しておこう・・・

 

 

 

 

カルマside

 

やれやれ、ここまでアシストはしたけど・・・まさかそういう選択とるなんてね・・・

 

「ここ一番では、自分を殺して他人の為に。ああいうとこは雪村先生に似てんのかねぇ?」

 

「あーあー、けなげだわねぇ。(・・あんま、けなげじゃ私が横取りできないじゃん・・・)」

 

「ん?なんか言った?」

 

今中村が何か言ったような気がしたけど・・・?気のせいか?

 

「別に―。そんなことより、殺せんせーは何をあんなに夢中で見てるの?」

 

「あぁ、茅野ちゃんに頼んで、チョコと一筆添えたある写真を目立つとこに」

 

「写真?」

 

そう、茅野ちゃんから貰った写真は殺せんせーにはやはり有効だったみたい・・・あんなに効くならちゃんと暗殺に組み込めばよかったなー

 

そう思いながらも俺も中村もそれぞれの帰宅へとむかった。まぁ、ハッピーバレンタインデーってやつ?

 

・・・・今の楽しい生活ももうすぐ終わるのは寂しいけどね

 

 

 

 

オマケ

 

土見side

 

俺は優しく冷華の眠り妨げないように静かにしていたのだが・・・

 

「俺のチョコは何処だーーーー!!!!!!」

 

「!?」

 

「んっ・・・海君・・?」

 

「まだもうすこしだけ寝ていいよ?」

 

「いえ・・もう起きて大丈夫ですので」

 

そうか・・・もう少しだけ冷華の寝顔眺めたかったのは秘密だ

 

しかし・・あの叫びは岡島だな?ったく・・・本当なら怒りたいが今日はバレンタインデーの日だし、冷華と静かな時間を過ごせたから制裁はなしだな

 

 

 

 

 

この日の夜は俺と冷華はいつもよりたくさん食べながら楽しく会話していたのはここだけの話だ・・・

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます!次回も宜しくお願いします!
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