俺は今、病院の先生と今後の事を話す前に今回の入院検査の結果を聞いていた
「まず、肺画像CTは問題はなかったわ。脳もね」
「ほっ・・・」
「だけど、心臓の方は悪くはなってはいないけど・・・良くもなっていないわ」
「・・・・」
「1つ聞きたいけど貴方の担任は・・・どんな先生なの?」
なぜそんな質問を?と思いながらも目をそらすことなく俺は向き合って質問を答えた
「俺にとっては・・・あの世間ではどんな危険扱いされようが、俺にとっても恩人です。だからこそ・・・俺はあの人のためにも・・・今を向き合って生きれるのです」
「そう・・・・。土見君、人はいつかは死ぬけど・・・後悔ない生き方をしなさい」
「はい」
「それと今日の午後に退院しなさい。四時くらいに迎え来てもらうようにしたら?」
「わかりました。・・・西条先生、俺は先生に一つ聞きたいことがあります」
俺はどうしても気になることがあったので今聞いておきたかった
「なにかしら?これでもあなたよりは先に人生を少し歩んできたから答えれる範囲ならね」
「先生にとって・・・・・これだけは譲れないものはありますか?」
「譲れないものか・・・。たくさんあるけど・・・私の信念かな?」
「信念・・・ですか?」
「えぇ、私の信念はね・・・今を必死にいきようとしてる人達をサポートしたいの。つまり、今を生きる人たちの助けになりたい」
今をいきる人たちか・・・・
「有り難うございます」
「なら私も一つ質問よ。貴方にとっての意思・譲れないものは?」
「俺の意思・譲れないものは、次世代を・・これからの子らを守り抜くのが俺の・・・意思でもあり譲れないものですよ。先生」
先生の問いに俺は答えてお世話になりましたと伝えて出ていった。そう・・・俺は冷華や秋人達、E組の仲間達・・・そして・・・これから生まれるであろう遊馬さん達の子供を守り抜くのが・・・俺の譲れないものだ・・・
そして、俺はここの退院の手続きを終えて病院から出ていった。荷物は遊馬さんが引き取ってくれていたから俺はそんなに退院するまで時間かからなかった
そして程しなく、遊馬さんが迎えに来てくれて俺は冷華には頼めなかった荷物を家から急いでとり遊馬さんの家についた
「来たのね、海ちゃん」
「えぇ、来ましたが・・・もう今月生まれる予定なのに大丈夫ですか?」
「うふふ、大丈夫よ」
「海君、遊馬さん達が大事な話あると」
「大事な話・・・」
俺はその言葉に緊張してしまった。まさか、殺せんせーのことか?
「安心しろ、今回の事じゃないからな」
「じゃあなんなんですか?」
「冷華、海斗・・・これはお前達にとっても大事な話だ。お前達の母親紅葉さんに関係する事だ」
「お母様に?」
「あぁ、多分聞いていないと思うが・・・氷華と紅葉さんは姉妹だ」
「「えっ?」」
「つまり、俺達の生まれる子とお前達は年の離れた従兄弟になる」
「・・・ッちょっと待った!?つまり、冷華は・・・まだ家族がいたと言うことですか?」
「そうだ。だが一つ訂正あるぞ?海斗」
「えっ?」
「私も同じ意見よ。海ちゃん・・・貴方も私たちにとっては家族当然よ」
「っ!」
俺はその言葉に少しだけ・・・少しだけ心が響いた。家族・・・
「それとね、姉さんから貴方の出生も聞いてるわ」
「「!?!」」
「俺もな。だが、それがどうした?お前は・・・芙蓉紅葉さんの大切な息子の土見海斗だろ?生まれは関係ないぞ」
「貴方は姉さんにとっても私達にとっても・・・大切な子供よ。血の繋がりは関係ないわ」
「氷華さん・・・遊馬さん・・・」
「それと・・・最後にこれはいっていいのか分からないが・・・もしかったら紅葉さんは・・・生きてるかもしれない・・・」
「「え?!」」
どういう事だ・・・・母さんはあのときにダークネスに殺されたはずでは・・・?待てよ?
「(俺は確かに母さんの目の前で刺されるのは見た・・・だが遺体は埋めたとか言いながらも埋葬されたり、別れの姿は見てない・・・)どうしてそう考えたんですか?」
「俺達は紅葉さんの死ぬ姿・・・別れる姿は見てない。何より、世間にニュースなってないのなら何か動いてる可能性があると思う」
「生きてる可能性は低いけどね・・・もしかったら本当に死んでるかもしれないけど・・ね」
母さんが生きていたら何故、今まで会えないことになっていた?それに何で死んだことに俺らに伝えたんだ?
分からないが・・・今はその考えをおこう
「色々と思考がごちゃごちゃになってますが・・・とにかく今は目の前の事に考えます」
「私もです」
「あぁ。それと・・・今はどうしたいか考えろ」
「私はそろそろ安静するわ。悪いけど退席するわね」
「あっなら、私も着いていきます」
氷華さんを付き添うように冷華は動いて部屋を出ていったので、俺と遊馬さんだけとなった
「「・・・」」
ど、どう話したらいいんだ?今頭の中にパニック過ぎて整理つかない!!
「海斗よ」
「は、はい!」
「お前はどうしたいんだ?」
「何がですか・・・?」
「・・・お前はあの超生物が死んでもいいと思うか」
「いいわけないじゃないですか・・・!俺はあの人に救われた部分はたくさんある」
「そうか・・・。お前は今の負の感情・・・溜まりすぎだ」
「えっ、な、なにを・・・」
「さらけ出せ・・・・」
「!?」
遊馬さんは今の俺の心のうちを読んでいるかのようにじっと見ていた。俺は目をそらせずじっと見つめ返したら遊馬さんが言った
「悲しみも恐れも憤りも・・・なにもかも全部吐き出せ・・・そして・・・それからどうしたいか決めろ・・・。今は俺とお前しかない・・・たっぷり吐くんだ」
「っ、遊馬さんは本当にずるい・・・。俺の事をよく知ってますね・・・」
「これでもお前の小さい頃を知ってるからな」
俺の言葉に遊馬さんはしたり顔でにやけながら言った。この人は本当に俺の心を読みすぎだろ・・・
「遊馬さん・・・俺は・・・悔しい。あいつらにとっても恩師が今あんな目に遭ってるのに助けれないのが悔しい!そして、あいつらが恩師の死で人生狂わないか俺は怖い・・・!」
「そうだな・・・」
「だからこそ・・・もう俺は迷いたくない!あいつらのためにも・・・冷華のためにも!!」
「そうか・・・ならお前はどうしたい?そのままそこで止まるのか?」
「俺は・・・・」
遊馬さんの問いに静かに目を閉じると・・・いつも憎たらしくも優しく俺らを見守ってくれた殺せんせー、幼い頃にお母さんと笑顔で手を繋いで3人で帰ったあの頃・・・そして、E組の仲間の顔が思い浮かんだ・・・
「俺は・・・あいつらの力になりたいから・・・もう一度立ち上がる!そして、恩師に会って話したい!!」
「フッ・・・なら次の行動はどうとるべきか分かるだろ?」
「はい!」
なら俺は仲間に連絡を取って行動を起こし始めるだけだ!そう決めたら早速冷華を呼んであいつらと話しないと!
そう決めた俺は冷華のいる部屋に向かった。まずあいつらと話し合いながら作戦を決めないとな
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